谷川岳
- GPS
- 05:45
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは谷川岳登山指導センターの中にあります。(用紙・筆記具あり) ・駐車場は、ロープウェイ駐車場(500円)、登山指導センターの少し先(7、8台くらい)に駐車スペースがあります。 ・トイレはロープウェイ駐車場、肩の小屋にあります。 ・水場は登山指導センターわき、西黒尾根登山口から10分ほど登った場所にあります。 ・登山道は整備されています。迷うような場所はありません。 [コースの状況] (西黒尾根登山口〜オキの耳) ・西黒尾根の樹林帯は急坂です。つづら折の急坂(斜面)というよりも直登の急坂(岩や根の段)が多い登りです。雨後などは岩や根が滑りやすいので注意が必要です。 ・樹林帯を抜け、少し行くと鎖場が連続して現れます。難易度は高くありませんが、岩が滑りやすいのでしっかり足がかりをつけてから登りましょう。 ・ラクダの背からは急坂の岩場となります。黄色いペンキマークを頼りに進みます。大きな岩の通過時は踏み後(黒く変色している)はツルツル滑るので注意が必要です。 ・ケルンからは天神尾根からの道と合わさり、緩やかなガレた登山道をトマの耳まで進みます(すぐです) ・トマの耳から一度下り(岩が滑るので注意)、ゆるやかなコルを進み登り返すとオキの耳です。浅間神社奥宮(祠)はもうちょっと先です。 (トマの耳〜土合口) ・肩の小屋にトイレ、売店があります。ここで休憩している人も多いです。 ・肩の小屋からは階段状に整備された登山道を下ります。ガレていますが岩自体はそれほど滑らない感じです。 ・天狗の溜まり場あたりから木道が多くなってきます。 ・熊穴沢避難小屋は休憩所という感じです。コの字状にベンチがあり真ん中にテーブルがあります。 ・熊穴沢避難小屋から田尻尾根分岐(土合口下山口)までは雨後は土が滑りやすく、木道も滑りやすいので注意が必要です。 ・田尻尾根はこのルートの中で一番歩かれていないコースなのか、少し歩きづらいですが踏み後はしっかりしています。道幅も狭く急斜面で滑りやすい箇所もあります。このコースでは誰とも合うことはありませんでした。初心者は注意が必要かと思います。 ・田尻尾根を下り、沢の音が聞こえてくると間もなく尾根は終わり、未舗装の林道にぶつかります。ほぼロープウェイ沿いに林道があり、下っていくとロープウェイ駅のすぐ下に出てきます。 |
写真
感想
天気も良いというので谷川岳に出かけてみることにしました。
以前に観光で天神平にロープウェイで行ったことはありますが、そこまでしか行ってないので初めての谷川岳です。
水上ICから北上して谷川岳ロープウェイまで来ました。駐車場は…500円の有料かぁ。もうちょっと上はどうなってるんだろう?と思いつつも、奥の方からたくさん車が下りてきます。
ああ、止められないのかな?それで戻ってきてんのかな?と適当に解釈してしまい、有料の駐車場に止めます。
7:20準備をして出発。ロープウェイはまだ動いていません。グオングオンと音をさせてはいますがゴンドラが出ていないんでまだ運行していないのでしょう。舗装された道を少し歩くと登山指導センターがあります。ここには水場があります。今日は水が出ています。指導センターに入って登山届を出して出発。おばちゃんに「何泊するの?」と聞かれます。「…日帰りです」。確かにザックが他の人より大きいのは認めますが…軽いですよ。
さて、そこから西黒尾根登山口に歩きます。その間に駐車スペースがありました。1台分だけ空いていました。…なんてこった!…でも仕方ありません。登山口までは本当にわずかな時間で着きました。
インターネットでの下調べでは急坂と聞いていたので、少し念入りに体操しておきましょう。あ、少しエネルギーも摂りましょう。オニギリを食べながら体操している姿はあまりカッコよくありません。車で通りすぎて行く人がこっちを見ています。
…さて準備完了。登り始めます。初めから急ですね。さすが日本三大急登の一つです。
すぐに水場らしき場所に着きます。結構水が出ていました。そしてすぐに鉄塔。
ここの急坂の登山道ってジグザグじゃないんですね。直登みたいな場所が多くて、しかも岩とか根とかが多いのでしっかり腿を上げて進まないとイケないので普段のトレーニングがものを言う場所って感じです。自分的にはこういう場所好きです。なんといってもプロトレックの高度がガンガン上がって行くのが楽しいです。
一度小ピークに上がると、ちょっと下ってここから尾根沿いの道。ちょっとゆるやか→急坂の繰り返しをしながら登ると樹林帯を抜けます。
ここから岩場になり、展望が開けて天神平が見えます。ちょうど同じくらいの高さかな?山頂は…ガスに包まれているようです。青空が見えている場所もあるけど山の上は雲…。ついでに日差しも雲にガードされちゃってます。天気がよければ最高の展望が楽しめる登山道でしょう。
