百名山68座目:平ヶ岳リトライ
- GPS
- 12:01
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,779m
- 下り
- 1,760m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 12:02
天候 | 晴→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
深まる秋を愉しむべく谷口さんとの山旅再び。
挑むのは百名山・平ヶ岳。
標高差1304m,往復21.5km,宿泊地なしという悪条件で
百名山屈指の日帰りロングコースを誇る。
ここは7年前の9月に谷口さんと初登山した
越後駒ヶ岳の翌日に登ろうと登山口まで来たものの
翌朝出発前に豪雨を喰らい泣く泣く撤退し巻機山に変更した経緯がある山。
自分はその翌年に再挑戦し踏破したが
谷口さんにとっては7年越しのリベンジとなるのだ。
朝から駐車場は満杯。
暗いうちから賑やかに次々と入山していく様はさすが百名山と言ったところ。
先発組に少し遅れ5時入山。
いつも我々は遊びすぎて日没してるんで
今回こそは太陽あるうちに下山しようと誓い出発。
登り始めてすぐヤセ尾根の稜線歩きに。
取り囲む山脈の向こうに燧ヶ岳と会津駒ヶ岳が見え始める。
前回登った時はスタート時小雨で何も見えなかったけどこんなに景色良かったのね・・・
昇りゆく太陽と共に高まる体温と谷口さんのコミュ力←
尾根の最初のピーク下台倉山に到着する頃には
既に1チームと仲良くなった後だった。
ふふふ、今回の登山も賑やかになりそうだぜ。
早速入山時に立てた誓いが危なくなってきたw
登山口から下台倉山まで一気に800m稼いだ後はしばらく平坦路。
紅葉に彩られる樹林とその切れ間から見える多数の山々。
ずっと見えていた燧ヶ岳をはじめ
荒沢岳、日光白根山、そして俺得な奥只見ダムの御姿も!(゜∀゜)
水場を過ぎると再び急登となり大腿四頭筋のシフトチェンジを迫られる。
そうだった・・・平ヶ岳は急登と平坦を繰り返す登山道だったよな('A`)
キツくはあるが周囲は草原地帯となり
視界が開けると同時にお目当てとなる平ヶ岳のドーム状ピークが見えてくるのだ。
久しぶり、、、会いたかったぜ。
そして天国への扉は、もうすぐだ!
急登を制し池ノ岳にたどり着いた途端に世界が変わる。
草原と池塘群の斑模様広がる姫ノ池。
その向こうに座する平ヶ岳の堂々たる姿。
・・・ここは天国かな?( ゜Д゜)と思えるような極上の景色。
前回来た時より紅葉が進みさらに情緒溢れる風景に進化している!
やはり平ヶ岳はここがべスポジだよなぁ〜(´ω`*)
7年前の感動が蘇ってくる。
ここまで来ればもう標高は稼ぎ終わっているので
あとはボーナスステージのようなものだ。
食欲と写欲を満たしつつもう一つの名所・玉子石へ。
名前通り玉子のような形をした奇岩と
奥に見える池塘群の構図が完璧な場所だったよな。
早速木道の張り巡らされた頂上湿原散策。
道中には越後三山の中ノ岳の姿も確認できる。
10分程度で玉子石に到着するも同時に霧が襲来( ´Д`)
ここで運を使い果たしたか・・・
とりあえず二人で玉子持ち上げとこう←
しばらく粘っていると一瞬霧が晴れベスト構図の写撃に成功!
あとは山頂の景色を拝むだけだが・・・天候は持つか!?
登るにつれ濃さを増していく霧・・・
山頂に着く頃には何も見えなくなっちまった(´;ω;`)
前回は上空だけ晴れてた分より残念になっちまったなぁ。
回復に懸けてしばらく山頂で粘ることにする。
トレーニングのためいつも大量の水を担ぐ谷口さんだが
どうせ重くするのなら水以外にも山頂でくつろげる椅子はどうかと薦めたところ
今回用意してきてくれた。
長時間滞在するならしっかり脚を休められる
こいつの存在は重要なのだ。
いつもより山飯タイムの会話も弾む。
折角なので標識と椅子の共演で山頂滞在を締める。
最後は標識の少し先にある最高地点へ。
周囲に広がる湿原と濃霧が幻想的な空間を造り出す。
結局景色を見ることは叶わなかったが
コレはこれでいいもん見れたよな?
あとは入山時に立てた誓いを果たすのみ!
闇を恐れる谷口さんは高速下山を開始しあっという間に視界の外に。
闇を味方につけた中二病の俺は
のんびり撮影しながら夕刻の下山路を楽しむ。
道中に平ヶ岳で百名山99座目だというおじいさんと
雑談を挟みつつ最後は一目散に急登を駆け下り
日没ギリギリの17:30にゴールし誓いを厳守した( ´Д`)
これで今年の無雪期山行は終わり。
しばらく引きこもりの日々を過ごそう。
谷口さんは今回で百名山72座踏破。
あと28座、なんとしてでも俺が引っ張り上げるぞ。
百名山68座目・再踏破!
★ルートレビュー★
難易度:D
下台倉山への急登区間に一部両側の切れ落ちたヤセ尾根があります。
少々恐怖感はあるものの足場は安定していて鎖場でもないので
一般的な難易度に収まるかと思います。
体力度:B
標高2141m 標高差1304m 平均斜度6.5° 登り7:14(11.6km) 下り4:50(9.9km)
往復20キロオーバーなのに宿泊地が無く日帰り必須となるためかなり体力が必要。
更に下台倉山まで一気に800mほど登るため最初が一番つらい所。
その後は平坦路が多くなるので距離の割には楽に登頂できる感覚です。
展望:B
ヤセ尾根付近から展望があり後ろには燧ヶ岳、会津駒ヶ岳の眺望。
台倉山からの平坦区間で一度樹林となりますが池ノ岳への登りから
平ヶ岳のピークと共に日光白根山、奥只見ダム、荒沢岳が見えます。
池ノ岳から先は池塘と玉子岩の広がるボーナスステージを堪能しましょう!
総評:B
急登と平坦を繰り返し最後に待っている天国。
様々な意味で緩急があり登りごたえのある山です。
登山口へのアクセスも悪く体力も必要なため
百名山の中で敬遠されがちですが登ることで良さが解るでしょう。
★ルートレビューリスト(百名山)
https://wp.me/PcUql6-q6
★Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw
★百名山登山記ブログ
http://furaiki.xsrv.jp/
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