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Yamareco

記録ID: 475452
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

ペンケヌーシ岳 日高山脈唯一のコマクサの自生地らしい

2014年07月06日(日) [日帰り]
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Gyo その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
8.4km
登り
782m
下り
775m

コースタイム

登り2時間30分 下り2時間
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
パンケヌーシ林道は数カ所の土砂崩れ補修箇所があるが、問題なく通れました。
作業道のような道をスタートしてすぐに、大きな滝が現れる。(下山時撮影)
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作業道のような道をスタートしてすぐに、大きな滝が現れる。(下山時撮影)
作業道脇には少しだけ花が咲いていた。ノビネチドリ
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作業道脇には少しだけ花が咲いていた。ノビネチドリ
そこには、ヒダカキンバイソウが咲いていた。
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そこには、ヒダカキンバイソウが咲いていた。
沢コース夏靴のまま登っても全く問題なかった。
沢コース夏靴のまま登っても全く問題なかった。
沢のまわりにはいろんな花が咲いていた。ミヤマカラマツ
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沢のまわりにはいろんな花が咲いていた。ミヤマカラマツ
この沢はミヤマハンショウツルが非常に多かった。
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この沢はミヤマハンショウツルが非常に多かった。
チシマヒョウタンボク
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チシマヒョウタンボク
チシマフウロ
快適な沢
チングルマ
アオノツガザクラ
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アオノツガザクラ
2つ目の雪渓も多くの雪
2つ目の雪渓も多くの雪
ケエゾキスミレ
砂礫地が見えてきた。
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砂礫地が見えてきた。
エゾノツガザクラの群生が見事!
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エゾノツガザクラの群生が見事!
山頂が見え出した。
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山頂が見え出した。
コマクサの自生地
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コマクサの自生地
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
山頂への最後の登りは緩やか
山頂への最後の登りは緩やか
ギンザンマシコ
山頂!北日高特有の標識。やはりこの山はコマクサの絵が描かれていた。
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山頂!北日高特有の標識。やはりこの山はコマクサの絵が描かれていた。
稜線の向こうに、ピパイロ岳から1967岳を経て幌尻岳まで続く山並みが見えていた。
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稜線の向こうに、ピパイロ岳から1967岳を経て幌尻岳まで続く山並みが見えていた。
下山時、ハクサンチドリ
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下山時、ハクサンチドリ
砂礫地、ケエゾキスミレがたくさん咲いている。
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砂礫地、ケエゾキスミレがたくさん咲いている。
ハマナス?野バラ?
ハマナス?野バラ?
なんでしょう?
オガラバナ
なんでしょう?
オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ

感想

日曜日は北日高のペンケヌーシ岳に行ってきた。

国道からハンケヌーシ林道を約20キロほど奥に進みようやく駐車地点に着いた。
途中の道は所々がけ崩れを補修した形跡はあるけれども概ね良好。
駐車地点には誰も居ない・・・準備していると、1台の乗用車が到着した。
結局、本日の登山者は我々ともう一組だけのようだ。

作業道のような道をスタートしてすぐに、大きな滝が現れる。
滝とは逆の作業道を進み最初の渡渉地点を渡る。
水量は多くなく夏靴でも問題なく渡れた。
以前は橋が架かっていたようでその名残の木製の基礎のようなものがあった。

渡渉してからピンクテープを頼りに左の方へ進むと、沢に出る。
水量もあまりないので、夏靴のまま登っても全く問題なかった。
傾斜はある程度急で、沢の中は手足を使って登っていき
時々巻き道を登っていく。

久々の沢登りは楽しかった。

しばらくすると、作業道のようなところに出て、そこからは沢に
沿った登山道を登っていくのだが上部の雪渓からの雪解け水が
先ほどの沢の水量より多かった。

狭い道を登り切ると、視界がひらけ第一お花畑と呼ばれるところに出た。
そこには、ヒダカキンバイソウ(多くはまだ蕾)、チングルマ、
アオノツガザクラなどが咲いていた。
お花畑と言うには若干早かった、一週間後くらい後だと
ヒダカキンバイソウが一面に咲いて綺麗だと思った。

2つ目の雪渓もお花畑のようだがまだまだたくさんの雪があって
溶けたところにはショウジョウバカマが咲いていた。


さらに進んでいくと、砂礫地が見えてきた。
コマクサの葉が石に囲まれて保護されていたが花は咲いていなかった。
砂礫地をすぎると見晴らしが良くなりピークが見えるようになり、
足元にはエゾノツガザクラの群生が見事だった

背の低いハイマツの中を進んで岩場に着くと、コマクサが咲いていた。
ここは日高山脈としては唯一、自生するコマクサがある山のようだ。

この辺りから、タカネオミナエシやミヤマダイコンソウが多くなってくる。
最後に頂上へはゆるやかな登りとなり、山頂標識が見えるようになる。

山頂は風もなく暖かい。
遠望はきかないがぐるっと360度見渡せる。
ただ、十勝平野の方と日高の海岸のほうは雲に覆われていた。
山頂でしばらくのんびりして、下山し始める。
登りの時に撮り残していた花の写真に撮りながらゆっくり下っていく。

沢と迂回路の作業道の分岐に差し掛かったところで、作業道のほうに進んだ。
作業道は高度の変化が少なく、だらだらとしていたが歩きやすい道だった。
そのうち、沢と合流して沢沿いに降りて行くと、登りの渡渉地点についた。

下山して、ひだか高原荘の温泉で汗を流して札幌に帰ったのでした。

ペンケーヌシ岳は奥深い林道のおかげで、日高の山としては
比較的簡単に山頂まで登れる山だった。
コースは沢があったり、雪渓があったり、砂礫地があったり変化に飛んでいて、
花の種類も多くてなかなか楽しい山だった。



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コメント

お疲れ様でした。
結構花が多いのですね。
久しぶりにゆっくり図鑑を見れたので
オオタカネイバラ、ハナヒリノキ、一つ飛んでクロツリバナでしょうか?ギンザンの♂まで見れて良かったですね。
オオタカネイバラは日高の何処かのカールで見て、何でこんな山の上にハマナス?と思った記憶があります。
2014/7/10 20:34
Re: お疲れ様でした。
h2013さん、こんにちは
調べて頂いてありがとうございます。
オオタカネイバラなんですね!絶対ハマナスと思ったんですが、
場所が場所だけにきっと違うんだろうなと思ってました。

ハナヒリノキ、クロツリバナも初めてみました。

ギンザンマシコは頂上付近でしばらく僕達を先導してくれてる感じでした。

ペンケヌーシ岳は思ったよりもお花が多くて楽しめました。
今週末はさらにいいと思います。
2014/7/11 13:10
コズ
初めましてペンケヌーシ岳最高良かったですね
私達はGyoさんの後ろから沢シューズで登った2人です
一直線の滝もすごく楽しかったです!花も見れ、お天気にも恵まれもう最高にテンション上りました(笑)ペンケヌーシの展望も良かったし、短い時間で登れて最高の景色を見れテンション上りぱなしでした!声をかけて下さりありがとうございます。ダニチェック2人で念入りにしたら相棒についていました〜〜良かった〜〜
2014/7/10 21:33
Re: コズ
コズさん、こんにちは
山頂で「山っていいですね〜」と声かけてもらって、楽しそうでいいなと思ってました(^_^)
やはりダニ着いてましたか!?僕もあの後、車運転してたらもう一匹首筋を歩いてました。
幸い早めに発見したので事なきを得ましたが、やはりダニチェック大事ですね。
また、どこかで会ったらよろしくお願いします。
2014/7/11 13:15
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