谷川岳(西黒尾根〜天神尾根)
- GPS
- 10:20
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 819m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 10:21
天候 | AM:曇りがちな雰囲気だが時々晴れ間 眺望バッチリ PM:小雨がパラつくも基本はくもり 眺望バッチリ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
谷川岳ロープウェイ片道1,250円 土合〜越後湯沢 上越線420円 越後湯沢〜東京 新幹線とき自由席6,260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒尾根は登り出しの一時間ぐらいが急登、その後はそれほど急登ではなく平坦な道もありの一時間、岩場に出てからは眺望絶景のため急登も気にならず 岩場や鎖場は下りでも難しくはないが要注意 滑りやすい岩(蛇紋岩?)が多い 天神尾根は常に混雑するが紅葉シーズンは異常 |
その他周辺情報 | 肩の小屋(しるこ400円・ココア400円) 谷川岳ロープウェイ〜土合駅 道なりに10分ぐらい 土合駅 水上方面最終18:18 長岡方面20:59 タクシー会社は1社・車一台しかないので注意 |
写真
装備
備考 | 長袖ドライレイヤー、長袖ウィックロン、谷川岳Tシャツ、秋冬用トレッキングパンツが行動着。登りは汗かいたが山頂ではレインジャケットを着用 |
---|
感想
(^∀^)
以前からあたためていた企画、日本三大急登のひとつ「西黒尾根」!
調べたところ、鎖場など私でも登れそうな感じだし、
ヤマプラで検討したところ、コースタイム1.5倍以上でも
ロープウェイ終了の17時までには下山できそう!
しかしコロナ自粛以来、ろくに縦走もしておらず
年も取っていき体力の衰えを実感する今日この頃、
日帰りは不安なので肩の小屋に宿泊しようと考えたが
紅葉シーズンのため時すでに遅し。
来週には雪が降るだろう、2022年のチャンスは今日しかない!
2日前に毎日あるぺん号を予約し、出発決定です!
※登る前の不安と意気込みは10/20の日記を参照
https://www.yamareco.com/modules/diary/79241-detail-282754
おそらく今年最後の乗車になるであろう毎日あるぺん号に乗車。
寸前の予約だったせいか、今回は運悪く通路側でした。
しかし本来は当然のことなのだがうるさくする人がおらず、
ぐっすりとは言えないもののそれなりにしっかり寝ることが出来ました★
終点の谷川岳RW駅に到着するのは朝5時ですが、
何故か6時までは外に出せないと言われ、???と思ったが
5時だとまだ暗くて不安だなと実は思っていたし
長く眠れる方が嬉しいので(?)まぁいいやと思いました。
(でも、それなら到着5時と書いてあるのは詐欺では?)
ロープウェイではなく西黒尾根で登るなら、
手前の土合橋で降りるべきだったようです。知るかよ。
というわけで6時にバス降車、ロープウェイ施設内のトイレに行って
食欲ないけど無理矢理おにぎり1個食べて出発。
道は一本しかないから道なりに上に向かえばいいですが、
やはり登山者は多く、前後に人がいて安心です。
登山口に着いたらストックを用意し、とうとうスタート!
いちおうクマ鈴を鳴らしておきますが、
行列になることはないものの、登山者は多かったです。
私は遅いのでとにかく先に行ってもらいます。
長袖に半袖Tシャツの重ね着ではもう寒いかなと思ったけど
さすがの急登、久しぶりに汗ビッショリです(;´ Д`)
途中から傾斜はゆるくなり平坦な道も出てきた頃、
紅葉も楽しめるようになって気分は上々です♪
なんだかんだ言ってもたっぷり眠れたおかげで
今日の体調は絶好調のようです!
2時間ほどで岩場に出て、眺望は最高!
ラクダのコルまで樹林帯だと思い込んでいたのでこれはラッキー♪
少し休憩し、ストックは邪魔なのでたたみました。
ここからは景色を楽しみながら、
岩場や鎖場でどうしてもゆっくりになるので
逆にそれほど疲れることもなく進めます!
鎖場はやはり登りであれば私でもほとんど問題ないレベルでした。
(それでも遅く、ヘタクソでしたが(^^;))
人が来たらなるべく道を譲って、のんびり登ります。
蛇紋岩だっけ?岩が滑りやすいのだけが不安でしたが。
天気は雲が空を覆っていてくもりぎみではありましたが
青空がのぞく時もあったり、暑すぎなくてちょうどよい。
何せ景色はバッチリ見えてるのですから、文句のあろうはずもない。
晴れてれば紅葉はもう少し綺麗に見えたと思うけど、
どのみち終わりかけなのでそれほど鮮やかではなかったかも。
とにかく自分的には絶好調で、登る前の不安が嘘のよう。
まぁ、けっこうイケるンじゃないかな?とは、内心思ってましたけど(^皿^)
思ったより早くラクダの背に到着し、富士山もうっすら見えて最高です!
