記録ID: 4846735
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2022年10月29日(土) [日帰り] |
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メンバー |
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天候 | 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
葛葉の泉駐車場より (長時間停める人用の駐車場が用意されていたのでそこに駐車)
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 参考遡行図: 「丹沢の谷 200 ルート」 P.60-61 (1級) ・水量: 少なめ〜平水 (前々日、前日と晴れだったことも関係してそう) ・ヌメリ: ほぼなし。ラバーがおすすめ。岩も乾いており、冬で苔もほぼなくなっている。水流が少ないところに多少ヌメリはあるが、それ以外はほとんど気にならなかった。 ・岩の脆さ: 大平橋より上流の岩質はかなり脆く、大きなガバも簡単に外れるような状況。詰めもその脆さ+小粒のガレにより崩れやすくなっており、ハンマー/バイルによる補助がないと安心できなかった。 ・ヒル: ところどころで地面に息を吹きかけたりしたが、一匹も見なかった。足には忌避剤をつけていたこともあり、身体及び装備にも見当たらず。 ヒルを避けて晩秋〜早春と決めている丹沢沢登り。寒くなるのを待って今年の4月振りに丹沢へ。丹沢の沢の経験は少ないため、まずは人気沢から、ということで初めての葛葉川本谷へ。 同行者が都内で夕方から予定アリということで、朝を早めにして、13時までの下山を目指した計画。前半で時間がかかってもエスケープが容易なところもありがたい。結果、計画通りの時間でフル遡行ができた。 朝の到着時に駐車スペースには我々以外の車両はなく。出発前にバイクが1台やってきて停まっていた(ハイカーさんっぽかった)が、帰ってくるとなくなっていた。沢内で別パーティに会うことも、先行踏み跡なども見かけなかった。 水は冷たかったが、天気が良かったこともあり、シャワーを避けるほどではなく、ほとんどの滝で水線突破ができた。それぞれ釜も浅いので、取り付きで腰まで浸かることは一度もなかったように記憶している。 ほぼ全ての滝に巻き道がしっかりあり、やろうと思えばまったく水に濡れずにウォーターウォーキングもできるような沢だった。が、落葉が多く、掃除をしながら登らないとホールドがわからない/滑るので足が載せられないシチュエーションも多い。 高度感がある滝もなく、ロープを出すことは結局一度もなかった。なかったが、名前のついている滝、例えば板立ノ滝では立派なペツル支点が打たれていたり、残置ハーケンもありすぎるほど打たれていたりで、ロープが必要な場合でも時短で登れるような状態になっている。さすが初心者向け人気沢。 それぞれの滝登攀ではホールドも顕著で、特に苦労した点はなかったが、もっとも核心となったのはCo.940の左沢入口にある2段くの字スラブ状6m。左から水線を登ったが、水量も少ないスラブでヌメることと、左壁のホールドがボロボロ壊れ、体重をかけた大きなガバがすっ飛んでいってとても危険な状態に陥った。上から木を支点に後続にお助けスリングを出したが、フェルトソールのフォローは涼しい顔で登ってこれたようなので、ここだけはフェルトがオススメかもしれない。 詰めでは参考遡行図にある赤テープを見つけることはできなかったが、地形図読みとGPSで特に迷うことはなかった。人気沢なこともあり踏み跡が散乱している+作業道も多いことから、斜面をルーファイして、斜度を殺しながら尾根にあがればOK、のような詰め。詰めに入る手前ぐらいから、尾根道を歩く登山者の声もたくさん聞こえるので、迷うことはない。問題は足元が脆く崩れやすいことだけ。 