利尻山・礼文岳 〜天気に恵まれ〜
- GPS
- 160:00
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,018m
- 下り
- 2,001m
コースタイム
6月24日 利尻山(鴛泊コース):北麓野営場(4:35)−甘露泉水−4合目野鳥の森−5合目雷鳥の道標−6合目第一見晴台(6:45~6:55)−第二見晴台ー8合目長官山(8:30~)−避難小屋(8:45)−9合目(9:30~9:40)−利尻山頂(北峰)(10:40~11:15) ー ー 利尻山避難小屋 ーー 長官山 13:00 ー 北麓野営場登山口 16:10着
天候 | 6月23日(月) (礼文岳):曇りのち晴れ 6月24日(火) (利尻山):鴛泊コース(島の北部)は晴れ、他は低い雲(雲海)の下 6月25日(水) 利尻島一周:ほぼ24日に同じ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鴛泊コース上には残雪なし。 ・9合目までは危険個所はないが、途中から灌木の枝が登山道上を覆っているの で頭上注意。 ・9合目から山頂までは火山礫のザレ場の急登となり、ズルズルと歩きにくい。 また、この区間の下りは非常に滑り易いので要注意。 ・登山口以外はコース上にトイレはなく、携帯トイレをブースで使用する。 トイレブースは第一展望台(6合目)上、避難小屋、9合目の3か所。 ・無雪期の水場は、登山口に近い名水百選の「甘露泉水」のみ。天候にもよるが 水は多めに。 |
写真
感想
北海道に梅雨は無いはずだと思ったのに、ことしの6月はまさに異常で連日北海道に雨が続いたり、異常高温になったりと天気が心配された。ようやく出発直前になって落ち着いてきたようだったが、北端の島の気象は他とは違うようで、後は運に任せるのみ。
稚内から出航した後も全天低い曇に覆われ、礼文岳から利尻山を眺めることは無理だろうと思われた。ところが、礼文岳山頂が近づくにつれてどんどん雲が取れてきて、ついに山頂では礼文島がほぼ見渡せた。そして期待の利尻山も徐々に雲がとれ、山頂部が見えたときには感動。下山途中には全貌が姿を現した。聞けば、こんなに良い天気となったのは久しぶりのことらしい。
翌日の利尻登山も天候に恵まれた。島全体としては、南からの風により低い雲に覆われたのだが、鴛泊コースのある島の北部は利尻山の陰(風下側)になって雲がかからないのだという。おかげで、早朝から午後遅くの下山までずっと晴れていた。しかも、コースの多くは木々の陰になって暑すぎず、逆に山頂部では風も殆ど無く、日差しによって寒くもなかった。空気は澄んで、すばらしい景色をさらにすっきりと見せてくれた。ちなみに、隣の礼文島は標高が低いために、全島が雲海の下となって見えなかった。ということは、1日ずれていれば礼文から利尻山を眺めることができなかったということになる。
山頂ではちょっとしたサプライズがあった。ガイドの渡辺さんが、無線操縦のカメラ付きヘリ(のちに”ドローン”ということを知る)を飛ばして、山頂部のようすを空撮して見せてくれたのである。
終わってみれば、異常な天候が続いた中ではベストタイミングの天気に恵まれたということになろう。感謝。
そして、深田久弥が「日本百名山」の最初に利尻山をもってきたのは、単に最北というだけではない、それだけのものがあるということを実感できた登山だった。
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