【足尾】松木川黒沢左俣遡行・水無沢右俣下降
- GPS
- 10:35
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,144m
- 下り
- 1,144m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:34
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒沢は左俣の方が源頭部のガレが少ないと思われる。 ・水無沢の源頭はガレがひどいため、下降時は細心の注意が必要。 |
その他周辺情報 | ・黒沢の他の記録 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3206392.html 記録の少ない沢で、ウェブ上ではこれのみ。 ・水無沢は、ウェブ上には記録がない。と思っていたが、下記のものがあった。(2022.10.20追記) https://yamap.com/activities/17634128 ・両沢は、登山大系と「足尾山塊の沢」には載っている |
写真
装備
備考 | ・ラバーソール適 ・ロープは30m2本で丁度良い。 |
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感想
【計画の経緯】
先週に続き、今週も天気が悪い。関東周辺で天気が良いのは丹沢と足尾くらい。また足尾もな〜、と、丹沢にしようかと思ったが、翌日、翌々日のことも考えて足尾へ。足尾では一番面白そうだと思っていた黒沢を選択。
【山行】
○アプローチ
先週同様、電動キックボードで自分だけ楽して工事現場まで行き、先週より少しだけ長く車道跡を歩く。適当に斜面を下って松木川へおり、少しさかのぼって堰堤下から入渓。最初から水が少なくて期待外れ。
○黒沢遡行
F1:まずはkumassiyが取りついたが、右往左往して最後に水線から登ろうとしたが、ぬめりで怖気づいて敗退。次にS田が水線左を登ろうとしてハーケンも打ったが、それでもムーヴを出せずに敗退。最後にtamoshimaが左壁の凹角から登り、漸く終了。初っ端からかなり時間をロスした。kumassiyとS田、フリークライミング力はtamoshimaよりあるのにリード力とRF力が低いぞ! 出直し!
F2:S田がさっさと進んで下部をフリーソロしていたが、上部は高度感も強いので一応ロープを出すことに。ロープを出せば普通に登れる滝で、S田リードで普通に登攀。
F3:F3の前衛滝が意外に悪かったが、高度感はないのでボルダーっぽく各自登攀。F3はtamoshimaリード。登攀は快適だが、ロープが30mと短いので不安。しかし、何とか1pでその先ロープが必要ない場所まで登れたので一安心。
F4:小滝をいくつか越えるとF4。遠目には厳しそうに見えたが近づいてみるとそうでもない。ここは、今日一度もリードに成功していないkumassiyがリード。しかし、もじもじもじもじして全然登っていかない。鐙を持ち出し、さらに乗り込んでからも時間がかかって、30分かかったか、というところでやっとトップアウト。さぞかし難しいのだろうかと思ってフォローしてみると、そうでもない。フリーで普通に登れるじゃん。またまた時間ロス。
左俣:F4を越えてゴーロを少しで、左から水量の少ない沢が斜瀑で出合っており、確認するとこれが左俣。水無沢下降を考えると左俣が良いので、ここを左へ。すると、階段状の岩棚がこれでもかと連続し、かなり快適に登高できる。途中、登れない滝も出てきたが、それほど大変ではない巻き。最後は登り応えのある樋状棚が出てきて、tamoshimaが右壁をフリーソロしてからお助け紐をフィックス。ガレガレになる直前まで飽きさせない良い枝沢だった。この棚の上で沢型は消え、ガレを登ること少しで水無沢との中間尾根へ。
○水無沢下降
中間尾根は物凄くガレており、水無沢側に下ろうとすると物凄い量の落石を誘発してしまう。フリーで下るのが厳しいと判断し、灌木を支点として懸垂下降で沢床へ。これなら、1人ずつ確実に下れるので、何とかなった。
沢床まで降りてしまえばさしたる危険はなく、普通に下れる。ゴルジュ状になってCS小滝も出てくるが、懸垂下降を要したのは1つだけで、左俣が合流。滝を2つ下ると大滝が出てきて、これは懸垂下降。降りながらオブザベすると、登れなくもなさそうに見えるが相当厳しそう。まあ、もう来ないだろうけど。
大滝以降はゴーロと小滝ばかりで、懸垂下降も大巻もなく、どんどん下れて気持ちが良い。終盤になると渓相もかなり綺麗になり、なかなか良い。最後に出合の10m滝を下って、松木川へ。
○下山
工事現場まで戻ったら、帰りも自分だけ電動キックボードでぶっ飛ばし、雨が降らないうちに下山完了。
【総評】
黒沢は、殆ど遡行されていないが、登り応えのある滝が多い良渓。水は少ないので春や秋に向いているが、F4ではシャワーを浴びる。詰めは、ガレの長そうな右俣よりも、左俣のほうが快適そうである。
水無沢は、快適に登れる大きめの滝がないので、どちらかというと下降向き。黒沢とつなげれば丸一日楽しめる。下部の渓相は綺麗なので、下部のみ遡行して大滝を見て引き返してもそれなりに楽しめるかもしれない。
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