飯豊連峰☆極上の稜線とイイデリンドウ(弥平四郎口から)



- GPS
- 22:12
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,381m
- 下り
- 2,378m
コースタイム
弥平四郎登山口 7:10
上ノ越 9:00 (休憩10分)
疣岩分岐 9:50 (休憩20分)
三国小屋 11:00 (休憩20分)
切合小屋 13:15 (休憩10分)
草履塚 13:45
本山小屋 15:10
【二日目】
本山小屋 5:30
飯豊本山 5:40 (休憩20分)
御西小屋 7:10
本山小屋 9:20 (休憩40分)
切合小屋 11:50 (休憩30分)
三国小屋 15:00
【三日目】
三国小屋 5:45
疣岩分岐 6:30
祓川山荘 8:50
弥平四郎登山口 9:10
天候 | 1日目 曇り晴れ 2日目 晴れ 3日目 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
私は車、友人は新幹線にて。 ホテルで前泊し、早朝に弥平四郎へ向かう。 ナビで距離優先に設定したところ、 383号新稲荷峠経由を表示、信じて進むも登山口10km手前で通行止め(ー_ー)!! ※新稲荷峠は通行止めです(8/1現在) そしてコンビニ探しでうろうろ彷徨いました。 再び459に戻り383から無事弥平四郎へ。。 大幅にロスタイム。。 これが若干、仇となる。 最後林道は4km10分ほどでした。ダートですが比較的走りやすい。 RV車は問題なしでしょう。 登山ポストは、 砂利道手前の弥平四郎集落にありますが事前に こちらへメールにて提出していきました。 http://www.police.pref.fukushima.jp/chiikianzen/newpage1.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
水場 ・切合小屋 ・本山小屋(100mほど下がったところに冷たくて美味しいお水あります。) ・松平峠経由 一ヶ所、沢の水あります。(飲んでもOKでしたよ) 危険箇所、迷いやすいところは特にありませんでした。 雪渓は何か所かありますが距離も短いので、アイゼンなしで問題ありません。 ※ 松平峠コースはザレ場、急登ありますが、注意して歩行すれば特に問題ないと思います。ですが雨天時は充分注意が必要かと思います。 |
その他周辺情報 | 湯☆ ロータスイン西会津 10:00〜オープン 愛すべきセブンは道の駅の近くにありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
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感想
想い焦がれた飯豊連峰。
宿願の山旅でした。
ようやくあの頂にたち、遠くから眺めていた東北アルプス飯豊の稜線を歩けたこと、そしてイイデリンドウに出逢えたこと感無量です。
思いおこせば4年ほど前、飯豊縦走を計画するも天候不良で中止。
翌年は同行者にドタキャンされ、おととしは台風で行けず、去年は川入の林道が土砂崩れとか。。
なかなか踏み入ることができませんでした。
今年こそは順調かと思いきや、
当日朝、新稲荷峠まさかの通行止め( ;∀;)また道を戻り、ぐるり大回り
5時半にクライムオンの予定が、、想定外〜7時すぎに登山口に着きました。
おかげで日があがり、気温も上がってしまったので
疣岩の分岐まで地獄のようなうだる暑さで、とにかく辛かったです。人生であんなに汗をかいたのは恐らくはじめて。
友人は久しぶりの60ℓザックの加重と暑さで、かなりバテ気味。
「もう歩けない・・・。無理・・。本山小屋まで絶対むり、いけない。もう帰りたい..etc」とボヤきっぱなし。
私のストックを途中で貸し、彼女の一眼レフを担ぎなんとかコースタイムを少々オーバー気味で三国小屋に到着。
そこで、まあまあ冷えたジュースを購入、二人で一気飲みしました。
管理人の金子さんとてもよい人で、帰りはここに泊まりたいねと話しながら小屋を後にしました。
