積雪期の下見に細川尾根で武奈ヶ岳


- GPS
- 07:09
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,100m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:02
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
横の生活道を塞いではいけないので、いっぱいの場合は国道周辺に何箇所か路側が広くなったところがあるのでそちらを利用することも考えてグーグルマップなど使って下見しておくのがお勧め。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
細川尾根に関して。 細川休憩所からのスタートに登山ポストは無いので、特に積雪期に登るなら滋賀県はインターネットでの登山届けを受け付けているので https://www.pref.shiga.lg.jp/police/seikatu/chiiki/104765.html での提出を考えるべき。 コースそのものは無雪期に関しては少々分かりにくいところはあっても危険と言うほどの所は無い。 |
写真
この日はこの写真の右にすでに1台駐められていて自分は2台目。
ここは奥に道が続いているのでそれを塞いではいけないし、写っているとおり地域のゴミ集積所になっているようなのでその前も空けておかなければならないし、もっと言えばここの便利なところであるトイレがあることでもしかすると水洗ではなくポットンだとしたらバキュームカーが来ることもあるかもしれないので一番奥のトイレ付近も空けておかなければならないしと、実際駐められるのはちゃんと詰めて3〜4台か。
ただ下は腐葉土の上に秋で枯れ葉が敷き詰められ、それが前日の雨で泥濘んでいていかにもヒルがいそうな感じ。
もう11月だから大丈夫とは思うが、今年はこれまで暖かかったし、万一に備えていつも通りスパッツを着けている。
上を見ると倒木帯になっているようで、この後踏み跡はそれを巻くように横にトラバース気味に上って行く。
これが結構な傾斜ある上に下は落ち葉と前日の雨で泥濘状態。
なんとか落ち葉の陰に見えている露岩を伝い登るが、それ以外は滑る滑る。
この直登の中でも何箇所か倒木を巻いたりして分かりにくいところがあるが、基本尾根芯外さなければまたテープが出てくる。
でも口ノ深谷方向から次々ガスが湧き出して目の前のコヤマノ岳を遮りながら流れていく様は見飽きなかった。
しかしここから西というとどうやっても八幡谷に下りてしまうわけで、今では沢登りやる人くらいしか通らないところと思うが巻き道でもあったのか。
一気に飛び降りるより丸太を踏んでおりようとちょっとだけのつもりで足乗せたらなんの抵抗も無く一気に滑ってひっくり返ってびっくり。
その時ポールを下敷きにしてしまい、なんと途中で曲がってしまった。
すぐに戻そうと近くの木を利用してテコの原理で反対に曲げてみたが、これはアルミより固い合金製とのことで自分の力では完全には戻せず。
当然伸縮が出来なくなってしまった。
このポールは軽い上に伸縮式としては3段でとても短く収納出来、ロックの方法も独特で夏だけでなく積雪期スノーシューにも使いやすく、先端のチップをレキ純正に替えたりハンドルベルトに短く幅広めのスリング付けて長さの持ち替えをしやすくしたりと自分でもより使いやすくカスタマイズしてきたすごく気に入ってた道具。
早速買い直そうと帰ってすぐ取り扱いのモンベルサイトを見てみるとなんと完売。
ググってもどこも在庫無し。
諦めきれなくてモンベルに電話して聞いてみると昨今のアルミ材料不足で生産そのものが少なくなっており、今後扱うかどうかも不明などという大ショックな返答。
曲げた時はまだ買い直せると思ってたからそこまでショックでもなかったのに、もう無いと分かってからガックリきてしまった。
思えば前回はサーマレストの折りたたみ座布団を落としたし、なんか最近山ではついてないかも。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
関西は前日結構降ったので、遠出したり谷筋はやめて近場の尾根で登りたい所はと考えて思い出したのが前から気になっていた武奈ヶ岳にダイレクトに登れて特に積雪期に人気があるという細川尾根。
積雪期の武奈ヶ岳はいつもイン谷口からの青ガレルートか坊村から。
今年は別のルートから登りたいと思っているのでその下見も兼ねて時期的にはそろそろ行っておかないとと決定。
行ってみれば前半三分の一くらいの植林帯は作業道か立派な道がジグザグに付いていたものの後半広葉樹林帯になると尾根も狭くなって結構な傾斜をずっと直登。
季節的に落ち葉が敷き詰められた上に前日の雨で滑る滑る。
武奈ヶ岳から北陵の下りも常に泥濘んで滑る所だし、最後朽木栃生への下りで不用意に丸太に乗ってひっくり返ったのは余計だったとして、細川尾根と北陵下りで勿論出来るだけ落ち葉の絨毯から顔をのぞかせている岩を踏むよう気を付けても限度があって、ダブルストックなのでなんとか転倒は免れたが結局10回以上滑った。
ある意味積雪期のシミュレーションになったと思うべきか。
それに今回は落ち葉の季節と前日の雨でなおさらそう見えたのかもしれないが、細川尾根は夏はヒルが多いんではと思ってしまったがどうなんだろうか。
後半釣瓶岳あたりからは雲もとれて暖かくなり、ハイキングコースなので道も穏やかで蛇谷ヶ峰を望みながらのんびり。
雪の時に来ればなおさら気持ち良いスノーハイクが楽しめそう。
時間的にも珍しく早い時間に降りれそうでもう散漫になっていたのか、最後の最後、コメカイ道出合いも越えてからえぐれてきた登山道の縁の上を歩いていて木が邪魔で下に降りようとした所に丸太があり、一気に飛び降りるより丸太に乗って下りようとなんの考えもなく乗ってしまったらやはり前日の雨をたっぷり含んでいたのか一瞬で完全に滑ってひっくり返り、ストックが下敷きになってクッションになってくれたおかげで擦り傷一つ無かったものの、頑丈なはずのストックが折れ曲がってしまった。
その場で木の股にテコのように挟んで戻そうとしてみたが人力では歯が立たず、伸縮させるものなのでこれは自分ではもう直せないなと、しかし軽くて収納時には伸縮式では他に類を見ないほど短く出来て使い勝手最高で、夏も積雪期も最も気に入った道具の一つとして常に使ってきたものなので、帰ったらすぐ買い直そうと、その時点ではまだショックは押さえられていた。
ところが帰ってその製品販売のホームページ見ると完売。
慌てて電話するとここ数年アルミ材料が逼迫していて全てが遅れており、このポールも再入荷どころか継続販売するかどうかも分からない、とのこと。
ググってみてもすでにあらゆるお店で在庫無し。
次は作っているメーカーサイト見るとなんともう製品そのものが掲載されていない。
現在取扱会社カスタマーサービスに修理可能か問い合わせ中。
改めて自分の不注意、軽率な動作を後悔し、悔いの残る山行になってしまいました。
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