いつまでもあると思うな親とトレッキングポール【北比良山系縦走・テン泊】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 566m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:32
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 6:47
天候 | 27日午前 雨後曇り 午後一時晴れ 夜半〜明け方 暴風雨 28日にわか雨後晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR湖西線 近江高島駅よりコミュニティバス(江若交通)\220現金のみ ※夏休み期間は、毎日運行(通常、土・休日のみ) ガリバー青少年旅行村経由畑行 http://www.kojak.co.jp/bus/community/ 復路: 打見山 キタダカ道(クロトノハゲ) (今回は、琵琶湖バレイロープウェイ利用) 片道1,100円 所用時間5分 20分毎 江若バス 330円 ICカード利用可 ※夏休み期間は、毎日運行(通常、土・休日のみ) http://www.biwako-valley.com/topics/404 志賀駅よりJR湖西線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*登山口より大擂鉢手前、一部崩落しています。(通行可) *大擂鉢上、倒木によりちょっと難儀します。 *広谷分岐、イブルキのコバ方向に進む場合は気を付けて(コンパスと地図で確認をお勧めします)。 *鳥谷山南北陵、比良岳北陵側、勾配が急です。(縦走路の中で一番キツイかも) *木戸峠、クロトノハゲ方向崩落しています。 |
その他周辺情報 | 下山後とは異なりますが・・・ 冬季前の休業期間をのぞき、利用できるようです。 http://www.biwako-valley.com/topics/9737 日帰り温泉は、隣駅JR比良駅 ”比良とぴあ”があります。 http://www.hiratopia.com/ (比良駅より送迎バス有) |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
ライター(1)
ナイフ(2)
保険証(1)
飲料(6)
ティッシュ(1)
三角巾(1)
ファーストエイドキット(1)
タオル(3)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
スパッツ(2)
手袋(2)
ストック(2)
ビニール袋(3)
替え衣類(3)
防寒具(1)
ザックカバー(1)
クマよけ鈴(1)
食器(3)
水筒(2)
時計(1)
非常食(3)
テント(1)
グランドシート(1)
テントマット(1)
ランタン(1)
コンロ(1)
ガスカートリッジ(2)
カメラ(1)
ハイドレーション(1)
|
---|---|
備考 | *標高1,000m程度、7月末の真夏でもあり、シュラフの代わりにダウンのジップアップフーディーと複数の予備パンツで凌げるかと思っていましが、暴風雨状態となって予想以上に冷え込んで少し寒い思いをしました。やはりテン泊にはシュラフか毛布が必需品だと思いました。 *ガリバー側からなら標高差も少なく、多少ザックが重くて大丈夫だろうとタカをくくってしまい総重量25キロ超での歩荷の亀足となって疲労困憊しました。 (いざという時の備えと思い詰め込んだ水分7キロ、食糧3キロは多すぎでした。) |
感想
比良山系縦走第3回目にしてようやく琵琶湖の眺望を楽しむことができました!
先週から天気予報を確認して、比較的安定している季節だから
キャンプも大丈夫だろうと、夏休みを取って準備万端整えていたところ
前日になって、何故か急に曇りや雨マークが出てガックリ。。。
とりあえず、朝もう一度確認しようと思っていたら
降水確率30〜40%(午前、午後共)とのこと
今回の目的は、初めてのテント泊での縦走と満天の星空を眺めてみたかったから
先日も雨で断念したところだったので、なんとか実現させたいと
あまりに悔しいので、ダメ元で登山口まで行ってみるつもりで家を出たものの
現金を持ってくるのを忘れたのに気付き、ATMに走るも
乗継の駅で電車に乗り遅れ、それならばと予備の食糧をもっと買おうと
エキナカのスーパーに立ち寄り物色。
1日2本しかないバスの2本目に乗車しました。
初テン泊の縦走で、水と食料が一番の心配事!
用心のために詰め込みすぎてしまいました。(推定重量30キロ弱)
腰ベルトの位置決めが甘かったのか、重量を腰で受けることができず
肩と臀部で受けてしまい、痛くて数歩歩いては立ち止まることになってしまいました。
歩き始めてから、何度か調整を繰り返し、
なんとか休憩をしながらも歩けるようになったところ
目の前に、一部が崩落してお助けトラロープのある箇所が現れ
両手でトラッキングポールを持ってたらロープが握れないな!と
片方のポールを外して、持ち替えようとしたところ、
ポトリと落として崩落面をズルズルと滑ってゆきました。
まだ、歩き出したばかりの大擂鉢手前でのこと
『もしかして、神様から根性を試されてるのかな?』と思いつつも
ここで無理するところじゃないだろうと思い直し
諦めて、1本だけで登ることにしましたが・・・
改めて、トレッキングポールのありがたさを痛感させられちゃいました!