ジュースのおかげで生気が若干復活するもそこからも地味にアップダウンが多く、本山は見えるものの切合小屋はなかなか見えず、
またしても気力がどんどん抜けていく。
すれ違う人もみんな疲れきっているのが印象的でした。みんな辛いんだねって二人で妙に納得。
ようやく切合小屋が見えてきた頃、雪渓が現れ、吹く風が涼しくなり、二人ともテンションがあがる。そして小屋で水をがぶ飲みする。
先行のパーティーが本山小屋まで行くとのことなのでうちらも頑張ろう!と即決。
予定通り本山小屋まで進むことにしました。だがここからもアップダウンはありやはり容易な山ではないことを痛感。
まだ時間に余裕はあるので花を撮影しながらゆっくり進むことにする。草履塚まで来るとさらに風はとても涼しく、御西までの稜線を目の前にし自らを勇気付け
一歩一歩進みました。 切合から2時間弱、ようやく最後の急登を登りあげると本山小屋が近くに見えほっとしました。
ここは空いているかと思いましたが、そこそこ人がいて就寝スペースは一人分しかなかったです。
腹ペコだったのでまずビールと夕ご飯を食べ、ひとやすみしてから小屋の外を二人で散歩しました☆
夕方には大日岳の雲もとれはっきり見ることができました。ちょっと寒かったけどいい景色でした。
鳥取からきたパーティのおじ様に二人の写真をとっていただきました。そこで大山の話でもりあがり、
友人と大山への山行計画を決定☆
だが本日の友人はかなりの疲れ具合で、明日大日岳まではいけそうにないと言われる〜
今日ここまで頑張ったから、また明日のことは明日考えようってことで7時すぎ早めの就寝。
翌朝4時すぎに目覚めるも外はガスで真っ白、日の出は見えそうにないなーなんて
思っていると、空が明るくなりはじめ久しぶりの山頂ご来光を見ることができました。
とりあえず山頂で朝食をとるために5:30すぎに出発。10分ちょっとで飯豊本山の山頂へ。
雷?で折れた看板はすっかり補修されていました。
貸切の山頂で朝ごはんを食べ御西まで向かう、イイデリンドウの蕾はたくさん発見するも咲いている花はなかなかない。
まだ陽があたってないからきっと帰りには咲くね!なんて話ながら〜大日まで行くかどうか悩みながら〜ゆっくり稜線を進む。
以外と遠いのと以外とアップダウンがある。昨日の疲れもあるし、無理は禁物。
御西小屋へつくも大日岳はすっかり雲の中、私は諦めきれずちょっとうろうろするも友人は行く気も自信もないとはっきり意思表示。
待ってもらうにはちょっと時間がかかりすぎるし、かといって一人でいく自信はない。。
御西の管理人さんには「行きなさい」といわれるが、やっぱり行くなら二人でだし。また来ればいいかと自分に言い聞かせ、本山まで戻ることにする。
稜線上のお花畑をゆっくり楽しみたかったし、これでよかったと納得する。
案の定、帰りにはたくさんのイイデリンドウが咲き誇り私たちを迎えてくれました。
(#^^#)
振り返ると大日岳がくっきり見事な絶景でした。 心地よい稜線をのーんびり歩きながらたくさんお花の写真を撮って景色に酔いしれて、
「飯豊はイイデー!」を連呼していました。
本山小屋へ戻ると管理人の渡邊さんがカキ氷を作ってくれました。
その後も渡邊さんと友人の大関さん(実は朝Pで逢った方でした、ゆうべは三国へ泊まったとか)を交えちょっとおしゃべりして、
「とにかく今夜は三国小屋へ絶対泊まれよ〜!!」と言われ、快諾して本山小屋を後にする。
切合で昼食をとり今夜の宿の三国小屋へ向かうがやはり暑い、そして再びアップダウンあり、
友人は「やっぱり大日往復していたらきっと戻れる体力なかった」というので確かにそうだねって納得する。
大関さんも「100%で登っちゃだめだよ、なにかあったとき使える体力は残しておかないと」ってすごく大切な言葉をおしえてくれました。
友人はその言葉がずっと頭にあったそうです。
途中「飯豊のつどい」のパーティ4班とすれ違い、何度か立ち止まりお話したりとのんびり進みながら午後3時頃三国小屋へ到着。
どうやらスイートルームを用意してくださっているとのこと。わくわくです^^
