【過去の記録】 富士山(富士吉田口より) 高山病と闘いながら登った山

2002年07月26日(金) 〜 2002年07月27日(土)

• GPS: --:--
• 距離: 13.3km
• 登り: 1,492m
• 下り: 1,502m

コース状況／危険箇所等

　駐車場に着いてすぐに登り始めたのが間違い。まずはじっくりと体を乗らしてから登るべき。

　行きは難しくないが、帰りは砂走りになるため、スパッツなどがあると良い。

写真

　8合目付近、下界から持ってきたポテトチップスはこんなになってしまいました。

　横から見たところ。ちなみに、これを持って写真に写っている人は私ではありません。

　山頂です。途中仮眠を入れながら14時間かけて登りました。すべては高山病のせいです。

感想

aideiei

富士山に登ってみたい。当時私は北海道札幌に住んでいて、旅行や読書、音楽中心の死活をしていた。しかし、ひょんなことから立山に登ってしまう。3000mを超える山は北海道にはない、次はぜひ富士山に登りたいと思ってしまったのである。

　いろいろ雑誌などを読んでると、スニーカーでも大丈夫、気楽に登れる、などと書いてあるものが多かった。しかし、そんな軽い装備d登れるかどうか確かめるために、私は十勝岳に登ってみたのである・・・足が痛くなり、雨も降って来て当然敗退だった。そして、夏のボーナスで登山道具一式を買いそろえることにしたのである。

　登山靴（GTホーキンス）
　35リットルザック（サウスフィールド）
　ダブルストック（マスターズ）
　スパッツ（サウスフィールド）
　バーナー（キャプテンスタック）
　
　ちなみに現在（2014年）でも登山靴はシリオに買い替えたが残りは現役である。しかし、近々買い換えたいと思っている。
　それでふたたび十勝岳へ・・・今度はなんとか霧の十勝岳に登ることができた。

　そしていよいよ本州に渡るのである。
　フェリーで新潟へ、そこから高速道路を通り富士吉田へ・・・。最初の予定は富士吉田口の駐車場で車中泊をしてから（体を慣らし）朝から登り始める予定だった。しかし、当日運転しながらのラジオで「ご来光の話」をしていたのだ。私は途端にご来光が見たくなり、富士吉田の石黒ホーマでヘッドランプを買い富士吉田口に向かったのである。しかも、駐車場で準備をしてすぐに出発してしまったのだ。

　ここでもう4つも間違いを起こしている。
・決めた予定を変更している。
・高度馴致をしなかった。
・なんと水を6リットルも持ち、ザックが相当に重かった。
・行動食がなく、塩分補給ができなかった。
　今思うと、富士山はお金をふんだんに使って登る山である。水は2リットルぐらいにしておき。あとは買えばよかったのである。あんなに自動販売機があるのだから・・・。

　結局8合目付近で頭痛、8合5勺のベンチで仮眠、ご来光は見られなかった。しかし3時間ほど仮眠したら頭痛はきれいさっぱりとなくなっていた。やがて9時半ごろ山頂に到着、私はここが最高点だと思っていたのでここでラーメンを作り始める。北海道で限定販売しているマルちゃんの味噌ラーメンである。北海道限定発売ラーメンを富士山頂で食べる喜び。これは捨てがたい。ついでに山麓で刈ったおにぎりを2個食べる。

・なぜラーメンを2食持ってきたのか・・・。
・なぜ高山病で休んでいるときおにぎりを少し食べなかったのか・・・。

　そして下山を開始する。下山の砂走りは気持ちよい。途中トイレを一度し3時間ほどで駐車場に戻ってきてしまう。

　登山道具をしまい、温泉に向かう。ダブルストックと重い荷物を背負ったせいで胸筋が疲れているので温泉の中でもみほぐす。（想像してください、男が露天風呂の中で胸筋をもみほぐしている姿を・・・）

　で、富士山には登ったが、鶴ヶ峰まではたどり着いてはいない。今度は富士宮口から登って鶴ヶ峰までたどり着きたい。
　それと、私が登った10年ん前は非常にし尿で臭かったし、トイレットペーパーが山肌にこびりついていたりしたのが、今どうなっているか確かめてみたいと思っている。