常念岳 宿題を片付けるつもりが、また、残してしまいました。（笑）

2022年09月22日(木) 〜 2022年09月23日(金)

• GPS: 14:29
• 距離: 15.5km
• 登り: 1,749m
• 下り: 1,726m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:28
• 休憩: 1:09
• 合計: 9:37

6:16 常念岳登山者用駐車場
6:39 6:40 一ノ沢登山口
6:52 6:53 山ノ神
7:55 8:03 王滝ベンチ
8:33 8:38 烏帽子沢
9:17 9:23 笠原沢
10:52 11:11 最終水場
12:27 12:50 常念小屋
14:28 14:34 三股への分岐点
15:53 15:53 常念小屋
15:53 宿泊地

2日目

• 山行: 4:31
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:51

6:30 宿泊地
7:08 7:23 最終水場
8:31 8:31 笠原沢
9:04 9:05 烏帽子沢
9:45 9:46 王滝ベンチ
10:43 10:43 山ノ神
10:57 10:59 一ノ沢登山口
11:20 11:21 常念岳登山者用駐車場
11:21 ゴール地点

大阪から夜通し走って、安曇野の道の駅で仮眠してから登山口にやって来ました。
車中では、移動中、愛妻は寝ていましたが、やはり疲れていた様で、思ったよりペースが遅いのが気にはなっていました。
そして、結局、頂上に着けないと言う残念で、何にも面白くない結果ですが、忘備録として残して置きたいと思います。（苦笑）

天候

登り始めは少し薄日が射す時がありましたが、曇りのち雨＆ガスでした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

