吾妻の分水嶺 藤十郎〜弥兵衛平(廃道の立岩コースを歩く)


- GPS
- 09:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 840m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
不忘閣跡の登山口から藤十郎までの登山道はよく整備され歩きやすい.ただしママ河原の渡渉は増水時は難しいと思う.縦走路から明月荘を経由し弥兵衛平北端までも木道などで綺麗に整備されている. 弥兵衛平から立岩に下る登山道の大部分は背丈を超える笹やぶに覆われている.足元に登山道の痕跡が残っている部分は多いが,不明瞭になっている場所もありルートを見失いやすい.登山道から外れると猛烈なやぶが出現し通過困難になるのでGPSは必要と思う.登山道の笹は煩わしいが比較的細いのでやぶ漕ぎに慣れていれば通過を躊躇うほどではない.林道もほとんどが荒廃し1mほどの大きな溝や路面の崩壊,大きな水溜まりなどがあり,また残った路面には灌木が繁茂し歩くのに苦労する.林道の形状を保っている場所は少なく荒廃した登山道といった感じになっている. |
写真
感想
今年の7月に姥湯から弥兵衛平湿原を経由し東大巓,烏帽子山,兵子を周回した.その時に明月荘から立岩に下る登山道が気になった.林道終点の立岩からは短時間で弥兵衛平の湿原まで登れたので4回来たことがあるが,最後に登ったのは約15年前だ(ヤマレコには公開していない).その数年後にも登ろうと思って来たが,林道が荒廃しており中止したことがある.このコースの最近の山行記録はほとんどないので廃道になっていると思うが,気になるので歩くことにした.また弥兵衛平の湿原も満喫したかった.今回は分水嶺の区間が短く立岩コースを歩くことが目的.
天気予報では15時頃から雨なので14時頃までには下山したいが,天元台から登るにはリフトの始発時間が遅く無理.滑川温泉からの登山道は吊り橋の老朽化で通行禁止になっているようだ(最近復旧したとの情報もあるが詳細は不明).立岩からの往復は時間的にきつく終始やぶ漕ぎの続く上り下りは辛い.そこで大平温泉近くの不忘閣跡登山口から藤十郎に登りやぶの登山道を下ることにした.前夜に下山地点に自転車をデポしてから登山口で車中泊した.明月荘までは順調に歩き誰にも会わず小屋に8時過ぎに着いた.ここでカップ麺を食べ,やぶ漕ぎのエネルギーを蓄えた.
弥兵衛平の湿原の木道は整備され歩きやすかったが,湿原が終わると登山道は笹に覆われた.道形も不明瞭な場所があり途中2ヶ所でルートを外した.ルートを外すと猛烈なやぶが出現し非常に時間がかかるのでGPSで軌道修正し登山道に復帰した.林道もほとんど原型を留めておらず荒廃した登山道に近い状態になっていた.ここは登山道を忠実に辿らないと猛烈なやぶが出現し体力的,時間的に厳しくGPSは必須と思う.いずれにしても思った以上に登山道,林道の荒廃が進んでおり,もし歩くのであれば非常に苦労するので,それなりの覚悟が必要で私としては勧められない.
ここから東に続く中央分水嶺山行:
吾妻の中央分水嶺 西吾妻山〜明月荘〜東大巓〜一切経山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1310247.html
吾妻の中央分水嶺 東大巓〜烏帽子山〜兵子(姥湯から弥兵衛平湿原を経由し周回)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4534544.html
ここから北に続く中央分水嶺山行:
蔵王と吾妻を結ぶ中央分水嶺 名月荘〜栂森〜萱峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1309661.html
ここと部分的に重複する分水嶺山行:
吾妻の分水嶺 東大巓〜藤十郎(浄土平から谷地平を経由し白布街道まで歩く)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4432536.html
吾妻の分水嶺 人形石〜藤十郎(廃道寸前の大平温泉への道を経由し天元台へ戻る)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4874438.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する