ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4690331
全員に公開
沢登り
栗駒・早池峰

神室連峰 砂利押沢左俣 黒滝沢

2022年09月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:26
距離
14.6km
登り
1,379m
下り
1,362m

コースタイム

日帰り
山行
7:48
休憩
0:39
合計
8:27
距離 14.6km 登り 1,380m 下り 1,369m
5:58
22
スタート地点
6:20
5
土内川入渓
6:25
23
砂利押沢出合い
6:48
77
450m二俣 黒滝沢出合い
8:05
44
15m滝
8:49
0
4段30m滝
8:49
53
3段30m滝
9:42
68
870m二俣
10:50
29
藪漕ぎ開始
11:19
11:29
41
登山道合流 黒滝峰
12:10
21
砂利押口分岐
12:31
12:45
73
キャンプ場
13:58
14:13
12
土内川合流
14:25
ゴール地点
天候 晴れ 稜線ガス
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土内川右岸林道終点ゲート前に駐車。
コース状況/
危険箇所等
最上川水系 土内川支流 砂利押沢左俣 黒滝沢

体感2級上 フェルト△ SBなし 水量平水 魚影あり

■アプローチ
土内川右岸につけられてる林道を進み、砂利押口の登山道から土内川へ入渓。
土内川を10分程遡ると、左岸から砂利押沢が出合う。

■砂利押沢左俣 黒滝沢遡行
砂利押沢に入ると小滝が何個か出て来るが難所はない。
450mで二俣。砂利押沢とは登山道が平行している右俣の事であり、今回遡行する左俣は黒滝沢と名前を変える。文字通り主稜線の黒滝峰に突き上げる沢である。

黒滝沢に入ると、小滝が多くゴルジュも出てくるが通過は容易。また渓相が良く未知の沢なのでとても楽しい。
一歩が悪い滝などには釣り師が付けたと思われるロープが垂れているが、沢屋なら触らなくても通過出来る。
釣り師ロープは3か所程あった。

610m付近の左岸から黒光りした威圧的な滝を見送ると、630m付近にこの沢最大の15m滝。
これは右岸ルンゼを少し登ってトラバース。トラバースは足元がグズグズで悪いが、懸垂なしで滝の落ち口にドンピシャで降りられる。
尚、直登するなら要ザイル。中々厳しい登攀になると思う。

程なく行くと渓相はゴルジュ地形になり、その中に4段30m滝。これは全て滝身を直登出来る。
その後、何個か滝を挟んで今度は3段30m滝。
水線は細い滝だが、ゴルジュの中の滝なので中々素晴らしい景観である。
1段目の滝はソロでは渋そうなので左岸から巻き。この左岸の巻きが逆層のヌメヌメ登攀で少々難儀した。
巻き途中から先を見ると、すぐ上に2段目3段目と見えたので、これは登らなければと思い1段目の落ち口に向かって7m程懸垂下降。
尚、ここはわざわざ降りなくても、そのまま2段目3段目も左岸から巻けると思う。
2段目3段目の滝は無事に直登で越える。

その後も滝は続くが全て直登出来る。10m滝は落ち口がちょっといやらしいのでパーティーによってはザイルだろう。

870mの二俣は左へ入る。進む左には3段40m滝となって出合っている。
ここは直進しても稜線には抜けれると思うが、黒滝峰に突き上げるのなら左だ。地形図では沢線が曖昧になってる所で、あらかじめこの場所を気に留めておかないと直進してしまうだろう。

左に入って3段40mを登ってからも滝は続き、さすが神室の沢といった感じである。
沢は次第に急峻な階段状のガレ場になり疲れた体にはキツイ。
源頭になってくると沢型は消え藪漕ぎに突入。途中ポッカリ開けたガレ場に出たりするが、中々の濃密な藪漕ぎである。特にハイマツが混じるので、久々に匍匐前進や枝ジャンプも交えながら約30分の格闘だ。
次第に傾斜が落ち着いてくると登山道に合流。目指した黒滝峰から南に10歩程の所であった。

