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Yamareco

記録ID: 478273
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

中双里〜梵天尾根〜両神山〜清滝小屋泊〜八丁尾根〜坂本 ※難路

2014年07月12日(土) 〜 2014年07月13日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
14:06
距離
16.1km
登り
2,329m
下り
2,072m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7月12日 10:00中双里 12:00白井差峠 15:30両神山山頂 16:30清滝小屋
7月13日 4:30清滝小屋 6:00両神山山頂 9:00八丁峠 12:00坂本バス停
天候 曇天
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
西武秩父より中双里行きのバスで10時前に着
帰りは坂本より小鹿野町役場行きのバス
コース状況/
危険箇所等
中双里から白井差峠までの急登はキツイがルートは問題なし。虫(ハエ)が非常に多い。

そのあとの山頂までの梵天尾根はとにかくルートが不明瞭。踏跡がバラけていてルートのつもりが迷い込むことが何度もあったので地図に細心の注意を払う必要がある。リボンも廃道のほうに伸びていたりする。他に登山者はまったくおらず、好天の土曜にも関わらず誰一人出会わなかった。途中で水場もないし初心者は絶対に使うべきではないルート。

核心部である八丁尾根は鎖場と岩場の連続だけど三点確保をしっかりしていれば難しい岩ではない。落石に注意してゆっくり通過すれば問題なし。

八丁峠〜坂本もかなり荒れている。崩落箇所もある。下りは沢沿いにいけばそうそう迷うことはないが登りだといくつか沢が分かれているところでどこを登ればよいかわからなくなる可能性がある。リボンの木自体が流されていて全然ルートではないところにあったりした。沢を渡る場所もあるので降雨後は注意。
朝なら西武秩父駅から中双里までいく直通バスがありますが、時間があったので敢えて秩父鉄道で三峰口駅までいってそこからバスに乗りました。
2014年07月13日 21:53撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:53
朝なら西武秩父駅から中双里までいく直通バスがありますが、時間があったので敢えて秩父鉄道で三峰口駅までいってそこからバスに乗りました。
中双里のバス停を降りたところ。
2014年07月13日 21:53撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:53
中双里のバス停を降りたところ。
登山地図には民家の軒先を通ると書かれていましたがこの家のお爺さんがこの階段通って行っていいよというので使わせてもらいました。
2014年07月13日 21:53撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:53
登山地図には民家の軒先を通ると書かれていましたがこの家のお爺さんがこの階段通って行っていいよというので使わせてもらいました。
ここから登山です。
2014年07月13日 21:54撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:54
ここから登山です。
いきなり800mくらい登り続けるかなりの急登。
2014年07月13日 21:54撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:54
いきなり800mくらい登り続けるかなりの急登。
標識はだいたい朽ちています。
2014年07月13日 21:54撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:54
標識はだいたい朽ちています。
2時間で白井差峠に到着。ここまでは標準タイム。
2014年07月13日 21:55撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:55
2時間で白井差峠に到着。ここまでは標準タイム。
ここからが大変。登山道が消えてる箇所が非常に多い。
2014年07月13日 21:55撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:55
ここからが大変。登山道が消えてる箇所が非常に多い。
ぼんてんの頭
2014年07月13日 21:56撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:56
ぼんてんの頭
とにかくルートかどうかわからないので、進んでみては戻る、ということの繰り返し。どんどん時間が取られます。
2014年07月13日 21:57撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:57
とにかくルートかどうかわからないので、進んでみては戻る、ということの繰り返し。どんどん時間が取られます。
そんなこんなで予定より2時間遅れで山頂に着きました。
2014年07月13日 21:59撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:59
そんなこんなで予定より2時間遅れで山頂に着きました。
山頂。
2014年07月13日 21:59撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 21:59
山頂。
山頂から清滝小屋へ向かう八丁尾根沿いのルートはリボンがいっぱいあって道もはっきりしてるのでとても安心w
2014年07月13日 22:00撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 22:00
山頂から清滝小屋へ向かう八丁尾根沿いのルートはリボンがいっぱいあって道もはっきりしてるのでとても安心w
両神神社
2014年07月13日 22:00撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 22:00
両神神社
清滝小屋、避難小屋だけど非常に綺麗。トイレもバイオです。こんなに綺麗なのに利用者は自分ひとり。テントは3張りあったかな?
2014年07月13日 22:00撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 22:00
清滝小屋、避難小屋だけど非常に綺麗。トイレもバイオです。こんなに綺麗なのに利用者は自分ひとり。テントは3張りあったかな?
カレーメシをお湯だけで作ってみました。普通に美味しかった。
2014年07月13日 22:01撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/13 22:01
カレーメシをお湯だけで作ってみました。普通に美味しかった。
翌朝は4時半スタート。6時間で下山できないかなー、という期待もありつつ。
2014年07月14日 08:33撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:33
翌朝は4時半スタート。6時間で下山できないかなー、という期待もありつつ。
再度山頂。曇天だけどやっぱり気持ちいい。
2014年07月14日 08:34撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
7/14 8:34
再度山頂。曇天だけどやっぱり気持ちいい。
山頂〜東岳間もそこまで大きな岩場はなかった。
2014年07月14日 08:34撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:34
山頂〜東岳間もそこまで大きな岩場はなかった。
東岳〜西岳間が本当の核心部ですね。ここなんてオーバーハング気味です。
2014年07月14日 08:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:35
東岳〜西岳間が本当の核心部ですね。ここなんてオーバーハング気味です。
長い長い鎖場。でもホールドはしっかりしてるので注意していけば大丈夫。
2014年07月14日 08:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:35
長い長い鎖場。でもホールドはしっかりしてるので注意していけば大丈夫。
ここが唯一痩せ尾根になってたかな?
2014年07月14日 08:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:35
ここが唯一痩せ尾根になってたかな?
荷物が大きいので引っかからないように注意して降りる。
2014年07月14日 08:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:35
荷物が大きいので引っかからないように注意して降りる。
西岳着。あとは下山するのみ。
2014年07月14日 08:36撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:36
西岳着。あとは下山するのみ。
2014年07月14日 08:37撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:37
八丁峠。ここから坂本まで、2時間でいけないかなーという淡い期待。
2014年07月14日 08:37撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:37
八丁峠。ここから坂本まで、2時間でいけないかなーという淡い期待。
下り始めると霧がでてきました。
2014年07月14日 08:37撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:37
下り始めると霧がでてきました。
坂本方面からは数グループとすれ違いました。崩れてる箇所が多いので注意しないとすぐに滑る。ルートもかなり分かりづらい。
2014年07月14日 08:38撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:38
坂本方面からは数グループとすれ違いました。崩れてる箇所が多いので注意しないとすぐに滑る。ルートもかなり分かりづらい。
せっかく三脚を持っていったので大岩の下で露出を長くして撮影。
2014年07月14日 08:39撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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7/14 8:39
せっかく三脚を持っていったので大岩の下で露出を長くして撮影。
ここも写真だと分かりづらいけど幅が50cmもない砂利道でかなり危ない。
2014年07月14日 08:39撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:39
ここも写真だと分かりづらいけど幅が50cmもない砂利道でかなり危ない。
やっと坂本だー!というところでバス停まで800mという無情な表示。…薄々感づいてたw
2014年07月14日 08:39撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:39
やっと坂本だー!というところでバス停まで800mという無情な表示。…薄々感づいてたw
あれ、入り口の動物の骨がなくなっちゃってますね。
2014年07月14日 08:39撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:39
あれ、入り口の動物の骨がなくなっちゃってますね。
ここが登山道への入り口になります。
2014年07月14日 08:40撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 8:40
ここが登山道への入り口になります。
坂本バス停ゴール!12時に着いて、バスは12時40分なのでタイミングとしてはいい感じ。この次のバスは16時30分になります。
2014年07月14日 08:40撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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7/14 8:40
坂本バス停ゴール!12時に着いて、バスは12時40分なのでタイミングとしてはいい感じ。この次のバスは16時30分になります。

