中双里〜梵天尾根〜両神山〜清滝小屋泊〜八丁尾根〜坂本 ※難路
- GPS
- 14:06
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,329m
- 下り
- 2,072m
コースタイム
7月13日 4:30清滝小屋 6:00両神山山頂 9:00八丁峠 12:00坂本バス停
天候 | 曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは坂本より小鹿野町役場行きのバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
中双里から白井差峠までの急登はキツイがルートは問題なし。虫(ハエ)が非常に多い。 そのあとの山頂までの梵天尾根はとにかくルートが不明瞭。踏跡がバラけていてルートのつもりが迷い込むことが何度もあったので地図に細心の注意を払う必要がある。リボンも廃道のほうに伸びていたりする。他に登山者はまったくおらず、好天の土曜にも関わらず誰一人出会わなかった。途中で水場もないし初心者は絶対に使うべきではないルート。 核心部である八丁尾根は鎖場と岩場の連続だけど三点確保をしっかりしていれば難しい岩ではない。落石に注意してゆっくり通過すれば問題なし。 八丁峠〜坂本もかなり荒れている。崩落箇所もある。下りは沢沿いにいけばそうそう迷うことはないが登りだといくつか沢が分かれているところでどこを登ればよいかわからなくなる可能性がある。リボンの木自体が流されていて全然ルートではないところにあったりした。沢を渡る場所もあるので降雨後は注意。 |
写真
感想
7月12日は誕生日なのでソロで両神山に登ってきた。5月に挑戦したときは残雪で断念したのでリベンジということになる。前回は登山口に着いたのも10時半で遅かったので今回は地元の駅を4時半の始発に乗ればなんとか8時半に坂本に着ける…という予定が、なんと始発の時間を勘違いしていて乗れないというボーンヘッド。一瞬もうだめかと思ったけど下山に予定していた中双里側なら比較的アクセスがしやすいことに気が付き、急遽ルートを逆にして中双里から登って坂本に降りることにした。
中双里からの梵天尾根ルートはまず白井差峠までの急登で始まる。そこまでは問題なかったがそこから先がとにかくルートがわかりにくい。気をつけて歩いているつもりでもあっというまにルートから外れて違う道へと誘い込まれる。しかも森のなかで地形が非常にわかりづらく、地形図だけから自分の場所を判断するのはなかなか難しいだろう。Androidタブレットの山と高原地図でGPSから現在地とルートのズレを判断しなんとか元の道に戻るが、少し進むとまた同じように迷ってしまう。それを繰り返しているうちにかなり時間が押してしまった。水もスポーツドリンクを2L、水を1L用意していたけど最終的には残水が500ml弱という状態で小屋に着いた。このルートには水場がなく沢もないことを考えるとあと1Lあったほうが安心だった。水が1Lあれば最終的に山中でテントを張るという選択肢もあったし。登山地図では荒れ気味という表示のみで一般登山道扱いだったけど、初心者は避けた方がいい、と自戒を込めて。
なんとか山頂に辿り着き、そこから1時間で清滝小屋まで下る。清滝小屋は本当に綺麗で営業していないのが惜しい。小屋前には炊事場があり水も引かれている。事前情報では水場は少し下ったところと書いてあったけどそのまま使えるようだ。トイレもバイオで非常に綺麗。日向大谷口からの距離も近いし、ちょっとした山中キャンプ体験にはいい場所だと思うんだけどなー。とりあえず小屋を使うのは自分だけだったのでひとりで就寝。24時頃ひとり利用者が入ってきたけど、あの時間にどっちからきたんだろう?
翌朝は3時半に起き4時半に出発。6時には山頂を通過し核心部である八丁尾根へ。鎖場と岩場の連続はもちろんスリリングだけど、梵天尾根ルートでの前に道がないというときの嫌な汗と比べると爽やかにスリリングで楽しいw 標準タイムよりは遅れつつあったけど体の疲れもあるし無理はしないでゆっくり通過。
八丁峠から坂本までの下りは一度チャレンジしたこともあり大きく迷うことはなかったけどこちらは土砂崩れでルートが流されてる場所が何箇所もあって気を使った。特に登りで使うとルートの消えている場所で沢が分岐していて地図を読めないと迷う可能性がある。沢を渡るので沢歩き的な意味ではちょっと楽しいけど。ここも標準タイムより大幅に遅れ結局12時に坂本に到着した。
GPSでのルートをみると距離的には前回の雲取山よりも短いが高低差は今回のほうがかなり大きく、かなり疲れたー。しかしこれで夏のアルプスの心構えができたのでした。
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