ハセツネ(日本山岳耐久レース)
- GPS
- 23:25
- 距離
- 65.9km
- 登り
- 4,800m
- 下り
- 4,782m
コースタイム
- 山行
- 10:24
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 10:59
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 12:09
天候 | 曇り -> 一晩雨 ->曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
泥濘酷い |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
初参加のハセツネでした。完歩ペースランナーです。
1. 私のスペック(体力の目安に)
フルマラソン 4:15から4:30くらい。
チャレンジ富士五湖ウルトラ 62kコース 8:35
奥信濃100のハーフ 10:45
2. 今回背負った荷物は飲料込みで11kgほど
ハイドレに経口補水液2L
ペットボトル500ml * 3
コンビニで帰るウィダーのようなパック10個
マグオンなどのジェル15個
ソイジョイ 3本
エイ羊羹 5本
バーナー、コッヘル、ラーメン
リタイア時の着替え
モンベルの傘
防水グローブ、防寒グローブ
関門で腰掛けるモンベルの椅子
ストック
ザックはサロモンの30L
3.ゴール後の荷物振り返り
(1)雨で荷物の取り出しが面倒なので、ジェルをフラスクに入れて正解。
いちいち封を切ってゴミをしまってなんてやってられない。
(2)ジェルは10個余った。用心しすぎた。
(3)椅子は「完歩」ペースであれば持っていてよかった。
座るところを探さずに好きなところにサッと座れる。
地面に座ると腹や内転筋を攣ってしまうことが多いので。
(4)泥濘んだコースを終始歩いたのでペースあがらず、ラーメンを食べる時間がとれなかった。バナナさんのとなりでラーメン作りたかったが。
次回は20時間をきりたいので持参しない。
(5)寒いという声が多かったが、腹巻きもして、レインは防水スプレーかけまくったので、殆ど濡れることはなかった。ワークマンの安い防水グローブもよかった。
(6)ヘッデンの黄色フィルターはまあまあ良かったのかな。
(7)モンベルの傘は5mm以上の雨を警戒して持っていったが、レインウェアだけで済んだ。それほど大ぶりにはならなかった。一晩中降ったけど。
(8)ヘッデンの電池交換がすぐできるように3本単位で小分けにパックしておけばよりスムースだった。
4.感想
一晩の雨予報だったので防寒や熱をつくるための補給食。リタイア時の待機をやり過ごすウェアなどで荷物が膨れあがった。2割くらいは走る予定だったが、荷物の重量とコースの泥濘で完歩となってしまった。
入山峠までは渋滞で歩いては止まっての繰り返し。
浅間峠までも同じ感じ。基本的にゆっくりペースのグループに入っていたが、
それでも、後ろに大行列を作ってしまっている人にやきもきする。
渋滞時間込みの予想タイム8時間で浅間峠に到着。
男性のトイレ(小)は黒いゴミ袋、中に吸収剤が入っている。
真っ暗なのでどんなものでも気にならない。明るいうちだったら嫌だろうな。
モンベルの椅子に腰掛けてポールの準備、月夜見まで必要な補給食をポケットに突っ込み、念のために下痢止めを服用して13分でピットアウト。休憩というか必要なことをしただけで出発できたのが良かった。
今回の目標はダラダラと休憩しないこと。
浅間峠から三頭山、月夜見までのコース。酷い泥濘のなかを行軍した。
このコースは乾いたら元通りになるのか、そもそも雨天時はいつもこんななのか。
明日以降のハイカーからの苦情やコースのダメージが気がかりだった。
一人でトレラン練習する分には気にならないことが、この大人数でコースを削ると、
今後のトレラン大会の開催方法や制限はやはり気になるな。
三頭山までの上り、その前の大沢山までの上りは覚悟していたものの、いつまでも終わらない苦行そのものだった。泥濘でペースが上がらなかったのが、逆に身体にやさしかったかな。
月夜見駐車場に3:30に到着。当初予定から1.5H遅れ。
バナナさんがテント張って焼肉しているのを横目に、ラーメン作る時間もなくソイジョイをカジッてすぐに出発。その後のヌタヌタゲレンデ下りは皆さんご存知のとおり。
その後は再び覚悟の時間。御前山頂上の遠いこと。。
自分的にはハセツネ最大の山場はここ。大ダワからの大岳山は長い巻き道のあとに現れる上りなので、それまでに身体はある程度休めている。ただし、今年から設置された木段を上がるのが非常にきつかった。ただの上りの登山道ではなく、段差の分だけ腿上げをするのは、このタイミングでは超きつい。痙攣目前。
最後の試練は日の出山からの金毘羅尾根下りの10km。
下り基調の中の少しの上りなんてたいしたことないが、非常に地味で退屈な尾根を、淡々と進むのは精神的につらい。ここまでの行程から考えるとほぼゴールなので、2時間ちょっとこのルートを進むのがひたすら辛い。退屈すぎる。
ゴールの五日市体育館に12:25に到着。
めでたく初ハセツネをフィニッシュしました。
着替えの体育館は殆どの選手が帰ったあとで、スタート前はあれだけ混雑していたのに、この時間は5名程しか残っていなかった。
ゴール直後はハセツネコースの退屈さ(夜間、眺望なし、雨、樹林帯)に再チャレンジは絶対ないなと思っていたものの、日が経つと、荷物の工夫やトレーニングを重ねて18時間で完走できそうだなとか、次回のレースを考えてしまう。
一番良かったのは24時間近く競技をして、体重が1.5kg落ちたこと。
単純に水分が抜けたのではなく、間違いなく一晩中脂肪燃焼して痩せることができた。
最後に思うのは、試走を3パートに分けて試しておいたことが良かったのと、時間をかけて一度に1周の試走を「しなかった」ことが良かったと思う。あの地味なきつさを知ってしまったら、大会時にはものすごく重い気持ちになっていたはず。
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