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Yamareco

記録ID: 4626459
全員に公開
沢登り
日光・那須・筑波

【足尾】松木川黒沢左俣遡行・水無沢右俣下降

2022年08月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:35
距離
14.6km
登り
1,144m
下り
1,144m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:05
休憩
1:29
合計
10:34
7:30
7:30
50
8:20
8:20
12
8:32
8:33
20
8:53
10:21
418
17:19
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10
17:29
17:29
12
17:41
17:41
3
17:44
17:44
6
17:50
17:50
4
17:54
ゴール地点
尾根を乗っ越したのは14:40頃
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銅親水公園駐車場
コース状況/
危険箇所等
・黒沢は左俣の方が源頭部のガレが少ないと思われる。
・水無沢の源頭はガレがひどいため、下降時は細心の注意が必要。
その他周辺情報 ・黒沢の他の記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3206392.html
記録の少ない沢で、ウェブ上ではこれのみ。
・水無沢は、ウェブ上には記録がない。と思っていたが、下記のものがあった。(2022.10.20追記)
https://yamap.com/activities/17634128
・両沢は、登山大系と「足尾山塊の沢」には載っている
黒沢F1
2022年08月27日 09:10撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 9:10
黒沢F1
黒沢F1をリードするS田:この後諦めてクライムダウンし、結局tamoshimaがリード
2022年08月27日 09:51撮影 by  SH-M19, SHARP
8/27 9:51
黒沢F1をリードするS田:この後諦めてクライムダウンし、結局tamoshimaがリード
F2を途中までフリーソロしたS田:ここからロープを出して登攀
2022年08月27日 10:38撮影 by  SH-M19, SHARP
8/27 10:38
F2を途中までフリーソロしたS田:ここからロープを出して登攀
F2をリードで登るS田
2022年08月27日 10:51撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 10:51
F2をリードで登るS田
F3:水は少ないが幅広くてでかい。ボルトが打たれた右のスラブを快適に登れる
2022年08月27日 11:02撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 11:02
F3:水は少ないが幅広くてでかい。ボルトが打たれた右のスラブを快適に登れる
F4をリードするkumassiy:この上で鐙を使用しかなり時間をかけて登っていたが、フォローしてみるとフリーでも難しくなかった
2022年08月27日 12:09撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 12:09
F4をリードするkumassiy:この上で鐙を使用しかなり時間をかけて登っていたが、フォローしてみるとフリーでも難しくなかった
二俣から右俣をのぞむ:少し厄介そうなCS滝があるが左股に入ったので登らず
2022年08月27日 13:11撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 13:11
二俣から右俣をのぞむ:少し厄介そうなCS滝があるが左股に入ったので登らず
左俣の典型的な渓相:階段状の岩棚で快適
2022年08月27日 13:32撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 13:32
左俣の典型的な渓相:階段状の岩棚で快適
左俣の登れないハング滝:右から小さく巻くが見た目よりは悪い
2022年08月27日 13:39撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 13:39
左俣の登れないハング滝:右から小さく巻くが見た目よりは悪い
左俣の上部:水が涸れても岩棚が続き快適だが、写真左奥の樋状涸棚は結構難しかった。
2022年08月27日 13:51撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 13:51
左俣の上部:水が涸れても岩棚が続き快適だが、写真左奥の樋状涸棚は結構難しかった。
黒沢源頭のガレ
2022年08月27日 14:27撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 14:27
黒沢源頭のガレ
水無沢の二俣
2022年08月27日 16:00撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 16:00
水無沢の二俣
水無沢の大滝(左奥)と、その前衛滝を下るkumassiy
2022年08月27日 16:31撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 16:31
水無沢の大滝(左奥)と、その前衛滝を下るkumassiy
水無沢下部は快適な小滝が続き景観も良い
2022年08月27日 16:58撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 16:58
水無沢下部は快適な小滝が続き景観も良い
同上
2022年08月27日 17:02撮影 by  SC-02H, samsung
8/27 17:02
同上
遡行図(主な滝の落差は実測)
2022年09月07日 19:28撮影
9/7 19:28
遡行図(主な滝の落差は実測)

