二百名山183座目:暑寒別岳

2022年08月15日(月) [日帰り]

• GPS: 09:15
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,210m
• 下り: 1,214m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:34
• 休憩: 1:42
• 合計: 9:16

距離 16.5km 登り 1,210m 下り 1,215m

5:24 スタート地点
6:28 佐上台
7:33 暑寒コース５合目
8:41 8:47 暑寒コース８合目（屏風岩）
9:40 コース分岐
9:50 11:15 暑寒別岳
11:24 コース分岐
11:57 11:58 暑寒コース８合目（屏風岩）
12:53 暑寒コース５合目
13:36 13:46 佐上台
14:40 ゴール地点

天候

晴→曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

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撮影機器：

ILCE-7C SONY

HERO9 Black GoPro

感想

Icchyou

北海道ツーリング登山第二弾！

ニセカウ下山後に宗谷岬で友との暁の約束を終え
快晴のオロロンラインを南下し通りすがるライダーとヤエー祭りを楽しんだ後は
再び孤独に山と向き合う時間が始まる。

次なる山は残り少ない二百名山の暑寒別岳だ。
登山口で一睡し目覚めるとすぐ横には立派な出立ちの暑寒荘。
中で寝れば良かったかな・・・( ´Д`)
内部調査は後回しして植物を楽しみつつ樹林を進む。

五合目付近まで来ると登山道は稜線に乗り始め
背後に留萌の街並みと海が！
地理的に絶対海は綺麗に見えると思ってたし読み通り！( ゜∀ ゜)
しかし進む先は天気予報の読みとは違い
分厚い雲が広がっていた・・・

天候に不安を抱きつつ8合目の屏風岩を超え
ピークへの急登にさしかかった時だった。
突如左の草むらから轟音が鳴り響き
「ハァー、ハァー」というケダモノの呼吸が聴こえた。

・・・いる(((°Д°)))
姿は見えないがヤツが近くにいることは明白。
全身に緊張が走り動けなくなる。
「まじかよ・・頼むから出てくんなよ・・？」
とスプレーを握りしめ様子を伺う。

暫くすると呼吸と物音は遠のいたので
慎重に急登を登りなんとか危険地帯をクリア。
あぁーヤベェ、今年一番緊張したわ・・・( ´Д`)

先行した登山者が降りてきたので話を聞くと
その人も同じ体験をしたと言う。
どうもこの近辺に滞在している様子(((°Д°)))
そしてもっとヤバいのが狩場山
という情報も教えてくれた。

後日登る予定だったので更にテンション急降下😇
そんな状態で到達した頂は霧で真っ白の世界で
絶望の淵に叩き落とされる('A`)
・・・畜生！こんな時はもう山飯で
テンション上げるしかねぇ！！( ꒪﹃ ꒪)

いつも通り山の主になり
ヘリノックスで1時間ふんぞり返っていたら
山も折れてくれてちょっとだけ景色を見せてくれた😏
南暑寒別岳への稜線と雨竜沼湿原。
そして名前不明の鋭峰二つが周囲を取り囲んでいる！

思ったより海は見えないな・・・
いや、この白い雲の先にはきっと蒼海が広がっているのだろう。
また来いってことだな！
・・・熊的にあんまり来たくないけど('A`)←

とりあえず満足して下山開始。
先ほどの場所は多数の登山者が騒いだからか
熊の気配は遠ざかっていた( ´Д`)=3
歩きやすい尾根をひた下り最後は暑寒荘の調査へ。

中は綺麗で水道、食器、部屋も複数あるという
有料レベルの立派な山小屋！
中には誰もいなかったが宿泊するであろう
登山者の宴の準備が着々と進んでいたw

羆との接近という貴重な経験をさせてくれた暑寒別岳(-人-)
まだまだ北海道の旅はこれから。最後まで気を抜かずに行くぞ。
二百名山183座目・踏破！

★ルートレビュー★
難易度:B
登山道自体に危険はありませんがやはり特筆すべきは羆との遭遇率の高さ。
かなり目撃情報が多い山なので早朝、夕方、ソロ山行は避け
鈴、スプレー、ホイッスル、鉈、ヘルメットなど
可能な限りのクマ対策装備を持ち歩くことを推奨します。

体力度:C
標高1492m 標高差1206m 平均斜度12.6°登り5:25(8.0km) 下り4:00(8.0km)
距離と標高差は大きく日帰りではハードな部類に入ります。
このキツさに加え熊への警戒心を張り続ける必要があるため精神的負荷も多大です。

展望:B
3合目付近から背後に留萌の街並みと海が見え始め6合目に滝見台で視界は全開。
再び樹林に入る区間を挟み8合目の屏風岩からまた視界が開けます。
山頂からは南暑寒別岳や雨竜沼湿原の眺望。
そして快晴であれば周囲を取り囲む海岸線の全てが見えるはず！

総評:C
長い工程＆熊への緊張感がある反面視界が効く場所も多く山頂は絶景。
緩急のバランス良く総じて楽しめますが下山した後にすべての疲労が一気に襲ってきます。
心身共に鍛えてから登りましょう！

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