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Yamareco

記録ID: 4872955
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳 新雪の稜線でテント泊

2022年11月02日(水) 〜 2022年11月03日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.7km
登り
1,454m
下り
1,455m

コースタイム

1日目
山行
6:30
休憩
1:10
合計
7:40
7:20
10
スタート地点
8:10
40
8:50
40
9:30
50
10:20
40
11:00
11:10
90
12:40
13:40
50
14:30
30
15:00
2日目
山行
3:00
休憩
0:00
合計
3:00
7:00
40
7:40
30
8:10
20
8:30
30
9:00
20
9:20
30
10:00
ゴール地点
天候 11/2(水)晴れ ほぼ無風
11/3(木・祝)晴れ 微風→強風
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<アクセス・駐車場>
ナビは「中房温泉」で設定。宮城ゲートからは12キロの林道。
すれ違い幅のある場所は多いと思うが
すれ違い車両が非常に多いので注意。現在、凍結などはなし。
中房温泉そばの登山口市営駐車場は第1、第2、第3。100台位。
季節柄、平日で、満車にはならず、到着時、第1もまだ空き有。
コース状況/
危険箇所等
<登山ポスト>
中房温泉の登山指導所にあり。

<中房温泉〜合戦小屋>
ツヅラ折れの登りが合戦小屋まで続きます。
第1、第2、第3、富士見の各所ベンチはだいたい30〜40分刻み。
広く、また休憩に適した位置に配されてます。
第1ベンチ下部の水場は湧き出す清水。

<合戦小屋〜燕山荘>
合戦尾根の頭までは尾根芯の南を、頭からは北をトラバース。
晩秋・初冬も同様の夏道。合戦尾根の頭から雪あり。
通過時刻や天候でここから滑り止めが必要となる。
鎖場・岩場がやや踏み固めと凍結で危険です。

<燕山荘〜燕岳>
風が強くなるので風対策を。雪とサリサリ土のミックス。
雪は飛ばされる為、多くない。夏冬とも同じルートを行く。
通過時刻や天候で滑り止め要。冷え込めば雪無くても地面凍ります。

