初夏の儚き北アルプス饗宴、蝶ヶ岳〜常念岳周遊


- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 2,030m
- 下り
- 2,022m
コースタイム
5:30三股
10:30蝶ヶ岳ヒュッテ
【13日】
6:30蝶ヶ岳ヒュッテ
7:15蝶槍
その後、天候悪化でカメラを閉まったため記録なし。
天候 | 12日晴れ 13日曇りのち雨(稜線は暴風雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・無料 ・トイレあり ・ゲートから少し歩くと登山口(登山ポスト、トイレ完備) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 ・全体的に危険と思われる箇所はありませんでした。 ・まめうち平〜大滝山分岐間に少し残雪あり。 ・蝶槍〜常念岳の鞍部に少し残雪あり。 【蝶ヶ岳ヒュッテ】 ・テント場700円/幕 ・飲料水200円/L ・ペプシコーラ400円/250ML ・テン場は大盛況でしたがまだ空きスペースはあって思っていたほどではなかったです。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
初夏。
北アルプス常念山脈。
拙い写真ではありますが登山道に咲く豊かな花々と、
時間とともに刻々と変わる山の情景をご覧ください。
【北アの洗礼】
2日目の暴風雨。
当初の予想ではこんな山歩きになるとは思いもしませんでした…。
11ヶ月ぶりのテン泊装備にヒーヒー言いながら三股から登り、
なんとか蝶ヶ岳ヒュッテに着きました。
自らの体力の激減ぶりに呆然としながら設営し、いつもの如くダラダラと。
しかしそこはさすが北アでも屈指の好展望のテン場、
ダラダラと言いつつカメラ小僧の血が沸かないはずもありません。
夕景もそこそこでしたし、月が明るいわりには少しだけ星も撮れましたが、
日付が変わってからは一転…。
期待した御来光および山が最も輝くモルゲンロートはまったくの不発。
午後から崩れるという予報が、実際は早まって蝶槍を下りきった辺りからポツリポツリ。
そこからは高山特有の急速の悪化。
常念岳を越えた辺りからはもはや暴風雨…。
前常念から樹林帯に入るまでかなり疲れました。
ここまで悪天の中を歩くのは『温室山ヤ』の私には悪夢のようでかなりきつかったですが、
まぁたまには雨具やザックカバーも使ってあげないと、と無理矢理良いほうに考えました。
【準備不足の撮影】
久しぶりの北ア、久しぶりのテン泊。
悔いのないようにと気合を入れて撮影しましたが、今思えばすこし欲張りすぎでした。
スチールだけでなく滅多にやらない動画撮影にもトライしましたが、
バッテリーを思いのほか喰ってしまいました。
タイムラプス撮影もやりたかったですが、やはり予備のバッテリーは必須と感じました。
甘くみていました、猛省…。
気象状況による違いはあるとは言え、
苦労して登った今回より前日の美ヶ原のほうが写真として出来が良いのはやはり辛いものがあります…。
・ ・ ・
山でお会いした方々、
お話させていただいた方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます、
ありがとうございました。
with『Aquila Wing』
花も風景も、めっちゃ写真がキレイで素敵です。
蝶ヶ岳は残雪期しか登ったことがないのですが、
初夏もいいですね。また行ってみたくなりました。
こんにちは、ガイアさん!
ピンチに弱い「人生温室暮らし」のカマセンです(^^)v
先週の日曜日は、ワタシも全く同じような気持ちで下山しておりました。
ワタシも晴れを狙って山へ行くスタイルですが、これってけっこう両刃の剣なんですよね。
コンディションの変わりやすい自然が相手ですから、日頃の準備や心構えが出来ていないと痛い目を見るなあと痛感しているところであります(^-^;
どんな形であれ、たまには雨の中を歩かなくては…
個人的な意見ですが、やっぱり槍・穂高は常念山脈から眺めるのがbestですね!
ご来光は残念でしたが、夕陽のシーンは相変わらず神がかってますしw
しかし、何だかんだ、ほぼ1年ぶりのテント泊山行だったんですね。
背中の重みの方は思い出されましたでしょうか!?
今年もガイアさんがどの辺りを歩かれるのか楽しみです(^^)v
gaiaさん、こんばんは!
