笛吹川東沢・鶏冠谷右俣


- GPS
- 09:26
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,357m
- 下り
- 2,347m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鶏冠谷出合は看板もあり明瞭。沢は小滝が多いけど上部はナメが続き良かった。難しそうな滝は登らなかった。お助け紐を出してもらったけど、ロープは使用せず。でも一歩が緊張する場面は何度かあった。詰めは藪漕ぎなしで思ったより楽だった。徳ちゃん新道の下山は長く感じる。お天気は残念だったけど、初中級日帰り沢登りとしていいルートだと思いました。 |
写真
感想
午後から下り坂の予報だったのに、寝坊&腹痛で予定より出発遅れ。朝からパッとしないお天気で迷ったけど出発。東沢を渡渉して鶏冠谷出合へ。(沢装備でない)鶏冠尾根狙いらしい若いペアが靴を脱いで渡渉しようとしていた。
入口のゴルジュからすぐ脇の岩の上を簡単に行けるのに、水もあまり冷たくないので水流を行こうとして滑っていきなり胸までドボンと浸かってしまう。冷たかった。。。腹痛後なのに。10m魚止ノ滝は登ってみたかったけど、また水を浴びそうだし、落ち口が難しそうなのと、出発遅れのため無難に右から高巻いた。2段5mを楽しく登ったあとは平凡。
飯盛沢を過ぎてナメが始まる。3段12mは中段がツルツルで右から越えて登る。逆さくの字滝は途中までは見た目より簡単だけど、落ち口近くのみツルツル。残置スリング2本でcosmicafroさんは難なく超えたけど、私はズルッと滑ってちょっと怖い思いをした。残置も掴んではいたけど、落ちたら下まで流されるので、お助け紐も出してもらっていて良かった。ここら辺はフェルト靴の私よりアクアステルスの方がフリクションが良かったみたい。
小滝を越え左俣を分けると、25m滝。ここは登れない。手前の4m滝の下から左岸から巻いたけど、ちょうど落ち口すぐ上くらいの高度でトラバースの踏み跡があったので行くと、懸垂せずに歩いて降りられた。トラバース中は一歩悪いところに絶妙にスリングが木に巻いてあった。
倒木のある4m滝は倒木利用でズリ上がるけど、またもや私のみズルッと滑って倒木の隙間から落ちそうになってちょっと焦った。
30m滝は私はガイド通り右から巻き気味に登ったけど、cosmicafroさんは途中から水流近くに入りスラブで行き詰って(ホールドがない)トラバースして来た。巻き気味の草付の右壁も落ち口近くが一歩悪い。と思ったら、ハーケン&スリングがあった。
その後幅広のナメ滝が続く。いつもならシャワーで楽しく登るんだけど、私はお腹に力が入らないしシャワーで冷たいところは簡単に巻いてしまった。
その後延々と茶色いナメとナメ滝が続く。上部のナメはアクアステルスより断然フェルト靴が有利っぽい。cosmicafroさんは何でもないところでズルズルしていて、ブラシでスタンスをこすりながら登っていた。
途中小休止したところで急に雨が降り、上部からガスが降りて来た。一時的には結構な降りとなったが、どうせ濡れてるのであまり気にはならない。でも結構寒いのでカッパ着用。
小休止後、通常切り上げるらしい支沢の地点まで来たけど、雨はそれほどではなくなったので、大滝40m下まで行ってみた。これを巻いてから上部の遡行はいやらしいみたいだし時間もないので、通常通り支沢の左岸から戸渡尾根に登る。適当に鹿の踏み跡を登った(明らかな踏み跡はなし)。トラバースするとあまり登らなくて済むけど、シャクナゲの藪漕ぎを避けて上へ上へと登ったら藪漕ぎなしで2080m地点で登山道に到着。登山道では駐車場に到着時出発していった沢P二人組、沢泊まり装備の4人組、他一般登山者も見かけたけど、遡行中は他Pは見かけなかった(濡れた足跡(アクアステルス)はあったので先行者はいた模様)。
靴を履き替えて戸渡尾根・徳ちゃん新道で降りる。途中シャクナゲがまだ咲いていたけど、腹痛と気分不良で辛かった。が、沢の中で気分が悪くならなくて良かった、と思ってひたすら下山。下の休憩所のトイレまで降りてホッとした。
その後は再び体調回復。温泉でのんびり暖まって帰宅。沢に涼みに来たけど、今日はちょっと寒いくらいだった。
それでも沢としては良かったし、久しぶりに山に行けたので、行って良かった。でも腹痛・下痢後の沢登りは体軸が安定しないのでおススメはできません。
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