感想

7月12日は誕生日なのでソロで両神山に登ってきた。5月に挑戦したときは残雪で断念したのでリベンジということになる。前回は登山口に着いたのも10時半で遅かったので今回は地元の駅を4時半の始発に乗ればなんとか8時半に坂本に着ける…という予定が、なんと始発の時間を勘違いしていて乗れないというボーンヘッド。一瞬もうだめかと思ったけど下山に予定していた中双里側なら比較的アクセスがしやすいことに気が付き、急遽ルートを逆にして中双里から登って坂本に降りることにした。

中双里からの梵天尾根ルートはまず白井差峠までの急登で始まる。そこまでは問題なかったがそこから先がとにかくルートがわかりにくい。気をつけて歩いているつもりでもあっというまにルートから外れて違う道へと誘い込まれる。しかも森のなかで地形が非常にわかりづらく、地形図だけから自分の場所を判断するのはなかなか難しいだろう。Androidタブレットの山と高原地図でGPSから現在地とルートのズレを判断しなんとか元の道に戻るが、少し進むとまた同じように迷ってしまう。それを繰り返しているうちにかなり時間が押してしまった。水もスポーツドリンクを2L、水を1L用意していたけど最終的には残水が500ml弱という状態で小屋に着いた。このルートには水場がなく沢もないことを考えるとあと1Lあったほうが安心だった。水が1Lあれば最終的に山中でテントを張るという選択肢もあったし。登山地図では荒れ気味という表示のみで一般登山道扱いだったけど、初心者は避けた方がいい、と自戒を込めて。

なんとか山頂に辿り着き、そこから1時間で清滝小屋まで下る。清滝小屋は本当に綺麗で営業していないのが惜しい。小屋前には炊事場があり水も引かれている。事前情報では水場は少し下ったところと書いてあったけどそのまま使えるようだ。トイレもバイオで非常に綺麗。日向大谷口からの距離も近いし、ちょっとした山中キャンプ体験にはいい場所だと思うんだけどなー。とりあえず小屋を使うのは自分だけだったのでひとりで就寝。24時頃ひとり利用者が入ってきたけど、あの時間にどっちからきたんだろう?

翌朝は3時半に起き4時半に出発。6時には山頂を通過し核心部である八丁尾根へ。鎖場と岩場の連続はもちろんスリリングだけど、梵天尾根ルートでの前に道がないというときの嫌な汗と比べると爽やかにスリリングで楽しいw 標準タイムよりは遅れつつあったけど体の疲れもあるし無理はしないでゆっくり通過。

八丁峠から坂本までの下りは一度チャレンジしたこともあり大きく迷うことはなかったけどこちらは土砂崩れでルートが流されてる場所が何箇所もあって気を使った。特に登りで使うとルートの消えている場所で沢が分岐していて地図を読めないと迷う可能性がある。沢を渡るので沢歩き的な意味ではちょっと楽しいけど。ここも標準タイムより大幅に遅れ結局12時に坂本に到着した。

GPSでのルートをみると距離的には前回の雲取山よりも短いが高低差は今回のほうがかなり大きく、かなり疲れたー。しかしこれで夏のアルプスの心構えができたのでした。

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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5

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