下山は砂利押の登山道を利用。ここは一部不明瞭であり、気を付けてないと登山道をロストしてしまう。
今回も気付いたら登山道を見失って沢を下ってたので、面倒くさいのでそのまま沢を下降。途中からピンテを見つけて登山道に復帰した。
今シーズン3回目の土内川だ。
2022年09月17日 06:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 6:19
今シーズン3回目の土内川だ。
砂利押沢出合い。前回の火打沢の時はやっぱりかなり増水してたんだな。今日は穏やかです。
2022年09月17日 06:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 6:25
砂利押沢出合い。前回の火打沢の時はやっぱりかなり増水してたんだな。今日は穏やかです。
砂利押沢最初の滝。
2022年09月17日 06:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/17 6:29
砂利押沢最初の滝。
綺麗です。
2022年09月17日 06:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
11
9/17 6:31
綺麗です。
前回増水で登れなかった滝。今日は容易。
2022年09月17日 06:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 6:35
前回増水で登れなかった滝。今日は容易。
450m二俣は左の黒滝沢へ入ります。記録がないのでワクワク感が凄い。
2022年09月17日 06:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 6:47
450m二俣は左の黒滝沢へ入ります。記録がないのでワクワク感が凄い。
プチゴルジュを行きます。
2022年09月17日 06:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 6:50
プチゴルジュを行きます。
倒木滝。左岸に釣り師ロープがありました。右岸から越えれます。
2022年09月17日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 6:53
倒木滝。左岸に釣り師ロープがありました。右岸から越えれます。
小滝が続きます。渓相は綺麗です。
2022年09月17日 06:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 6:55
小滝が続きます。渓相は綺麗です。
今日はフェルトで来たけど、岩質はラバー向きですね。
2022年09月17日 06:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 6:56
今日はフェルトで来たけど、岩質はラバー向きですね。
8m滝。これは左岸を小さく巻き。
2022年09月17日 07:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 7:00
8m滝。これは左岸を小さく巻き。
ここにも左壁に釣り師ロープ。触らなくても登れます。沢登りの記録はないが、釣り師は結構入ってるんだなぁ。
2022年09月17日 07:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 7:07
ここにも左壁に釣り師ロープ。触らなくても登れます。沢登りの記録はないが、釣り師は結構入ってるんだなぁ。
確かに魚影はありました。
2022年09月17日 07:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 7:16
確かに魚影はありました。
快適に進みます。
2022年09月17日 07:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 7:30
快適に進みます。
2段10m。直登出来ます。
2022年09月17日 07:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 7:37
2段10m。直登出来ます。
上が4m2条。
2022年09月17日 07:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 7:46
上が4m2条。
2段6m。
2022年09月17日 07:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 7:49
2段6m。
左岸から黒光りの滝が威圧的です。
2022年09月17日 08:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 8:03
左岸から黒光りの滝が威圧的です。
20mくらいはありそう。
2022年09月17日 08:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 8:04
20mくらいはありそう。
進む本流にはこの沢最大の15m滝。
2022年09月17日 08:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8
9/17 8:06
進む本流にはこの沢最大の15m滝。
逆層だから登るのは怖そうですね〜。
2022年09月17日 08:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 8:07
逆層だから登るのは怖そうですね〜。
右岸ルンゼから巻きます。
2022年09月17日 08:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 8:08
右岸ルンゼから巻きます。
落ち口ドンピシャ。
2022年09月17日 08:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 8:19
落ち口ドンピシャ。
こうゆう滝はフェルトは滑りますね。
2022年09月17日 08:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 8:20
こうゆう滝はフェルトは滑りますね。
650mで左岸から滝が落ちています。これも黒い。
2022年09月17日 08:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 8:23
650mで左岸から滝が落ちています。これも黒い。
これも支流の滝。支流の滝はこうゆう黒い滝が多いですね。黒滝沢の名前の由来だろうか。
2022年09月17日 08:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/17 8:32
これも支流の滝。支流の滝はこうゆう黒い滝が多いですね。黒滝沢の名前の由来だろうか。
おっ、ゴルジュきましたー。
2022年09月17日 08:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 8:47
おっ、ゴルジュきましたー。
ゴルジュ内に滝が連続します。1段目。
2022年09月17日 08:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:48
ゴルジュ内に滝が連続します。1段目。
2段目。
2022年09月17日 08:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 8:48
2段目。
3段目。
2022年09月17日 08:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 8:49
3段目。
4段目。とりあえず4段30mって事にしました。
2022年09月17日 08:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:50
4段目。とりあえず4段30mって事にしました。
さらに滝が見えます。
2022年09月17日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:52
さらに滝が見えます。
6m滝。水線右から。
2022年09月17日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 8:52
6m滝。水線右から。
間髪入れずに3段30mです。この1段目は巻きます。
2022年09月17日 09:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 9:00
間髪入れずに3段30mです。この1段目は巻きます。
左岸のこの逆層ヌメヌメ壁を登ります。ここ悪いです。
2022年09月17日 09:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:01