一ノ沢の登山者駐車場からの出発です。
駐車場は、連休一日前、そして、雨予報なので割と余裕がありました。

コース状況／危険箇所等

良く整備されています。
ただ、落石など一般的な注意は当然必要です。

その他周辺情報

温泉も色々ありますが、しゃくなげ温泉に入りました。
蕎麦のお店や、農産物直売所にも寄って帰りました。

写真

9/22 6:14

一ノ沢の登山者駐車場は余裕でした。

9/22 6:32

一瞬期待をさせる青空が見られました。（笑）

9/22 6:55

15年前に下山して来た時は、土砂崩れか何かで、山の神は見られませんでした。
今日は山の神に安全登山を祈願することが出来ました。

9/22 7:01

アキノキリンソウ

9/22 7:11

ヤマブシタケがありました。

9/22 7:25

9/22 7:31

なんかヌメヌメのキノコ（笑）

9/22 7:42

苔が瑞々しいですね。

9/22 7:55

大滝（王滝）ベンチまで来ました。

9/22 8:12

一瞬青空を見せていたのにガスが出て来ました。
幻想的で良い感じですね。

9/22 8:21

またまたヌメヌメのキノコ（笑）

9/22 8:22

なんか可愛いキノコ。

9/22 8:29

好きなタイプの植物ですがお名前は？

9/22 8:51

苔色々・・・

9/22 8:52

9/22 8:52

またまたヌメヌメのキノコ（笑）

9/22 9:07

コウロギ？昆虫の鳴き声の様なメボソムシクイがいました。

9/22 9:11

○に十、長野なのに島津家の様なキノコ（笑）

9/22 9:16

9/22 9:17

笠原沢出合まで来ました。

9/22 9:20

9/22 9:24

9/22 9:24

9/22 9:27

良い感じです。

9/22 9:41

少しずつ登りが始まりますね。

9/22 9:53

浅間山方面でしょうか？少し山が見えますね。

9/22 10:01

見上げると地味に落石が怖いですね。（笑）

9/22 10:04

ヤマハハコがあちこちに見られます。

9/22 10:13

慎重に歩きます。

9/22 10:13

いよいよ胸突き八丁　登りが始まりました。

9/22 10:26

9/22 10:31

9/22 10:33

9/22 10:55

最終水場　どこで汲んだら良い？と思ったら、ちょっと行き過ぎたくらいのところに有りました。

9/22 10:57

ここまでで空になったペットボトルに水を汲みます。
冷たくて、清冽で美味しい〜♪

9/22 10:57

ここからさらに厳しい登りが始まりました。

9/22 11:00

イワウチワの葉っぱ？

9/22 11:09

ツルリンドウの実　綺麗ですね。

9/22 11:12

ゴゼンタチバナの実

9/22 11:15

なかなか良い位置に第一ベンチ登場です。

9/22 11:16

小っちゃ〜いキノコ

9/22 11:16

アップにすると、案外可愛い。（笑）

9/22 11:19

中身が出た後のマユミの実？ツリバナ？何の実？

9/22 11:36

またまた絶妙な位置に第二ベンチ　

9/22 11:37

助かりますね〜♪

9/22 11:49

そして、さらに登ると・・・

9/22 11:53

ほどなく第三ベンチに到着。

9/22 12:13

そして常念乗越が見えて来ました。

9/22 12:18

すこし黄葉していますね。

9/22 12:18

常念小屋が見えて来ました。
槍さんはまったく見えませんね。

9/22 12:19

常念も見えませんね。

9/22 12:21

（泣）

9/22 12:24

チェックインします。

9/22 12:58

とりあえず常念岳の頂上を目指します。

9/22 13:02

9/22 13:04

○や矢印を見ながら登ります。

9/22 13:21

9/22 13:58

もうすぐ偽頂上、欺しピークが見えそうです。

9/22 14:10

ハイマツ〜こんな天気の日は雷鳥さんが良く見られるハズなんですが、あの独特の鳴き声は結構しますが、姿は見えませんでした。

9/22 14:27

本物の頂上が見えて来ました。

9/22 14:36

あと少しで頂上なんですけど、愛妻の調子が悪い・・・
睡眠不足状態のところを急に登ったし、身体も冷えて高山病です。
腕時計で血中酸素濃度を見ると、信じられないくらい下がっています。

9/22 14:36

そこに頂上が見えているんですけどね・・・夕食の時間もあるし、引き返します。
後で、データを見たら、あと標高で44mでした。残念！！

9/22 15:32

ちょっと常念乗越が見えて来ました。

9/22 15:33

小屋もうっすらと見えます。

9/22 16:52

この奥の乾燥室で濡れたものを乾かします。
乾燥室が暖かくて、愛妻は嬉しいそうです。（笑）

9/22 16:52

愛妻は、ストーブもほっとさせてくれるそうです。
私は暑がりなので、そこまででも無いんですけどね。（笑）
しかし、15年前は、本当に生き返りました。

9/22 16:54

頂上まで到達出来ませんでしたが、常念岳のバッジは購入です。

9/22 17:01

夕食です。5時（17時）からです。
味噌汁にも野菜がたっぷりで嬉しいですね。
写していませんが、お代わりをするとコロナ対策で器も新しいものに盛ってくれます。ご飯　美味しいです〜♪

9/22 18:10

手書きが良いですね。
なんだかんだで8時消灯、静かに寝ます。
6人部屋に若いカップルの二人と、合計4人です。
敷き布団、寝袋、毛布に、パイプ枕で、なかなか快適に休むことが出来ました。

9/23 4:59

朝も5時からの朝食です。
昨日もご飯をお代わりしましたが、今日もお代わりします。
味噌汁もお代わり出来ます。
お代わりした分、器が並びます。写しとけば良かった・・・（笑）

9/23 5:16

西側を見るとなんと槍ヶ岳方面が見えるではありませんか。

9/23 6:23

9/23 6:23

結果から言えば、昨日は小屋でまったりして、高度順応して、今朝から登れば、雨は降っているが、ガスが無くて、見晴らしも良く登れたんですけどね。

9/23 6:25

色々複雑な気持ちはありますが、愛妻の体調もあるので下山します。

9/23 6:25

晴れていれば、こちらに朝日が昇って来て・・・

9/23 6:25

そして、槍方面がモルゲンロートで赤く染まるハズ・・・なんですけどね。
仕方がないですね。（泣）

9/23 6:25

常念方面も見えて名残惜しい・・・

9/23 6:26

槍方面が見えただけでも良かったです。

9/23 6:26

またいつか来られるかな？
諦めて愛妻の高山病が出ない程度の標高の山に登るか、それとも、そこそこの標高のところに一泊して高度順応してからまた来るか・・・

9/23 6:27

下山します。

9/23 6:58

9/23 6:59

下りの木の階段はちょっと苦手です。
苦手な木の階段が結構続きます。
こんなに整備してくれているのに、そんな事を言ってはいけませんね。（笑）

9/23 7:02

しかし、下りは、あっと云う間に第一ベンチまで降りて来ました。

9/23 7:12

写真では分かりませんが、下を見ると結構怖いです。

9/23 7:13

上からしか撮れませんが、傘の下にツバが有って、ベニテングタケ　見方に依っては美しいかも・・・

9/23 7:21

ムシカリ（オオカメノキ）の実　赤から黒へ

9/23 7:27

鮮やかな黄色の花

9/23 7:32

小雨と言うか、霧雨くらいな感じですが、ずっと降っています。

9/23 7:38

形もですが、色も綺麗な苔〜♪

9/23 7:39

慎重に歩きます。

9/23 8:19

水滴・・・

9/23 8:56

樹林帯まで降りて来ました。

9/23 8:56

若い木が育っているのが嬉しいですね。

9/23 9:04

9/23 9:04

9/23 9:04

9/23 9:06

幻想的な景色　霧を楽しむ・・・（笑）

9/23 9:06

9/23 9:44

鶴？

9/23 9:46

雨でも透明で綺麗な流れのままで見とれてしまいます。

9/23 9:47

9/23 9:48

大滝（王滝）ベンチの所まで戻って来ました。

9/23 10:06

熊鈴を鳴らします。
ザックのウエストベルトのポケットのファスナーを引っ張る所に付けるとメチャ鳴ります。
チリンチリンって高い音のと、ガランガランって低い音の二重奏で完璧です。（笑）