<合戦小屋>
山小屋ではなく売店。非水洗トイレ200円。

<燕山荘>
売店・軽食営業あり。小屋・テント場共に2022年は予約制。
テント泊1名1泊2000円。トイレ代込。トイレは小屋内を利用。
水は有料玄関ホールで1L200円で販売。
テント場はサリサリ土で夏場は石固定中心の様子。
私は石とアルミペグ利用。風は当たりにくい地形。
その他周辺情報 <下山後の入浴施設>
安曇野市「有明荘」大人700円。燕山荘宿泊で100円割引券あり。
https://www.enzanso.co.jp/ariakeso
青空の下、出発しました。
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青空の下、出発しました。
てくてくしますが、ステップの大きい合戦尾根、下半身の動きが冬装備なので重いです。
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てくてくしますが、ステップの大きい合戦尾根、下半身の動きが冬装備なので重いです。
ここ!めちゃ綺麗でした。緑・赤・白が三段紅葉らしいですが、緑・黄・白もいいですよね。
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ここ!めちゃ綺麗でした。緑・赤・白が三段紅葉らしいですが、緑・黄・白もいいですよね。
合戦小屋に近づくと木々が少なくなってきます。
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合戦小屋に近づくと木々が少なくなってきます。
合戦小屋を過ぎると雲海の上に富士山。
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合戦小屋を過ぎると雲海の上に富士山。
ここからだと八ツと南アルプスの間に富士山が綺麗に覗くみたい。
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ここからだと八ツと南アルプスの間に富士山が綺麗に覗くみたい。
合戦の頭あたりから雪。けど、気温上昇でほとんどがシャビってます。日陰の岩場は凍結していました。
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合戦の頭あたりから雪。けど、気温上昇でほとんどがシャビってます。日陰の岩場は凍結していました。
燕岳がはっきり覗いています。もう少し^^
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燕岳がはっきり覗いています。もう少し^^
ちょっといやらしい鎖場。登りは滑り止めなし、下りは滑り止め使用。
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ちょっといやらしい鎖場。登りは滑り止めなし、下りは滑り止め使用。
槍と大天井かな。槍より大天井のが白く見えますね。
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槍と大天井かな。槍より大天井のが白く見えますね。
プチ渋滞が起こっていたとこ。偶然、山小屋スタッフさんが通過、フォローで渋滞起因パーティーは進めました。
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プチ渋滞が起こっていたとこ。偶然、山小屋スタッフさんが通過、フォローで渋滞起因パーティーは進めました。
到着!燕山荘からの燕岳です。たおやかな姿が素敵。
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到着!燕山荘からの燕岳です。たおやかな姿が素敵。
北アルプスの山並み。綺麗すぎる。
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北アルプスの山並み。綺麗すぎる。
荘厳な槍ヶ岳。
大天井まだ行ったことないので。いつか行きたいな。いつもテント泊装備の合戦尾根で果ててしまう;
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大天井まだ行ったことないので。いつか行きたいな。いつもテント泊装備の合戦尾根で果ててしまう;
これから行くのに何度も撮っちゃう。
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これから行くのに何度も撮っちゃう。
イルカ岩と槍。
振り返って燕山荘。
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振り返って燕山荘。
メガネ岩。
燕山荘への稜線と山麓の街。
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燕山荘への稜線と山麓の街。
燕岳山頂。手持ち看板というか岩。めちゃ重かったが記念に持ってみました。
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燕岳山頂。手持ち看板というか岩。めちゃ重かったが記念に持ってみました。
燕岳山頂から北燕への稜線。ここも行ってみたいと言いつつ足を伸ばせていません…
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燕岳山頂から北燕への稜線。ここも行ってみたいと言いつつ足を伸ばせていません…
燕岳山頂から。槍ヶ岳と北アルプスのパノラマ。
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燕岳山頂から。槍ヶ岳と北アルプスのパノラマ。
午睡のあと、夕日を見に。
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午睡のあと、夕日を見に。
ほんのり燕岳も染まります。
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ほんのり燕岳も染まります。
沈みきりました。この山の端の出入りって数秒で終わってしまいますね。
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沈みきりました。この山の端の出入りって数秒で終わってしまいますね。
テント場から。半月の月と暮れなずんで山々がシルエットに浮かびます。
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テント場から。半月の月と暮れなずんで山々がシルエットに浮かびます。
朝日の昇る前。寒いし、メンドイからテントのベンチレーターから(笑)
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朝日の昇る前。寒いし、メンドイからテントのベンチレーターから(笑)
頑張って朝日見に。燕山荘とテント場。私のテントはほとんど隠れてます。
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頑張って朝日見に。燕山荘とテント場。私のテントはほとんど隠れてます。
富士山が神々しいです。
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富士山が神々しいです。
今日はモルゲンには染まらないっぽかったのに写真だとそこそこ染まってみえますね。
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今日はモルゲンには染まらないっぽかったのに写真だとそこそこ染まってみえますね。
朝日です。富士山も入れました。
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朝日です。富士山も入れました。
ナナカマドが綺麗だったので。
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ナナカマドが綺麗だったので。
こっちも写真だとちょっと染まってる。
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こっちも写真だとちょっと染まってる。
さてさて下山です。今日は強風暴風の可能性大、さくさく下ります。下りは滑り止めを使用。
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さてさて下山です。今日は強風暴風の可能性大、さくさく下ります。下りは滑り止めを使用。
昨日はやや雲のかかっていた餓鬼岳などもくっきり。
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昨日はやや雲のかかっていた餓鬼岳などもくっきり。
第一ベンチの水場。水汲んでたら、その上流で水浴びされていました。え、私、君の水浴びした水飲むの?
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第一ベンチの水場。水汲んでたら、その上流で水浴びされていました。え、私、君の水浴びした水飲むの?
中房温泉にちゃんと水場がありました。厳冬期も使えるのかな?
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中房温泉にちゃんと水場がありました。厳冬期も使えるのかな?
中房温泉登山相談所。この時期、無人。登山ポストもここ。
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中房温泉登山相談所。この時期、無人。登山ポストもここ。
中房温泉からの紅葉。
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中房温泉からの紅葉。
「有明荘」で入浴。ここも紅葉が見頃。
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「有明荘」で入浴。ここも紅葉が見頃。
「有明荘」で山賊焼き丼。
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「有明荘」で山賊焼き丼。
中房線は紅葉見事でした。
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中房線は紅葉見事でした。
国道19号沿い、木曽谷も紅葉見頃。というわけで中山道三留野宿に寄りみち。天白公園から桃介橋。
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国道19号沿い、木曽谷も紅葉見頃。というわけで中山道三留野宿に寄りみち。天白公園から桃介橋。
天白公園から紅葉越しに南木曽岳。
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天白公園から紅葉越しに南木曽岳。
南木曽駅にも来てみた。中々趣ある駅舎の裏が南木曽岳。
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南木曽駅にも来てみた。中々趣ある駅舎の裏が南木曽岳。
桃介橋。電力王福澤桃介が架けた橋を復元したもの。
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桃介橋。電力王福澤桃介が架けた橋を復元したもの。
福澤桃介記念館。雰囲気が桃介の愛人貞奴の別邸文化のみち二葉館に似ている。
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福澤桃介記念館。雰囲気が桃介の愛人貞奴の別邸文化のみち二葉館に似ている。