2階の端の広いスペースが今夜の寝床になりました。今夜は大の字で眠れそうですヽ(・∀・)ノ
さっそくビールで乾杯。おつまみに枝豆もいただきました!本日はどうやら三国小屋は大賑わいのようです。
いろんな方々とたくさんお話したりいろいろ差し入れをいただいてご馳走になって、気づいたら7時すぎ
夕日が大日の向こうに沈む時間でした。その後も金子さん友人の新潟チームのみなさんにワインやら日本酒やら、
豪華なごちそうをいただき、気づけば消灯間近・・・。管理人の金子さんに消灯時間を確認すると
中は8時だけど外はOKとか。笑) 8時すぎてもお泊りのみなさん外でだいぶ賑やかでした。
私たち2人も小屋の北側でまったり星をみながら、飯豊の旅を振り返って余韻に浸りました。
9時すぎ、そろそろ寝ようかと部屋に戻りますが、
明日、下山のみの方々はほぼ外で思い思い賑やかに楽しんでいました。寝る気配はなかったです。笑)
翌朝、5時すぎ小屋の窓から差し込む朝日が眩しくて目覚めました。
本日も、ど快晴のようです。下山も暑そう。
軽く朝食を食べ、荷物をまとめて出発です。最後に金子さんと写真を撮ってお別れ♪
最終日は朝から大日岳がくっきりでした。 その景色を振り返り、また来たい。とやっぱり思ってしまった。
初日はあんなに辛くて、もう10年はいいかなって思ったのに。。
辛いことはすぐに忘れてしまう。。
翌日の月曜、BSプレミアム「日本百名山スペシャル」で「飯豊山」が達成感No1の山に選ばれたとき
思わずガッツポーズ!!
嗚呼、また行きたい・・・・。心から思いました。
今度は飯豊全山縦走を目指して・・・・。
決してたやすく登れたわけではなく、そして宿題も残してきたけれど。
3日間のすべての出来事、出会った人、観た景色、ぜーんぶ宝物です。
東北アルプス飯豊山ほんとにほんとに飯豊はイイデー(^O^)
とても素晴らしい稜線。
美しいですね!
しかし絶景ですね〜。
ビールがとてもおいしかったでしょうねー。
それに、山のかき氷、めちゃうまそう!
そして、
イイデリンドウかわいいですねー。
ピンクのチングルマもキュート!
マツムシソウも好きです。
とってもステキでしたー!!
eimaさん
こんばんわ。
コメントいつもありがとう
嬉しいです。
本当に素敵な山旅でした♪
あんなに辛かったのに・・・。
また行きたい
ビールも美味しかったけど
差し入れで頂いた、たくさんのご馳走が
歩く活力になりました
イイデリンドウに逢えてよかった
山はやっぱりイイデ〜
先日は、コメント頂きありがとうございます。
mekkoさんも、飯豊行かれたんですねぇ。
通行止めやらご友人の事とか、色々あったようですが、結果的に楽しい山行みたいで良かったですね。
写真も綺麗に撮れていますね。
特に花の写真をはじめ、ポジションとアングルが面白いので、惹かれる写真が多いです。
それにしても、飯豊の山小屋の管理人さんって、ほんと良い人(話好き)が多いなと、私も先日登って感じました。
さすがに、mekkoさんのようにかき氷は、頂けませんでしたけど。。。
ほんと、飯豊はイイデ〜なので、また、チャレンジしてくださいね〜。
Joker72さん
コメントいただきありがとうございます
行ってきました。
何年もあたためて・・・・ようやくです
飯豊で起こった出来事すべてが
ドラマのようで、ほんとにいい思い出になりました。
どこぞの3000m級の山々より遥かにイイと諸先輩方が
おっしゃっていた理由がわかった気がします
お花の写真お褒めいただき嬉しいです
高山植物大好きなのでマクロレンズで接写ばかりしています
飯豊の山小屋の人、お話スキというかほんとにみなさん親しみやすい方ばかりでした。
そして毎年いきたいくらい大好きな場所になりました
はじめまして。私も数年前から飯豊山に登ろうと思ってるのですが、まだ実現してません。利尻や開聞岳には登ったのですが、私にとって飯豊は近くて遠い山なんです。
mekkoさんのレポを拝見し、本当に素晴らしい山だと実感してます。数多くの素敵な写真、どうもありがとうございました。
jonasanさん
はじめまして☆
コメントありがとうございます。
その気持ちわかります!!
