錦繍のカナ山から七廻り峠



- GPS
- 07:10
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 720m
- 下り
- 777m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に一般登山道的な道はないが、一部に鉄塔巡視路があって歩き易い場所もあった(七巡り峠に近い鉄塔部分)。稜線上は藪が多いが西側の稜線を外した場所にトラバース道があって、快適な場所もあるものの、ひどい藪やモミの木と岩などが混在した場所もある。 |
写真
感想
かなりの昔からカナ山と夜叉ガ妹池に行ってみたいと思っていたものの、酷い藪と鳥越林道からの急峻さで後ずさりしていた。最近見た、yamanekoさん、naojiroさんなどの七廻り峠〜カナ山、カナ山〜新穂峠の記録わ参考に、カナ山南東尾根から七廻り峠へと歩いて来た。ありがとうございました。しかしながら、この稜線はシロモジの黄葉と藪と西斜面のトラバースでGPSを頻繁に確認しながらの山行で、すばらしい反面中々手強いコースであった。
姉川ダムの親水公園奥の橋を渡ると車はその先には進めにない状態の場所に駐車をした。北側の小沢を渡って、直ぐの尾根に取り付いたが、急斜面の細い尾根は杉木立で不安定な登りであったが、しばらくするとシロモジが現れて黄葉が始まった。その後のシロモジだらけの斜面に、急斜面の疲れを吹っ飛ばしてくれるほどだ。時には藪もあるが長くないので、辛くなる前にカナ山に到着した。東のブンゲンや奥伊吹スキー場も登りながらよく見えた。思い焦がれていたカナ山は雑木林の中で、周囲は見えることは見えるが、展望はできないほどの木立に覆われている。いささか、思い入れの方が大きかったようだ。
夜叉ガ妹池に向かうべく、藪っぽい稜線のすぐ西面を進んでいるとすぐ左(東)の上向こうに何やらありそうだと稜線に進むと池があった。その脇に『夜叉妹池』と綺麗な標識があった。池の縁に降りるが周辺には広場がなく、湖面に近い場所は泥濘状態で動物の足跡が見られた。周囲は藪で休息する状況ではないので、稜線上の小広場でランチとした。本当は池を眺めながらとしたかったが、それが出来る状況ではないと感じたからだ。記録を見た限りでは池の周囲を散策して、皆でランチを楽しんだようだが?この夜叉ケ妹池も期待していた状態ではなく、山中の稜線上にある池としては珍しいが、神秘的・・・という感覚にはなりえないことに少し落胆しながら、この先の稜線の状況を想像していた。
天吉寺山に向けて稜線を進むが、やや西斜面側の藪が薄いのと時々ピンクテープと古い青色リボンがあるので、それを頼りに枝を分けて進んだ。暫くすると、明確な踏み跡が稜線のピーク西を捲くように進んでいる。小ピークを何度も捲いて進むことで濃い藪を回避できたのかもしれない。今回の最高点である999mピークは疎林の雑木林で周囲は見渡すことができるのだが、標識は何もない。テープさえないのだ。
そこから先には登山路マークの点線は国境線と離れて東側を直線的に進むが、国境は西側を迂回するかのように湾曲している。その分岐点にはピンクテープがありすぐ下にもその先にもある。これは降りるしかないとテープに沿って薄い藪状の僅かな踏み跡らしき場所を進んでいるとここが稜線に近くて、点線は近道みたいな感じということが判った。この辺は何処も藪の中なので、どれが正解かは歩く人の感性に任せるしかないだろう。点線と国境線が合流した稜線を進み、天吉寺山北に登路が地図上にあるが、その分岐は確認できないままにトラバ−ス道を進んでいるとすぐ上が天吉寺山頂と判り、慌ててピークに立った。山名表示版は何個かあるが、見慣れた『kitayama-walk』さん作のものもあった。東のブンゲンや虎子に続く尾根がものの見事な黄や赤に染まっている。此処からは一般道なので快適な道だろうと思いきや、藪が多く踏み跡程度であった。大吉寺跡への下降路分岐は地図より南に位置している。分岐を過ぎると、踏み跡も乏しくなったと思ったら掘割道が東側にあるのを発見して進むと鉄塔に達した。
この鉄塔は606mピークからすぐ北にあるが、これから進むコースは鉄塔が続くので、巡視路があると予想するとその通リで、その後は快適に歩くことが出来た。計画した時間よりも1時間ほど遅い進捗に七巡り峠は闇下にならねばいいがと思っていただけに、巡視路さまさまであった。最後の鉄塔への下りをと思いながら進むと踏み跡が乏しくなり、GPSを確認すると、下降点を通リ過ぎていることが判った。遅れているのにと自分に腹立たしくなった。
最後の鉄塔を過ぎると、踏み跡が乏しくGPSを確認しながら、杉の植林帯斜面を進んでいると足元が暗くて歩きにくいこと極まりない。それでも下に林道らしきものが見えて来て、林道に軟着陸できた。車の30mほど東側である。到着は丁度17時で1時間遅れであった。だが、無事計画を完歩出来、シロモジの黄葉と錦秋の山並みを堪能できて良かった。
”八”、”竹”、”兵”
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