天狗岳(麦草峠から往復)
- GPS
- 26:54
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
8:56麦草峠駐車場-10:06高見石小屋10:25-11:21中山展望台11:29-11:54中山峠-12:39東天狗岳12:43-12:57西天狗岳13:00-13:12東天狗岳13:24-14:11夏沢峠-14:28オーレン小屋
[10/10]
6:55オーレン小屋-7:33箕冠山-8:04東天狗岳-8:49中山峠-9:44ニュウ10:08-10:48白駒湿原-10:57白駒池-11:15青苔荘-11:50麦草峠駐車場
天候 | [10/9] 晴 [10/10] 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・マイカーは麦草峠の駐車場に置きます(30台くらい?)。少し離れた道沿いにも駐車スペースがあります。 ・トイレは麦草峠駐車場(新しく建て替えられたようです)と各山小屋にあります。 ・登山ポストは未確認です。 ・コースはよく整備されています。 [コースの状況] (麦草峠〜高見石〜中山峠) ・全体的にゆるやかな登り下りです。 ・雨後は道の石や岩が滑りやすくなっています。また道がぬかるんでいたりするのでスパッツがあると良いかもしれません。(台風18号の直後に行ったので道の各所が沢のようになっていたり、大きな水たまりになっていました) (中山峠〜オーレン小屋) ・中山峠から天狗岳までには大きな岩がゴロゴロしている場所があります。ペンキマークを目印に進みます。 ・天狗岳周辺はガレの岩場です。危険箇所ではありませんが注意して進みます。 ・稜線上の根石岳、箕冠山の2つのピークを越えていきますが、ここは気持ちのよい稜線歩きです。 ・箕冠山からは夏沢峠方面とオーレン小屋方面に分岐があります。夏沢峠からもオーレン小屋に下れますが、石がゴロゴロとしていて、小さな沢を渡渉したりとちょっと歩きにくい道です。 ・箕冠山からオーレン小屋間の道はゆるやかで歩きやすいですが、倒木が2〜3箇所あります。 (中山峠〜ニュウ〜白駒池) ・樹林帯の道で雨後などは特にぬかるみ、石が滑りやすくなっています。 ・ニュウまでは基本的にゆるやかな下り、その後小ピークを越えるとニュウに到着します。この間は大きな岩や木の根に足を滑らさないように注意が必要です。 |
写真
感想
八ヶ岳の主たる山で登っていない山といえば、天狗岳、茶臼、縞枯、北横岳などなど・・・たくさんありますね。
とりあえず、天狗岳に行ってみましょう。
地図を見れば麦草峠からコースタイムで4時間くらい。オーレン小屋までは6時間くらい。
じゃあオーレン小屋でテント泊してピストンすれば良いかなあと思い、9:00に麦草峠出発できればいいかな。
と考えていたら前日に台風18号がこの周辺を通過。おいおい・・
しかし、翌日は天気は良いようなので出かけてみました。
麦草峠に近づくと雲は多めながらも青空、日差しも充分。登山日和じゃないですか。
麦草峠の駐車場には10台くらい車が止まっていました。駐車場のトイレが新しくキレイになっていました。
準備をして出発、麦草ヒュッテの上から丸山・高見石方面を目指します。原生林の森に入って行きます。やっぱりというか登山道は沢のように水が流れていました。水たまりやらで迂回を余儀なくされ、登山道わきの踏み後を探しては辿ります。やっぱり雨後はこうなることが多いんですね。石も木の根も滑りやすくとにかく集中しないとコケそうになります。意外と時間がかかりました。
高見石小屋の裏手に高見石があり、ザックを小屋にデポして登ります。数人の人が登っています。
原生林に白駒池の紅葉。なかなかの眺めです。
ここから中山を目指して進みますが、ここからの道も曲者で登山道の水たまりがかなり深くなっています。笹の中を迂回迂回でズボンがびっしょり。
道自体は緩やかな登りなので体力的には楽ですけど・・・いきなり展望が開けた。頂上!と思いきやここが中山展望台で岩がゴロゴロしています。なるほど天狗岳が目の前に見えます。硫黄岳以南の山はガス(雲)の中です。蓼科山も見えますがなんとなく雲に隠れそう・・・
中山の山頂は山頂らしい表示もなく下りはじめます。この下りも展望が良い場所ですが、岩に足を乗せたら滑ってしりもちをつきました。その時カメラをゴンっと岩に当ててしまいました。ぐぁ。
レンズは外に少し傷程度ですが、C-PLフィルターの回転が悪くなってしまいました・・・片指で回せない・・
少し気分が落ちぎみですが、ゴロゴロの岩から自分が落ちる訳にはいかないので慎重に下ります。
中山峠で黒百合ヒュッテへの道と分かれますが、まっすぐに進みます。今考えればここで天狗の奥庭を回ればよかったと後悔。(翌日はガスで何も見えず)
天狗岳には大きな岩がゴロゴロした場所やガレの急坂など今までの道とは打って変わります。ただぬかるみなどはなくなったので別の意味で歩きやすいです。
山頂手前では霧氷。木の枝が凍っています。日差しがあるのであちこちで音を立てて氷が崩れ落ちています。
山頂につくと山頂標識がやっぱり氷に覆われています。いやぁ。すごいなぁ。
ここでザックをおいて西天狗をピストンしてきます。やっぱり双耳峰は両方共のぼらなくちゃあー!
