【ニペソツ山】雷鳴に怯えながら

2014年06月25日(水) [日帰り]

• GPS: 07:35
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,532m
• 下り: 1,521m

コースタイム

7:31 登山口
11:34~12:00 頂上
15:00 登山口

天候

晴れ→雷雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

一部雪が残っている所がありますが、ほとんど夏道が見えていました。
初めは泥の道、雪解け水が登山道を流れている所もあるので転倒に注意です。

写真

早朝は霧がかかっていましたが快晴です。

登り始めは視界が利かないが、見上げると緑がきれいだ。

前天狗がチラリと見える。

小天狗近くの岩場、行く時はロープがありましたが帰りはありませんでした、自分は下を通る派です。

天狗コル付近、左にウペペサンケ山が見えてきました、登山道に雪が残っていますが問題なく歩いていけました。

緑のトンネルを潜り抜けていく。

遠くに表大雪、右から旭岳、忠別岳、トムラウシ、いつか歩いてみたいルート。

天狗平へ行く岩礫地で撮影、イワウメ。さらに登って行くと。

ニペソツの雄姿が！

定番の写真だけどカッコいい！

目指す頂上。

ズームで撮ると人が見えた、気合を入れなおして登って行きます。

登りたい気持ちはあるが、花々が咲いているので足が止まる、エゾノツガザクラ。

チングルマと一緒に群れている、周りは花ばかり。

トムラウシと十勝連峰が！また足が止まる。

休憩をかねて眺めることに。

カッコ良すぎる。

花を撮影しながらニペソツを見上げる。

頂上まであと少し。

到着！

雲が多くなってきた。

本当は行くはずだったウペペサンケ山の上にも雲が。

トムラウシを雲で隠れる前にズームで撮影、このとき気がつくべきだった。

旭岳は雲が多いニペソツに登って正解かと、この時はのんきに考えていた。

何か遠くのほうでゴロゴロ！と音が！！

下山する方向、あれは積乱雲か。

一気に雲が・・・。

転げ落ちるような勢いで下りてきたが、あと6キロ登り返しで足が悲鳴を上げていた。

振り返ったらいい天気だけど。

これから下山する方向は、ウォォォ！

ゴロゴロ！ドッカーン！！バリバリー！！！空気を引き裂くような音が鳴り響いていた。

THE END!
カメラをしまったのでこの先写真はありません。
この先の事はあまり思い出したくないので、ご想像にお任せします。

水も滴るいい男になって無事下山、ヨボヨボになってました、無常にも雲間から太陽が・・・。

感想

yamaike

今時期のウペペサンケ山の稜線を歩いてみたい、蝦夷梅雨と言われていた期間ずっと計画を立てて晴れる日を待っていた、そしてようやくこの日が来た。

長い事待たされたのでワクワクしながら糠平川沿いの林道を運転していると、突然止められた！　話を聞くとマイクロバスが下りてきて交差できないので広い土場のような所でマイクロバスが通過するのを待ってほしいとの事だった、土場まで移動してみるとすでにマイクロバスが3台停車しているではないか、ここまで来てまた待たされる事になるとは、ついてない時はこんなもんか。

近くにいた人に話しを聞いてみると、高校山岳部の登山大会をするらしい、しかも上の駐車場は大会関係者の車が止まっているので使えないと教えてくれた、しかたがないのでウペペサンケ山はあきらめて別の山に登る事に、近場で登れる山を考えるとニペソツか！　ここからの行動は早かった、まるで山の天気がくずれるのと同じように・・・。

即移動、天気は快晴こんな日を逃すわけには行かない、新緑鮮やかな樹林帯をペースを上げて登って行くと視界がだんだん開けてくる、天狗平まで来るとニペソツの圧倒的な姿が目の前に飛び込んできた、来てよかった、周りは高山植物も咲き始めて下ばかり見て歩いていたので天候の変化に気づくのが遅れてしまった、雷鳴が聞こえてからではもう遅い少し待ってやり過ごそうかとも思ったが、雨宿りする所なんてない天候が回復する保証もない今までさんざん待ってきたのでもう待てなかった雷鳴に怯えながら下山した。