大嵐谷の出合に掛かる橋から山行スタート。眼下に大嵐谷の本流に掛かる大きな堰堤が見えている。
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大嵐谷の出合に掛かる橋から山行スタート。眼下に大嵐谷の本流に掛かる大きな堰堤が見えている。
大嵐谷の左岸の林道は,意外にきれいで新しい轍もあり,それなりに使われているようだった。
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大嵐谷の左岸の林道は,意外にきれいで新しい轍もあり,それなりに使われているようだった。
適当なところから林道を離れて,大嵐谷の本流に降り立つ。穏やかな河原で,ゆったりとした流れ。
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適当なところから林道を離れて,大嵐谷の本流に降り立つ。穏やかな河原で,ゆったりとした流れ。
標高点478m付近から,目的の左俣に入る。出合はちょっと藪っぽく,大丈夫かな…と少し不安になる。
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標高点478m付近から,目的の左俣に入る。出合はちょっと藪っぽく,大丈夫かな…と少し不安になる。
左俣に入ると,いきなり堰堤×3が現れる。もともと人里に近い谷なので,これは想定の範囲内。
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左俣に入ると,いきなり堰堤×3が現れる。もともと人里に近い谷なので,これは想定の範囲内。
少し遡ると,周囲の植林も消えて美しい自然林となり,なかなか明るくて良い渓相となる。
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少し遡ると,周囲の植林も消えて美しい自然林となり,なかなか明るくて良い渓相となる。
なかなか良い雰囲気じゃないですか。
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なかなか良い雰囲気じゃないですか。
お,奥に滝が!
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お,奥に滝が!
3m滝。楽しく直登。
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3m滝。楽しく直登。
その上の小滝も直登して越えていく。
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その上の小滝も直登して越えていく。
さあ,これからどんどん滝が出てくるのかな…と期待していたら,突然,水が切れてしまった。肩透かしを食らった形だが,恐らく一時的に伏流しているのだろうと考え,そのまま進んでいく。
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さあ,これからどんどん滝が出てくるのかな…と期待していたら,突然,水が切れてしまった。肩透かしを食らった形だが,恐らく一時的に伏流しているのだろうと考え,そのまま進んでいく。
しばらくすると,予想通り水が復活。4mほどの滝を直登。
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しばらくすると,予想通り水が復活。4mほどの滝を直登。
この5mほどの岩間滝は,右手の斜上バンドを登って越える。
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この5mほどの岩間滝は,右手の斜上バンドを登って越える。
5mほどのナメ。出てくる滝はほぼもれなく直登できるので楽しい。
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5mほどのナメ。出てくる滝はほぼもれなく直登できるので楽しい。
滝の写真ばかり載せていると滝が多い谷のように見えてしまうかもしれないが,実際はこの谷は滝は少なく,こういうゴーロの区間がほとんど。沢登り的には残念だが,散策と割り切ればぴったりの谷だ。
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滝の写真ばかり載せていると滝が多い谷のように見えてしまうかもしれないが,実際はこの谷は滝は少なく,こういうゴーロの区間がほとんど。沢登り的には残念だが,散策と割り切ればぴったりの谷だ。
周囲はトチノキやサワグルミの濃い緑が広がっている。
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周囲はトチノキやサワグルミの濃い緑が広がっている。
トチノキの大木も散見される。あの木も立派だな。
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トチノキの大木も散見される。あの木も立派だな。
3mほどの岩間滝。
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3mほどの岩間滝。
滝を構成する岩盤は,独特の褐色をしたゴツゴツした岩が多い。手取層ってやつかな。
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滝を構成する岩盤は,独特の褐色をしたゴツゴツした岩が多い。手取層ってやつかな。
標高1000m付近で,右手から枝谷が流入してくる。今日はこちらには進まないのだが,奥に大きな滝がありそうな雰囲気が感じられたため,ちょっとだけ入ってみることに。
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標高1000m付近で,右手から枝谷が流入してくる。今日はこちらには進まないのだが,奥に大きな滝がありそうな雰囲気が感じられたため,ちょっとだけ入ってみることに。
