ベトナム最高峰Fansipan(3143m)

- GPS
- 14:35
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,296m
- 下り
- 1,914m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:34
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:55
天候 | 2日とも晴れ時々くもり 山頂は霜が降りるくらいに気温が下がるので、防寒対策は必須 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
帰り:サパ〜ラオカイ駅(バス送迎1時間)〜ハノイ駅(寝台列車8時間;約6000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ガイド登山は必須(参加者2人の場合、入山許可料、4食込みでUS$127/人) ・山小屋は日本の避難小屋とほぼ同じだが、食事、シュラフはポーターが運搬。 食事は日本の営業小屋より豪華で量も多め。 ・登山道は日本の登山道に近い感じ。 行きは村からアクセスできるshin chai trail、帰りは最も一般的なtram ton trail。 アップダウンや急登もあり、中級者向けルート。 ・山頂までロープウェイでアクセスできるので、下山時に利用することも可。 |
写真
感想
4か月ぶりの登山は海外登山に挑戦。
宿泊を伴う海外登山、ガイド付きの登山はいずれも初の体験。
ターゲットはベトナムの最高峰Fansipanです。
ハノイ空港からはバスで5時間。
このバスは日本では見られない豪快な個室仕様。
ほぼフラットなシートに、モニター等もついて長時間移動を飽きさせません。
登山基地のサパに到着したのは日もどっぷり暮れた後。
サパで有名なサーモン等を食べて翌朝に備えます。
次の日ホテルでガイドと合流し、友人、ガイド、ポーターと4人で歩き始めますが、
ガイドとポーターはサンダル。
20kg以上背負っていますが、野性味たっぷりです。
最初は地元民族の住む村を通りつつ、登山道に入っていきます。
登山道の雰囲気は日本と似ていて違和感ありません。
一本調子の登りではなく、アップダウンがそれなりにあります。
途中、水牛や豚と遭遇、高山植物は日本と似ていてびっくりです。
河原で昼食を採りますが、ガイドとポーターがバインミーを手早く用意。
フルーツもたくさん用意されて日本ではあり得ない充実した昼食でした。
午後はきつい登りの連続。
アルペン的な景色に励まされて、15時に小屋に到着。
日本の小屋よりも細かく仕切られており、この日は友人と2人で1区画を使えました。
夜はこれまた豪華なメニュー、食べきれないほどの量でした。
翌朝は3時半に起床して、御来光を狙います。
フォーとスイカという奇妙な組み合わせの朝食をとり、4時に出発。
いったんかなり下ってからの登り返しがあり、朝一にはきつかったですが、
御来光の30分以上前に登頂。
ガイドから登頂証明書とメダルを受け取ります。
山頂は観光用に建設された仏閣群に囲まれていますが、
景色は最高で、まさにアルプスのような雰囲気でした。
また、山頂一帯は霜に覆われており、南国ベトナムと言えども寒さは侮れません。
サンダルで靴下も履いていないガイドにはびっくりです。
下山後はホテルのシャワー室を用意してくれており、
さっぱりした気分で寝台列車でハノイへ向かいました。
せっかくの初寝台列車でしたが、揺れが気持ち良すぎて8時間ほぼ寝っぱなしでした。
今回はツアー会社に依頼せず、全て個人手配したので乗り継ぎなど不安でしたが、
終わってみれば全てが順調、かつ費用はかなり安く済んだと思います。
不慣れなガイド登山には始め抵抗がありましたが、
豪華な食事、現地人との楽しい会話など、癖になりそうな楽しさを味わました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はい、私は日本人です。
ベトナムというか、インドシナ半島に高い山あるのですね。
山の景観は、さすが3000m級というかんじです。
つい最近、ハノイに行ったので、とても親近感がわきました。
ハノイの西湖は、朝ランで行きました。
でもバインミーとかブンチャーとか食べてないです。
山小屋の夕食の豪華さにも驚きです。
ハノイ行きましたか。
ベトナムはアジアの中では食べ物が最もおいしいと思います。
とても車を運転する気分にはなれない所ですが。
登山道は日本ぽいし、高山植物も日本と極めて似ており、
あまり外国の山という感じはしませんでした。
ただ、ガイド&ポーターという山行形式、