私はてっきり鎖場はもうないと思ってたので、
このあと、前のより手ごわい鎖場が出てきたのは若干ビビりました。
が、しょせん登りですから、大したことはありません。
やはり私はここを下るのはイヤだな(^┬^;)
頑張ればイケそうなレベルではあるけど。
そうこうしてるうちにササ原の穏やかな道になり、
やがて例の風見鶏のような標識が見えてきました。
西黒尾根のゴールです!
やった!もしかして正午に山頂に到着できるかも?
(当初の計画では14時までに着ければ…と計算してましたから)
しかし、真横から見る天神尾根の登山者は行列レベルでビックリ!
写真を見返すと西黒尾根もけっこう多かったとは思うのですが、
こちらは特に渋滞することもなく、道を譲るのもそんなに面倒ではなかった。
でも天神尾根と合流したらもう人、人、人!
すぐそこのトマの耳にとりあえず向かいますが、
写真撮影の行列に恐れをなし、先にオキの耳まで行ってしまうことに。
しかし、狭い尾根道は行き帰りの登山者で渋滞し、時間がかかります。
今回は西黒尾根が目的だったから、山頂は省略しようかなぁ?
でも、せっかく西黒尾根を登ったンだから、記念に山頂まで行きたい…
何せ、Mさんと今年山開きの日に登った時も、
残雪と雷の不安から山頂は諦めてしまったので…
(2014年に登頂はしています)
山頂に近くなってからやはり風が出てきてけっこう寒くなり
途中まで我慢してましたが、
オキの耳の写真撮影行列に並び始めてからやっとレインジャケットを着ました。
もう鼻水が出て止まらないのなんの。寒暖差アレルギーとか言うらしい。
記念撮影を終えたらもっと先に行きたくなり、
前回は行かなかった鳥居のところまで行ってみることに。
知らなかったのですが、富士山浅間神社の奥宮ということでした。
祠に挨拶し、岩陰に場所を見つけて休憩します。
何故か風はやんでいて、大好きな柿の皮を剥いて食べました。
そしてまたトマの耳まで戻り、記念撮影して下山開始。
ほんとは下山はロープウェイ利用ではなく田尻尾根にしたかったけど、
山頂でゆっくりしたいから今回は無理だなと思い、
それなら肩の小屋で何か食べようと、初めて中に入りました。
うどんなどの軽食はないようなのでココアを注文。
したと同時におしるこの文字が目に入ったので、続けて注文。
甘いもの2つになっちゃったけど、寒いからあったまるし両方好きなのでいいや。
でもしるこのもちは、一口にも満たないちっちゃいのが申し訳程度に2つ入ってるだけでした…まぁココアと同じ400円だからそんなものかな。
(兄が来た時は具のない豚汁を食べたらしいが豚汁は今回なかったと思う)
途中で窓に雨が当たってるのに気づき、外に置いたザックが不安だったのと
しるこを食べたあとだとやはりココアに味がしないため
外のベンチに出て、持参したチーズチキンカツをつまむことに。
雨は多少ぱらついてましたが大したことはなく、それより少し風が出て寒かったです。
ココアとしるこで水分を取ってしまったのでトイレに行っとくか迷ったけど
けっこう並んでたしめんどくさいのでそのまま下山することに。
天神尾根は賑やかですが、距離は短いので軽く考えてました。
レインパンツとザックカバーも付けましたが雨はすぐにやみ、順調に下山。
しかし天狗の溜まり場手前から渋滞となりました…(; ̄Д ̄)ここから?
時間はまだあるし、周囲の人だってみんなロープウェイに乗るだろうから
間に合わないということはないだろうけど…
この渋滞のせいでコースタイムもへったくれもなくなりました。
ソーシャルディスタンスもあったものじゃありまへん。
ここの鎖場はほとんど鎖なしで下れるレベルだけど、
人が詰まってるし後ろの人が見てるしで緊張してしまって
2回ほど鎖orロープを使用。
モタモタしてたから後ろの男女に抜かされてしまったけど、
どうせ渋滞してるんだからそんなに煽らなくても…(T_T)
せめて「すいません先に行きます」ぐらいの挨拶はしてほしかったな。
男性の方はまだ山慣れてないらしく、尻で滑るような感じで下ってたので
お前だってそんなにうまくないぢゃん…
と心の中で愚痴る私であった。
鎖場がすべて終了すると平坦な道になり避難小屋。
渋滞は解消し、あとは30分ほど歩くだけです!