感想

新雪の燕山荘でテント泊して燕岳登って来ました。
ロケーションのいい燕山荘、夏は予約でいっぱいです。
雪でもギリギリテント泊出来る時期と狙って訪問しました。

前日は雨。そのためか朝は濃霧。
日が出はじめて霧は晴れ、まぶしい青空の下、出発です。
荷の重さと言うより雪懸念でのウエアリングで動きにくく、
ステップの大きい合戦尾根はなかなか厳しいものでした。
雪は合戦尾根の頭付近からようやく見えるようになるも、
気温の上昇でシャビシャビのとこも多く、
もちろん、踏み固めや凍結もあったのですが、
自分は滑り止めは使わないまま燕山荘に到着しました。

燕山荘からは北アルプスの大パノラマ。
眺めを楽しんでからテント設営して燕岳に登頂です。
アイゼン装着してます。テント場から富士山が見える贅沢稜線。

その後、雪上テントで午睡を楽しんだあと、夕日を見に。
夜、風はないのもの冷えで眠りにつきにくかったですが、
身体の位置取り次第のようで。結果、よく眠れたように思います。
睡眠欲と食欲だけはいつどんな時にも欠かさないので丈夫です;
時々目が覚めて、見える街明かりの夜景や星空が綺麗でした。
そして、朝、気づいたら空が染まり始め、急いで朝日を見に。
モルゲンには染まらなかったけど、とても綺麗でした。

テント撤収し、下山開始です。この日は強風暴風予報。
さくさく撤収して、さくさく下ります、が
時刻的にもルート的にもアイゼン必須で不安なく危険箇所通過。
下るたび上空の風の音が強くなるのでいい時刻に出れたみたい。
登りはウエアリングでキツかったスタンスも
下りは合戦小屋で剥いたので無理なく快適に歩け、無事下山です。

このシーズン、はじめて夕日、星空、朝日が全て見られて、
充実したテント泊となりました。空気も澄んで風景も綺麗ですし。
雪山に向けての耐寒トレ体力トレという面もありましたが、
そちらもなんとかクリアできそうで、本格的なシーズンが楽しみ。
そして、この山行、風の不安もあり早く下山したことで、
麓の紅葉ドライブが楽しかったのは嬉しい誤算となりました^^

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体力レベル
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