須磨アルプスと高取山を徘徊
- GPS
- 05:20
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 777m
- 下り
- 840m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:山陽電鉄 板宿駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はなかった。 東山から禅昌寺前に下る道は,車道の拡幅工事の影響で入口付近が通行不能だった。そのため,そのルートは通行止だった(一時的だと思っている)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
2022年11月12日(土)に須磨アルプスや高取山を歩いた。それは,次の日(2022年11月13日(日))に神戸市主催の六甲全山縦走大会のボランティア(中半:スイーパー(青鬼))として活動するための下見と,気になっていた高取山への登ったことのないルートを登ることが目的だった。
2022年秋は,2019年以来となる3年ぶりの神戸市主催六甲全山縦走大会が開催された。その際,毎年渋滞が懸念されている箇所があるが,その一つに横尾山から須磨アルプスに下る途中にある鎖のある岩場がある。そこは岩場の入口で右手の斜面を下る迂回路ができているが,多くの人はその存在を知らずに岩場に向かう。しかし,参加者によっては岩場が不得意な人もいて,通過するのにすごく時間がかかる場合がある。そうなるとその鎖場がネックとなって横尾山を越えて渋滞する原因となる。そこで岩場の手前で右のルートへ誘導する人員がいればいいのだが,ボランティアの配置はない。ボランティア説明会でも要請があったが,今年度は無理,ということになっていた。
そこで,仕方ないので朝イチからそこに行って参加者の振り分けをしようと思って,前日の11月12日(土)に下見に行ってみた。今年は中半のスイーパーで,11:30 前に菊水山に行っておけばいいし…。問題の鎖場は横尾山から少し下った辺りにある。いわゆる須磨アルプスの入口の少し上に位置する。そこに行くのにできれば栂尾山や,反対の東山から行きたくはない,と思った。なにせ余計に山に登らないといけないので。余計に登ると午後の本来の業務に影響しそうやし…。
そこでネットで見てみると,北側の啓明学院辺りから横尾山に直接登るルートがあるとのことだった。さすがに当日いきなり行って迷ってもイマイチなので,前日に予習のために登ってみた。さらには,下界から須磨アルプスの最下部(横尾山から行くと馬の背の手前の低い位置)に直接行くルートもある,とのことだったので,歩いてみたいと考えた。また,東山から禅昌寺に抜け,萩の寺から高取山に登る古い全山縦走ルートも気になっていた。そこで,これらを一気に歩こうというのがその日の計画になった。 ちょっと歩きすぎた感じもするが…。
ボランティアの日は始発の関係で現地にたどり着くのは午前6時半頃になりそうだった。しかし,最初の参加者は午前5時に須磨浦公園を出て,午前6時過ぎにはその地点を通過していそうだった。そこで,できるだけ早く現地に行けるように,妙法寺駅の西側の道を登り,啓明学院のすぐ東側の遊歩道で啓明学院前のバス停まで行き,その辺りから登る作戦にし,この日もそのルートで登ってみた。今回は,妙法寺駅を出た辺りでフィリピン人の職業実習生?の若いお兄ちゃん二人に声をかけられた。聞くと「馬の背」に行きたいということだった。最初は東山から登るルートか,栂尾山からのルートを説明しようと思ったが,説明がうまくできなかった。地図アプリで登山口を示して行ってもらおうかとも思ったが,本人たちはネットが見られない,ということで断念してしまった。そこで,私もメインルートじゃないけど須磨アルプスに行く(鎖場から須磨アルプスの入口はすぐやし)ので,一緒に行こうと誘って一緒に横尾山に登ることにした。
啓明学院前から横尾山に登るには「よこお野路菊の丘」に登らないといけない。ネットで登った人のレコを探したが,いまいち詳しく書いてくれてないので,どこに行けばいいのか事前にはわからなかった。Google Street View を見る限り,啓明学院前バス停の辺りに入口があるみたいなのだが…。Google Earth で見ると,その辺りの斜面には幅の広い道がつづら折りになって多数つけてある。それもいまいちなんなのかわかっていなかった。そこで,前日予習が必要になったのだが,実際に行ってみると「啓明学院前バス停に近い位置から登ると遠回り」になる。 正解は,もう少し南西に進み「啓明学院のグランドの端辺り(テニスコート付近)の道を挟んだ反対側辺りにある入口」から入るルートだった。
その入口から入るとすぐに左上に登らされる。出だしはゆる〜いスロープがあり,その後半分階段で半分スロープという変則的な斜面を登る。反対側からの道と合流する辺りに毎日登山の人たちの休憩場所みたいなところがある。その地点を右上に向い,少し行った先で再び左上に向かうと「よこお野路菊の丘」という木の銘板のある広場状の場所に出る。その広場の入口まで行くと,正面奥の山の斜面にいかにも登山道という感じの道が見える。そこが登山道入口となっている。