しかし登山者が消えるわけではないので、
後ろから来る人になるべく譲りつつ…
あまりに多いので私もなかなか進めなく、
段差のあるところでは譲りにくいからそのまま歩いてたら
横から走り抜けるように追い越していく若い女の子、
あぶないなぁと思ったら今度はその後ろの子が
「通ります」と勝手に宣言してまた横を抜けていく。
危ないから立ち止まったら同じグループの子たちが足早に去って行きましたが
誰も挨拶もしないし何かなぁ。
と心の中で愚痴る私であった。
思ったよりここの距離が長いこともあって
多少イライラしながらも写真撮影しまくる私。
紅葉もけっこう綺麗でした。
田尻尾根への分岐に着いた時は4時過ぎで、
急げば日没に間に合うかな?と思ったけど
なんか精神的に疲れたのでやはりロープウェイに乗ることに。
(この時、田尻尾根で下りていれば良かったかなぁ。
たぶん他にも登山者多かったんじゃないかしら)
ロープウェイ駅が見える場所まで来たら、ビックリ!
何あれ、ロープウェイ待ち行列???
リフト乗り場の辺りではディズニーランドの行列のように
折り返して並んでいて、スタッフもいないのに偉いねみんな。
私はトイレに行きたかったのでまずトイレに行きました。
あと、ロープウェイのチケットを持っていないので、
売り場がないか探したけど、おそらく乗り場のすぐ近くにあると思われ。
とりあえず最後尾に戻って並び始めました。
もうすでに終了時刻の17時近いのですが、この行列。
もちろん最後の人までロープウェイに乗せてくれるでしょうが、
まさかここまで混雑するとは予想外でした。
(計画段階では西黒尾根を歩き通せるか不安で、それしか考えてなくて…)
2014年にもほぼ同じ紅葉シーズンに登ってるのですが、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-537426.html
レコ内には混雑のコの字もなかったし、
コースタイム的にも余計な待ち時間はなかったはず。
土曜と日曜の違いなのか、登山人口がさらに増えたからか。
観光客の姿も多かったけど、観光客は家族やカップルだし
おそらく車で来てるらしく、誰も焦ってませんでした。
寒い中、どんどん暗くなってゆく中、
ヤマレコ日記をアップして時間を潰し、
やっと乗車が近くなったらチケット売り場があったので
列を離れてチケット購入。
しかし列の位置がわからなくなり、戻るのも気が小さくて出来ず
一番後ろに並び直すことに。
もともと私は最後尾に近かったので、さほどの違いはない。
そして何も見えない真っ暗なロープウェイに乗り、ようやく下山できました。
もう施設も戸締りされちゃうかなぁと不安に思ってたら
今の時期星空観察をやってるらしく、観光客がいっぱい並んでて驚きました。
だから、もしや臨時バスでもないかと探したけど、ないようでした…
路線バスは17過ぎが最終なので、もちろん終わってます…
しかも、土合駅からの上り電車の最終が出てしまったことに驚愕(゜Д゜)
タクシー使うことを検討してる人たちの声が聞こえてきたから、
誰か相乗りしてくんないかなと思いウロウロするも、
けっきょく人に声をかける勇気がなく、タクシー会社に電話。
すると、「一台しかなく遠くに出ちゃってるので何時になるかわからない」と言われ…(゜Д゜)
とりあえず、真っ暗な中、ヘッドランプを付けて土合駅へ向かいます。
今年、山開きの日にMさんと歩いたことがあったので良かった。
幸い車もしょっちゅう通るので、街灯がなくてもそんなに怖くはない。
でもクマがでそうな気がして、おまじないにクマ鈴を鳴らします。
歩いてる人なんか誰もいないよ、怖いよ…。
どこかに泊まろうか、天神ロッジと土合山の家を調べましたが、
紅葉シーズンだから空いてないかもしれないし、
素泊まりでもそこそこ高そうな気がするし、
値段聞いてからじゃ断りにくいし正直泊まりたくない…。
帰りたい…(;_;)…私はもう帰りたいの…
土合駅に到着すると、階段に座ってもう一度タクシー会社に電話。
水上駅まで行って電車に乗り、高崎から上野高崎ラインで帰りたいの。
それか高崎のビジホでも泊まって、明日あわよくば榛名山でも、と思ったり。
「やっぱりタクシー頼みたいんですが…」と電話すると、
「今日は県外に行っちゃってるからたぶん無理だと思います」と。
「他にタクシー会社さんありませんか?」と聞いてみたが
「ないんですよー。水上さんはもう終わっちゃってるし…」とのこと。
絶望とはこういうことか。
そもそも地方のタクシー会社って、一台しかないとか何なのそれ…。
と言っても普段はそんなに需要がないってことなンでしょうね。
ただ、最初にロープウェイ駅から電話した時は、最初は普通に受けてくれたのに
「今ロープウェイ駅にいる」と言ったら急に難色を示されたのは何故???
