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記録ID: 4822340
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沢登り
谷川・武尊

【谷川連峰】赤谷川笹穴沢遡行・渋沢長松沢下降

2022年10月22日(土) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
10:12
距離
24.2km
登り
1,936m
下り
1,955m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:53
休憩
0:19
合計
10:12
距離 24.2km 登り 1,938m 下り 1,959m
6:00
42
6:42
17
6:59
7:10
293
12:03
12:04
25
12:29
12:31
11
12:42
12:45
13
12:58
12:59
160
15:39
15:40
31
16:11
1
16:12
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
川古温泉ゲート前に駐車。2台程度可。
ゲートから渋沢出合付近まで、通勤用自転車で往復。
コース状況/
危険箇所等
・林道は、川古温泉の奥で施錠チェーンにより封鎖されており車は入れない。路面状況は、赤谷川橋の少し先までは良い。
・30m滝は、東京起点120では左壁が案内されているが、最新の銘渓62選等に従い、右壁を登るほうが良い。
・かつてあったとされる平標山の巻き道は、藪に埋もれて判然としない。が、漕いでも大した藪ではない。
・詰めの藪を避けるなら最後の二俣を右へ行くべきだろうが、平標山の東に詰めあがるので、下山が面倒になる。
・長松沢は、ぬめりが酷くラバーソールには向かない。滝はいずれも容易に巻ける。
その他周辺情報 ・長松沢及びその支流の三ツ岩沢の名称は、「渓流釣場事典」に拠る。
笹穴沢の30m滝:この沢で一番難しい滝とされるが、右が快適に登れる。紅葉が美しかった。
2022年10月22日 09:52撮影 by  SO-02J, Sony
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10/22 9:52
笹穴沢の30m滝:この沢で一番難しい滝とされるが、右が快適に登れる。紅葉が美しかった。
笹穴沢の42m斜瀑:非常に快適に登れる。この沢の一番の見所とされることが多く、確かに素晴らしい。
2022年10月22日 10:08撮影 by  SO-02J, Sony
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10/22 10:08
笹穴沢の42m斜瀑:非常に快適に登れる。この沢の一番の見所とされることが多く、確かに素晴らしい。
長松沢の3段18m滝:この沢では一番立派な滝。2段目の岩の形は結構面白い。
2022年10月22日 14:26撮影 by  SO-02J, Sony
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10/22 14:26
長松沢の3段18m滝:この沢では一番立派な滝。2段目の岩の形は結構面白い。
長松沢の14m滝:この沢で2番目に立派な滝。岩盤が広がっているように見えるが、左岸から容易に巻ける。
2022年10月22日 14:44撮影 by  SO-02J, Sony
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10/22 14:44
長松沢の14m滝:この沢で2番目に立派な滝。岩盤が広がっているように見えるが、左岸から容易に巻ける。
遡行図(主な滝の落差は実測)
2022年10月24日 20:12撮影
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10/24 20:12
遡行図(主な滝の落差は実測)
撮影機器:

装備

備考 ・笹穴沢はラバーソールのほうが良いと思われる。水流中はぬめるが、大きな滝では乾いた岩を登る部分が多いため。

感想

【計画の経緯】
もともと2人で別の沢へ行こうと思っていたが、まさかのパートナー体調不良。代わりのパートナーも見つからず、単独となったので、単独でもフリーソロで楽しめそうなところということで、笹穴沢へ。

【山行】
○入渓まで
電動キックボードで林道を走ろうと思ったが、前夜に不調となり、仕方がないので通勤用自転車を車に無理やり積んで、出発。なお、不調となったキックボードは帰宅後確認したら直っていた。なんでかなぁ
赤谷林道は、歩きなら気にならない程度だろうがずっと登りで、途中の峠的なところまでは半分くらい押し歩き。結構大変。峠から先は快適で、帰りに渋沢を下降するかもしれないことを考慮し、渋沢出合付近に置いておく。
あとは歩いて笹穴沢出合へ。もう寒いからか、ヒルは見かけず。

○笹穴沢遡行
笹穴沢に入るとすぐに小ゴルジュがあり、泳げば突破できるので、水は冷たいが一応泳いで突破。長くは浸かれない冷たさだが簡単なので良かった。
しょっぱなからゴルジュがあったので、この先も面白いかなと思ったが、そんなことはなく、金山沢出合までほぼゴーロ。軽快に進めるが、ちょっと飽きる。その先も2段23mまでは大した滝がなく、紅葉は綺麗なものの、やや退屈。
しかし2段23m滝からは一転、結構大きいのに快適に登れる滝やナメが連続し、景観も素晴らしく、非常に良い。フリーソロ最高。良い気分でどんどん登っていくと、最後の大物、直登困難な12m滝が出てきて、これは滝壺の左の凹角から巻く。数mだけ藪を漕がされた。
1660mの最後の二俣は、明らかに右が水量が多くて本流的で、しかも右の方が藪なしで詰められそうだが、標高を無駄に稼ぎたくもないので、左へ。水が涸れると同時に笹藪に取り囲まれ、仕方なく腰丈程度の藪を漕いでいくと、草原に出て、ほどなく登山道に出た。

○登山道歩き
天気は相変わらず曇っているが、高曇りで、景観は良い。紅葉シーズンとあって登山者も多く、どんどん抜きながら下っていく。山の家には水場があり、うっかり笹穴沢上部で飲みそびれてしまったので、有難かった。大源太山方面への分岐に入ると踏み跡は薄くなるものの、最近刈り払われたばかりのようで、有難いのだが、刈られた笹のせいで滑りやすい。適当に下ったところで、まだ時間には余裕があるので、未知の長松沢へ。

○長松沢下降
薄い藪を漕ぎながら下って、長松沢に降り立つと、嫌な予感が当たって、非常によく滑る。小雨まで降り出し、少々後悔するが、雨が強くなる気配もないので、下降開始。ともかくよくぬめる沢で、ちょっとしたところでも時間がかかり、非常に面倒である。が、予想通りゴルジュはなく、滝も容易に巻けるものばかりで、それは有り難い。水は少ないものの、まずまず立派な滝もあり、一応はこの沢に入った甲斐があったかなというもの。最後はぬめるゴーロを巻き気味に下り、水の伏流している枝沢を横断して登山道に合流した。

○帰りの林道
ぬめりで精神的に疲れたので、渋沢下部の下降はやめにして、林道を下ることにする。最初は車が通れない荒れた道だったが、途中から現役の車道となる。厄介な上流への迂回を済ますと、自転車が待っていた。
峠までは半分くらい押したが、峠からは殆ど下り一辺倒である。爽快に下りたいところだが、ダートなのでさほどスピードは出せない。しかし下り坂なのでどんどん加速し、ブレーキを握る手はつらいし、ブレーキパッドは大丈夫かと心配になる。とはいえ大丈夫だったようで、数回の休憩を経て、無事に車に戻った。

【総評】
あまりしない単独行だったが、普段は使わない自転車を試したり、多くの滝をフリーソロで快適に登れたりと、なかなか充実の山行だった。
笹穴沢は簡単だが大きい滝が多いので、初級者のリードトレーニングには向いていると思う。景観も良いが、下部のゴーロは思ったよりは長かった。
長松沢は、フェルトソールで遡行すれば、登れる滝が結構あって悪くないかもしれないが、アプローチの遠さを考えると、選択肢となることはないであろう。

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