やはり思った通り,15mほどの大きめの滝が掛かっていた。しかも,ホールドも豊富で,快適に直登できそうだ。こちらの枝谷も惹かれたが,予定通り引き返して本流を進むことにした。
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やはり思った通り,15mほどの大きめの滝が掛かっていた。しかも,ホールドも豊富で,快適に直登できそうだ。こちらの枝谷も惹かれたが,予定通り引き返して本流を進むことにした。
本流に戻ると,こちらにも8mほどの滝。この滝も直登できる。
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本流に戻ると,こちらにも8mほどの滝。この滝も直登できる。
10mほどのナメ滝。
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10mほどのナメ滝。
ここまで明るく開けた谷が続いていたのだが,1150m付近で急に谷が狭まってミニゴルジュ状に。小滝の奥にはいかにもややこしそうな滝が。
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ここまで明るく開けた谷が続いていたのだが,1150m付近で急に谷が狭まってミニゴルジュ状に。小滝の奥にはいかにもややこしそうな滝が。
やはりゴルジュ出口に10mほどの滝が。直登は難しそうなので,少し戻って右岸から高巻くことに。
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やはりゴルジュ出口に10mほどの滝が。直登は難しそうなので,少し戻って右岸から高巻くことに。
右岸から高巻きに入る。灌木の藪が濃く,ちょっと苦労した。
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右岸から高巻きに入る。灌木の藪が濃く,ちょっと苦労した。
高巻きを終えて谷に戻ると,さきほどの10m滝の上にも,数mの滝が続いているようだった。
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高巻きを終えて谷に戻ると,さきほどの10m滝の上にも,数mの滝が続いているようだった。
ナメ滝が連なる。
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ナメ滝が連なる。
そしてついに水切れ。
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そしてついに水切れ。
稜線が近い。稜線近くまではっきりした沢形が続いており,藪漕ぎを避けられるので助かる。(なお,源頭を登っている際に,つまらないところで右足首を捻って軽く挫いてしまい,以降の行動に若干影響が出た。反省…)
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稜線が近い。稜線近くまではっきりした沢形が続いており,藪漕ぎを避けられるので助かる。(なお,源頭を登っている際に,つまらないところで右足首を捻って軽く挫いてしまい,以降の行動に若干影響が出た。反省…)
5mほどの枯滝を直登して越える。
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5mほどの枯滝を直登して越える。
振り向けば,手取川左岸の山々の向こうに,日本海が見える。あれは加賀市のあたりかなぁ。
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振り向けば,手取川左岸の山々の向こうに,日本海が見える。あれは加賀市のあたりかなぁ。
しばらくすると,藪に突入。最初はそれほど藪の密度が濃くなく,もしかしたら楽勝かも? と思っていたが…
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しばらくすると,藪に突入。最初はそれほど藪の密度が濃くなく,もしかしたら楽勝かも? と思っていたが…
すぐに灌木系の濃密な藪に。一番手に負えないタイプの藪で,苦労しながら体をめり込ませていく。
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すぐに灌木系の濃密な藪に。一番手に負えないタイプの藪で,苦労しながら体をめり込ませていく。
ショウガ山の2つ南西にある小ピークに乗った。小ピークの上には,ありがたいことに4畳半ほどの藪のない砂地があり,そこで藪から解放されてのんびり休むことができた。
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ショウガ山の2つ南西にある小ピークに乗った。小ピークの上には,ありがたいことに4畳半ほどの藪のない砂地があり,そこで藪から解放されてのんびり休むことができた。
眺めも素晴らしい。白山本峰方面。さすがに台風が近づいているので,山頂付近は雲を被ってしまっているが。
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眺めも素晴らしい。白山本峰方面。さすがに台風が近づいているので,山頂付近は雲を被ってしまっているが。
あれは加賀禅定道の天池のあたりかな。
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あれは加賀禅定道の天池のあたりかな。
鳴谷山方面の稜線。濃密な灌木の藪に延々と覆われているのが見て取れる。
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鳴谷山方面の稜線。濃密な灌木の藪に延々と覆われているのが見て取れる。
鳴谷山のアップ。
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鳴谷山のアップ。
日本海。たぶん加賀市のあたり。
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日本海。たぶん加賀市のあたり。