実は土合から下り電車の最終は残ってたので、
(それでも2時間近く待ちますが)
越後湯沢に泊まるか、新幹線で帰るかとも考えましたが
とにかく頭が混乱して、「それじゃぁ高い」とか色々思って、
でも兄とLineで話したりしてるうちに
けっきょく新幹線で帰るのが一番シンプルで早いということに気づき
やっと決断。
考えてみたら初めて谷川岳に登った時は新幹線利用して
上毛高原から路線バスに乗ったんだった。
越後湯沢なんか一駅しか違わない。
普通に順調に帰った場合でも
高崎から上野高崎ラインに乗ったら絶対グリーン車利用するし
金額的には2千円程度しか違わなかった。
よかった、どこかに泊まるなんて無駄になるところだった。
そもそもタクシーで水上まで行ってたら5千円ぐらいかかるし
それこそかなりの散財だったよ!
えきねっとで自由席を予約し、ようやく心が落ち着きました。
まったく、登山より大変だったよ…(-_-;)
土合駅構内に入ってみると、おそらく私と同じ穴の狢の人たちが
4〜5人無言でベンチに座っていました。なんだ仲間がいたのか。
私は席がないので外の階段に座り、行動食の残りを食べてました。
寒いので駅の自動販売機で温かいものを飲もうと思ったら
お茶もコーヒーも冷たいものしかなく(゜Д゜)グンマーなのに
まぁ駅には綺麗なトイレがありますから冷たいお茶で我慢。
レインジャケットの下にソフトシェルも着込み、
それでも寒いならダウンジャケットがあるぜ!
ちなみに土合駅の喫茶もぐらは営業してなかったくせに
スタッフらしき人たちが何人もいて、待合室のテーブルも使っていて
何なんだよ駅はこいつらのものかよと勝手にムカついてました(←八つ当たり)
電車の30分ほど前に、例の階段を下りてホームに向かいました。
電車が近づいてきたら撮影したり、なんだかんだ楽しんだ私。
上越線、一日5本?6本だったかな?少なすぎだろオイ。
兄が谷川岳に登った時に下山した土樽駅、隣なのにけっこう駅間長かったです。
切符は車掌さんが売りに来るシステムで、駅に近づいたら走って車掌室に戻ってコケそうになってたり、大変だなぁと思いました(笑)
越後湯沢で降りたもののお店の類はみんな閉まってましたが
新幹線の改札に入り待合室にあったマッサージ機を楽しんだ私(12分300円)。
自動販売機で有名店?のラーメンスープが売ってたので飲んだり。
乗車までの一時間さほど退屈せずに過ごしました。
新幹線に乗るのも久しぶりだからだんだん楽しみになってきて♪
始発駅ではないから心配だったけどやはり混んでおらず、
席を確保したら背もたれを倒してぐっすり寝ました★
東京に着いたら東海道線に乗り換え、総武線の遅れのせいで発車が遅れ
川崎に着いたら南武線に乗り換え、京浜東北線の遅れのせいで発車が遅れ
いろいろ大変でしたがなんとか家に辿り着けました。
日付は変わってたけど。
今回はもう、コンビニに寄る気力もなくバタンキューした私でした★
5年ほど前、木曽駒のロープウェイ混雑のためやはり電車では帰れなくなり
長野駅から夜行バスを見つけて何とか帰ったことがありましたが
あの時は翌日が会社だったから焦ったけど
今回は最悪泊まる選択も出来たので、まだマシだったかなぁと思いました。
\(^∀^)/
西黒尾根、登ったどーーーーー!!!!!(←挑戦が遅すぎだよっ)
自分は、1泊で馬蹄形縦走をしましたが、初日は、ロープウェイで上がってしまいました稜線が核心なので、登りは要りません
馬蹄形いつかやりたいです平標山への縦走も。
稜線歩きいいな〜長いけど永遠に歩いていたいですね。
景色がいいと疲れないんですよね。
私はとりあえず今回の西黒尾根の余韻でしばらくは満足できそうです
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する