ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4626079
全員に公開
沢登り
中国山地西部

天上山 滝谷川左谷〜右谷

2022年08月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:46
距離
6.5km
登り
709m
下り
694m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:24
休憩
0:43
合計
6:07
9:20
16
林道天上滝谷線の橋手前
9:36
9:36
21
龍頭の滝入口
9:57
10:25
63
左谷龍頭の滝
11:28
11:38
75
左谷二俣
12:53
12:58
24
右谷との中間尾根
13:22
13:22
104
右谷本流出会い
15:06
15:06
21
林道天上滝谷線
15:27
林道天上滝谷線の橋手前
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯来方面からだと国道433号を新松原橋手前で左折し、林道天上滝谷線に入る。入口に落石のため通行止めの看板があり、最初の橋にゲートがあるので、橋の手前の何かの施設隣りの空き地に駐車(3台程度)。下山時、別の車があり、この下の川でBBQをしている人がいてびっくりした。
コース状況/
危険箇所等
滝谷川左谷の龍頭の滝探勝路の橋は壊れており危険。谷沿いの登山道も荒廃しており通行困難。左谷右沢には、植林作業道らしい踏み跡がある。右谷沿いの地形図の破線図の路は、残っている部分もあるが、滝の高巻き部分が荒廃しており危険。
その他周辺情報 国道433号に湯の山温泉
林道天上滝谷線の龍頭の滝の入口の案内板に従って、滝谷川右谷にかかる橋を渡り、左谷に入渓。ナメと渕が続く。
2022年08月27日 09:51撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 9:51
林道天上滝谷線の龍頭の滝の入口の案内板に従って、滝谷川右谷にかかる橋を渡り、左谷に入渓。ナメと渕が続く。
途中のF1 (4m)。右から登っていくと、20分ほどで龍頭の滝につく。
2022年08月27日 09:53撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 9:53
途中のF1 (4m)。右から登っていくと、20分ほどで龍頭の滝につく。
龍頭の滝 F2 (16m)。明るい花崗岩を末広がりに落ちる水が光を反射して美しい。広く深い滝つぼを有しているが、その空間は神秘的だ。右より高巻いて落ち口へ。
2022年08月27日 09:58撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 9:58
龍頭の滝 F2 (16m)。明るい花崗岩を末広がりに落ちる水が光を反射して美しい。広く深い滝つぼを有しているが、その空間は神秘的だ。右より高巻いて落ち口へ。
龍頭の滝2段目 F3 (4m)。上に壊れた滝見の橋が放置されている。ハーケンでも打てば、登れるかもしれないが、無理はせず。
2022年08月27日 10:05撮影 by  503SH, SHARP
8/27 10:05
龍頭の滝2段目 F3 (4m)。上に壊れた滝見の橋が放置されている。ハーケンでも打てば、登れるかもしれないが、無理はせず。
滝見の橋は壊れているので、渡るのをためらい、左岸の巻き道を探したが、岩壁沿いで崩壊しており危険と判断し、仕方なく橋を渡って、3段目 F4 (4m)へ出て、右岸を巻く踏み跡をたどる。
2022年08月27日 10:25撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 10:25
滝見の橋は壊れているので、渡るのをためらい、左岸の巻き道を探したが、岩壁沿いで崩壊しており危険と判断し、仕方なく橋を渡って、3段目 F4 (4m)へ出て、右岸を巻く踏み跡をたどる。
龍頭の滝の上はナメになっている。最近雨が少ないせいか、ぬめりが強く、すべって全身が濡れてしまった。花崗岩を穿った長く深い穴、湯来の民話で紹介されている⛬馬のタライであろうか。その先に トイ状斜滝F5 (4m)。
2022年08月27日 10:31撮影 by  503SH, SHARP
8/27 10:31
龍頭の滝の上はナメになっている。最近雨が少ないせいか、ぬめりが強く、すべって全身が濡れてしまった。花崗岩を穿った長く深い穴、湯来の民話で紹介されている⛬馬のタライであろうか。その先に トイ状斜滝F5 (4m)。
すばらしいナメが続いた。
2022年08月27日 10:34撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 10:34
すばらしいナメが続いた。
川幅いっぱいの滝。幻想的だ。
2022年08月27日 10:35撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 10:35
川幅いっぱいの滝。幻想的だ。
深い淵の先の F6 (2m)。
2022年08月27日 10:46撮影 by  503SH, SHARP
8/27 10:46
深い淵の先の F6 (2m)。
エメラルドグリーンの渕と小滝が続く。
2022年08月27日 10:53撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 10:53
エメラルドグリーンの渕と小滝が続く。
ナメと幅広滝 F7 (2m)。
2022年08月27日 10:58撮影 by  503SH, SHARP
8/27 10:58
ナメと幅広滝 F7 (2m)。
ミニゴルジュに F8 (3m)。左手前より樹林帯に上がり高巻く。
2022年08月27日 11:08撮影 by  503SH, SHARP
8/27 11:08
ミニゴルジュに F8 (3m)。左手前より樹林帯に上がり高巻く。
狭まった谷にナメ滝と渕が連続する5段滝 F9 (7m)。
2022年08月27日 11:13撮影 by  503SH, SHARP
8/27 11:13
狭まった谷にナメ滝と渕が連続する5段滝 F9 (7m)。
片側ゴルジュのトイ状斜滝 F10 (10m)。
2022年08月27日 11:16撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 11:16
