北戸蔦別岳カール周辺
- GPS
- 224:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,783m
- 下り
- 3,764m
天候 | 7/4 晴れ後曇り時々雨 7/5 曇り時々晴れ午後一時雷雨 7/6 晴れ後曇り 7/7 快晴 7/8 快晴後曇り 7/9 雷雨後曇り後雷雨 7/10 曇り時々小雨 7/11 小雨時々曇り 7/12 曇り |
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アクセス |
感想
7/4;地質の卒論調査。秋のヒマラヤ行を控え、後戻りできない大事なフィールド調査となる。10日分の食料、装備を背負って入山。余りにも重い荷物の為、約70m標高をかせいでは休み、休み、歩をすすめる。・1807周辺は岩塔状となったかんらん岩露頭が多数あり。風化に強い斜方輝石が表面に残るため、細かな凸凹となるようだ。この日の北トッタベツ岳カールはガスの為上部から視界が利かないので、まずはAdvanced Base Campを北トッタベツ岳西の肩となる小ピークの東側、雪渓上に設置する。初の単独地質調査にワクワクしながら寝る。
二股沢取水口(8:30)→・1807(15:00)→北トッタベツ岳西の肩(15:30)C1
7/5;2日目。頂上までの東西稜線と頂上周辺の露頭調査で、ターゲットとなるキュムレートの分布範囲を押さえる。夕方、頂上でぼんやり景色を眺めていると、ピパイロアタック帰りの歯の欠けたおじさんに会う。ABCに帰り着くなり雷とともに激雨。
7/6;3日目。頂上周辺と国境稜線(南)の調査。重要な露頭の詳細スケッチも開始。
7/7;4日目。国境稜線(北)及び頂上東のトッタベツ流域側の調査。キュムレートの層状構造でおおまかな柱状図できる。午後からBC設置とカールバンド調査開始。カール底に別テントを設置。ここを本来のB.C.とする。ヒマラヤから帰ってくるまで、大半のサンプルをここにデポしておく予定。層状キュムレートの典型的な写真も撮影。露頭はいずれも風化激しいため、転石でしか良いもの見当たらず。
7/8;5日目。国境稜線(北)調査終了。あとは適当にサンプリング。ピパイロをバックに花の咲き乱れる稜線の写真を撮る。ABC南側斜面で層状かんらん岩の観察とおみやげの岩片採取。
7/9:6日目。ABC西方、糠平山側の露頭調査。
7/10;7日目。カールバンド調査。3ノ沢を1460m地点まで下り、岩体の端部を押さえる。
7/11;8日目。カールバンド調査。
7/12;9日目;調査最終日。カールバンドで一番重要と思われるルンゼ2本の詳細調査とサンプリング。後にこれがマスター論文へとつながる大(?)発見(日高の成り立ちにとっては)となった。
7/13;10日目。ヨレヨレと下山。栄養失調気味か?
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