赤津山（西ノ峰にて撤退）

2014年06月25日(水) [日帰り]

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• 距離: 21.2km
• 登り: 1,265m
• 下り: 1,270m

コースタイム

4:30/加治川治水ダム駐車場ー6:10/赤津沢前尾根取付ー9:15/西ノ峰(通過後の鞍部で撤退)ー9:30/西ノ峰前残雪地点で休息ー12:10/赤津沢前ー13:30/ダム駐車場帰着

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

6/25 4:36

加治川ダム公園駐車場から徒歩。間も無く北股岳の頂に朝日が輝く。

6/25 4:35

渓谷は懐に光を導く…徒歩90分。源流の北股川と飯豊川を束ねて加治川となります。

6/25 5:42

まだ眠っている様なギンリョウソウ。山中で多く見かけられました。

6/25 5:52

心配していた赤津沢手前の尾根取付も発見。ブナへの赤マーク、足元への川砂利敷、随所のテープが頼りです。

6/25 5:54

尾根筋に出るまで殆ど素の斜面の急登。危険個所にはトラロープの残置が有りますが「登山道」は在りません。

6/25 6:07

尾根筋に出ると、明瞭な踏み跡。それを覆う様に低木の枝葉が繁茂しています。ヤマウルシも多い。

6/25 6:10

大きな枝張りのマツ…まだ展望は開けません。

6/25 6:16

オアシスの様なブナの群落。ここではヤブが薄くなり普段居る山の雰囲気。

6/25 6:30

飯豊連峰方面が開けました。朝日が眩しい。

6/25 6:30

あのシルエットは大日岳・北稜。

6/25 6:33

右手・赤津山（標高：1408.1m）に至る緑の稜線。西ノ沢には雪渓が残る。

6/25 6:39

木の根、木の枝、ツル…ウルシ以外なら何でも掴んで体を引き上げる。そういう山らしいです。

6/25 6:56

手のひらの様なブナ。

6/25 7:05

葉っぱに残る朝露。良く水を弾いている。

6/25 7:05

レインウェア顔負けの撥水力。殆ど水球。

6/25 7:08

加治川を挟んでそびえる、蒜場山。

6/25 7:08

中盤に登る岩稜地帯。鎖、有りません。

6/25 7:29

イワウチワ？でも花びら6枚の様な。

6/25 7:48

名前が分かりません。

6/25 7:49

人為？（信じていいかな？）自然？

6/25 7:59

疲れて屈み込んだ頭上にヤマツツジ。

6/25 8:03

ヒメサユリ。この山の花は少し色素が薄い気がしました。

6/25 8:04

西ノ峰が近付いてきました。

6/25 8:05

カタクリの花は久し振りに見ました。

6/25 8:05

一匹のアリさん。クライマーの様。

6/25 8:06

芽吹きかけヤマアジサイ？

6/25 8:08

ここからが遠い西ノ峰。赤津山は離れていく感覚。

6/25 8:08

赤津山に通じるタツノオトシゴの背中（自称）。

6/25 8:09

大日岳。背中に雲を背負い始めました…。

6/25 8:10

あの稜線を今日は誰が歩いているだろう？

6/25 8:13

シラネアオイの色も淡い…。

6/25 8:15

イワカガミの色も？。

6/25 8:20

赤津山と、飯豊連峰最高峰の大日岳。

6/25 8:34

西ノ峰。中央の雪渓が今日の最良のオアシス。

6/25 8:35

蒼い山稜の左端に、朳差岳と鉾立峰が見えました。

6/25 8:51

西ノ峰を越えて目にする赤津山は、飯豊連峰を前に浮かぶ小舟の様。しかし今日は、ここまで。

6/25 9:00

飯豊連峰北ー大石山・頼母木山・地神山・門内岳。そして雲の中に北股岳。

6/25 9:00

吹いたら飛んでいきそうな雲なんですが。赤津山が嫉妬しているのか…。

6/25 9:14

途中で名付けたオアシス・雪涼テラスに戻り、ノンビリと休息。今日はここを山頂にしました。

6/25 9:20

ウチの庭に移植できないかな…。

6/25 9:45

人を恐れず、蜜を吸うアゲハチョウ。

6/25 10:06

雲を纏う大日岳。眺めるよりも、会いにおいでよ。

6/25 10:06

あの藪の状態でこの縦走路は、距離以上に遠い。

6/25 10:14

中央の笠型の山は烏帽子山。大日岳と蒜場山の中間に位置する。

6/25 10:37

ヤマウルシ。これを頻繁に見かけました。秋は葉が深紅に変わります。

6/25 11:15

尾根取付に戻りました。

6/25 11:36

加治川には、下って間近で眺めたい渓流・滝が随所に見られました。

6/25 12:27

飯豊連峰覗き見散策、終了。

6/25 12:28

しかし加治川を囲む峰々は深く切り立っています。

6/25 12:33

加治川の渓谷的な様相。

6/25 12:37

名も知らない瀑布。

6/25 13:22

鉱山鉄道の遺構。遠くに焼峰山。

6/25 13:22

枕木にマツの幼木が生え始めていました。

6/25 13:37

上杉家の名残も。一口、頂きました。

撮影機器：

LUMIX DMC-FX100 パナソニック

感想

yama-jun

赤津山は飯豊連峰の西部。飯豊連峰最高峰・大日岳と日本200名山・二王子岳を直線で結んだ中間付近に在る、一般登山道の無い山です。山頂には気象観測施設が有り、管理（定期的な刈払い）はされているらしいのですが、国土地理院の地形図にも痕跡が表記されない、事実、深い藪に覆われた道でした。
しかし人は確実に訪れていて、恐らくは飯豊連峰の展望に魅了された登山者が、二王子岳の次に目指しているのではないかと感じます。私も連峰と少し距離を置いて、独立峰的に聳える大日岳にもう少し、近付いてみたいというのが赤津山を訪ねた動機でした。大日岳、少し頬笑んですぐに雲に隠れてしまいましたが、訪ねた甲斐が有りました。
今度は藪が薄くなる晩秋の頃に、登頂を目指したいと思いました。
※標高グラフの累計標高差が？な数字。実際は標高差1,000m程です（標高差以上に過酷です）。