ショウガ山方面。もし大したことない笹藪くらいだったらショウガ山まで寄り道してもいいかな,と思っていたのだが,この頑強な灌木の藪では労多くして功少なし,というやつだろう。大嵐谷で捻った右足も痛むし,しばらく展望を楽しんだのち,そのまま下山することに。
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ショウガ山方面。もし大したことない笹藪くらいだったらショウガ山まで寄り道してもいいかな,と思っていたのだが,この頑強な灌木の藪では労多くして功少なし,というやつだろう。大嵐谷で捻った右足も痛むし,しばらく展望を楽しんだのち,そのまま下山することに。
本当は小嵐谷を下降するつもりだったのだが,右足に不安を抱えていたので,末端に小嵐山のある尾根伝いに下山することに。この尾根は途中まで点線路が記載されており,その探索も兼ねて。あいかわらずの猛烈な藪の中を尾根へと下降していく。
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本当は小嵐谷を下降するつもりだったのだが,右足に不安を抱えていたので,末端に小嵐山のある尾根伝いに下山することに。この尾根は途中まで点線路が記載されており,その探索も兼ねて。あいかわらずの猛烈な藪の中を尾根へと下降していく。
藪は濃いが,この尾根はブナの森が素晴らしい。
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藪は濃いが,この尾根はブナの森が素晴らしい。
ときどき雨がぱらつく中を,ブナの森を眺めながら藪を漕いでいく。
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ときどき雨がぱらつく中を,ブナの森を眺めながら藪を漕いでいく。
なかなかの大木も散見される。
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なかなかの大木も散見される。
しかしまあ…藪が濃い。もしかして点線路が稜線近くまで続いているかも? とか期待していたのだが,やはり現実は甘くない。
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しかしまあ…藪が濃い。もしかして点線路が稜線近くまで続いているかも? とか期待していたのだが,やはり現実は甘くない。
地形図上の点線路の終点付近である1200mあたりに近づいた。道形が現れないか注意して歩いてみたが,それらしき道の気配はまったくなく,藪が続いているばかり。しかし,スギの大木が多くなったので,おそらく,昔は林業関係の仕事道があったのだろう。
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地形図上の点線路の終点付近である1200mあたりに近づいた。道形が現れないか注意して歩いてみたが,それらしき道の気配はまったくなく,藪が続いているばかり。しかし,スギの大木が多くなったので,おそらく,昔は林業関係の仕事道があったのだろう。
時折,猛烈なシャクナゲに阻まれる。枝に乗っかりながらゆらゆらと進む。
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時折,猛烈なシャクナゲに阻まれる。枝に乗っかりながらゆらゆらと進む。
スギの大木。天然のものだろうか,それとも植林されたものだろうか。
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スギの大木。天然のものだろうか,それとも植林されたものだろうか。
1100m付近まで来ると,明らかな植林が現れ,藪が薄くなってやっと歩きやすくなる。
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1100m付近まで来ると,明らかな植林が現れ,藪が薄くなってやっと歩きやすくなる。
1050m付近に図根三角点が設置されている。
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1050m付近に図根三角点が設置されている。
ここから何故かマーキングが続くようになった。何の目的か分からないが…まさか図根三角点マニアのものではないと思うし。
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ここから何故かマーキングが続くようになった。何の目的か分からないが…まさか図根三角点マニアのものではないと思うし。
小嵐山。プレート等はなく,のっぺりした山頂で,特に感慨は湧かない。
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小嵐山。プレート等はなく,のっぺりした山頂で,特に感慨は湧かない。
ここからは急にはっきりした踏み跡が続くようになる。下から登ってきてこの踏み跡とマーキングを見たら,稜線まで登山道が続いていると錯覚してしまうかもしれない。
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ここからは急にはっきりした踏み跡が続くようになる。下から登ってきてこの踏み跡とマーキングを見たら,稜線まで登山道が続いていると錯覚してしまうかもしれない。
最後は標高770m付近から北西方向の小尾根(踏み跡とマーキングあり)を下り,小嵐隧道の南口に降り立った。地形図の点線路はこの小尾根ではなく南西方向に降りているが,それらしき踏み跡は見つけられませんでした。
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最後は標高770m付近から北西方向の小尾根(踏み跡とマーキングあり)を下り,小嵐隧道の南口に降り立った。地形図の点線路はこの小尾根ではなく南西方向に降りているが,それらしき踏み跡は見つけられませんでした。
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