白山 観光新道

2022年09月25日(日) [日帰り]

• GPS: 09:15
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,490m
• 下り: 1,507m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:45
• 休憩: 1:27
• 合計: 9:12

距離 14.0km 登り 1,506m 下り 1,507m

5:15 別当出合
6:13 6:22 別当坂分岐
6:45 仙人窟
7:20 7:32 殿ヶ池避難小屋
8:07 蛇塚
8:18 黒ボコ岩
8:26 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
8:45 9:00 白山室堂
9:34 9:49 白山
10:17 10:18 翠ヶ池
10:28 お池めぐり分岐
10:32 山頂池めぐりコース分岐
11:02 11:24 白山室堂
11:37 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
12:20 南竜道・エコーライン分岐
12:32 南竜分岐
12:47 甚之助避難小屋
13:10 13:15 別当覗
13:47 13:55 中飯場
14:27 別当出合

中飯場上部は一部う回路になっています

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

7月上旬から10月中旬まで、土日祝日は登山口の別当出合への車の乗り入れはできません。市ノ瀬に駐車してシャトルバスで別当出合に向かいます。マイクロバスは20分間隔で運行していますが市ノ瀬の駐車場はそれほど広くありません。当日は天気が良く、始発バス待ちに60人ほどの列が出来ていました。駐車場は一杯になったようで1キロ近い路上駐車の列ができていました。

コース状況／危険箇所等

特別危険な箇所はありません。登山道はよく整備されています。

その他周辺情報

道の駅瀬女には珍しいクルマやバイクが集まってきます

写真

9/25 4:36

市ノ瀬の別当出合行きシャトルバス乗り場

9/25 5:16

吊り橋のかかる砂防新道ではなく、左の観光新道へ進む

9/25 5:54

ここから標高差約200mの急登が始まります

9/25 6:15

別当坂分岐に出る。ここからは気持ちのいい尾根歩き

9/25 6:44

仙人窟

9/25 6:46

朝日に照らされる白山釈迦岳

9/25 6:50

観光新道から眺める姿は存在感十分

9/25 7:16

もうすぐ殿ヶ池避難小屋

9/25 7:17

殿ヶ池。一登りで殿ヶ池避難小屋

9/25 7:22

福井の白山山系の山々。赤兎山、大長山、その間の奥に経ヶ岳

9/25 7:35

殿ヶ池避難小屋にはトイレあり、飲み水なし

9/25 7:45

登ってきた別当坂分岐から殿ヶ池避難小屋までのやせた尾根がくっきり

9/25 7:54

砂防新道の黒ぼこ岩直下を登る人が見えます

9/25 7:58

高度が上がると白山釈迦岳は見えなくなり、代わって別山の存在感が増してきます

9/25 8:57

室堂到着。ここから山頂までの40分が一番きつい

9/25 9:50

至福の山頂

9/25 9:35

北アルプス剣岳から乗鞍岳。御岳も

9/25 10:15

翠ヶ池。青空を映すのか見事な青

9/25 10:18

屹立する剣ヶ峰と彼方に槍穂連峰

9/25 10:30

千蛇ヶ池と直上にそびえる御宝庫。おろちと開山の祖泰澄の伝説が残る

9/25 10:34

お池巡りコースから大汝峰

9/25 10:34

お池めぐりコースからは加賀平野、柴山潟、木場潟が望めました

9/25 10:36

秋の気配

9/25 10:44

室堂センターと別山

9/25 11:03

室堂平の賑わい

9/25 11:42

弥陀ヶ原で下山コースにエコーラインを採る

9/25 11:50

白山の紅葉はこれからか。万才谷の赤もまだ

9/25 12:29

南竜道から砂防新道の甚之助避難小屋を見下ろす。別当谷をはさんで右の尾根に観光新道が付けられています

9/25 13:22

別当覗きから「別当の大崩れ」

9/25 14:26

別当出合に無事下山

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

iPhone SE (2nd generation) Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 帽子 サングラス 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 予備電池 GPS 筆記用具 保険証 携帯 時計 ストック ナイフ カメラ ポール 双眼鏡

感想

猿山ペン太

白山の登山ルートで一番人気は砂防新道で、登山者の7割が登っているそうです。石川県側なら眺めに優れる観光新道がいいと思うのですが、どうも急登が敬遠されているようです。

確かに「喜市郎坂」という急な登りがありますが、越前（白山）禅定道の尾根に上がってしまえば、そこから黒ボコ岩まで、眺望に優れた静かな尾根歩きを楽しめます。砂防新道は、大勢の登山者を受け入れるに十分な歩道整備がなされていますが、標高約2千mの甚之助小屋を過ぎても灌木に視界を遮られます。

観光新道の見どころは白山釈迦岳の堂々とした山容です。砂防新道からは見ることができません。標高では別山などと比べて見劣りするものの、由緒正しい山名にも惹かれます。

石川県白山自然保護センターによると、観光新道が開かれたのは昭和24年で、同年に歴史ある越前禅定道が廃道になっています。昭和49年に今のルートに付け替えられ、平成11年には市ノ瀬から越前禅定道が復活し観光新道につながりました。この歴史の道もいつか歩いてみたいです

観光新道は下りに使うことが多いようですが、行程の最後に急な坂と高い段差を、疲れきった足で降りるのは少し危険です。木段や石段は湿っているところもあり滑りそうです。観光新道は上りがおすすめ。朝の体力が十分な登りなら転倒しない。高度を一気に稼いで尾根に上がったときの爽快感は格別です。

観光新道には、多くの登山者でにぎわう登山道にはない落ち着きがあります