白山釈迦岳 (オオサクラソウ咲くお花畑へ)


- GPS
- 10:09
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,715m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
天候 | 朝のうち曇り時々小雨、昼前から雨、次第に本降りに。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
十分な収容能力があるので、マイカー規制期間以外は、駐車スペースの心配はない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
市ノ瀬から林道までは、標高差約180mの林の中の道。 登山口までは、約2.4kmの林道歩き。 登山口から釈迦前峰までは、ブナ、ダケカンバの樹林の中の道。 手前から木がなくなりジグザグの急登。 前峰を過ぎ、釈迦本峰を巻く道に比較的長い雪渓あり。 雪渓からは緩やかな下りとなり、ハクサンチドリロードとなる。 最低鞍部を過ぎると、七倉の辻への登りとなり、多種多様の花が沿道を飾る。 日帰り温泉は、市ノ瀬に白山温泉(永井旅館)あり。600円。 |
写真
感想
土日の天気予報がよくない。
しかし、このコースは、今の時期を外せない。
土曜の天気予報は、午後から雨とのこと。
下りは雨覚悟の、午前中勝負で行くしかない。
早朝の市ノ瀬は、ボツリボツリと雨が落ちてくる天気だった。
これでは、気持ちが萎えてくる。
おまけに、車もほとんど上がって来ない。
ゆっくり支度をしていると、ようやく一つのグループが出発の準備をし始めた。
それを見て、自分に鞭打ち、とにかく出発することにした。
雨は降ったり止んだりの霧雨状態だった。
かえって涼しくていいやと負け惜しみを言いつつ、先を急ぐ。
水飲場で、やっと先行者に会う。
一口と思い、水場に行くと、水はわずかしか出ていない。
しかも、樋のパイプが壊れている。
今日はいいけど、これでは暑い日は大変だ。
雨は、釈迦前峰手前で降ってきた。
でも、まだ本降りではない。
道ばたの花を見る余裕があった。
マイヅルソウ、アカモノ、ミツバオウレン、ツマトリソウなどの群落が次々に現れ、飽きさせない。
さすが花の釈迦新道だ。
釈迦を越え、下りにさしかかると、ハクサンチドリが現れた。
ここからしばらくは、チドリの独壇場だ。
最低鞍部から少し登ると、水芭蕉の咲く雪渓が現れた。
雪解け水が音をたてて流れている。
いつもなら、ここで一息ついて喉を潤すのだが、
今日は全身湿りっ放しで、そんな気にはなれない。
それでも、雪渓脇に咲く水芭蕉の可憐さに、しばし見とれる。
お花畑に着くと、雨は粒がはっきりしてきた。
ザックも下ろさず、しばらく花を愛でる。
雨は、小止みになったり、ボツボツ来たりだ。
でも、まだ、汗で濡れるより雨の方が気持ちいいくらいだ。
晴れていたら、ここは天国なのに残念だ。
さあ、ここからは雨との勝負。
本降りになる前に、釈迦岳を越えたい。
そう思うと、あの花を確認した後、オオサクラソウ咲くお花畑に別れを告げた。
昼食は、釈迦岳の風の当たらない雪渓の上で取った。
冷やし中華ではなく、カップうどんにして良かったと思った。
こんな日は、暖かいものが何よりもありがたい。
ホットコーヒーで落ち着いたら、一目散に下山だ。
思った通り、釈迦岳を過ぎたら本降りになってきた。
もうここからは、なるようになれだ。
全身、汗と雨でベタベタになりながら、休みなしで一気に市ノ瀬まで下った。
途中歩きながら考えていたことは、
着いたらすぐに永井旅館の風呂に入りたいということだけだった。
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