9/23 10:10

ここの小さな徒渉のところがお気に入りになりました。（笑）

9/23 10:13

大きさが写真では分かりませんが、結構大きな岩の上に、そこそこの大きさの岩が載っていて、不思議なんだけど、ちょっと笑みがこぼれてしまいました。（笑）
お互いにゴロンゴロンと転がって来て、奇跡の出合ですよね。

9/23 10:28

帰りもちゃんとありました。

9/23 10:29

古池　水が無いみたいに見えますね。

9/23 10:31

不揃いの丸太の橋　意外にくせ者で、滑るし、踏み外しそうになって、転ぶ寸前でした。（笑）

9/23 10:39

山の神まで戻って来ました。
無事の帰還のお礼をします。

9/23 10:45

この先、ちょっと慎重に歩く個所が有りました。

9/23 10:50

シラヤマギクの様ですね。

9/23 10:55

なんとも言えない造形のキノコ（笑）

9/23 10:57

戻って来ました。

9/23 10:57

登山口です。

9/23 11:02

タクシーの運転手さんに声を掛けられましたが、人違いです。
予約した本人は、降りて来るのに時間が掛かっている様ですね。

9/23 11:02

常念ですよね。
右は横通岳ですね。

9/23 11:03

来た時と逆に、林道をしばらく下ります。

9/23 11:05

9/23 11:09

9/23 11:12

ほんと変わったと言うか、見た事が無いキノコがあちこちに見られますね。

9/23 11:14

針葉樹・・・

9/23 11:17

落葉広葉樹・・・

9/23 11:20

駐車場まで到着です。

9/23 11:59

とりあえず温泉〜♪
安曇野しゃくなげの湯です。

9/23 12:45

近くなってしまうので、珈琲を控えていたので、風呂上がりに堪らず珈琲牛乳〜♪

9/23 13:27

そして、ランチに蕎麦です。
気持ち良く温泉に浸かって居る間に、どこも蕎麦が無くなって受付していませんでしたが、こちらのお店は、営業が午後三時までと言う事で、なんとか頂く事が出来ました。

9/23 14:37

愛妻は天ぷら蕎麦です。

9/23 14:38

私、こんにゃくの刺身付き＋蕎麦とソースカツ丼のセットです。

9/23 14:42

なかなか肉厚のトンカツですよ〜♪
ソースとキャベツも美味しい。

9/23 14:46

蕎麦湯もたっぷりで嬉しいですね。

9/24 9:59

そして、時々線状降水帯か？って雨の中を家に帰った翌日の常念の天くらは晴れ晴れ！！と言う登山あるある、ちょっと悔しいですな・・・（笑）

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

ＹＡすべエ

今を去る15年前の10月上旬の事、大阪と、三重と、現地　長野から会社の登山仲間が集まって、一日目は中房温泉から燕岳に登って、燕山荘のテン場でテン泊して宴会。（笑）

二日目は、燕から表銀座を歩いて大天井岳へ登り、東大天井、横通岳を横切って常念小屋前のテン場でテン泊して宴会。（笑）

紅葉も綺麗で、天気もそこまではとても良くて、天国の様な山行でしたが、その夜半から嵐になってしまい、ちょっと雨が小康状態になった隙を見計らって、テントを片付け、常念小屋に逃げ込みました。
常念小屋でカップ麺を食べて暖まり、その日は常念に登る予定でしたが、夜が明けるのを待って雨の中下山、結局、常念岳には登る事が出来ず宿題を残した感じになっていました。（笑）

なので、登って無かった常念岳へと、今回は愛妻と来ました。
しかし、今回も雨です。
連休中は小屋が満室で日程変更も出来ず、ここまで頑張って登って来ましたが、愛妻が途中から冷えるし、元々高所には強くないのに、いきなり高所まで登ったので高山病の症状が出てしまいました。

偽ピークも登って、三股の分岐まで来ましたので、あとほんの少し登れば頂上なんですけどね・・・ちょっともう無理な感じで、標高を下げるしかないため、ここで諦めて小屋まで下山です。（泣）

小屋に戻ればストーブも焚いているし、特に乾燥室が暖かくて、濡れたものを干している間に復活出来ました。（笑）

そして、次の日も雨でしたが、ガスが無くて、槍ヶ岳方面や、常念の上の方もスッキリ見えていました。
しかし、残念ながら、愛妻の体調を考えて、もう下山することにしました。

結果としては、一日目は無理をせず、小屋まで登ったところで高度順応も考えてのんびりと過ごし、二日目の朝食後、まだガスのない頂上へと登った後、小屋で少し休んで下山すれば良かったですね。

台風は登山中にも15号まで発生して、天気がなかなか読めずこんな感じになってしまい、15年前のリベンジどころか、二の舞になってしまいました。
また、天気の良い時に来られると嬉しいんですけどね。
宿題を片付けるつもりが、また、宿題を残してしまいました。（笑）

北アルプスの中では初級者コースと言われ、日帰りする人も居る比較的地味なルートなんでしょうが、樹林帯から沢を何度も右左と渡り、最後に一気に登り詰めると言う、色々変化もある山行で、個人的には、とても充実した二日間が過ごせました。