装備

備考 ・ラバーソール適
・ロープは30m2本で丁度良い。

感想

【計画の経緯】
先週に続き、今週も天気が悪い。関東周辺で天気が良いのは丹沢と足尾くらい。また足尾もな〜、と、丹沢にしようかと思ったが、翌日、翌々日のことも考えて足尾へ。足尾では一番面白そうだと思っていた黒沢を選択。

【山行】
○アプローチ
先週同様、電動キックボードで自分だけ楽して工事現場まで行き、先週より少しだけ長く車道跡を歩く。適当に斜面を下って松木川へおり、少しさかのぼって堰堤下から入渓。最初から水が少なくて期待外れ。

○黒沢遡行
F1:まずはkumassiyが取りついたが、右往左往して最後に水線から登ろうとしたが、ぬめりで怖気づいて敗退。次にS田が水線左を登ろうとしてハーケンも打ったが、それでもムーヴを出せずに敗退。最後にtamoshimaが左壁の凹角から登り、漸く終了。初っ端からかなり時間をロスした。kumassiyとS田、フリークライミング力はtamoshimaよりあるのにリード力とRF力が低いぞ! 出直し!

F2:S田がさっさと進んで下部をフリーソロしていたが、上部は高度感も強いので一応ロープを出すことに。ロープを出せば普通に登れる滝で、S田リードで普通に登攀。

F3:F3の前衛滝が意外に悪かったが、高度感はないのでボルダーっぽく各自登攀。F3はtamoshimaリード。登攀は快適だが、ロープが30mと短いので不安。しかし、何とか1pでその先ロープが必要ない場所まで登れたので一安心。

F4:小滝をいくつか越えるとF4。遠目には厳しそうに見えたが近づいてみるとそうでもない。ここは、今日一度もリードに成功していないkumassiyがリード。しかし、もじもじもじもじして全然登っていかない。鐙を持ち出し、さらに乗り込んでからも時間がかかって、30分かかったか、というところでやっとトップアウト。さぞかし難しいのだろうかと思ってフォローしてみると、そうでもない。フリーで普通に登れるじゃん。またまた時間ロス。

左俣:F4を越えてゴーロを少しで、左から水量の少ない沢が斜瀑で出合っており、確認するとこれが左俣。水無沢下降を考えると左俣が良いので、ここを左へ。すると、階段状の岩棚がこれでもかと連続し、かなり快適に登高できる。途中、登れない滝も出てきたが、それほど大変ではない巻き。最後は登り応えのある樋状棚が出てきて、tamoshimaが右壁をフリーソロしてからお助け紐をフィックス。ガレガレになる直前まで飽きさせない良い枝沢だった。この棚の上で沢型は消え、ガレを登ること少しで水無沢との中間尾根へ。

○水無沢下降
中間尾根は物凄くガレており、水無沢側に下ろうとすると物凄い量の落石を誘発してしまう。フリーで下るのが厳しいと判断し、灌木を支点として懸垂下降で沢床へ。これなら、1人ずつ確実に下れるので、何とかなった。
沢床まで降りてしまえばさしたる危険はなく、普通に下れる。ゴルジュ状になってCS小滝も出てくるが、懸垂下降を要したのは1つだけで、左俣が合流。滝を2つ下ると大滝が出てきて、これは懸垂下降。降りながらオブザベすると、登れなくもなさそうに見えるが相当厳しそう。まあ、もう来ないだろうけど。
大滝以降はゴーロと小滝ばかりで、懸垂下降も大巻もなく、どんどん下れて気持ちが良い。終盤になると渓相もかなり綺麗になり、なかなか良い。最後に出合の10m滝を下って、松木川へ。

○下山
工事現場まで戻ったら、帰りも自分だけ電動キックボードでぶっ飛ばし、雨が降らないうちに下山完了。

【総評】
黒沢は、殆ど遡行されていないが、登り応えのある滝が多い良渓。水は少ないので春や秋に向いているが、F4ではシャワーを浴びる。詰めは、ガレの長そうな右俣よりも、左俣のほうが快適そうである。
水無沢は、快適に登れる大きめの滝がないので、どちらかというと下降向き。黒沢とつなげれば丸一日楽しめる。下部の渓相は綺麗なので、下部のみ遡行して大滝を見て引き返してもそれなりに楽しめるかもしれない。

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