記録ID: 4729307
全員に公開
ハイキング
剱・立山
裏剱に行こう。仙人池ヒュッテに泊まろう。
2022年09月28日(水) 〜
2022年09月29日(木)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 14:20
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,345m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 7:29
距離 10.9km
登り 1,471m
下り 882m
天候 | 初日は、のっけから分かっていた雨模様。ほとんどの行程は小雨だったが、スリッピーな下りに左足、痛めてしまう。 翌日未明には星空。夜空の剱岳には、少し夜雲が掛かるが夜光雲の様で素敵。 朝から晴天。裏剱をモルゲンロートに染める朝日は、後立に掛かる雲が日差しを弱めてしまう。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
内蔵助谷出合から真砂沢ロッジとの分岐までは、出合う人もほとんどないルート。危険箇所は無かったが、怪我をしても(と云う僕が左足を痛めた)救助は困難なルート。 剱沢を渡る橋は、直前に整備頂けて感謝。 |
その他周辺情報 | 大糸線のダイヤには注意ですね。もちろんチェック不足が原因乍ら、さすがに平日昼間、特急も在来線も含めて1時間1本未満とは・・・。1時間以上の待ち。しかも、駅前にはコンビニもない。あー、大糸線。 |
写真
勤務先に、これだけの荷物を背負って!
山行の前々日に準備。剱沢雪渓を登る計画とあって、軽アイゼンも。靴もワラーチとラスポルティバのローカット。 トレッキングパールの調子が悪くなり、この後設備投資。シナノ フォルダーTWIST125(アーバンカモフラージュ)
山行の前々日に準備。剱沢雪渓を登る計画とあって、軽アイゼンも。靴もワラーチとラスポルティバのローカット。 トレッキングパールの調子が悪くなり、この後設備投資。シナノ フォルダーTWIST125(アーバンカモフラージュ)
さぁ、昨年のこの時期、黒部ダムから欅平まで歩いたワラーチで。尤も2代目のゼロシューズ XERO Shoes ジェネシス。
ダム下、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いている男性から。
「登山ですか、何処まで?」
「あのー、失礼ですがそのサンダルで行かれるのですか?」と心配頂く。
「靴も背負ってますから」と。
ダム下、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いている男性から。
「登山ですか、何処まで?」
「あのー、失礼ですがそのサンダルで行かれるのですか?」と心配頂く。
「靴も背負ってますから」と。
下ノ廊下は、核心部の 「白竜峡」 が残雪で埋められているらしく、不通。それが為、一緒にダム下から降りたのは3名のみ。みんな、下の廊下を行ける範囲で散策。
つまり、内蔵助谷出合からの登山は、僕一ひとり。
つまり、内蔵助谷出合からの登山は、僕一ひとり。
前々日、午後2時に掛けて頂いた橋。快適に渡らせて頂く。
内蔵助谷出合から、ここまで、出合った人は真砂沢ロッジの有名な女性スタッフの方のみ。
「あー、人に逢えました!」と歓喜の声を上げる僕。
「ちょっと散歩に来ました」と彼女。
この女性スタッフさんに、この橋のこと、内蔵助谷出合からのルートとこと、剱沢雪渓のこと、いろいろ電話で相談させて頂いていた。逢えて嬉しかった!
内蔵助谷出合から、ここまで、出合った人は真砂沢ロッジの有名な女性スタッフの方のみ。
「あー、人に逢えました!」と歓喜の声を上げる僕。
「ちょっと散歩に来ました」と彼女。
この女性スタッフさんに、この橋のこと、内蔵助谷出合からのルートとこと、剱沢雪渓のこと、いろいろ電話で相談させて頂いていた。逢えて嬉しかった!
15時を少しまわってのヒュッテ到着。コースタイム的には問題ないか。下りが遅れがちなワラーチだし。ハシゴ谷乗越からの下山での負傷を考えたら、贅沢言えない。
とはいえ、15時前の到着でなかったことをオーナーさんに謝る。
「ぜんぜんいいですよ。チェックインの前にお風呂をどうぞ!」
なんて素敵なオモテナシ。
とはいえ、15時前の到着でなかったことをオーナーさんに謝る。
「ぜんぜんいいですよ。チェックインの前にお風呂をどうぞ!」
なんて素敵なオモテナシ。
自分の他、何度もここを利用されている山小屋ファンのソロ男性の方。地元のガイドさんに誘われての初老の男女4人。スタッフさんはオーナーさん含めると6人。あれれ、一人、客人が多いだけ。そんなわけで、個室状態。
お米が美味しい。さすが富山の山小屋。笹錦だったかコシヒカリだったろうか、教えて頂いたが、記憶は定かでない。美味しいと云う記憶が全て塗り替える。「富富富」も美味しいが都会向けに作った品種だとか。
後々への戒め、帰宅後撮!