テントの設営は、八雲ケ原と決めていたのですが
「あんまり沢山のパーティーが居らたイヤだな〜」と思っていたのに
なんと、ダーレもいなくて拍子抜け!
空の雲の動きを見てみると、あまりの速さに
『これは気圧の移動で、今夜は荒れるな』と想像。
フッと頭に浮かんできたのが、以前ヤマレコで知った展望台跡の存在でした。
ならばと、北比良峠に移動して、高台にある建物を見つけて
そこそこの雨風は凌げるだろうと、あえて建物の中にテントを張り
運が良かったら夜中に起き出して”満天の星空が眺められるかも♪”と
夕食を済ませて早々と寝込んだのですが・・・
夜の8時頃から風が強くなりだし、台風並みの横殴りの暴風が
建物内にも吹きすさび、ペグを刺さずに石だけで固定していたテントが
いつ持ってゆかるかと、ハラハラドキドキしながら過ごしました。
翌日、縦走路を歩いてみると、琵琶湖に面した木々はほとんどが
風に吹かれて枝が地を這うような形になっているのに気付き
考えてみれば、琵琶湖からほぼ垂直のように
標高900〜1,000m前後の峰が続いていることを考えれば
”さもありなん”と思った次第です。
好天に恵まれ、おだやか風の流れる涼しい高原で
夜には満天の星空を眺めながら、物思いに耽る。
そんなひとときも、とっても羨ましいですが
逆境にあってこそ、また失敗から学んでこそ
安穏とした普通のありがたさ、大切さを知るわけで
こんなのもありだよな。 むしろいい経験をさせてもらったよな。
と、いつもながら自分の都合の良いように考えているところです。
コメント
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singlestep さん、こんにちはっ。
あっ、落としたトレッキングポール、ぜひとも拾って欲しかったぁ。
30kgで、トレッキングポール無しは、キツかです。
私なら、絶対拾いにいくところでした。
1日2本しかないバスの2本目
うぅーっ、貴重でしたね。
ハラハラドキドキの爆風に。
いろいろあったようですが、これも良き思ひ出ですね。
>逆境にあってこそ、また失敗から学んでこそ
>安穏とした普通のありがたさ、大切さを知るわけで
>こんなのもありだよな。 むしをいい経験をさせてもらったよな。
これは、心に響きました。
naminoriさん、コメントありがとうございました♪
トレッキングポール、ホントにショックでしたヨ〜
いつも非常用にカラビナとザイルもどきのロープ等を持ってるので
それを使ってなんとか拾えないかな?とも思ったんですが
なんせ、その場所に来るまででもヒーヒー言っていたので
『コリャ無理だな!』とアッサリ諦めちゃいました(^^;)
また補充しないといけないので、痛い出費となりそうですが
しっかり学習できたと思います(笑)
それはそうと、naminoriさんのレコを読ませてもらってからは
比良山系を歩くたびに、もしかしてここらをヤブ漕ぎやルーファイして
たとこなんかなぁ と想像しながら歩いてるんですよ〜
naminoriさんとは、体力や技能に差がありすぎて
尊敬するばかりなのですが、釈迦に説法と思いつつ
くれぐれもお気をつけて
これからもレコ楽しませていただきますね〜
こんばんわ。singlestep さんのレコを拝見して、わが身の軟弱さが身にしみました
私的には比良は春秋の好天時に、軽装で歩く場所です!
ポールは残念でしたね。
どなたかに救出されて、ガリバー旅行村にでも届いている可能性はないかしら
nekoさん コメントありがとうございま〜す
今回のガリバー旅行村からの ルート
先日のnekoさんのレコを見て決めちゃいました〜!
公共交通機関 でのアクセス情報
とっても的確で、いつも重宝させていただいてるんですよ〜
さて、今回の修行(?)もなかなか楽しかったです(笑)
なんか、独りで山歩きするようになってから
知らない間にすっかり”どM"になっちゃったみたい
次回の比良は、また琵琶湖バレイが冬季前の休業時で、且つ雪が降り始めた頃を狙って
できればまたテン泊したいな〜って考えてるところです
凍えそうになりながら、熱々の鍋や、ケトルに入れたブランディーで身体を温めて
下山後には日帰り温泉 も楽しめそうだなっていまからワクワクしちゃってます
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