すぐに鎖場が現れます。ここからしばらく連続します。よく写真とかで下から鎖場を撮ると「こんなところ登れないよ」と思う場所が多いですが実際見ると、「なんだ」って思う場所が殆どです。
ここも実際見ると足がかりも多くそれほどではありません。すべての鎖を使わずに登れました。(もちろん3点支持はしっかりとしてね)
ほどなくして道もゆるやかになり小ピークを越えて「ラクダの背」。
目の前には急な岩の斜面があります。岩には黄色いペンキも見えます。急ですがそれほど難しい場所もなくひょいひょい登れます。振り返れば高度感がすごくあって素晴らしい。大きな一枚岩が登山道にあり足を乗せるとツルっと滑ります。人の踏んだ場所は黒光りしていて滑りやすくなっているようです。手もつかってしっかり踏ん張って登ります。
そんなこんなでザンゲ岩が見えると岩場は終わります。笹原の中を進んで行くとすぐそこに双耳峰のピークが見えます。山頂には人の姿もチラホラあります。
目の前にケルンが見えてきました。ケルンの上部は標識になっています。このあたり踏み後があっちこっちにありますが、とりあえずケルンを目指せば間違いないでしょう。
ケルンは人の背丈どころか…3メートルぐらいありますかね? でかいです。
ここからは肩の小屋が見え天神尾根から登ってくる人たちの姿もあります。ゆるやかなガレの登山道をすぐそこに見えるトマの耳に向かって歩いていきます。
トマの耳は三角点設置場所であるようですが最高峰はオキの耳です。双耳峰はやっぱり両方共登らないとね。というわけで写真だけ撮ってオキの耳に進みます。直下の岩がツルんと滑ります。でも滑る場所は黒く変色した場所なのを学習したのでそこは避ける、もしくはしっかり足を乗せるようにします。
オキの耳へはゆるやかな稜線を進みます。西側の斜面は美しい笹の原。ガスガスしていますがときたま晴れて展望がよくなります。東側の斜面は崖です。落ちたら…。まあヤセ尾根じゃないから大丈夫ですが。
すぐにオキの耳につきます。奥に鳥居と祠があります。一応お参りをしてきました。
戻ってきて休憩するとしましょう。こっちの山頂の方が奥行きがあって休憩には良いですね。ただし一ノ倉沢を覗き込もうと無茶をすれば落ちちゃいますよ。
よく考えたら今日の行程で腰を下ろすのは、ここが初めて。よしラーメンを食べるぞ。
夏山テント泊用に買った食料を少し処分しないとイケないので、棒ラーメンを作って食べます。
棒ラーメンにおにぎり。食べているとガスが晴れて水上の町も見えたりしています。ラーメン食べてから撮ろうと思っていたらまたガスに包まれてしまいます。でもまたガスは晴れましたけど。
今日の行程は西黒尾根往復の予定でしたが、思いのほか早く着いてしまったので天神尾根を下り、田尻尾根で土合口まで下山することにします。
さて、下山しようとまわりを見ると人だらけ。いつの間に?!
トマの耳に戻る間にちょっと渋滞が発生してしまいました。ぐぅ。トマの耳はこれ以上人が乗れないんじゃないか?というくらいの人です。
まず、肩の小屋を覗いてみようと肩の小屋に行くとたくさんの人がここにもいました。知らなかったんですけど、ここって避難小屋じゃないんですね。売店があったりして。賑わっていました。
ここから尾根を下って行きます。たくさんの人が登ってきます。まるで高尾山のような賑わいです。
天神尾根の紅葉はとてもキレイでした。あとオジカ沢ノ頭の眺めが素晴らしいですねぇ。
そんな感じであっという間に熊穴沢避難小屋に到着。覗いてみます。ここは泊まりには不適ですかねぇ。コの字型に置かれたベンチ。真ん中に置かれたテーブル。無理すればベンチに寝れそうですけど、寝相が悪ければ落ちそう。
ここからは紅葉の樹林の中を歩いていきます。ちょっと前に降った雨のためにぬかるんでいる場所があったりして、また木道がその土をかぶって滑りやすくなっていたり。天神平まではたいしたアップダウンもなく進めます。途中、田尻尾根の分岐があります。今まで歩いてきた道から見ると、いかにも人があまり歩いてないぞー。っていう感じです。
最初は痩せた尾根を下って行きます。グオングオンとロープウェイの音が聞こえてきます。見れば天神平駅からゴンドラが出たり入ったりしています。
道はあまり良いとは言えないですが迷う場所もなく、土が滑りやすい場所を気をつければ特に注意する場所もないでしょう。あとは人気がなく寂しいですが(笑)。でもちょうどこの辺が紅葉の盛りで素晴らしい樹林の中を歩くことができました。
沢の音が聞こえて来たなーと思い下るとほどなくして、舗装されていない林道にぶつかりました。上を見上げるとロープウェイのゴンドラが行ったり来たり。
林道は歩きやすくはないですが、途中の沢などが結構美しく、楽しみながら歩くことができました。
しばらくするとロープウェイ駅の下の車道にぶつかりました。
天気はイマイチでしたが、素晴らしい紅葉の中を歩けたので良い山行でした。
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