記録ID: 4668743
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無雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊山と大日岳
2022年09月09日(金) 〜
2022年09月11日(日)
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体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 22:45
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,046m
- 下り
- 3,034m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:46
2日目
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 10:16
16:21
天候 | 霧の初日。晴れた2ー3日目 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
当初、福島西会津の弥平四郎登山口から8月初旬に登る予定だったが、豪雨で諦め、この日程となった。一瞬のブロッケン現象、大展望の大日岳と飯豊山、十五夜の月の出まで堪能できた素晴らしい山行だった。 初日) 大日杉の登山口から歩き出す。曇りかつ霧のため、涼しい歩き出し。ザンゲ坂を越えても、前日までの雨を含んだぬかるみの急登は続く。御田には一本だけ大きな杉がある。とても分かりやすい休憩地点。霧の中、地蔵岳まで登り続ける。 視界の無い地蔵岳山頂には、白いナデシコのセンジュガンピが可愛く咲く。ウメバチソウもコゴメグサも咲き、まだツリガネニンジンも少しだけ残る。オヤマリンドウはつぼみが固い。視界の無い稜線を歩き続け、御沢別れを左に稜線コースで進む。 三国岳からの稜線と合流する手前の豊富な沢で給水。タテヤマリンドウやイワショウブ、イワイチョウ、マツムシソウが咲くお花畑。 切合小屋はすぐ。金曜なのでそれ程は混んではおらず、カレーライスとビールをいただく。 2日目) 切合小屋を出るときは風もあり雲が空を覆ったりと、不安定だった。草履塚までウメバチソウやヨツバシオガマなども見ながら、乾いた登山道だが霧の中を登る。 草履塚で小休止と思ったら、急に背後から日が差し、目の前に虹の輪が。その中心に自分たちの影が見える。ブロッケン現象に遭遇した、幸運だった。一瞬で風が霧を運び去ったが、次の瞬間にも再び。そのうちに背後が霧になり、つかの間のショーは終演となった。 少し下り、登り返しが御秘所の岩場。慎重に通り過ぎ、御前坂を登り詰める。霧で涼しかったのが幸いした。本山小屋に着くころは東風が強く、視界はほぼ無かった。飯豊山神社で行程の無事を祈る。 霧の中を平行に歩き、飯豊山頂に到着。残念ながら視界はゼロ。 御西岳の方向も見えないが、踏み跡を頼りに歩き出す。駒形山を過ぎ、御西岳が近づく頃から視界が広がりだし、御西小屋前に荷物をデポした頃には晴れ始めた。 大日岳へは荷物を減らして向かう。視界が急に晴れ、真正面に大日岳の男性的な姿が見え、背後には御西岳の奥に飯豊山も見える。そして登り詰めたところが大日岳山頂。360度の展望。烏帽子・梅花皮・北股岳方面も、西大日岳方面も、オンベマツ尾根も、そして飯豊山もすべて見える。今朝出発した切合小屋も見えれば、日本海のかなたに粟島まで見える。 御西小屋まで戻り昼食を取る。水場は近く、とても冷たいおいしい水だ。 天井の楽園の散歩道を飯豊山まで歩く。朝は見られなかった360度の大展望。ダイクラ尾根もはっきり見える。 本山小屋からの下りは快調。夕方になったが、切合小屋の夕食のカレーには間に合った。そして十五夜の月の出まで楽しめた。 3日目) 東には吾妻山系方面から昇る美しい日の出と、西には大日岳に沈む満月。きれいな朝を迎えた。 切合小屋を後にし、すぐの沢で水を補給する。そして往路では見ることが出来なかった展望の稜線を地蔵岳まで歩く。磐梯山や安達太良、吾妻、そして蔵王までこんなに近くに見える。 地蔵岳からは急な下り。足元は乾き、初日とは全くストレスが違う。あっという間に大日杉の登山口に到着した。 白川温泉で汗を流し、昼食をたっぷり食べて解散。 |
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