三ノ塔までは延々と続く階段を登りきると着く。ここで装備解除したが、とても開けている眺望のある場所なので、濡れたままの装備に風を受けると、ここで初めて「寒い!」となったwザックに余裕があるなら乾いた衣服に着替えたほうが良い。 表尾根から二ノ塔、そして二ノ塔尾根を降りていく。尾根道はこれでもかというほどテープがあり、道の両側にはフェンスが張り巡らされていて、道迷いしようと思っても出来ないぐらい整備されている。道自体はえぐれたりと少し荒れているので、道から少し逸れて平坦なところを選んで歩くと下山しやすかった。 途中で尾根道は林道を横切り、そのまま尾根道を続けて降りると、葛葉の泉の奥の林道ゲートよりも奥に飛び出る。ここで駐車場の車も見えるので安心。葛葉の泉で水を飲み、横の排水路で装備を洗い、山行終了。 |
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その他周辺情報 | ラストコンビニ: セブンイレブン 秦野戸川店 ラストトイレ: 葛葉の泉チップトイレ |
過去天気図(気象庁) |
2022年10月の天気図 |
装備
個人装備 | グローブ 雨具 着替え 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ スリング セルフビレイランヤード 参考遡行図 地形図 バイル/ハンマー |
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共同装備 | ロープ(8mm30m) アルパインヌンチャク(x2) カム(.3/.75) タイブロック レスキューセット(プーリー/マイクロトラクション) ハーケン数枚 特小無線機2台 ナイフ 熊鈴 ヒル忌避剤 |
備考 | 乾いていたので、ラバーソールのほうが良い局面が多かった |
写真
感想/記録
by やっくん
丹沢を本格的にやるならまずは、葛葉川本谷、水無川本谷、勘七ノ沢、この3つにはご挨拶いっときたいな、の第1弾。もともとはソロで行く予定だったが、同行者が見つかったので2人で。
個人的にはあまり大きいと思う滝がなく、板立ノ滝も名前がついていなければ多分他の滝と同じ登れる小滝扱いしてしまうような感じだった(すみません)。が、富士形ノ滝だけは滝というよりも岩の形が特徴的でとても記憶に残った。大平橋でやめずにせめてここまではぜひ遡行してほしい!(で、ピストンで橋まで戻って下山でOKw)
ホームジムの常連さんが何度も何度も行っている沢だったので、名前だけは良く聞いていた葛葉川本谷。初心者向け定番沢ということだったが、フル遡行という観点で見ると納得感があった。入渓含めた序盤がとても楽で身体がアップできること、登れる滝がコンパクトにガンガン出てくること、沢登り特有の「詰め」が経験できること、そして下山の長さ(単調さ)は、まさに「沢登りというのは滝を登るだけじゃなくそれ以外のダルいこともやるんだぞ」ときちんと分からせる、まさに初心者向けのカウンターパンチだと思うwもちろん三ノ塔の眺望が楽しめるご褒美がついているのが良い。
逆に、大平橋までを「前半パート」とし、そこだけやりに行くのは、「滝登り」を楽しむという点では良いが、「沢登り」としてみるとなんだか物足りないというか、これだけやった人がステップアップして他の沢に行った時に逆に辛い気持ちになってしまいそうだなと思う。
ちなみに関東近辺で似たような沢としては、小菅川本谷、シンナソー、軍刀利沢らへんになりそうだが、ここはそれらと比べて渓相が若干明るいこと、そして簡単な滝登りを安全に楽しめるという点でかなり良さそう。
初めて使った秦野丹沢ICはとても早く近くまでいけて便利。
タイムとしては遡行は予定よりも少し早め、詰めで若干時間がかかり、下山はCTx0.7ぐらいでトータル計画通りの時間になった。同行者の夕方の予定にばっちり間に合って良かった。でもやっぱり下山後すぐに温泉には入りたいかなwおつかれさまでした!