ゴールデントライアングル歩かれたんですね
前日の美ケ原も素晴らしかったですが、こちらも凄い
特に29枚目の写真、見事に北斗七星捉えてる
月の明るさのせいなのかまるで白夜のようですね。
感動の写真で行きたくなるレコですな〜〜〜
6枚目の
お疲れ様でした
yoiusagi(宵兎?)さん、はじめまして&ご訪問ありがとうございます。
yoiusagiさんは、残雪期に歩かれているんですね。
私ももう少し力量があれば、残雪期に登って間近で白い槍穂を見てみたいものです。
蝶ヶ岳は周りから見れば決して特徴的な山ではありませんが、
ここから見える景色は本当に素晴らしいと思います。
私のような登るよりも撮りたいハイカーにとってはある意味、常念や槍穂なんかよりも好きです。
残雪の雪形からとったとされる山名も素敵ですしね。
カマセンさん、いらっしゃいませ。
久しぶりに耐風姿勢をとってしまったgaiaです。
あの日曜日の急速の悪化…、南アも例外ではなかったようでしたね。
雨具を上下とも着て、カメラもザックに仕舞い、ザックカバーも装着したのはかなり久しぶりでした。
まさしく、おっしゃるとおり日頃から使い慣れてないものでしたからもう反省点ばかりで。雨もある程度は経験していないといけませんよね…。
yoiusagiさんにもコメントさせていただきましたが、
純粋な山ヤではないカメラ小僧の私にとってこの辺りは穂高よりも槍よりも好きかもしれません。初めて蝶ヶ岳に登ったときの感動は今でも覚えています。
いやいや、年々荷の重さが体を蝕んでおります…。
けっこうヘロヘロでした。
ただ久しぶりで、さらにあの悪天の中だったことを考慮すればまあまあ…って感じですかね。
今年は自分の中で『東北イヤー』と位置付けていますから、
鳥海山、月山、飯豊山を優先的に予定していますが、
やっぱり黒部五郎も行きたいし…、と悩んでおります。
カマセンさんたちは雪倉方面を予定に入れていらっしゃいますね。
私は昨年行き損ねたので、ぜひ美しい写真をNEWカメラで撮ってください!
teru-3さん、いらっしゃいませ。
なるほど、あの白い花はサンカヨウというのですね。
ありがとうございます、加筆しておきます。
他の花の名前はあってますかね…、正直あまり自信はないですw
私にはミヤマキンポウゲとシナノキンバイの違いがわかりません…。
写真の出来のほうは段違いで美ヶ原のほうが気に入っていますが、
お褒めいただき嬉しいです。
2日目がもう少し天気に恵まれれば…、ですがこればっかりは仕方ないですね。
夜中にテントから顔を出したら、満月があまりに明るくてビックリでした。
もちろん撮影では長時間露光ですんで、実際よりも明るく写ってはいますが、
改めて満月のパワーを感じましたし、不思議なパワーも感じました。
星撮りには最悪な条件でしたが、それならば開き直って満月を撮ってもおもしろかったかなと今更ながら思っています。
こんばんは〜♪gaiaさん(*^_^*)
ちょっぴりお久しぶりに・・おじゃまさせてもらいます
三股を起点とするこの周回ルート☆とっても良いですネ
お写真キレイだなぁ〜と見させてもらったあと、レコ全体のお写真を眺めてみましたら、わっ!何だかスゴイって思っちゃいました
初日の気持ちイイ〜青空から、2日目はちょっと残念でしたね(>_<) この週はどこもこんな感じだったようで・・
久しぶりのテント泊縦走お疲れさまでした(*^_^*) また今度はどこのお山かなぁ〜と、gaiaさんのレコ☆楽しみにしてます
kchanさん、いらっしゃいませ。
あ〜、たしかに逆コースだとキツイですね…。
以前三股から前常念を経て常念へ日帰り山行したとき、あまりにつらくて死ぬかと思いましたw
でもアノ景色を見せられたら、また行っちゃうんですよね、これがw
2日目は残念でしたが、kchanさんがおっしゃるとおり、
いろいろな山の情景が楽しめたとも言えますね。
荒れる前の不気味な雲や空気感みたいなものは、こういう時じゃないと見れないですからね。
そうそう、私も最後の樹林帯は完全に開き直ってましたよw
もう登山道が小川のようなところもありましたから、もはやどこを歩いても泥濘は避けられないですから…。
そりゃもう堂々と何の躊躇もなくグチョグチョになりながら下山しました。
カメラをザックに入れたので撮れませんでしたが、
ガスがかかった樹林帯はもう幻想的とも言えました。
特に高山になると天気の急変は怖いですね。
お互いに気をつけて楽しみましょう!
