ヒキノから岳へ【作業道でノタノ坂をショートカット】
- GPS
- 07:31
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 712m
- 下り
- 946m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:29
天候 | 晴れ 【気温】作業道入口:8℃ ヒキノ:9℃ 岳:14℃ 道の駅:17℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
乗り合って君ヶ畑町の小又谷第1駐車場に移動。 |
写真
感想
御池川と茶屋川を隔てるように土倉岳から岳に至る長大な尾根が
延びている。
その後半部にあたるヒキノから岳への縦走を考えると、ノタノ坂経由で
計画すると距離も15kmを越えそうだが、ノタノ坂をショートカットして
稜線に出るコースを計画したとの誘いを受け、未知のコースと始まった
紅葉を期待して集合場所の「道の駅」へ車を走らせる。
乗り合わせて移動した小又谷の駐車場から御池林道を僅かに戻ると、
「県営林区域です」の看板とシダに覆われた薄い踏み跡が現れる。
入口はシダに覆われた道も徐々にはっきりした作業道に変わり、
比較的手入れされた植林帯をジグザグと登って行く。
co650m辺り、ほぼ水平な道が続く辺りで東側の山腹に取り付き
直登気味に高度を稼ぐとやがて好展望のザレの急斜面に出た。
ほぼ正面にヒキノ、振り返ると端整な形の天狗堂、視線を戻した先には
君ヶ畑の集落だろうか。小休止を兼ねて展望を楽しんだ後は稜線まで
アキレス腱が伸びそうな急斜面だったが、稜線が覗ける辺りまで来ると
驚いた事に色褪せたテープが残っていた。
co770mの小さなピークで時計を見ると駐車場を出てから約1時間。
ノタノ坂経由の半分ほどの時間で到着、大幅な時間短縮成功だ。
(今後、作業道を前提にいろんなコースの組み合わせが出来そうだ。)
この先ヒキノから岳に至る稜線は比較的しっかりした尾根筋だが、
派生する支尾根も多いので地図に書き込んだ鉄塔番号と、巡視路案内を
追いながら慎重に行こう。
旭山を越えて山の神峠から岳へ向かうのはこれで二度目だが、
先回の雨と違い、今回は好天に恵まれたおかげでR179鉄塔の展望が
特に素晴らしかった。茶屋川を隔てた東側に展望できる山並みを
山座同定すると御池岳から始まって頭陀ヶ平〜展望台に至る藤原岳、
そして間近に望む静ヶ岳〜竜ヶ岳。この範囲にまで広がる展望は
ノタノ坂から延びるこの稜線上では一番かもしれない。
好展望のR179鉄塔から鞍部へ下れば今回の山行もそろそろ終盤だが、
注意ポイントは数多い。
鞍部から先は忠実に尾根を辿るか谷から捲き道へ入るか、そして巡視路が
黄和田へ向って消えた先、岳に上がる二重山稜はどちらの尾根を登るか、
そして味気ない岳山頂を下った直下のコバからは落石等の危険を伴う
激下りが待っている。
時間的に余裕はあるので、無理のないルートを選択し、
岳の代名詞:コバ突端からの厳しい下りは細心の注意を払って慎重に
行動しよう。
コメント
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ヒキノ〜岳の稜線歩き、私達が歩いた半月前と違って、より秋の色が濃くなった感じですね。
無機質の鉄塔は景観的に邪魔ではありますが、周りの展望が優れているのと、巡視路が整備されて歩きやすいのがありがたいです。
この稜線は鈴鹿主稜線の山々を西から一望できるのが良いですね。秋を感じながら静かに歩けるおすすめの場所だと思います。
先日歩かれたコースとは逆廻りになりますね。と言っても
小又谷駐車場〜ヒキノの間は作業道、そして分散駐車のおかげで
余裕のある山行が出来ました。
岳の激下りは疲れた脚で下るより、登りで使った方が安全かも知れませんね。
いづれにしても巡視路のおかげで、曖昧に尾根が派生する展望に欠ける
稜線も安心して歩く事が出来、鉄塔から得られる主脈の新鮮な眺望に
感謝です。
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