個人的にはあまり大きいと思う滝がなく、板立ノ滝も名前がついていなければ多分他の滝と同じ登れる小滝扱いしてしまうような感じだった(すみません)。が、富士形ノ滝だけは滝というよりも岩の形が特徴的でとても記憶に残った。大平橋でやめずにせめてここまではぜひ遡行してほしい!(で、ピストンで橋まで戻って下山でOKw)
ホームジムの常連さんが何度も何度も行っている沢だったので、名前だけは良く聞いていた葛葉川本谷。初心者向け定番沢ということだったが、フル遡行という観点で見ると納得感があった。入渓含めた序盤がとても楽で身体がアップできること、登れる滝がコンパクトにガンガン出てくること、沢登り特有の「詰め」が経験できること、そして下山の長さ(単調さ)は、まさに「沢登りというのは滝を登るだけじゃなくそれ以外のダルいこともやるんだぞ」ときちんと分からせる、まさに初心者向けのカウンターパンチだと思うwもちろん三ノ塔の眺望が楽しめるご褒美がついているのが良い。
逆に、大平橋までを「前半パート」とし、そこだけやりに行くのは、「滝登り」を楽しむという点では良いが、「沢登り」としてみるとなんだか物足りないというか、これだけやった人がステップアップして他の沢に行った時に逆に辛い気持ちになってしまいそうだなと思う。
ちなみに関東近辺で似たような沢としては、小菅川本谷、シンナソー、軍刀利沢らへんになりそうだが、ここはそれらと比べて渓相が若干明るいこと、そして簡単な滝登りを安全に楽しめるという点でかなり良さそう。
初めて使った秦野丹沢ICはとても早く近くまでいけて便利。
タイムとしては遡行は予定よりも少し早め、詰めで若干時間がかかり、下山はCTx0.7ぐらいでトータル計画通りの時間になった。同行者の夕方の予定にばっちり間に合って良かった。でもやっぱり下山後すぐに温泉には入りたいかなwおつかれさまでした!
感想/記録
by めぐもぐ
今年6月に沢デビューして、今回のこの葛葉川本谷が記念すべき10本目の沢でした。
登れる小滝が連続で出てきて初心者の人が楽しめる沢だと思います。
しかし自分は前回の沢から1ヶ月以上開いてしまいトレーニング不足&フェルトソールでの歩き方をすっかり忘れてしまっていたため、転びそうになる事何度か、滝も取り付き部分の下の方で一回滑り落ちるなど、終始危なっかしい歩き方になってしまいました。反省。あらためて沢は難しい。
乾いた岩の上に落ち葉が溜まっていて、他の季節には無い危険な部分も体験できました。
さらに詰めの傾斜がなかなかあり、高所恐怖症が発動してしまい腰が引けてる中脆い岩を登っていって全身に変な力が入ってしまいました。岩がボロボロで本当に詰め怖かった。
登山道に合流した時の安心感が半端なかったです。なんて歩きやすい木道!そして三ノ塔の山頂の景色!頑張ったご褒美でした。
下山も割と岩や砂が滑りやすく気が抜けなかったです。
一番心配していたヒルに全く出会わなかったのは良かったです!
登れる小滝が連続で出てきて初心者の人が楽しめる沢だと思います。
しかし自分は前回の沢から1ヶ月以上開いてしまいトレーニング不足&フェルトソールでの歩き方をすっかり忘れてしまっていたため、転びそうになる事何度か、滝も取り付き部分の下の方で一回滑り落ちるなど、終始危なっかしい歩き方になってしまいました。反省。あらためて沢は難しい。
乾いた岩の上に落ち葉が溜まっていて、他の季節には無い危険な部分も体験できました。
さらに詰めの傾斜がなかなかあり、高所恐怖症が発動してしまい腰が引けてる中脆い岩を登っていって全身に変な力が入ってしまいました。岩がボロボロで本当に詰め怖かった。
登山道に合流した時の安心感が半端なかったです。なんて歩きやすい木道!そして三ノ塔の山頂の景色!頑張ったご褒美でした。
下山も割と岩や砂が滑りやすく気が抜けなかったです。
一番心配していたヒルに全く出会わなかったのは良かったです!
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