入口から丸太の階段を登るが,左にも道がある。左の道は横に移動する感じなので,明らかに上り,という方にいけば(右上に行く)横尾山に登れる。入口付近は土の斜面に階段,という感じの上りだが,すぐに岩場にロープという箇所が出てくる。岩場と言っても穂高連峰辺りのようなカクカクトゲトゲした感じではなく,ザラザラした表面だけど,形はなんとなく丸っこい,という登りやすい岩場だった。岩場は木が少なく開けているので,下界がよく見えた。天気も良くて気持ちよかった。ルートはもっとハードかと想像していたが,思ったよりも面白い上りだった。しばしそんな岩場を登っていくと,やがて傾斜がゆるくなり土の道になる。そこを少し登ると見たことのある六甲全山縦走路に合流した。場所は「マイケル」のすぐ上辺りで,あと一上りで横尾山頂という場所だった。
横尾山頂でフィリピン人の二人が記念撮影した後,一緒に須磨アルプス上部まで下った。最初は入口の急な下りはじめまで,と思っていたが,少し下って視界が開ける辺りまで一緒に下り,ざっとルートの説明をしてからフィリピン人の二人と別行動にした。そこからは横尾山に戻り,今度は横尾山頂から北に下る尾根を下ってみた。最初は北向きに下るが,すぐに北東に向きが変わり,横尾二丁目の方に向かって下る尾根だった。出だしは少し急傾斜で,気を使う下りだった。しかし,そこまで難しくもなく,むしろちょっと楽しい感じの下りだった。しばし下ると野路菊の丘につながるっぽい道に出た。あれは遊歩道なのかな?その先もしばし山道を下ると再び遊歩道のコーナーに出た。そこは折返しになっているだけじゃなくて,分岐にもなっていた。その先は登山らしき踏み跡が見えなかったので,仕方なく遊歩道の一番低い位置にあるルートを下った。途中,右下に下れそうな道があり,横尾二丁目へと書いてあったのでそこを下ってみた。どうもそこは横尾二丁目の団地のそばに下ったみたい。下界に出てから右へ右へと行き,貯水池をぐるっと回り込むと,そこは全山縦走路の横尾団地への出口の近くだった。
今回は下の沢から須磨アルプスに登ってみたいと思っていたが,ちょうどその貯水池の上の公園が沢への入口だった。入口から山に入るとすぐに道は二手に分かれていた。今回は右前に行ったが,どうやら左に行ってもその先の堰堤のところで合流するみたいだった。右前に行くとさらに右への道と直進路に分かれていた。しかし,右前の道はすぐ先にある堰堤のところで終わっているみたいだった。直進すると道は左へ曲がっていった。その先は少しだけ谷筋っぽい区間があったがすぐに次の堰堤があった。その谷筋っぽい区間で対岸(左側)を見ると道があった。きっと入口入ってすぐに左に行った道かも,と思った。堰堤の直前で左側の道がこちら側に渡ってきて合流する感じになっていた。
堰堤は右側を巻いて上に登る。登ってみると堰堤の向こう側は完全に土で埋まっていた。役目果たしないかも? その埋まった場所の真ん中を行くと,正面に登っていくルートと,右前の沢沿いに行くルートがあった。ここでは右前の沢沿いに行くのが正解。左前に登っていくと馬の背の東側の尾根に出るみたいだった(未確認やけど)。 右前の沢沿いに行くとルートは途中で左上の岩場に向かっているように見えた。そこでその岩場に登ってみたが,岩場の向こう側に道が見えなかった。さすがに隣の岩場の横の壁を這うように進むのは違うよなぁ,と思ったので,沢に引き返した。仕方ないので,涸れた沢に沿って登っていくことにした。すると,そこが正解だった。両側に草が多めで,あまりちゃんとしたルートに見えてなかったが,子供の頭ほどの大きさの岩がゴロゴロしていて,見ようによっては登山道に見えるルートだった。
そこからしばし「沢」沿いに登っていくと,やがて上方の視界が開けてきた。そこはもう須磨アルプスの最下部だった。思ったよりも近い感じがした。全山縦走路に出るには最後に岩をよじ登らないといけない。さすがに直進は足場がないなぁ,と思ったが,一度左上に登ってから右に行くと全山縦走路に出れた。そこからは全山縦走路で東山の山頂に向かった。さすがに全山縦走の時と違ってまだまだ余力があるので,東山への上りもそんなにしんどくはなかった。
東山山頂から須磨アルプスを眺めたりした後で,そこから古い全山縦走路である禅昌寺に下るルートを歩いてみることにした。東山からは少し下った後,少しだけ登る。その先はぐいぐい下る感じだった。途中,左前に行く分岐があった。右下向きには「右 板宿」という手製の標識があった。今回は板宿じゃなくて禅昌寺に行きたいからどっかで左に行かないと,と思っていたのでそこで左に行ってみた。しかし,どうも道が左へ左へと下っていき,縦走路に戻りそうな感じだったので,地図を見てみた。すると禅昌寺に行く分岐にしては東山山頂に近い分岐だったので,違う道と判断して戻った。ちょうどその辺りで板宿に下る3人組の女性グループに出会った。その分岐で「それじゃここで」と言って分かれたのに,すぐにもとのルートに戻ったのですぐに追いついてしまった。そこからしばらく一緒に下り,禅昌寺への分岐はどこでしょう?と相談しながら下った。女性陣の一人の人がYAMAPアプリでリアルタイムで位置を確認していたので。
