初テン泊と雨の焼岳


コースタイム
天候 | 12日:晴れ 13日:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
16:15上高地発ー新宿20:57着だけど渋滞で30分ほど遅れ(さわやか信州号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨でぐちゃぐちゃ(>_<) ブヨがうようよ(>_<) |
写真
感想
v(^∀^)v晴天の予報を受け、初めてのテン泊&焼岳登山のため上高地へ!
12日は晴天で、バス移動に半日使ったことが悔やまれる。上高地に着くと、小梨平に直行するつもりが河童橋を渡って反対側へ行ってしまった私。こんなに遠かったっけ…?地図を確認して、引き返す(バカ)
受付で「設営禁止の場所がある」と聞き、緊張しながら場所選び。穂高が目の前の一等地は先客だらけ。でも、こんなに人が密集してるのも、人通りがあるのもいやだ。せっかくまだ空いてる時期なのに。かと言って、誰もいない場所は夜怖いし、テント張っていい場所かどうか不安…(-_-;) できればベンチが近くにあると、調理の時楽…。
ほどなく最適な場所を見つけ、落ち着いた。切り株がそばにあるのも気に入った。
テントの設営は練習ずみだから簡単だったが、ロープを張ってペグを打つのは初体験。不器用な私はほどけない結び方がわからず、雑誌の付録の「ロープワーク入門」(わざわざ持参)を見ながら、四苦八苦していた。でも、今回は広いスペースがあったから気兼ねなく出来たけど、混雑した狭い場所ではこうすんなりとはいかないと思う…(-_-;)
辺りは虫だらけで、水の中もほうっておくとすぐに突進してくるので落ち着かなかった。
ハーブの虫避けを持参して来たので、自分やテントに吹き付けまくった。
ふふん、なめんなよ。そのへんぬかりはないぜ。
そんな感じですぐに夕方になり、河童橋まで何度も往復してお店をのぞいたり水を汲んできたり。
なぜかジェットボイルの点火が出来ず、お湯を一度しか沸かせなかった(T_T)なぜ?なぜなの?
星が見たくて暗くなるのを待っていたが、雲が多くてほとんど見えなかった。
いつの間にか8時を過ぎており、疲れたのとやることないのとで、寝ました。山小屋かい!
しかし、このプライベート感、たまりません。
他のテントがそばにあるから怖くはなかったけれど、夜中にトイレ行く勇気はNothing。
翌日、4時過ぎに起きて、テントを撤収。6時にバスターミナルで友達と待ち合わせ。テント一式は大きなリュックと共に手荷物預かり所に預け、ポケッタブルリュックで出掛けた。天気はどんよりしていたが、なぜか雨が降るとは思わなかった私。帝国ホテルの脇を通って、「時間あったらここでケーキセット食べようね」などとほざいていた私たち。
しばらく林道を歩き、さりげなく出現した登山口から、改めて焼岳へGO!
…しばらくは平坦な道が続き、そのうちなだらかな登りに変わって行く。小さな梯子が何カ所か出てくる。お花も時々咲いてる。曇っているのでそれほど暑くない。けど暑い。登っているからだ。
今日は実は、生まれて初めてドーピングをしてみた。好日山荘でアミノバイタルトレッキングセットを買って、パーフェクトエネルギーをちゅるちゅる吸い込み、粉薬(※仮称)を流し込んで来たのだ。ふふふ、これで今日は疲れないはず(そんなわけない)。私は単純だから、プラシーボ効果抜群のはずである。
しかし、樹林帯を抜けて、展望が良くなってきた頃から私の歩みは遅くなっていった。いつものパターン。景色と同時に雨もパラついてきたため、レインスーツを装着!
