記録ID: 46726
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
佐武流山〜長い林道歩きと険路の彼方にひそむ信越国境最奥の200名山、和山新コース往復
2009年09月10日(木) [日帰り]


- GPS
- 10:54
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,499m
コースタイム
和山新登山口7:11-7:45中津川林道出合<和山分岐>7:46-8:12檜俣川林道起点8:13-8:45檜俣川下降点8:46-8:59檜俣川渡渉点[R1]9:17-10:12物思平10:13-11:20ワルサ峰[R2]11:28-12:01西赤沢源頭<赤倉山-苗場山縦走路分岐>12:02-12:53佐武流山頂上[R3・L]13:18-13:53西赤沢源頭13:54-14:26ワルサ峰[R4]14:40-15:31物思平[R5]15:39-16:18檜俣川渡渉点[R6]16:27-16:41檜俣川下降点16:42-(17:09檜俣川林道起点-17:33和山分岐)-18:05和山新登山口
【実働】7時間27分
【実働】7時間27分
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
秋山林道終点から右折して切明に向かい、中津川の橋を渡って道なりに狭い国道405号線を進むと右側に中津川林道のゲート(旧登山口)があり、さらに1km弱進んで右側に登山ポストが置かれている所が新登山口である。 新潟県側からは国道117号線の津南町大割野交差点から国道405号線に入って信州秋山郷に向かい、和山温泉入口を経て新登山口に至る。 登山口付近は道幅が膨らんで路肩駐車が可能になっており、余裕で駐車できる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コースの概要と状況】 ●和山新登山口〜檜俣川渡渉点: 登山口からの取りつきがいきなり急登だが程なく勾配は緩くなり、小さなアップダウンをこなすうちに中津川林道と出合う。 ぬかるみの多い林道を幾度も屈曲しながらしばらく歩き、分岐に達したら左折して檜俣川林道をさらに檜俣川下降点まで進む。 林道区間はほぼ平坦だが距離は約4kmと結構あり、単調なロードを1時間ほど強いられる。 右側に標識のある檜俣川下降点からは急斜面をトラバースして下る登山道となり、落差120mほどを下り切って檜俣川の渡渉点へと到る。 分岐にはいずれも道標があり、不明瞭箇所、危険箇所ともになし。 ●檜俣川渡渉点〜西赤沢源頭: 渡渉点には対岸までロープがかかっているが、水面上に出ている石は限られており、少し水量が多いと靴を濡らさずに渡ることは難しい。雨の後などは水量次第では撤退も選択肢。 渡渉点対岸からはいきなり急登が始まり、ワルサ峰まで木の根出し・岩ゴロ・あるいはその複合といった足場の悪い直登やトラバースが連続する。よくぞこんな所に道を拓いたと思えるような箇所もある本コースの核心区間で、特に下りの難易度が高い。 ワルサ峰を越えると眺望も常時開けた比較的歩きやすい道となるが、一部東側に切れ落ちたガレ場があり通行注意。 この区間は増水時の渡渉以外特に危険とは思わないが、距離の割に往路復路いずれもかなり時間がかかることを見込んで計画・行動する必要がある。 ●西赤沢源頭〜頂上: 明瞭な道で刈り払いもしっかり行われており、それまでのルートに比べるとそれほどきつい勾配もない。 所々に泥濘地があるくらいで、危険箇所はない。 【登山ポスト・水場・トイレ・その他施設】 登山口に登山ポストがある。 檜俣川の水は飲用可否不明。西赤沢源頭から苗場山方面に10分の所に水場があるようだが未確認。 トイレその他の施設一切なし。 【近場の温泉】 最寄の温泉は切明温泉で、保養センター雄川閣は大人入浴500円。 雄川閣の西脇から中津川に下って橋を渡った川原では、川底を掘って自家製露天風呂を楽しむことができる(無料)。 秋山郷には他にも日帰り入浴できる温泉が多数ある。 |
写真
2006年に整備された和山新登山口からのコースは中津川林道区間を短縮する「佐武流山近道」だが、地図で見る限りは切明ゲートからずっと林道を歩くのと大差ないような気も…。
いずれにせよ林道歩きが長いので、渡渉するまで山靴はザックに入れ、長靴で出発。
いずれにせよ林道歩きが長いので、渡渉するまで山靴はザックに入れ、長靴で出発。
歩き出して約1時間半、ようやく檜俣川への下降点へ到着する。
