高柄山 結果的にお流れの早い忘年会＠秋山温泉
山梨県
kichichan
tsuchikane
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体力度について
- GPS
- 06:24
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 900m
- 下り
- 878m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
指導標あり。ただし、バリエーションルートは赤テープなど少ないので行動時には注意。 高柄山東尾根は、急坂があり雨後など歩行には注意が必要。 高柄山および小高柄（ホウジ丸）を下る箇所、登山詳細図に急傾斜との記載があった。実際ロープが設置されており実感した。林道合流地点へは430mピークから降りたが、急傾斜の灌木群に苦労した。フラットな尾根に径跡があり、ピーク西側を巻いていくように奥に向かっていた。ピークを登らず巻くように降りたらよかったと思えた。登り方向ではわかると思うが、下りでは難しいと感じた。 舗装された林道を辿ると桜井隧道、距離が短く入口から出口も確認できるが、真っ暗で中央部では足元も見えない。丁度南側の観音堂周辺でしばらくして数台の車が通過して出てきたのが確認できた。トンネル内では安全確認のためにも事前にヘッドライトなどを準備したほうが無難。 |
| その他周辺情報 | 秋山温泉：上野原駅間で無料送迎バスあり。 |
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感想
以下の山行記録に一緒に行った3名で、山行後の温泉での食事を楽しむことを前提に計画した。昨年来1年ぶりの同行で、個人的には温泉での忘年会かと考えた。
結果的に集まりやすい中央線沿線出発駅集合とし、コースは前回同様に「静かなる尾根歩き・松浦隆康・新ハイキング社・平成17年」内のルートの一部を参考にした。
●今回山行に参照したルート：p132高柄山東稜から北稜
●以前の同一メンバーでの山行記録
倉岳山 〜錦秋の山で団塊世代の大学生同期会〜
2021年11月11日(木) [日帰り]
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3729208.html
●以前の山行記録で参照したルート：p136倉岳山と鳥屋山北面の尾根
最終目的地
やすらぎ観音をネットで確認していると、「秋山登山道整備」に行きついた。ヤマレコ・山ノートに記載された情報だった。そこにはしばしば今回のルートで確認した指導標の画像も記載されており、工夫の跡が実感できた。
■指導標の制作方法について
HOME > ヤマノート > 秋山登山道整備
更新日：2019年01月30日 訪問者数：2468
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2104
彼の登山記録に高柄山周辺でスズメバチに刺された情報が記載されていた。今回高柄山からの急傾斜の下りをロープ伝いに3名の最後に下っていたとき、1mほど離れた楢の幹・胸程度の高さに2匹のオオスズメバチがもぞもぞ動いており、気が気でなかった。それは木の幹南面・太陽が当たる方向で、後ろ北面からは羽音も聞こえてきた。若干気温が低かったので南面で温まっていたのかもしれない。前を降りる友人がロープから手を離すと早速離れることができた。離れると写真を撮らなかったことを残念に思ったが現金なものである。
30歳になる若干前に友人2名と琵琶湖・愛知川方面から沢通しに鈴鹿・藤原岳に登った時尾根に出たとたん、おそらくスズメバチに刺され一瞬意識が無くなった記憶を思い出した。
秋山散歩☆四方津駅〜千足地区〜千足峠手前【スズメバチに刺され救急搬送】
2022年10月08日(土) [日帰り]
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4763733.html
目的の秋山温泉、たまたま併設の食堂、食事のラストオーダー14:30、閉店15:00ということを聞かされる。結局風呂で汗を流し、生ビールセットで乾杯、その後15:30発の無料送迎バスで上野原駅へ向かった。サウナ風呂などに入り自販機のアルコールなどで次の無料送迎バス17:00発を待つ手もあったが躊躇してしまった。
食堂から出たときに、椅子に寝転びながら窓から外を眺めている方から話しかけられた。15:00すぎのことだろう。彼は仕事を離れてから、現在の四万津、駅からエスカレーターが伸びている町に住んでいるそうだ。
山行帰りにいろいろな方と話す機会がある。武蔵五日市からバス路線が伸びている笹平に住んでいる方と数馬からの温泉帰りのバス車内で話したこともあった。中野周辺から引っ越して、温泉入浴やバス乗車補助を利用して生活しているそうだ。
宅配・ネット通販などが発達、さらにネットで人間関係の一部も維持できる時代になってきた現在、興味深い時代になってきた気もする。友人と永田町にあるシェアオフィス【みどり荘 永田町】で会う機会が数回あった。そこは24時間営業で横になれるスペースもあり、いろいろな人が作業をしていた。僕も最近よく図書館を利用しているが、ネットで事前に蔵書を確認できるのでかなり便利になった。
僕の以前行っていた仕事も個人事業主的な作業が占める時間が多かったので、以下の環境が充実していればかなり家庭や職場などの住環境・作業環境を変えることが可能であろう。勤務先の資料を検索できる・共通機器が利用できる・いろいろなタイプの打ち合わせ・会議などの機会が確保できるなど。
最近近郊の山に行くにつれ、僕の子供時代の人口配置が山麓から平野にいつのまにか大きく変わってきたことが実感してきた。今後も急激な情報環境の変化に伴って生活環境も徐々に変化していくのかもしれない。