山頂までのロープウェイ+仏閣を建設してしまうパワーにはびっくりです。
最初は抵抗感があったガイド&ポーターですが、
自分たちだけのグループで依頼したことで、好きなペースで歩けたのは良かったです。
富士山同様、国の最高峰ということで、山を歩いたことがなさそうなグループもいたので。
食事は自分で行く時よりも確実に豪華ですね。
ベトナムの山旅とても新鮮で興味深いです。異国の登山道は景色もだいぶ違いますね。間近に水牛ですか。
山道と裏腹な山頂の立派な建造物!驚きでした。日の出はノスタルジックで素敵ですね。都市のネオンは思った以上でベトナムのイメージが変わりました。食事は全部美味しそうですね。ご移動もスマートで、貴重な記録ありがとうございます。
ベトナム遠征は個々に予約したので、スムーズに行くのか不安でしたが、
終わってみれば全て順調で、食べ物もとても美味しく、友人とはまた来たいと話していました。
サパは登山のベースの街ということで白馬をイメージしていたのですが、ネオンがまぶしかったです。
山を歩ける機会に感謝して、景色を堪能しましたが、山頂の建造物は想像を遥かに超えており、ビックリでした。
6,7年前にロープウェイと同時期に建設したそうですが、やることが大胆ですね。
ロープウェイを使えば日帰り登山も可能でしたが、やはり御来光は特別な時間帯です。
南国ベトナムで凍えるという貴重な体験もできました。
ベトナムに行ったことはありませんが、最高峰が3000m級の山だとは全く知りませんでした。ベトナムと言えば、広大な平地に田の広がる景色のイメージです。その上、山頂近くまで行けるRWまであるとは驚きです。歩くことなく北岳に登れる感じ…でしょうか?お国柄を感じる楽しいレコ、ありがとうございました。
確かにベトナムのイメージは平地とビーチですね。
でも北部の中国の国境近くに行くと、それなりに高い山が連なってます。
南北に長い国なので、気候も南部と北部ではだいぶ違うようで、
サパの町では暖房器具が売っていました。
Fansipanは南アの悪沢岳とほぼ同じ標高ですが、
そこにロープウェイでアクセスできるようなものと思うと不思議な感じです。
日本でも富士山に登山鉄道の構想があるようなので、そのうち実現してしまうのでしょうか?
ベトナムに滞在中で、ファンシーパン山のトレッキングを検討中の者です。
情報が少ない中、登山記録はとても参考になりました。
記載されているなかで、ガイドが必須と書かれていますが、登山口で義務としてガイドを付けることを求められるのでしょうか。または、道に迷うおそれがありガイドなしは危ないということでしょうか。
知り合いで、ロープウェイが出来るまではみんな歩いていたから道は大丈夫だよと言うベトナム人もいたり、登山道自体は日本の一般に開放された3000m級の感覚かと想像しています。ご存じでしたら教えていただけますでしょうか。
私もネットを見てどれが正しい情報なのかわからない中、トレッキング会社に申し込みをしました。
最もポピュラーな峠からの往復ルートだと、係員が出勤する前であれば、
ガイドなしで行っている人もいるような記録も読みました。
登山ルートは日本と同レベルで分かりやすかったですが、
途上国の場合、安全対策+経済対策でガイドを義務付けているケースが多いようです。
(ファンシーパンは登山許可が必要だったかは定かでありません)
正直、ガイドなしで登った場合に罰則があるのかまでは調べていません。
私が登った時は、1泊した山小屋を見る限り全ての人がガイド+ポーター付きで登っていました。
ガイドなしで登った場合に、山小屋の部屋がどう割り当てられるのか、定かでありません。
(下山でロープウェイ使えば、日帰りも可能でしょうが)
この程度の知識で申し訳ありませんが、楽しんできてください。
もう少し調べてみますが、急ぐ旅ではないので、だめならサパトレッキングに切りかえても楽しいかなと思っています。ハノイ付近はまったく平らで坂が恋しくなります。
既にご覧なっているかもしれませんが、ネットの引用です。
こちらはガイド義務との情報(2023年)
https://southeastasiabackpacker.com/vietnam-mount-fansipan/
In recent years, it has become mandatory to hire a guide to trek to the summit. This follows a couple of incidents where independent hikers went missing on the trail. Nowadays, it is only possible to acquire a permit if you have a guide.
