記録ID: 4710201
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ハイキング
近畿
信貴山ハイキング 「久安寺の石仏・道標・三角点めぐり」
2022年09月24日(土) [日帰り]
大阪府
奈良県
Ikoma Nature Walk
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:24
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 528m
- 下り
- 525m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復路：近鉄生駒線・平群駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
高安城倉庫址から南大墓までのルートは、一部でヤブ漕ぎ必死なり。 |
写真
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9/16に運行再開した西信貴ケーブル。おめでとうございます。
おおみちハイキングコース（法蔵寺越）の登り口。ここから防虫ネットを着用しました。
開運橋の下をくぐって、ヤブの中に江戸期の古い道標。信貴山参詣道を案内しています。
奥に「高安城を探る会」により建立された石碑。ここはカナヤ塚という、こんもりしたピークです。
さらに進む。普通の人は引き返すレベル。今季初のヤブ漕ぎです。新品から汚れ知らずのストックも、蜘蛛の巣だらけになりました。
ヤブを抜けて振り返るとカナヤ塚のピーク。ヤブが刈られたときは、段丘状の斜面が見えました。
ヤブを避けて回り込むとルートに合流しました。ここからは、古道の雰囲気を味わえる良き尾根道です。
深く掘り窪んだ下り坂。正面に久安寺の南大墓です。ここは石仏の宝庫。
墓参道の入り口に立つ地蔵菩薩立像。いつの間にか屋根付きになりました。資料によると元禄期のものらしい。
久保西入口（五本松）の石仏群にある道標。米尾山は信貴山奥ノ院を示す。年代不明。
資料に明記されてませんが、ここは重要な十字路。久保南の入口に立つ道標（右）と石碑（左）です。石碑に刻まれた文字は摩滅で読めない。
9/24 12:05
資料に明記されてませんが、ここは重要な十字路。久保南の入口に立つ道標（右）と石碑（左）です。石碑に刻まれた文字は摩滅で読めない。
ぐるっと回り込むと信貴山城に通じる変形四辻であることが分かります。
阿弥陀さんが、南垣内東入口の道端、生駒山を背景に座しておられます。紀年なし、南逆修講中と刻む。
小石仏です。この辺りから、立石越の旧道が残っています。今日は遠慮しときます。カナヤ塚で十分なヤブ漕ぎを経験しました。
信貴畑墓地に出て、毘沙門天道と合流しました。信貴山から奥ノ院まで十五丁の道のりです。
手すり付きの斜面奥にあるピークに、明治36年設置の三角点がありました。その後、水落に移設したものと思われます。
たぶんヤブ漕ぎで、アブにヤラレタらしい。皮膚を食いちぎってました。応急処置を施しました。
上田倖弘先生が考察した「ハイキング」の道標（明治32年）は、ここで間違いありません。
新ハイキング関西24号に掲載されたコラムに、2枚の写真が掲載されています。写真�△稜惴紊房未辰討襪里蓮�街灯の柱だと思います。
9/23 19:00
新ハイキング関西24号に掲載されたコラムに、2枚の写真が掲載されています。写真�△稜惴紊房未辰討襪里蓮�街灯の柱だと思います。
奥ノ院の訪問は今度にしましょう。消えた道標の行方が知りたいです。
信貴畑集落センターの裏に回って、ガァーーン。上田先生のプレートがボロボロ。打ち捨てられてました。
2013年9月に撮影した三角点プレートです。新しいものほど、ふるくなるのが早い。
上田先生の功績は忘れません。そっとタッチしました。三等三角点・水落（埋標、平成11年）
気を取り直して、信貴畑、東勧請の石仏を拝見。天文21年銘の舟形十三仏板碑と如来座像。何如来なのかは、資料集に記載がありません。阿弥陀さんかな？
9/24 13:17
気を取り直して、信貴畑、東勧請の石仏を拝見。天文21年銘の舟形十三仏板碑と如来座像。何如来なのかは、資料集に記載がありません。阿弥陀さんかな？
横の説明板によると、毎年1/5に新しい勧請縄を掛けると云う。なので、ボロボロです。
クズの花が真っ盛り。綺麗けど、たくさん蔓延って、草刈り作業を難渋させます。チップソーに絡むイヤな奴。
光慶時の辻の磨崖仏。通称、筆神さんと呼ばれる。由来を知ると有難味が薄れるので、書くのやめときます。
平群町の案内図に「関取道標」と紹介されていました。道標とお相撲さんの顕彰を兼ねた石碑です。
初香台の文字に隠れて、地図が読めなかった。。。ちょっと戻って栗坪を目指す。
四等三角点・栗坪です。誰かが掘ってくださったのですね。少し土をどけると、柱石の頭が見えました。
地蔵堂は高台になっており、土砂の嵩上げをしたのですね。展望台みたいに、眺めがいいです。
秋の味覚。もうすぐですね。今日は栗のイガイガもたくさん落ちてました。
子守神社の石灯篭。二基あって、資料集に掲載は、どちらか分かりません。
装備
| MYアイテム |
Ikoma Nature Walk
重量：0.19kg
|
|---|
感想
やっと天気が良くなったので、ヒガンバナなど秋の風物詩を求めて、平群町を歩いてきました。これまで、何度も歩いているルートなので、資料などで紹介される見どころは、概ね押さえることができました。以下について、詳細をご存じの方は、コメント欄にてご教示くだされ。
◎毘沙門天道の道標（Y字分岐の付近）
正面「左 信貴山 奥ノ院 ハイキング 道」
側面「明治三十二年建立」
裏面「米尾山道 大阪松島 岩倉仙次郎」
三角点で有名な上田倖弘氏の興味深いコラム（新ハイキング関西の山24号・平成7年9月発行）から引用しました。信貴山は花柳界との関係が深く、「ハイキング」は、とてもハイカラな遊びだったようです。綺麗に着飾った芸者、舞子、仕出しの弁当を背中に担いだ太鼓持ち、そして、なじみの客が混じってワイワイガヤガヤと奥ノ院まで十五丁のハイキング。想像するだけで、楽しいですね。
上田氏が設置した「水落」の三角点プレートは、朽ちて風前の灯となっています。消えた道標と消えゆくプレート。偶然とは言え不思議な巡りあわせを感じました。
旧ブログに「水落」の歴史を調べた記事がありました。リンク切れいっぱいですが参考まで。
https://juantonto.official.jp/part1_blog/sankakuten-suiraku/
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