結局東山から結構下った辺りに禅昌寺への分岐があった。すぐ手前に毎日登山の人たちの休憩場所っぽい所があり,その先で左上の小ピークを越えると禅昌寺へ,登らずに右前方に行くと板宿だった。しかし,そこから禅昌寺へのルートは「工事のため通行止」になっていた。せっかく来たのに…。その後で禅昌寺の前まで行ったのだが,工事は下界の車道の拡幅工事が理由だった。車道を広げるために横の斜面を削っていて,最後の階段付近を一度撤去して作り直すみたいだった。住宅地への上りスロープを作り直していたし…。とりあえず直接禅昌寺へは行けなさそうなので,女性3人組について板宿に向かった。ルートもまじめに予習してなかったので着いていくと確実やしね。ほぼ平坦な道を下っていくと,右への分岐が2箇所あったが,そこはどちらも「板宿駅へは左前に行け」と手製の標識が教えてくれた。2個目の分岐のすぐ先でT字路っぽい分岐があった。そこは左に行くと神社の境内に行くみたいだった。どうもそこが板宿八幡神社みたいだった。今回は女性陣について分岐を右に行ってみた。そこは板宿八幡神社の鳥居のすぐ横に出る道だった。なのでどっちに行っても問題はなかったみたい。
板宿八幡神社の鳥居などの写真を撮っている間に女性陣は階段をどんどん下っていってしまった。なので,一緒に歩かせてもらったお礼の言葉をかけることはできなかった。ありがとう〜♪ 板宿八幡神社前からは禅昌寺付近の登山道がどうなっているかを見ようと思い,左へ下るスロープを下った。すると須磨学園高校の門の所にでた。須磨学園は眺めのいい所にあるんや,と思った。そこから車道を左へ左へと進むと,やがて下界の車道(妙法寺から板宿に出る道)に合流した。そして少し行くと禅昌寺前の交差点があった。ちょうど信号の辺りは拡幅工事中だった。左上を見ると,いかにも登山道がありそうな尾根があり,その下に黒い手すりのある傾斜が見えた。前まで行くとそこはコンクリート製の階段だった。その階段自体も新しいのかもしれないが,その階段の最下部は階段が途切れていた。どうやら拡幅した道からその付近にある住宅地への上りスロープを作るために工事をしている最中みたいだった。だから登山道は通行止めなのか。それなら拡幅工事が完了したらまた登山道は使えるかも,と思った。
状況が把握できたので,せっかくなので禅昌寺付近から高取山に登ってみることにした。いつも全山縦走の際に,荒熊神社下まで来ると右下に向かうと禅昌寺という標識が目に入る。そのルートがどうなっているかを歩いてみたかった。禅昌寺付近からのルートは,禅昌寺の境内の奥から登るルートと,一本西側の尾根を登るルートがある。今回は一本西側のルートを行くことにした。一本西側のルートの入口は,禅昌寺から細い車道を北上し,右上に向かってコンクリート舗装の急勾配の上りがある分岐である。場所は「もう少し行くと現役の車道」(妙法寺から板宿への道)に出る付近になる。そこを登っていくと道は登山道に変わり高取山に登っていける。
登山道は一瞬普通の登山道っぽかったが,すぐに岩場になり,目の前に茶色の鉄塔が現れた。鉄塔は岩場の上に建てられていた。ルートはその鉄塔の付近の岩場を登って尾根に沿って登る感じだった。鉄塔の下をテキトーに登り,さらに尾根に沿ってどんどん登っていった。登っていくとそのうち灌木の中の道になり,少しザレた路面になった。しかし傾斜はきついままだった。その道をどんどん登っていくと一度傾斜がなくなった。そこで終わりか?と思ったが,そこは禅昌寺の境内から来る尾根への分岐があるみたいだった。ゴールの荒熊神社へはそこからさらにひとのぼりしないといけなかった。
やがて荒熊神社下で全山縦走路に合流してホッとした。そこから高取神社に行ってみた。ただ直接本殿に行かず,高取山頂を経由してみた。そっちの方が景色がいいしね。高取山頂から高取神社に下り,お参りしてから荒熊神社に戻った。そしてそこから萩の寺に向かって下ることにした。萩の寺へは途中まで全山縦走路を逆向きに下る。その日はあまり歩いてなかったので足がまだまだ元気だった。そこで気持ちよくハイペースで下ってみた。すると,気づくと萩の寺の寺への分岐を過ぎていた。どこで見落としたのかなぁ…? 仕方ないのでそのまま下界に下り,下から萩の寺に行ってみた。萩の寺は阪神高速のすぐそばにあり,寺へは急なコンクリート舗装の道を登る。今回は萩の寺の裏手まで上り,全山縦走路への道を確認しておいた。そこから登ってもよかったが,次の日の六甲全山縦走大会のボランティアのために足を休ませないといけないと思い,それ以上登るのはやめておいた。
萩の寺からは車道に沿って板宿に向かい,板宿駅から山陽電鉄に乗ってその日の宿に向かった。
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