私もこの時を何年待ち望んだか・・・・・。
いろんな意味で期待を裏切らない山だと思います
飯豊山は近くて遠い山・・・・。
的確な言葉ですね☆
だからこその達成感はきっと凄いはずです
jonasanさんの飯豊山行、応援していますね
写真たくさん見てくださりありがとうございました
同じく、8/1に飯豊の本山小屋に泊まった者です。
福島在住で、今年4度目の飯豊でしたが、弥平四郎から登ったことがなく、
mekkoさんのレコを見て、紅葉の時期に弥平四郎から登ろうかなと思った次第です。
あんこのかき氷、美味しそうですね。
今度、管理人さんいおねだりしてみようと思います。
あ、でも、女の子限定かな〜
zappa223さん
コメント&ご訪問ありがとうございます
あの日、本山小屋で一緒だったのですね!?
1階でしたか?
どのコースで歩かれたのですか?
福島在住、地元なのですね♪
近くで飯豊連峰を日々見られて羨ましいです。
まだまだ飯豊初心者なので色々教えていただけたら嬉しいです
来年は飯豊をもっと縦走したいと思っています
かき氷、この前男性もいただけたって聞いたので
大丈夫だと思いますよ
返信ありがとうございます。
一番最後に小屋に着いて、1階の一番端でした。
コースは山形側のダイグラ尾根から登り、本山、大日岳、北股、門内と回って梶川から下山しました。
ダイグラは誰もいないだろうと思っていたのですが、他にも1人居てビックリしました。
福島と行っても、一番近い弥平四郎まででも250km弱あり、飯豊連峰を見ることは出来ません。
朝日連峰も面白い山域ですので、是非、足を運んでみて下さい。
zappa223さん。
またコメントご返信ありがとうございます。
ダイクラ・・あのきつそうなルートを登ってこられたのですね☆
あの日は7時すぎには寝てしまったので
お会いしていないのかもしれませんね。。
福島も広いですものね(^_^.)失礼しました。
海沿いなのでしょうか・・・。
まだ朝日連峰は未踏なので
ぜひ 近いうち訪れてみたいです
mekkoさんこんばんわ
本山小屋でご一緒したとっとり山酒会のおじ様です。
ダイグラ尾根を一緒に降りた山形の方のヤマレコを検索したらmekkoさんを発見(失礼)
おっさんでなくおじ様と書いてあり嬉しく感激しております(笑い)
mekkoさんと相方の方と少しの時間でしたが、楽しい本山小屋での時間が過ごせました。
二人はいいコンビですね。
大日岳は相方に合わせ断念したのは正解かな
女性陣は大日岳行って来ましたが、私も相方の調子が悪く行っていません。
山は逃げないからお互い次にまた行こうね。
かき氷食べてる写真、二人ともいい顔してるよ。
mekkoさんが鳥取の大山に登る時は、私がキンキンに冷えたビールを持って頂上で待っていようかな
その時を楽しみにしています。
私たち4人も年は違っても20年以上の気の合う山仲間です。
mekkoさんも相方さんと素晴らしい山行きを楽しんで。
とっとり山酒会
FLHX さん☆
こんばんわー!!
コメントありがとうございます
感激です
大山行きますよ
日程も決めましたので、あとでメッセージしますね
山頂ビールぜひぜひお待ちしています
そして鳥取の美味しいグルメ処も教えてくださーい
連れは数年前、山で会った友人です
遠距離山友ですが年に何度か内容の濃い山行をして絆を育んでいます
またお会いできるの楽しみにしていますね
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