追憶の山・国体予選(鋸山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 477m
- 下り
- 494m
コースタイム
3日:小保田-下貫沢-群界尾根-鋸山-浜金谷
アクセス |
利用交通機関:
電車
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感想
二年になり総体予選は他の部員に譲り、競技としてはより厳しいとされていた国体予選に臨んだ。千葉の鋸山だが実際には小保田からほぼバリエーションルート、道なき道をヤブ漕ぎをしながらオリエンテーリングのように5つのポイントをたどり群界尾根を鋸山山頂を目指すというものだった。読図力と踏破力が試される競技。ちなみに一人20kgほど背負うためザックに砂袋を詰めて歩くことになる。今振り返るとほとんど踏み跡もないところをよく大会側は設定したものだ、今の自分ならすぐに迷い遭難だ。出発前の開会式では自分たちの引率顧問がTシャツ参加し怒られていた。数年後、彼は私たちの仲人さんになって頂く。
出だしからひどいヤブ。当時はニッカボッカだがストッキングの上から容赦なく蚊が襲う。スタート順で最後から二番目であったがCポイントまでに三番手まで順位を上げていた。しかしここからさすがにきつくなる。ヤブのなかで4時間ほど過ぎたころには抜いたはずの後続の姿が後ろに見えるようになった。踏ん張る。群界尾根の稜線にでた、読図にある窪地も過ぎたあとすこし。二番手にあがる。頂上にそのまま到着。一番手は昨年の総体予選でも負けたライバル校。結果は後日郵送とのことでなんだかしまりなく海岸線に向かう。いつの間にかライバル校と浜辺まで一緒に。競技のこと、学校のこと、自分のこと、いろいろと話したがほとんど忘れてしまった。いいヤツらだった。彼らに結果負けてしまった。二位には国体出場の権利はない。後輩育成のため三年は競技に出ない部方針が決まったため、私の山競技はこれで卒業となった。
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