これによるとガイドなしでは登山許可が取れないと記されています。
古いですが、ガイドなしで登って罰金をくらったという記事もありました。(2015年)
https://www.tripadvisor.com/ShowUserReviews-g311304-d1452026-r334754032-Fansipan_Mountain-Sapa_Lao_Cai_Province.html
一方、ガイドなしでも登れるとの投稿もあります。
オフィシャルサイトがないので真実はわかりませんが、今回使ったトレッキング会社に聞いてみますね。(返事が来るかわかりませんが)
頂いたリンクのようなはっきりレンジャーが入り口にいると書かれているものは見つけられていませんでした。ありがとうございます。ご丁寧に情報を共有していただいて感謝いたします。
現地で決められたルールを無視するようなチャレンジは本意ではないので、ルールには素直に従うつもりです。ベトナムも噂を決定事項のように言うのがけっこうあるのでなかなか本当はどうなの?をつかむのが難しいです(^_^)
昨年使ったトレッキング会社に問い合わせたところ、以下のような返答がありました。
現在はガイドなしではダメなようです。
forbiddenという強い言葉を使っているので、ガイド付きで行くか、ロープウェイで行くか、
の2択ですね。
Must need a guide for Fansipan trek
No guide, Could not do it ( forbidden trekking to Fansipan without the guide ).
お問い合わせもしていただいてありがとうございます。
今年はベトナムにいる期間が長そうなので、時間をみつけてガイド付き山小屋泊もいいかなと考え直しているところです。
セブ島のOsmena peakも行かれたんですね。私も昨年セブ市の720mの山を歩きました。
長期出張でしょうか!
フィリピンにも行かれていたようで、何だか共感してしまいます。
でも私はジプニーには乗れませんでした。
Habal-Habalはトライしましたが。
また何かありましたら、気軽にお尋ねください。
教えてもらった情報をベースに、トレッキング会社をあたり、昨日ファンシーパンより無事帰還しました。
今回は1ヶ月の出張です。
日本から直接だときついですが、現地ではガイド付きで南アあたりの日帰り登山感覚のベトナム人が複数いました。
入山許可が正式なルールなのは間違いがないようで、グループが1名のときの登山者申請料は120万ドンでトレッキング会社が管理事務所に代行申請/支払しているそうです。
あとで見たら、YAMAPでもつかまった人がいました。
海外の情報あつめて実行するのは手間がかかる(けど止まらない)ので、
短期間にあちこち海外の山を登られていて、その手間に共感しました。
登山歴すごすぎます(^_^)。
1か月の出張は長いですね。
その間、隙あらば山に登られて、行動力に感心しました。
ファンシーパンの両夜行にはびっくりでした。
ベトナムのバスはかなり快適でしたが、さすがに夜行の連ちゃんだと疲れそうです。
また、昼間の山頂の混雑はすごいのですね!
私はケーブカーが動き出す前に登頂したので、静かなひと時(でも寒かった)を過ごせたのですが、
昼は筑波山並みになるとは。
長い一日お疲れ様でした。
実は、現在山がないシンガポール勤務なので、山を登るのにとても苦労しています。
新興国の場合、情報があまりない中、必死に次に登る山の情報収集に努めています。
手間はかかりますが、計画を立てるのも楽しいものです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する