それにしても私はモルゲンロートにはあまり縁がありませんが、
kchanさんたちはほんとに山の神に愛されているように感じます…。
gaiaさん、おじゃまします
ショイです(←もはや。言うほど使ってませんが
なんだか、有効画素数という枠にとどめることなどできないと言わんばかりに、
色彩の力強い躍動を感じますね。
今回もじっくりと堪能させて頂きました^^
二日目の荒天は残念でしたね
「カメラをザックに入れる」、gaiaさんにとっては山行としての撤退よりも
敗北感のあることだったのではないでしょうか?
僕がこのレベルの写真を作れるくらいだったら、そのヘンは諦めがついていたかもしれませんがw
来月は、常念岳に登る予定です。
(常念は初めてなので、先達のヤマレコユーザさんに連れて行ってもらう感じですが)
僕の写真云々はともかく、壮大な景色をまずは存分に楽しんで来ようと思っています。
お疲れさまでした。
ご無沙汰です、ガイアさん。
久しぶりにコメントします^ ^
ガイアさんのお写真、どんどん進化していきますね。。!
確かに、美ヶ原のもめちゃくちゃステキでしたが、今回のも素晴らしいです。。が、ガイアさん自身は納得されてないようで、今後、山写真への情熱がまた湧き上がっているようでしたら、わたしとしては嬉しい限りです^ ^
ガイアさんの写真見ると、その山に行ってみたくなります。
北ア、今年中にトライしてみたくなりました!
暴風雨の中、テン泊装備を背負っての山歩き、お疲れ様でした^ ^
北アに縁が無いのに、なにげにお気に入りに入れてみたり
このような稜線に立てたなら
も〜〜〜、花なんかどうでもいい!!
↑最近の自分を全否定する発言 笑
こちらのレコも、いいクモクモっぷりじゃないですか
ガイアさんならお天気急変後の暴風雨写真でも
ゲージツ的なものになりそうな気がしますよ〜
あなたってホント潔いひとですなぁ・・としみじみ
うえむらなおみさんのようにカッコイです
まだ見ぬキヌガサソウ、これって大きそうですがどうなの?
やっぱりちょっと花が気になる私でした
nyagiさんじゃないけれど・・・
この景色を見られたら、花は無くてもいいかな?
勿論両方一緒なら言う事無しなのは言うまでもありませんが
相変わらず冴えまくる沢山の美しい写真
とりわけ、夕景の写真にウットリと見入ってしまいました
私がgaiaさんを知るきっかけとなった昨年6月の
八ヶ岳の息をのむような夕景写真を思い出してしまいました
二日目は残念な天気だった様で・・・
しょいTomoさん、いらっしゃいませ。
もう大きくなられて背負えないのでは…w
カメラをザックに仕舞う…、まさにカメラ無しで山を歩くことほど辛いものはありません。
ただ最高の天気なのにバッテリー不足で撮れないよりはマシかとw
この日がもしそうだったら発狂しています…。
バッテリーが切れる…、カメラ小僧にとってはまさに恐怖、死活問題です。
蝶ヶ岳からの景色は凄いものがありますが、
やはり本コースのハイライトは蝶ヶ岳〜常念岳間の稜線からの景色。
鞍部から見上げる常念岳の重厚感のある佇まいを撮りたかったです。
言っても仕方ないですがやはり悔やまれます…。
来月、常念岳に行かれるんですね!
蝶ヶ岳方面もいいですが、大天井岳方面の稜線もめちゃくちゃ素敵です。
最高の天気に恵まれるといいですね。
このあたりの山はほんとに下山するのが名残惜しくて後ろ髪引かれます…。
レコのほう、楽しみにしています!
メリーさん、いらっしゃいませ。
カメラがニコンになってからかなり使い込んで、
ここのところ漸く使いこなせるようになって来たのもあると思います。
ペンタとニコン、かなりキャラが違いますから…。
今後は映像のほうにも触手を伸ばすつもりです。
今回の写真は満足いくものではありませんが、
でもやっぱり山を歩いた充足感は素晴らしいものがあります。
登山道に咲くお花、雄大な景色、美しい星空、そして人との出会い。
山に魅せられた人たちが集まる空間は、やっぱり素敵なんですよね。
今回は写真よりもそちらの方の満足感を得られました。
ちょっと偏見とか誤解を恐れずに言いますが、
海好きや下界好きの方々より山好きの方々のほうが物腰が柔らかくて良い人が多いと思います。
やっぱりテント泊っていいです。
メリーさんも、北アに行っちゃってください!
オススメは…、全山オススメですw
nyagiさん、いらっしゃいませ。
お…、今年の北アはこちらですかw
>このような稜線に立てたなら
も〜〜〜、花なんかどうでもいい!!
それこそまさしく私の原点ですよw
とは言いつつ真面目にwお花も撮りましたし、最近は名前もそこそこ覚えてきました。
いやいや、あの天気では私には撮影はたぶん無理です。
強風に乗って下からガスがガンガン上って来てまして、レンズにバンバン水滴が付きますから。雨よりもそちらの方がたいへんでして…。
常念岳山頂以降はとにかく無事に下山することしか頭にありませんでした。
このあたりが経験不足なんですよね。
悪天でも撮れる精神力と技術がほしい…。
ちなみにコースタイムですが。
三股から5時間かかっていますが、もちろん普通に歩けばこんなにかかりませぬ。
どうぞご安心を。
キヌガサソウは大きい花です。
例えるならコースターくらいはあるでしょうか。
小さなお花が多い山では異質な大きさなので存在感はとてもあります。
花音痴の私ですらすぐに見つけることが出来ます。
BOKUTYANNさん、いらっしゃいませ。
やはり私とBOKUTYANNさんやnyagiさんは根本が違いますよね。
お二人は花心があって、山で出会えるお花に精通し、その美しさの奥深さをわかっていらっしゃいます。
私はと言うといわゆる『展望バカ』ですからね、そもそもが…w
あ〜、昨年の八ヶ岳の夕景…、
たしかにあれほどの紅い夕景は後にも先にも出会ってはいないですね。
と言いますか、あれはもはや異常気象の部類かもしれません。
何か不吉なことが起きる前触れみたいな…。
すみませんw
小雨程度なら撮るつもりでしたが、ファインダーを覗いていると身の危険を感じましたので。
蝶槍あたりで荒れ始めたら引き返したのですが、
稜線のど真ん中でしたのでとにかく無心で完全防備で黙々と歩きました…。
BOKUTYANNさんは昨年は燕、唐松と歩かれましたが、
今年はどのあたりを歩かれる予定でしょうか?
レコ、お待ちしております。
ここのところ忙しく、コメントが遅くなってしまいました
(といっても記録は何度も拝見させていただいていますが・・)
連続での撮影山行、お疲れ様でした
もちろん編集してアップされていると思うのですが、ゆとりが感じられるところが良いです。
高画素のAPS-C機だと、やはり余裕がないんですよね
色合いの幅とか、高感度の強みとか、フルサイズに憧れます
夜景は満月だったのですね。
一瞬、薄暮の時間帯に撮影されたのかと思い、コメントを見て納得しました。
えー、それにしても夜景撮影もこなされたということは・・
もしかして、テン泊装備にフルサイズ、そして三脚まで?
結局、私も同じことやってしまうと思うのですが(笑)、体力を戻してからになりそうです
当分、師匠の影を追っていきますね
noronoroさん、いらっしゃいませ。
フルサイズ…、実際使ってみてですが、
大きく違うところはやはり高感度でもノイズが少ないことでしょうか。
これははっきり言って一目瞭然です。
その他は大きく引き伸ばしたりしない限りは正直あまり差は感じません。
どちらかと言うと本体よりもレンズに大きな差が出ると思います。
まぁその分、撮影する側へのカメラからの要求みたいなものはひしひしと感じますw
失敗すると容赦なくその程度の画しか吐き出しません…。
センサーサイズが大きい分、失敗も大きく出てしまいます。
お察しのとおり、テン泊装備に三脚持参です。
山に登るのはまさしく美しい自然を撮るためですから、
テント泊となれば必然的に星撮り→三脚という極めて単純な思考によるものですw
もはや山頂やピークハントにはまったく興味が無くなってしまいました。
(山頂標とかの証明写真的なものは最近さっぱり撮らなくなりましたね…)
私にとっての『山ヤ』的な側面は、
精神面や体力面においてもうピークは過ぎてしまっているようです…。
noronoroさんも体力を戻して撮りまくってください。
もっともっとK-3の作品を多く見てみたいです。
レコお待ちしております!
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