前日、ハシゴ谷乗越から剱沢への下り。雨に濡れた岩、石、木の根。気をつけてはいたがスリップ。左足、くるぶしを痛めた。それでも歩くには何とかなる状態。仙人新道の中腹辺りから、左足の裏にも違和感。まぁ、少しの痛みと一緒にヒュッテへ。
朝、あれー、何だか階段下りるのも・・・。まぁ、何とかなるさっ。でもとりあえず・・・。
オーナーさんにテーピングを貰う。足裏を固定。帰路も相談。痛めた足なら登りの方が、と予定通り剱沢雪渓から室堂へ。
歩き出す。仙人峠までの僅かな登りより、長々とした新道が歩きやすい。撮影タイム含みの1時間弱。室堂の紅葉も捨て難いが、ハシゴ谷乗越からの主峰と内蔵助平の眺望で、サクッと帰ろう。
前日、ハシゴ谷乗越から剱沢への下り。雨に濡れた岩、石、木の根。気をつけてはいたがスリップ。左足、くるぶしを痛めた。それでも歩くには何とかなる状態。仙人新道の中腹辺りから、左足の裏にも違和感。まぁ、少しの痛みと一緒にヒュッテへ。
朝、あれー、何だか階段下りるのも・・・。まぁ、何とかなるさっ。でもとりあえず・・・。
オーナーさんにテーピングを貰う。足裏を固定。帰路も相談。痛めた足なら登りの方が、と予定通り剱沢雪渓から室堂へ。
歩き出す。仙人峠までの僅かな登りより、長々とした新道が歩きやすい。撮影タイム含みの1時間弱。室堂の紅葉も捨て難いが、ハシゴ谷乗越からの主峰と内蔵助平の眺望で、サクッと帰ろう。
何枚も何枚も撮ってみた。いつもの事だが気にいるものは、ほんの僅か。
後立山に少しの雲。それだけのことで裏剱の山肌の赤みは不足感。それでも、ほんの少し、先っぽだけ主峰、見えることができた。さすがは裏剱と云われるだけの事はある。チンネのジャンもなるほど。
後立山に少しの雲。それだけのことで裏剱の山肌の赤みは不足感。それでも、ほんの少し、先っぽだけ主峰、見えることができた。さすがは裏剱と云われるだけの事はある。チンネのジャンもなるほど。
さぁ、内蔵助谷出合まで戻って来た。12時前かぁ。6時20分くらいに仙人池ヒュッテを出立した事、左足の状況を考えれば、悪くないペース。頑張ってくれた左足に感謝。
だけど、見えている出合まで急坂。時間が掛かったなぁ。
だけど、見えている出合まで急坂。時間が掛かったなぁ。
ダム下で往路、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いていた男性の方と再会。随分と話し込んで、レコはここいらで止める。
その男性の方に、
「昨日のスリッパの者です。帰って来ました。ありがとうございました。」
「あっ、皆んなで噂になってたんですよ。ちょっと心配してたんです。いや、とっても心配してた。」と。
何処までワラーチで行き、どこで足を痛めてしまって、何故復路で昨日伝えた剱沢雪渓を登らなかったなどなど。
もうお一人の職人の方と共に、我が事の如く聞き入り「良かったぁ」と安心して頂く。山に生きる人は有り難い。
その男性の方に、
「昨日のスリッパの者です。帰って来ました。ありがとうございました。」
「あっ、皆んなで噂になってたんですよ。ちょっと心配してたんです。いや、とっても心配してた。」と。
何処までワラーチで行き、どこで足を痛めてしまって、何故復路で昨日伝えた剱沢雪渓を登らなかったなどなど。
もうお一人の職人の方と共に、我が事の如く聞き入り「良かったぁ」と安心して頂く。山に生きる人は有り難い。
撮影機器:
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
カメラ
ツェルト
ストック
|
感想
今年、未だ通行不能。昨秋訪れた下ノ廊下。
憧れは強くなるばかり。仙人池からの裏剱。
電車とバスの山行。登りと別を下れる自由。
計画書にコンディション別ルート、幾つか。
人っこ一人いない内蔵助出合から剱沢まで。
この山域を独り占めとばかり、雨を楽しむ。
夜更け過ぎ、予報通り上がった雨は星空に。
逢いたかった、夜空に浮かぶ裏剱と仙人池。
モルゲンロートに光る水面の岩と雪の殿堂。
少しの夜雲と、日の出を弱める後立の薄雲。
それでも、ここ迄歩いた者だけのパノラマ。
山屋さん好みの山小屋。飾りっ気無くいい。
山小屋やご一緒の方との山談義、何時間も。
お風呂もお米も会話も、ほっこりする至福。
初日、午前に痛めた左足。周囲の方と相談。
サクッと剱沢雪渓登り返しが最適な選択と。
仙人新道。痛めた左足は下りに向いていた。
サクッとピストン。昼過ぎ下山。勿体無い。
【photo】
https://photos.app.goo.gl/ibndyDRGog47aAtg7
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コメント
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結局帰路も内蔵助だったんですね?梯子段乗越ですれ違った方が、30分ほど前にぶっ飛んでいった人が…っておっしゃってましたから、ワラーチさんはこっちで下りたんだなっと思ってました。
長次郎やります?置いて行かれそうですが
次回は来年5〜6月の残雪期に御前に泊まりに行きます、マサヒロさんが居ますので。長次郎谷in&平蔵谷outは梅雨の晴間を狙います。
ありがとうございます。
残雪の御前も行きたいです。
長次郎、ぜひぜひ、チャレンジしたいです。
アルパインクライミングの経験ないですが・・・。
宜しければ、事前のトレーニングも含め、いろいろ教えて下さい。
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