大菩薩嶺



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 490m
- 下り
- 480m
コースタイム
10:58 福ちゃん荘
11:08 勝縁荘
(休憩:15分)
12:05 大菩薩峠
(休憩:60分) ※昼食
13:56 雷岩
14:04 大菩薩嶺山頂
(休憩:5分)
14:15 雷岩
(休憩:5分)
15:08 福ちゃん荘
15:27 上日川峠
○ CT(標準) : 3時間20分
○ CT(実績) : 3時間20分 (休憩含まず)
天候 | ・晴れ時々曇り ・風穏やか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
・中央本線/甲斐大和駅(09:50 着) ※人身事故により約1時間ロス ・タクシー/上日川峠(09:55 甲斐大和駅発 - 10:30 着) ※9:50発のバスが満員で乗れなかったため、 その場にいた5人で一緒にタクシーに乗ることに。 タクシー料金は、通常7000円以上掛かるところを 6000円(1200円/人)に負けて頂きました。 ○復路 ・バス(15:35 上日川峠バス停発 - 16:00 やまと天目山温泉バス停着) ※臨時便 ・バス(17:30 やまと天目山温泉バス停発 - 17:45 甲斐大和駅着) ※臨時便 ・中央本線/甲斐大和駅(19:08 塩山駅発) ※夕食後 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(1) 道の状況(上日川峠〜勝縁荘) アスファルトの道です(上日川峠から福ちゃん荘までは登山道もあります)。 (2) 道の状況(勝縁荘〜大菩薩峠) カラマツやミズナラ等の樹林帯を貫く登山道です。 かつては一面のカヤトの原で見晴らしが良かったとか。 戦後に植林されて今の姿になったそうです。 (3) 道の状況(大菩薩峠〜雷岩) 広大な展望が続く縦走路(尾根道)です。 ちょっとした岩塊もありますが、特に危険箇所は無いです。 今回のコースの中のハイライトです。 (4) 道の状況(雷岩〜大菩薩嶺山頂) 周囲を木で囲まれており展望はありませんが、 晴れると木漏れ日が差して気持ちの良い道です。 (5) 道の状況(唐松尾根) 雷岩から暫くはガレた急な斜面が続きますが、 慎重に下れば特に問題ないです。 (6) その他コースの特記事項 ・全体的にコースは明朗で危険箇所も無いです ・トイレは、上日川峠・福ちゃん荘・大菩薩峠等にあります ・登山ポストは上日川峠・大菩薩峠にあります ・スズメバチが少なくない数いたので要注意です (7) 周辺情報 ・ロッヂ長兵衛で買った桃(1ヶたったの50円!)が美味過ぎ ※蜜の詰まった桃は初めてです(林檎は良く見ますが) ・今年4月から勝縁荘が復活オープンとなったようです ※2014年度版「山と高原地図」ではまだ閉鎖扱いとなっていますが ・甲斐大和駅前には温泉が入れる場所が無かったため、 復路のバスで途中下車し、天目山温泉(510円/人)に入りました ※休日の栄和交通のバスは臨時便が多いようで良心的です 温泉からはタクシーを覚悟していましたがバスで帰って来られました ・甲斐大和駅前に、ほうとうや馬刺しや鹿刺しの食べられる居酒屋が1件あります |
写真
感想
梅雨明け十日の晴天を逃すまいと、初の百名山は大菩薩嶺へ。
意気揚々と家を発つも、まさかの人身事故発生で出鼻を挫かれてしまいました。
1時間もロスし、テンションがた落ちでしたが、結果的にこれが吉と出ました。
同じく足止めを食らって、運転再開した電車に乗り合わせたご老人に偶然にも
声を掛けられたのです。
「どちらの山に行かれるのですか?」
「大菩薩嶺です。」
休日の登山電車では良くあるやりとりの末、この方(M氏)が実はすごい方で
あると分かりました。これから向かう大菩薩嶺にある山小屋の勝縁荘を建てられた
方のご子息にあたり介山荘を建てられた方のお兄様でいらっしゃるというのです。
しかも、これから弟様に会うため、2、3日介山荘に泊まりに行くという話です。
大菩薩の生き字引のようなお方(御歳89才!)に付いていかない手はないでしょ。
「お、お、お供つかまつりまする〜」
という訳で、介山荘(大菩薩峠)までご一緒させて頂くことになりました。
いや〜、詳しかったです(そりゃそうだ)。
「山小屋は土地の木を切って建てるんだけど、畳や窓なんかはそうはいかない。
下で作ったものを馬を使って上に運ぶもんだから、安物に最高級の値段が
付くんだよ。」「昔は福ちゃん荘から上はカヤトの原だったんだよ。それがね、
戦後になって役人がカラマツを植林したもんだから、見晴らしが悪く
なっちゃったんだよ。」「昔はね、大菩薩嶺って言ったら花が有名でね。
今では鹿が増えてみんな食べちゃうでしょ、、、」
大菩薩に纏わる歴史やエピソードを沢山お聞きして歩いたため、普段よりも
味わい深い山歩きを楽しめた気がします。
実際のところ、これらのエピソードを差し引いても、大菩薩嶺は百名山だけあり
魅力満載の山でした。とりわけ、大菩薩峠から雷岩までの稜線歩きは、
これまで経験したことのない爽快感がありました。ただ、それ以上に、
今回M氏と出合ったことによって刻まれた心象風景を愛おしく感じます。
いつまでもお元気でいて頂きたいです。
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