片側ゴルジュのトイ状斜滝 F10 (10m)。
ゴルジュの先で谷が左に直角に曲がり大滝F11が現れた。「緑の回廊」で紹介されている根無滝であろうか?
2022年08月27日 11:20撮影 by  503SH, SHARP
8/27 11:20
ゴルジュの先で谷が左に直角に曲がり大滝F11が現れた。「緑の回廊」で紹介されている根無滝であろうか?
大滝F11 (10m)。傾斜がそれほどなく、左より巻ける。
2022年08月27日 11:21撮影 by  503SH, SHARP
8/27 11:21
大滝F11 (10m)。傾斜がそれほどなく、左より巻ける。
ナメで出会う二俣(大谷口分岐)。また、加藤武三「広島をめぐる山と谷」によれば、槍の跡とも俚称する。本流の左沢は天上山に突き上げるが、右沢を詰めていく。
2022年08月27日 11:28撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 11:28
ナメで出会う二俣(大谷口分岐)。また、加藤武三「広島をめぐる山と谷」によれば、槍の跡とも俚称する。本流の左沢は天上山に突き上げるが、右沢を詰めていく。
花崗岩を穿つ斜滝F12 (2m)。
2022年08月27日 12:00撮影 by  503SH, SHARP
8/27 12:00
花崗岩を穿つ斜滝F12 (2m)。
斜滝F13 (7m)。右をずりあがる。
2022年08月27日 12:08撮影 by  503SH, SHARP
8/27 12:08
斜滝F13 (7m)。右をずりあがる。
ナメ滝 F14 (4m)。
2022年08月27日 12:12撮影 by  503SH, SHARP
8/27 12:12
ナメ滝 F14 (4m)。
奥二俣を右に取り、滝谷川右谷との中間尾根のゆるい鞍部をめざして詰めていく。シラカシ林の下は腰ほどの笹藪。
2022年08月27日 12:43撮影 by  503SH, SHARP
8/27 12:43
奥二俣を右に取り、滝谷川右谷との中間尾根のゆるい鞍部をめざして詰めていく。シラカシ林の下は腰ほどの笹藪。
中間尾根より下降する右谷の枝沢を見下ろす。樅、ブナなどの林の中の笹藪を下る。
2022年08月27日 12:55撮影 by  503SH, SHARP
8/27 12:55
中間尾根より下降する右谷の枝沢を見下ろす。樅、ブナなどの林の中の笹藪を下る。
滝谷川右谷本流もナメが多い。F10 (3m)。
2022年08月27日 13:39撮影 by  503SH, SHARP
8/27 13:39
滝谷川右谷本流もナメが多い。F10 (3m)。
F9 (4m)。
2022年08月27日 13:43撮影 by  503SH, SHARP
8/27 13:43
F9 (4m)。
3段40m F8の上段20m。左岸に巻き道があるがクライムダウンできた。
2022年08月27日 13:53撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 13:53
3段40m F8の上段20m。左岸に巻き道があるがクライムダウンできた。
中段14mもクライムダウンできるのは楽しい。
2022年08月27日 13:55撮影 by  503SH, SHARP
8/27 13:55
中段14mもクライムダウンできるのは楽しい。
傾斜が緩み下段7mと滝つぼ。
2022年08月27日 13:57撮影 by  503SH, SHARP
8/27 13:57
傾斜が緩み下段7mと滝つぼ。
すぐ下に続く階段状のF7 (5m)。
2022年08月27日 13:59撮影 by  503SH, SHARP
8/27 13:59
すぐ下に続く階段状のF7 (5m)。
下降する目の前に大きな空間が広がり、F6 (50m)の大滝が現れた。右岸の悪い巻き道をトラバースし、ガリーを滝下に降りる。切り立った壁がすごい迫力だ。ロープは使わずに済んだ。
2022年08月27日 14:08撮影 by  503SH, SHARP
1
8/27 14:08
下降する目の前に大きな空間が広がり、F6 (50m)の大滝が現れた。右岸の悪い巻き道をトラバースし、ガリーを滝下に降りる。切り立った壁がすごい迫力だ。ロープは使わずに済んだ。
大滝下のミニゴルジュ。
2022年08月27日 14:10撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:10
大滝下のミニゴルジュ。
斜滝 F5 (20m)。
2022年08月27日 14:15撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:15
斜滝 F5 (20m)。
2段のF4 (10m)。
2022年08月27日 14:19撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:19
2段のF4 (10m)。
F3 (2m)。
2022年08月27日 14:25撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:25
F3 (2m)。
深い淵を持つ小滝F2。
2022年08月27日 14:31撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:31
深い淵を持つ小滝F2。
ナメが美しい。
2022年08月27日 14:42撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:42
ナメが美しい。
渓流瀑。苔と岩が日本庭園のようだ。
2022年08月27日 14:43撮影 by  503SH, SHARP
2
8/27 14:43
渓流瀑。苔と岩が日本庭園のようだ。
F1 (2m)。
2022年08月27日 14:51撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:51
F1 (2m)。
最後に近く、林道からの?大きな崖崩れがあった。この下の堰堤を左岸の階段から越えると、すぐに林道天上滝谷線に出た。
2022年08月27日 14:59撮影 by  503SH, SHARP
8/27 14:59
最後に近く、林道からの?大きな崖崩れがあった。この下の堰堤を左岸の階段から越えると、すぐに林道天上滝谷線に出た。