ちょっと登りにくい西天狗のガレを登りきると東天狗より広い山頂。このくらい広ければテントも張れるなー。張らないけど。。
西天狗をすぐに後にして戻ってきて休憩。相変わらず南八ヶ岳の山々は見えません。
出発すると鉄製の橋がかけてあります。ちょっとした急なガレ場を下ると白い道になります。なんだか気分が良いですね。こういうとこって。
根石岳の登り返しはそれほどでもなく到着。真下にいかにも山小屋らしい根石山荘が見えます。風呂もあるみたいですね。八ヶ岳の小屋は風呂のあるところが多い。
箕冠山・・・読めません。横にローマ字が・・・Mt.Mikaburi。なるほど、みかぶり山ですか。
さてここで直でオーレン小屋に行っても良いのですが、ルートの多い八ヶ岳。夏沢峠を回ってオーレン小屋に下ってみましょう。ゆるやかに道を下っていくと夏沢峠です。やまびこ荘とヒュッテ夏沢があります。ヒュッテ夏沢はシャッターが下りて営業していないようです。
ここからオーレン小屋に下りますが・・沢だか登山道だかわからないような石のゴロゴロしたところを進みます。
ここでまた右足首を捻ってしまいました。もうアホとしか言いようがないです。痛いけど腫れてるけど普通に歩ける所が捻り慣れしてしまった所でしょうか?
ほどなくしてオーレン小屋。きれいな建物です。受付を済ませます。今朝の気温は-2度だったそうです。寒いなあ。昨日の台風でお客はゼロだったそうで。そりゃそうだよねー?
テン場は小屋から沢を渡った場所。ここは「すのこ」が設置してあり早い者順でこの上にテントを張れる。すのこのサイズもあるけど、この上にテントを張るととても快適に過ごせます。
ビールを1缶飲みます。うまい! けど、この時期はもう寒くて2缶目に手が出ませんでした..(先週の涸沢では2缶飲んだんだけど・・)
標高は涸沢と同じくらいだけど今日は冷えます。太陽が当たると暖かいけど雲の陰になると急に寒くなる。
ダウンジャケット欲しいけど今は買えないので、ユニクロのフリースを重ね着して耐え・・・ていうかすごくあったかい。動きにくいけど。
オーレン小屋には風呂も500円で入れるのです(沸かし湯)。でも結構冷えるし出た後で湯冷めしないかな。と考えやめちゃいました。
夕食は・・余って処理に困っていたペンネパスタを茹でてレトルト牛丼をかけて食べるという荒技。でも意外とイケるかも。
翌日は5時に起きて外を見るとガスが流れています。あたりはまだ暗い。
しばらくまったりと過ごして明るくなり始めたころに朝食。こちらはかなり前に買ってあった茹でるだけで美味しく味付けまでされる乾燥させた味付けパスタ。賞味期限はとっくに切れてますが。
テントを撤収して、7時前に出発。小屋周辺にガスはなく雲のすきまから青空も見えています。
今日は箕冠山直登コースを行きます。こっちは歩きやすく楽々登れます。が、途中に倒木が3箇所くらい。そのうち1箇所は大きな木で台風で倒れたのかな??越えるのに少し手間取りました。
箕冠山を越えると、あたりは白の世界。根石岳も天狗岳も見えません。ハイマツには霜。風がつよいー!
天狗岳についても状況は同じで、天狗の奥庭を回る予定でしたが、これじゃ行ってもなー。ということで昨日登ってきた道を下ります。
ミドリ池の方はガスが晴れて展望が効くようになりました。日が差して紅葉がキレイです。
中山峠から樹林帯に入って行きます。ぬかるみはありますが、昨日ほどの水たまりはなくなっていました。峠のちょっと先にニュウと中山への分岐があります。今日はニュウに向かってみたいと思います。
ニュウは尾根の突端の岩が積み重なったピークでザックをデポして登るのが楽なのですが、上でコーヒーを飲みたいがために重いザックのまま岩をよじ登り(横にもっと楽に登れる道があった!)ザックを置いて一息。北八はいちおう展望がありますけど、雲がどんどん流れてきます。
一息ついたら出発です。目指すは白駒池。ここからはもう下りしかありません。
白駒湿原手前の道はかなり水たまりが残っていて歩きにくい場所になっていました。この辺からは登山者でない人も多く歩いています。
道が突然木道になると小さな湿原が現れます。白駒湿原です。ここからわずかで白駒池。観光客でいっぱい。ザック背負っているから人とすれ違うのが大変。青苔荘のテン場もテント台があったりして快適なテントライフが楽しめそうです。結構テントが張っていました。
白駒池の駐車場から観光客がどんどん来ます。さすが三連休です。駐車場手前から麦草峠方面に進み、白駒の奥庭を通ってゆるやかな登りを麦草峠に進みます。
麦草ヒュッテは登山者で賑わっていました。駐車場は・・・当然満車。撤収しているとヒョウ(というより雪かな?)が落ちてきました。
帰りは八峰(ヤッホー)の湯でガスの切れ間からチラチラ見える天狗岳を見ながら温泉に入って帰りました。登った山を見ながら入る温泉は最高ですね。
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