実質的にはここが登山口と言え、アプローチで往復約3時間を要するのはかなりの制約になる。
ここまで車で入れるようになれば余裕ができるのだが、あえてそれは望むまい。
実質的にはここが登山口と言え、アプローチで往復約3時間を要するのはかなりの制約になる。
ここまで車で入れるようになれば余裕ができるのだが、あえてそれは望むまい。
檜俣川渡渉点、ロープの左側をストックで探りながら渡る。
思ったほどには水量は多くなく、山靴でも何とか水に浸からずに渡れそうだったが、長靴なら楽勝。
渡渉後に山靴に履き替え、岩陰に長靴をデポしてワルサ峰へと取り付く。
思ったほどには水量は多くなく、山靴でも何とか水に浸からずに渡れそうだったが、長靴なら楽勝。
渡渉後に山靴に履き替え、岩陰に長靴をデポしてワルサ峰へと取り付く。
わずかな平坦地・物思平。
「ワルサ峰まで60分」とあり、核心区間もあと半分ちょっと。
険路はゆっくりとしか歩けないので改めて時間を取って休憩する気にもならず、そのままワルサ峰を目指す。
「ワルサ峰まで60分」とあり、核心区間もあと半分ちょっと。
険路はゆっくりとしか歩けないので改めて時間を取って休憩する気にもならず、そのままワルサ峰を目指す。
やっとワルサ峰に到着し一本入れる。
たくさんの立ち枯れの木が個性的で程よく展望もあり、なかなかに飽きさせないピークだ。
南側の谷が悪沢というので、本来的には"悪沢峰"だったのだろう。
たくさんの立ち枯れの木が個性的で程よく展望もあり、なかなかに飽きさせないピークだ。
南側の谷が悪沢というので、本来的には"悪沢峰"だったのだろう。
西赤沢源頭で苗場山からの縦走路と出合う。
「水場10分」とあるが、今回のコースからは外れており未確認。
苗場山まではロングコースのため日帰りでは無理だが、整備は毎年行われているようで利用者も増えつつあるらしい。
「水場10分」とあるが、今回のコースからは外れており未確認。
苗場山まではロングコースのため日帰りでは無理だが、整備は毎年行われているようで利用者も増えつつあるらしい。
無人の2,192m佐武流山頂上に到着、本日は独占登山とほぼ確定した。
無理もないことだがこの先の白砂山へ向かう主稜線は刈り払いされておらず、ざっと見た感じでは踏み跡もない。
苗場山系で最後に残された秘境ルートというべきか。
無理もないことだがこの先の白砂山へ向かう主稜線は刈り払いされておらず、ざっと見た感じでは踏み跡もない。
苗場山系で最後に残された秘境ルートというべきか。
頂上から東側、左奥には平標山-仙ノ倉山-谷川岳へと谷川連峰が連なる。
中央やや左の電波塔のある小山が筍山なので、その向こう側斜面に苗場スキー場があるわけだが、こうして見ると苗場山とはかなり離れていることがわかる。
中央やや左の電波塔のある小山が筍山なので、その向こう側斜面に苗場スキー場があるわけだが、こうして見ると苗場山とはかなり離れていることがわかる。
檜俣川林道から手前左端に見えるのがワルサ峰。
佐武流山の頂上は、右の猿の横顔のように見える猿面峰の奥になり、林道からは見えない。
地図で見ても山麓から見えるポイントはなさそうだ。(鳥甲山屋敷登山口付近の県道から見える:後日追記)
佐武流山の頂上は、右の猿の横顔のように見える猿面峰の奥になり、林道からは見えない。
地図で見ても山麓から見えるポイントはなさそうだ。(鳥甲山屋敷登山口付近の県道から見える:後日追記)
撮影機器:
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2218人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ロングトレイル、お疲れ様でした。
ほとんど人が歩かないような場所かと思いましたが
道はしっかりと付いているんですね。
この日は誰とも出会いませんでしたが、新しい足跡なども結構あって、思った以上に入山者はいるみたいでした。
毎年8月下旬頃(今年は8月29日)には地元有志による刈り払いが行われているとのことで、ちゃっかりその恩恵を狙っての山行でしたが、このコースを道具を担いで登って作業することの困難さを思うと、ただただ頭が下がる思いで感謝するばかりです。
苗場山への縦走路も、西赤沢源頭〜赤倉山は長野県側、赤倉山〜苗場山は新潟県側と作業分担して整備されているようです。
和山を起点に苗場山で1泊して佐武流山と組合わせる縦走コースも面白そうです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する