装備

個人装備
雨具 ズボン 靴下 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

天上山につきあげる水内川支流滝谷川は、芸藩通志*に描かれ、「湯来滝めぐり」**でも紹介されている左谷の「龍頭の滝」が知られているが、探勝路は荒れている。また、古くは昭和48年刊、加藤武三「広島近郊の山と谷 緑の回廊」や1980年刊の「リュックかついで 広島の山歩き」の天上山のガイドにあるように、林道天上滝谷線ができる以前、右谷及び左谷沿いに登山道があったようであるが、現在はほぼ廃道である。湯来に伝わる民話***では、水内川の戦いで源氏に破れた平氏が滝谷川を上流へと逃げ落ち、谷底の岩盤に、馬の蹄跡、槍の跡、馬のたらいに似た凹み等が平家城とともに語り継がれたとある。左谷、右谷とも花崗岩が主体で時折青灰色の変成岩が混じる。植林の倒木がわずらわしい箇所もあるが、庭園のようにすばらしいナメが続き、ゴルジュは少ないものの幾つかの見ごたえのある大滝を有しており、遡行価値は高い。特に、右谷の50m大滝は壮観である。なお、GPSログの前半は途切れており、手書きである。
*https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/9/4/94d55c0a.jpg
**http://www.hint.or.jp/~yuki/hanro/yuki_taki/takitop.htm
***https://blog.goo.ne.jp/hiroshima-yuki/e/3fec4302fa71c6c6f4f26151dc18852b

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:272人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら