赤谷山〜長男とGO！、途中敗退でも楽しい山歩き〜

2014年07月21日(月) [日帰り]

• GPS: 08:14
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,198m
• 下り: 1,195m

コースタイム

7：20ゲート−7：50取水堰堤（登山口）−7：55小ブナクラ谷−8：05大ブナクラ谷−9：15岩屋−9：25戸倉谷出合−10：55ブラクラ峠（昼食）11：40−12：00峠からの最初のピーク（敗退決定）−12：30ブナクラ峠−14：00岩屋−14：55大ブナクラ谷−15：05登山口−15：35ゲート　（※今回初入山のため、通過ポイントは一部前後しているかもしれません・・・大勢に影響はないとは思いますが。）

天候

一日中晴れ。ただし、昼頃から稜線から上はガス。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島を右手に見ながらそのまま直進。未舗装道路の終点にゲート。10数台ほどの駐車スペースに停めます。

コース状況／危険箇所等

■藪こぎ覚悟で。登山道はよく言えば秘境ムードの自然のまま、悪く言えば狭くて多少荒れてます。
■藪に隠れてわかりにくいですが、一部断崖のヘリを歩きます。注意して歩けば問題ありません。
■渡渉については今回は大丈夫でしたが、雨中・雨後など増水時は普通の登山靴では不安があるのでは・・・と感じました。
■頂上は踏めませんでしたが、今回到達点までは上記以外はほぼ危険箇所なし。

写真

7/21 7:23

待ちに待ったピーカン！テンションあがる！

7/21 7:24

さあ、出発！
ゲートを越えて行きます。

7/21 7:39

剣稜線もくっきり。待ってろよ、頂上から堪能させてもらうぞ！・・・と、このときは思ってました。

7/21 7:40

スギ巨木の看板。気になりますが、パスします。

7/21 7:43

白萩川にかかる橋を渡ります。写真には写ってませんが、駐車場からこのあたりまで赤トンボがいっぱい飛んでしました。

7/21 7:45

橋を渡ってT字路。ガイドブックを確認し、左側へ。

7/21 7:53

取水堰堤が見えてきた。左側の法面沿いの道を直進すると登山道に入ります。

7/21 7:57

いきなりの藪こぎ（汗）。早くも秘境ムード。

7/21 7:59

小ブナクラ谷（と思います）を渡ります。

7/21 8:01

がさがさ、左右そして上からも草が覆いかぶさります。がんばれ息子！

7/21 8:08

ほどなく、大ブナクラ谷。開けてて気持ちいい。

7/21 8:16

前日までの雨で水量は増えてるのかなと。ざんざん言ってましたが、渡れそうな石を探して何とか渡りました。ホントの雨後だと濡れずに渡るのは無理かなと・・・あくまで推測ですが。

7/21 8:18

うっそうと茂る林。マイナスイオン〜。

7/21 8:18

ギボウシ。

7/21 8:20

結構な急登。長男、まだまだ元気。

7/21 8:25

藪、藪、藪。鉈でも持って入るべきだったか（笑）

7/21 8:26

・・・かと思えばこんな林も。飽きません。

7/21 8:30

あじさい。

7/21 8:36

峠まではいくつも沢を渡ります。

7/21 8:41

この登山道は、ピンクリボンの存在が本当にうれしい。

7/21 8:50

もくもくと歩く長男。

7/21 8:52

浅い沢を歩く気持ちいい道もありました。雨後だからでしょうか。

7/21 8:54

ジャバジャバ歩きます。ゴアの登山靴でOKです。全然濡れません。

7/21 8:54

息子の汗が蒸発してモヤに。

7/21 9:05

おニューの登山靴がアダに。靴ずれで絆創膏貼りました。ついでに休憩。

7/21 9:17

岩屋。雨宿り、十分可能。

7/21 9:29

戸倉谷出合（だと思います）。稜線付近に雲。う〜む、眺めはどうかな？

7/21 9:30

今日は、もういくつ沢を渡ったかな？

7/21 9:49

ミヤマカラマツ、かな。

7/21 10:06

稜線が近くなってきた。目指す峠は正面ではなく左上手です。

7/21 10:12

長男、ばて気味です。

7/21 10:16

・・・で、休憩。

7/21 10:16

そして、かき山をポリポリ。

7/21 10:31

タニウツギでしょうか。まだつぼみ。

7/21 10:38

息子。ヒーハー。がんばれ高校3年生！

7/21 10:49

峠の直下の岩場に出た。

7/21 10:55

慎重に、慎重に。

7/21 10:58

振り返ると上ってきたブナクラ谷。峠の西側。
吹き上げる風が涼しい。

7/21 10:59

ブナクラ峠に到着！左・猫又山、右・赤谷山。
小さな仏像も。

7/21 10:59

峠の向こう、雪渓の残る東側。北アルプス方面、残念ながらガスってます。

7/21 11:06

峠の脇にキヌガサソウ。

7/21 11:25

長男、だいぶ疲れたようなのでここで昼飯にしました。カップめんズズズ。

7/21 11:26

プハ〜、うま。

7/21 11:44

体力も回復。頂上目指して行動開始！

7/21 11:49

久しぶりの登山でひざ裏の筋が痛い様子。小学生時代は毎週のようにビッグマウンテン登ってたのにね。

7/21 11:49

この岩、絶妙なバランス。

7/21 11:53

黄色の花は難しい(汗)

7/21 11:54

ツマトリソウ。

7/21 11:55

エンレイソウ。

7/21 12:06

足の痛みも限界。峠から最初のピークでギブアップ。下山もあります、無理はよしましょう。

7/21 12:07

剣岳も今日は姿を見せず。山は逃げません。帰ろう。

7/21 12:09

赤谷山方面へ続く稜線。木の枝が西から東へ。強い風が吹くんでしょうね。

7/21 12:13

帰路に着き、どこかほっとした背中（＾＾）。

7/21 12:14

ガスがなければ気持ちよさそうなのに。

7/21 12:17

帰り道こそ気をつけて。

7/21 12:18

雰囲気ある山肌。また来よう。

7/21 12:22

あんなところにがんばって生えてる。

7/21 12:23

イワカガミ。

7/21 12:25

写真では恐ろしい岩場・・・。ちゃんと巻き道あります（＾・＾）

7/21 12:32

ブナクラ峠に戻ってきました。

7/21 12:32

無事帰れますように。

7/21 12:33

結局、北アルプスは隠れたまま。

7/21 12:34

空は夏の雲。

7/21 12:35

峠から猫又山への登山道。

7/21 12:37

あせるこたぁない。ゆっくり下りようや。

7/21 12:38

？。ヘルプ〜。

7/21 12:40

下界はいい天気、というか、夏日だろな。

7/21 12:52

どんどん高度を下げる。

7/21 13:11

岩にもたれて一休み。木漏れ日が気持ちいい。

7/21 13:40

沢まで下ってきた。

7/21 13:42

相変わらず、稜線は雲。

7/21 13:49

秋山も良さそう！

7/21 13:52

頂上は雲が切れるどころか、むしろ雲行きが怪しそう。

7/21 13:57

ずーっと緑のトンネル。

7/21 14:03

岩屋に戻ってきた。

7/21 14:06

ジャブジャブ、爽やか〜。

7/21 14:08

岩の上、すべるなよ〜。受験もな(^m^;)

7/21 14:20

ふと右手に小さな滝。

7/21 14:21

こんな水場も。

7/21 14:30

藪でわかりにくいですが、左側、結構切り立ってます。

7/21 14:31

多分、藪がなかったら足すくむはずです。慎重に通過しましょう。間違っても踏み外さないように！

7/21 14:35

ここまで来ればもう少し。グリーンシャワーを浴びて、あと一息。

7/21 14:43

ぎんりょうそう、みたい。

7/21 14:55

お。大ブナクラ谷！

7/21 14:57

ますます稜線は視界不良。

7/21 15:02

むむむ？

7/21 15:07

眼下に取水堰堤も見えてきた！

7/21 15:09

登山口到着！

7/21 15:36

そしてゲートに・・・

7/21 15:37

到着！お疲れっ！

撮影機器：

DMC-FT20 Panasonic

感想

やまちゃん

高校3年生、受験を控えた長男。
小学生時代は毎週のように手当り次第に登ってたのに、中学以降は部活優先。長男との山行は年に1、2回。
この三連休。勉強が本格化する前に息子と思い出作りテン泊の予定でしたが、息子から泣きが・・・。
「やばい！受験勉強、今から徹底的にやらんと、追いつかん！」だと。
いままでのほほ〜んとしてきたツケじゃ、と思わんでもないが、せっかく勉強モードなのに「せめて日帰り、1日だけ行こうや。」と拝み倒す親も親。

何はともあれ、せっかくならばビッグマウンテン。日帰りなので自宅から近く、以前から狙ってた剣岳北方稜線、赤谷山をチョイス。
梅雨の明けない北陸の空。天気予報とにらめっこ、天候回復の三連休最終日にゴー！
・・・意気込みは十分、しかし、空回り。4時半起きの予定が1時間寝坊。思えばこのときから登頂に暗雲ただよってたのかも(^_^;)
久しぶりの馬場島からの剣岳。見上げる稜線くっきり！赤谷山は剣の展望台、期待十分でスタート！
ですが、稜線に出る頃にはすっかりガスって眺めはいまいち。剣に会えず。

あんなにアルプスの山々を登ってた息子もやっぱりブランク？
部活で鍛えた体力と登山体とは別物なのか？
スタート時には「楽勝。さっさと登って降りる。」くらいに豪語していた長男でしたが、峠の手前でバテバテ。しかも足の筋を傷める始末。
ブナクラ峠でゆっくり飯食って、嫁さんの持たせてくれたブドウを食べて。
まあ、眺めもいまいちだし、今回は撤退。

それでも往復たっぷり8時間。ほとんど人に出会わない秘境ムードたっぷりの険しい山。
藪こぎ、渡渉、岩場、変化に富んた歩きごたえある登山道。
特にヤブと木々の枝は、覆いかぶさるくらい。
頭を下げたり、体を斜めによじったり、ジャブをかわすプロボクサー張りの動きを常に要求されました。
それこそボディブローのように体力を奪われ、登山口に帰りついた時には父も結構、太ももとふくらはぎに疲労感(^_^;)
でも、それも心地よさを伴ったものでした。
正直、期待を上回るいい山でした。
いつか絶対リベンジ！

帰りの車の中で長男。
「次行くときは厚手の靴下重ね履きやな。」
「今日の敗因は、最初飛ばしすぎたのと、大またで歩きすぎ。」
「ズボンの内股、すごい汚した。山道歩くの下手になってる。」などなど。
ほっほう〜。自己分析ばっちりですな。そろそろ受験勉強に活かせ(-_-;)

コメント

cockroach

赤谷山いいですね〜
私は、去年、挑戦したのですが、途中撤退した山です。
取水堰堤近くからルートがわからなく、川の水は雨で増水していたので、渡ることができませんでした。
ルートが分かりづらいと聞いていましたので、途中で遭難し、救助要請でもしたら、人様にご迷惑をかけることになるし、翌日の新聞に名前が載るのだけはね・・・
ルートは迷うことなく行けるならば、もう一度、晴れの日に行ってみたいです。

やまちゃん

Re: 赤谷山いいですね〜
取水堰堤からの登山口さえわかれば、あとは慎重にピンクリボンを頼りにって感じでした。
渡渉も季節や天候によって随分状況は変わるんじゃないかと。

素晴らしい山でしたよ！
絶対リベンジします！
でも、怖がりの私は一人じゃ無理です、秘境ムード色濃くて。

記事には書きませんでしたが、下山途中に登ってゆく単独行の女性とすれ違いました。
そんな時間からどこまで！？
しかも涼しい顔で！
脱帽っ！

がんちゃん

こんなのもいい思い出になりますよ！
お疲れ様でした。
親子でどこに行ったかと思ったら、去年悪天で断念した赤谷山でしたか。
来月行く予定になっている毛勝三山の偵察としても一役買った感じですね。
敗退は残念でしたが、無事に下山できてまずは一安心といったところでしょうか。
部活の体力と登山体は絶対別ですよ。
ちなみに年齢もあまり関係ないと思う。
あ、写真の「むむむ？」はタテヤマウツボグサだと思いますよ。

やまちゃん

Re: こんなのもいい思い出になりますよ！
毛勝山は今回のブナクラ峠経由か、もしくは大猫山経由もあり。
期待は膨らむね！
しかし、テント装備もなるべくコンパクトにしないと、ヤブと枝で難儀しそうな道ですぞ。渡渉もあるし、重いとピョンピョン飛べなくなるからね。
来月が楽しみ！

やっぱりタテヤマウツボグサですか。
花は難しい(^_^;)