大正池を背に登って行くと、焼岳名物(勝手に断言)の長バシゴが現れた。雨もちょっと激しくなる。少し休んでいそいそ登り、またぐんぐん登って行く。この後は焼岳小屋まで、展望が良くお花も多い快適な道をジグザグに登って行く。しかし撮影するふりして休み休み登るヘタレな私。アミノ酸飲まなかったらもっとひどかったのか…? そして焼岳小屋まで121歩。数えなかったが小屋に到着。ここで、実はリュックのレインカバーを持って来忘れた私たちは、ビニール袋を分けてもらいました(^^;) ありがとうございました。(※預けた荷物の方に入っている)
ここから山頂までは1時間10分(のはず)。ひと登りで焼岳展望台。雨はパラついていたものの、この時間はまだ「晴れるんじゃね?」と希望が持てる程度に明るく、景色もそこそこ見えていた。温泉卵つくりたいなあとのんきに考えながら、目の前の焼岳に見とれた後、すぐに出発。少し下って、またなだらかに登り、しばらくすると、「ここから危険地帯」的な看板。ちょっとビビる。少し行くと、「焼岳小屋まで30分」の標識。…まだ30分ぶんしか登ってないのか…。展望は良いのだけど、なんだかだんだん雨もひどくなって来たし、なんだかだんだんガスに巻かれて来て、なんだかだんだん何も見えなくなって行き、心も折れまくっていた。足下も滑りやすいし、山頂まで行かなくても…。
落石注意の危険地帯(大げさ)でも、頑張って咲いてるお花たちはたくさん。絶対1時間過ぎてるぜと思いながらゼーゼー登る。視界が真っ白で先が見えない分、もしかして次の一歩が山頂かも…などとアホな期待を持つことが出来る。やがて、先に歩いていた友達が、「imoneeさ〜ん」と呼んでくれた。山頂手前の分岐である。山頂への登りはほんのちょびっとだけど急な岩を登る所が一カ所あるため、ちょっと渋滞していた。しかも雨で滑る。でも登りなら大したことない。ひょいひょい登る(←よく言う)。
そして、とうとう山頂に到着しました。周りはガスって何も見えません。下山に時間がかかりそうなので、早々に退散。そして、さっきの岩場で難儀する私。見かねてサポートしてくれたイケメンのお兄さん(私より若いが)、ありがとうございました(T_T)…。惚れてまうやろー!(嘘です。安心してください)
本当なら山頂で、もう一度アミノ酸を飲むはずだったのだが、雨だし何だか面倒で、あとは下りだからいいやーとか思って(下りこそいつも辛いのに)、ドーピング実験失敗。ガスで周りが見えず、足元も滑りやすい中、慎重にゆっくり下って危険地帯を突破。何も見えなくなった焼岳展望台を通過し、焼岳小屋で小休憩。晴れていれば展望の良いジグザグ道を下り、ハシゴ手前の一枚岩で難儀しつつもへっぴり腰で下りる。そして、長バシゴにとりかかる前に、ストックをいったんたたんでいると、、、ブヨの大群に襲われた…。長袖に手袋をしていて唯一肌を露出しているのが顔。こんな雨では虫よけスプレーを出す気にもならない。顔がチクチクしながらも、いや、これは刺されたんじゃなくて、顔のまわりをしつこくチョロチョロしてる虫がぶつかって痒いだけだよ、と自分に嘘をついて、ハシゴを下りた。そして再びストックを出し、トロトロ歩いていると、数十メートル前を歩いていた友達が、「小熊がいた!早く通り過ぎよう!」と。((((;゜Д゜)))ヒエー
しばらくは怖いのでしゃべっていたが、二人とも疲れていたのでだんだん無言に。それでも私は一人の時いつもそうしてるように、「何だこれ」「うえぇ疲れた」「花きれー」などと独り言を言っていた。
短いハシゴをいくつか通過すると、後はなだらかな下り→平坦な道に。相変わらずの雨で、もはや晴れる気配はない。もしかしたら下山した頃晴れてきて頭に来るかなーと思ったが、最後までやまなかった。
なんとか登山口に到着すると、そこからバスターミナルまでがまた長かった…。
雨と泥でぐちゃぐちゃで、この格好で帝国ホテルに入ってったらどんな顔をされるだろうか…(当然ケーキは中止)。
それにしても、朝飲んだアミノ酸は一体なんだったのか…。いつもより疲れた気がする…。雨のせいか?
バスターミナルではホットりんごジュースとか鶏皮餃子とか山賊焼きとかたこの唐揚げとか豚汁とかソフトクリームとか食べて飲んで満足して、最後に河童焼き(あんことカスタード)を買って帰りのバスに乗りました。
バスは空いていて快適だったけど、雨と汗で冷えた体に車内のエアコンは寒かった。
いつもは着替えを持って来るのに、今回は初めてのテント泊だったから、出来るだけ荷物を減らしたかったのだ。
それに、天気予報では寸前まで晴れだったのに…(;_;)
でもなんだかほっぺたがかゆい。窓に顔を映してみると、すでに腫れてるようだ。やはりやられてたか。
新宿に着く頃には、左目の下に異物感。腫れてやがる。目尻も赤い。
家に帰ったらますますひどいことになっていたが、後は明日のお楽しみ。
とりあえず今回も、初テン泊と焼岳登頂というノルマが達成できたことに大満足の週末でした(^∀^)〜♪
imonee様
こんにちは!今回もユーモア溢れる感想&写真のコメント、笑いをこらえるのに必死でした。(相変わらず文章レベル高いですねぇ〜!!!)
それにしても私も良く経験するんですが、山頂って、ひとたび見えるとなかなか着かず、かと思えばいつの間にかに頂上に着いたり…、きっと山の頂きによく設置されている神社の神様の正体は”タヌキさま”なのかもしれませんね!
ところで登山前のアミノ酸、ん〜効果ないんですかねぇ〜〜〜………。今後は是非とも他の品物にて効果の程実験していただき、その結果をレポートして頂ければ何よりでございます。でも何より初テント泊&焼岳登頂おめでとうございます!そして大変お疲れ様でした。
追伸:今回の名文大賞
「雨でグチャグチャ、ブヨがうようよ」に決定!(もちろん私の独断です)
あはは(^^;)ありがとうございます
そうか、私はいつも「狐に化かされた!」と思っていたけど、狸だったのかもしれませんね
アミノ酸の件は、実は朝食をしっかり食べてなかったのがいけなかったのかもしれません
またこの次、チャレンジします。
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