左岸のこの逆層ヌメヌメ壁を登ります。ここ悪いです。
上を見ると2段目3段目と見えました。一旦懸垂で降ります。
2022年09月17日 09:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:17
上を見ると2段目3段目と見えました。一旦懸垂で降ります。
2段目。直登。
2022年09月17日 09:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:29
2段目。直登。
3段目も直登。少し脆いです。
2022年09月17日 09:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:30
3段目も直登。少し脆いです。
滝は続きます。
2022年09月17日 09:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:32
滝は続きます。
10m滝。落ち口付近がいやらしいです。
2022年09月17日 09:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 9:33
10m滝。落ち口付近がいやらしいです。
これを登って一段落です。
2022年09月17日 09:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:38
これを登って一段落です。
870m二俣。黒滝峰に詰めるなら左です。
2022年09月17日 09:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:42
870m二俣。黒滝峰に詰めるなら左です。
左は3段40mくらいはありますが、直登出来ます。
2022年09月17日 09:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:44
左は3段40mくらいはありますが、直登出来ます。
1段目。
2022年09月17日 09:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:45
1段目。
2段目。
2022年09月17日 09:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:48
2段目。
3段目。
2022年09月17日 09:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:49
3段目。
こんな滝もあります。
2022年09月17日 09:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 9:53
こんな滝もあります。
10m滝。直登しましたがザイル要の滝ですね。
2022年09月17日 09:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 9:54
10m滝。直登しましたがザイル要の滝ですね。
2段8m。
2022年09月17日 10:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 10:03
2段8m。
稜線が見えてきましたよ。
2022年09月17日 10:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 10:18
稜線が見えてきましたよ。
まさに黒滝ですね。水は枯れてきました。
2022年09月17日 10:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:29
まさに黒滝ですね。水は枯れてきました。
こうゆう滝渋いんだよね。滑るし。
2022年09月17日 10:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 10:31
こうゆう滝渋いんだよね。滑るし。
振り返って。この景色が好き。
2022年09月17日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 10:33
振り返って。この景色が好き。
急になってきて辛い所です。
2022年09月17日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:33
急になってきて辛い所です。
足が上がらん。
2022年09月17日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:33
足が上がらん。
ヌメヌメ。
2022年09月17日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:36
ヌメヌメ。
まだ出てきます。
2022年09月17日 10:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:40
まだ出てきます。
良い眺め!
2022年09月17日 10:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 10:48
良い眺め!
ついに源頭。藪漕ぎ開始。
2022年09月17日 10:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:50
ついに源頭。藪漕ぎ開始。
一瞬ガレ場が出現。しかしまたすぐ藪に入る。
2022年09月17日 10:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 10:53
一瞬ガレ場が出現。しかしまたすぐ藪に入る。
抜けたー!久々にきっつい藪でした。
2022年09月17日 11:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/17 11:18
抜けたー!久々にきっつい藪でした。
ガスガスで寒いー。目の前の小又山も見えず。
2022年09月17日 11:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 11:30
ガスガスで寒いー。目の前の小又山も見えず。
東側の深く切れ込む沢はスガザイ沢。
2022年09月17日 11:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 11:33
東側の深く切れ込む沢はスガザイ沢。
火打岳にはガスがかかってます。
2022年09月17日 11:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 11:58
火打岳にはガスがかかってます。
これは東面の大横川の右俣かな。
2022年09月17日 12:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/17 12:00
これは東面の大横川の右俣かな。
火打岳北峰が一瞬姿を見せてくれました。
2022年09月17日 12:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
10
9/17 12:09
火打岳北峰が一瞬姿を見せてくれました。
砂利押口から下ります。
2022年09月17日 12:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/17 12:10
砂利押口から下ります。
キャンプ場。ここでテン泊する人いるのかな。一応ビバーク地としては一等地ですね。水場は五分くらいのとこに沢があります。
2022年09月17日 12:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
9/17 12:33
キャンプ場。ここでテン泊する人いるのかな。一応ビバーク地としては一等地ですね。水場は五分くらいのとこに沢があります。
前回遡行した火打沢の出合いまで降りてきました。この後登山道を見失い沢をじゃぶじゃぶ下る。
2022年09月17日 13:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 13:07
前回遡行した火打沢の出合いまで降りてきました。この後登山道を見失い沢をじゃぶじゃぶ下る。
土内川に戻ってきました。またここで水浴びして終了です。充実の一本でした。
2022年09月17日 13:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/17 13:57
土内川に戻ってきました。またここで水浴びして終了です。充実の一本でした。
記録がない沢なので簡略的な遡行図を書いてみましたが、手書きなので自分しか読めないな。
2022年09月18日 16:32撮影 by  SO-41B, Sony
9
9/18 16:32
記録がない沢なので簡略的な遡行図を書いてみましたが、手書きなので自分しか読めないな。