中央線沿線から秋山の山稜を越えて秋山温泉に向かい、温泉の送迎バスで上野原に出る山行記録を何度か目にしていたので、四方津から高柄山のコースを提案した。大学同期会のメンバーの自宅からほぼ同距離というのも、都合がいい。
温泉でゆっくりすべく午前7時34分四方津集合としたが、温泉のレストランが午後3時までとは本日最大の想定外であった。
あとひと月もすると秋山の山は黄葉に染まるのだろうが、それを想像して歩くのもいいものだ。
登山詳細図にある「旧大地（おおち）峠」、「新大地峠」は、峠に興味を持つ者にとして地名変遷的観点からは地形的に見ても腑に落ちない点があったのだが、やはり色々調べる人があるものだと感心した。（下記参照）
（参考）「大地峠の怪」
http://www.ymnco2.sakura.ne.jp/ouchi/frmouchi.htm
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議論の中で最も本質的な問題点は、全員で事前に最終的なコースの合意・再確認する機会を失してしまったことである。具体的には、下りに利用した高柄山東稜のコースの理解に誤解が発生してしまった。
以上の誤解発生の観点から、山行計画の発生・実施経過などを含め興味を惹かれたので、コメントとして残しておくことにした。
実施経過は以下のようであった。
発端は9月24日「10月になって天気が安定してきたら、山にでも行きたいね」に始まった。
実際の山行イメージは、10月8日「山行を主とせず、昨年11月11日の山行以来一年ぶりの会合として、山行を兼ねた軽食飲み会と考えてもいいかもしれない」との意見から具体化が開始された。
早速同日に「相模湖駅から石老山に登り、ピクニックランドの温泉で食事」「高柄山に登って秋山温泉に下りる」の具体的な提案があった。
高柄山・秋山温泉はルートの自由度が大きいので、秋山温泉に降りるルートが列挙された。
高柄山を縦走するとなると、上野原から尾根沿いに、四万津から尾根沿いに、また千足沢方面からなどからの登りを想定して、下りは、高柄山東稜、大丸から金山峠などを降りコースとするなどが考えられた。加えて東稜コースは途中から沢沿いになるが、そのまま東稜を尾根通しに下る登山地図に示されていないバリエーションルート（松浦氏の「静かなる尾根歩き」552峰を通り、桜井隧道の200m手前に降りる）も紹介された。全て同日のことだ。
グループlineを利用した連絡の効率性かとも思える。
翌日9日には以下の制約条件・コースなども検討材料に加えられた。
【制約条件】：ピクニックランドの温泉は毎週木曜日休館日・レストランLO19:30、ピクニックランドから相模湖駅へのバス最終便22:01。秋山温泉は毎月第四月曜日休館日・レストランLO17:30（10月以降）、秋山温泉から上野原駅への無料送迎バスの最終便17:00。
【追加されたルート】：高柄山の東尾根取り付きに朝一本あるバスで行き、東尾根を登り高柄山で降りる道を検討する、上野原・四万津・金山峠の三方向が可能
その後具体的な日程は天候を鑑み数日前に再連絡することにした。
改めて15日、最短の計画日は20日ということで、上記計画について距離などの情報が共有された。余裕をみて、歩行時間ほぼ7時間を目処とすると考えれば十分であると考えた。
石老山 ：11.3km登り893m降り872m
相模湖駅>嵐山>大明神> 石老山>プレジャーフォレスト前バス停:
高柄山：9.8 km 登り824 m 下り 773 m
四万津駅>高柄山>東尾根>秋山温泉
高柄山：10.5 km 登り861 m 下り870 m
落合>高柄山＞金山＞秋山温泉
併せて、危機対策としては、早めの到着・休養を想定して別行動になった場合には、最終合流時間を17：00として、日没一時間前16:00に合流点への先着者を中心に対処方法を検討するなどが実際的であること。通常はコース変更や別行動・合流点確認で対処するが、最悪の場合には、レスキュー要請に躊躇しないなどが示された。レスキュー要請の躊躇とは外部に支援を求める場合に、民間のヘリ利用を確認された場合には金額などを想定して躊躇することを排除する意図であった。
その後、20日（木）での計画では、石老山は温泉が休館日で除外、また高柄山・落合だとスタートだとバスの時間から出発が9時近くなることが指摘され、除外された。
結果的に、四万津駅から尾根通しに大丸経由で高柄山、その後東稜を下って秋山温泉の合意があったが、下りでのバリエーションルート通過が想定外であった。これは落合からの東稜尾根の上りでバリエーションルートを暗に想定してしまったこと。その後下りに利用することになったが、想定外の下りのバリエーションルート利用に充分な議論が無かったことに起因していると思った。唯一共有していた情報は「552峰を通り、桜井隧道の200m手前に降りる」であった。10日以上もあった各自の準備期間でバリエーションルートの調査・理解も可能だったはずである。
結果的に個人個人が単独行動を行なっているメンバー構成にもかかわらず、事前知識の準備に基づく行動中の集団知の形成に繋がらなかったことが残念であった。
幸い林道に合流できる場所は確認できていたので、その後調べた以下のような結果にならなかったことは幸いであった。なお実際確認したバリエーションルートは、平成17年3月下旬に筆者が踏査、落合バス停から高柄山まで登りで3時間、谷から最初のピークを目指すときに直登は藪が多いので右側を巻くように注意が記載されていた。実際には薄い路が見えた。
…
そろそろ高柄山東尾根の末端のはずだ。どの支尾根を下るか迷うが、川が合流した地点へ向かう北東の尾根を降りることにした。川が見えてきたところで失敗に気がついた。橋のあるところに降りなければ先へ進めないではないか。急な斜面を登り返してしばし迷走しているうちに足を滑らせてあちらこちらをすりむいてしまった。橋はなさそうなので、川の浅いところを狙って対岸へ渡る
高柄山（旧矢野根峠から高柄山東尾根）
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