装備

個人装備
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備

感想

今シーズン、神室の沢に入るのは4本目であるが、そのうち三本が連峰西面の沢である。
本当は東面の大横川等の沢に入りたいのだが、中々タイミングが合わず今シーズンも見送り濃厚となってしまった。

今回遡行する砂利押沢左俣の黒滝沢は、沢登りとしての詳細な記録は一切なく、地元山岳会の備忘録を読んで知った沢である。
砂利押沢の名前は登山道が付けられているので知っている人は多いかと思うが、その左俣は黒滝沢と名前を変え、主稜線の黒滝峰に突き上げる沢だと云うのを知る人は少ないだろう。
実際私もその備忘録を読むまでは知らなかったし、小又山の南にある小ピークが黒滝峰と云う名前が付いているのも初めて知った。

しかもこの主稜線の黒滝峰、地形図にも名前どころか標高も記載されていない小ピークだが、以前厳冬期に小又山に登った際に主稜線の合流地点として確かな存在感を示していたピークである。
今改めてその時のルートを見ると、登りに使った尾根は、今回遡行した黒滝沢の右岸尾根と云う事になるのだろう。
山も沢も、点が線になる瞬間とはこういう事を云うのだろう。もちろん単純に歩いたルートが線で繋がったという意味ではない。

尚、黒滝峰の詳細な場所だが、今回私が詰め上げた地形図には名前も標高もないピークが黒滝峰だと思うのだが、いまいち確信が持てない。どなたか確実にご存知の方がおられればご教示願いたい。

さて、黒滝沢。
備忘録を読んでいたとは言え、そこは何が出てくるかまったくわからない未知の沢である。しかも大好きな神室の沢とあって、とにかくワクワク感やドキドキ感が半端なく武者震いまで起きるくらい胸は高まっていた。

写真でも紹介したように、渓相はとても素晴らしかった。滝も多く、全体を通しても簡単過ぎず難し過ぎずといった感じで、バランスがいい素晴らしい沢であった。
わざわざ関東等からとなると、やはり東面の沢の方が魅力はあるだろうが、東北の沢屋さんで行く場所がない時などは是非訪れてみるのもいいかと思う。
しっかりしたリーダーがいれば初級者でも楽しく遡行出来るだろう。

神室の西面の沢シリーズは実はまだまだ行きたい沢がある。
しかし本当に行きたい沢は東面の沢であり、こちらは中々ソロで入るのは難しい事から、気を揉む事が多いのも正直な所だ。どなたかご一緒したいと云う方がいれば嬉しい限りである。

いずれは神室の全ての沢を遡行してみたい。そんな大それた事を目標にまた次の沢を見繕いたいと思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:370人

コメント

情報が無い沢の遡行、何が出てくるか分からないのが面白いですね。
無名山や登り古された山でも季節やルートを工夫すれば、いくらでも驚きや発見があります。これからもどこでも自由にルートをとって山歩きをしたいと思っています。
2022/9/19 20:12
neurさん、こんばんわ
沢登りの醍醐味はその自由さですね。
まさに冒険であり、記録がない場所はホントにワクワクしますね。
面白山の記録拝見しました。
私も二口のそちら側は入ったことがなく、色々興味がある場所です。貴重な記録ありがとうございます。
これからもお互い安全に楽しく山や沢をやっていければいいですね😊
またどこかでお会い出来るのを楽しみにしております。
2022/9/19 20:37
黒滝峰南側の稜線でお会いしたSONEです。
拙ブログにコメントをいただきありがとうございました。
霧の山稜で突然単独の沢屋さん出会って驚きました。
神室の沢を単独で登るとは流石です。
来年3月にまた写真展を行いますので、是非お越しください。
尚、突き上げたピークは黒滝峰で間違いないです。
2022/9/20 22:39
yamasoneさん、こちらにもわざわざコメント頂きありがとうございます。

下山時に釣り師の方とお会いしたと仰ってましたが、おそらく私が先日火打沢を遡行した下山時に会った釣り師の方ですかね。その方に黒滝沢はいいよと教えてもらい今回の遡行に繋がりました。

やはりあのピークが黒滝峰でよかったんですね。ありがとうございます。スッキリしました。

神室は夏も冬も大好きな山域ですので、またお会い出来たら光栄です。

来年3月の写真展の時は今度こそ声かけさせて頂きます😊
ありがとうございました!
2022/9/20 23:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら