臼入山縦走 '22 11/26

2022年11月26日(土) [日帰り]

• GPS: 03:40
• 距離: 10.2km
• 登り: 588m
• 下り: 539m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:24
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:40

距離 10.2km 登り 595m 下り 540m

10:29 小川町駅
10:47 八幡神社
11:21 笠原地区憩いの場公衆トイレと駐車場
11:35 北向不動
11:56 石尊山
12:06 12:09 官ノ倉山
12:13 12:14 官ノ倉峠
12:30 12:31 不動沢ノ頭
12:37 12:38 烏森山
12:41 天ノ峰
13:10 13:19 臼入山
13:58 13:59 深宗水
14:09 東秩父村和紙の里

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】
〜東武東上線
【帰り】
イーグルバス〜東武東上線〜
・イーグルバス　W01　和紙の里14:22＝小川町駅14:35

全線でIC可。

コース状況／危険箇所等

コース定数（概算）：18
石尊山…鎖
臼入山〜奥沢…倒木あり
【クマ生息域】

その他周辺情報

小川町市街にコンビニ等あり。下山後は道の駅あり。
トイレは小川町駅、笠原地区憩いの場、道の駅 和紙の里ひがしちちぶ。

写真

11/26 10:21

東武東上線の急行で小川町駅。朝霞台からの場合は、快速や快速急行でも大差なし。ひとまず小川町行に乗ればよいので楽です。

11/26 10:36

駅前から道なりに進んで、ここで右折。「外秩父七峰縦走ハイキングコース」の看板にしたがって行けば迷いません。

11/26 10:36

この辺りは住宅地。この先で八幡台の丘を越えます。

11/26 10:41

丘に上がって英霊塔。広場からは笠山（837m）などが見えるようです。

11/26 10:42

八幡神社の鳥居。土地柄なのか、家の前を掃除をされている方がちらほら。道端にもゴミがなく、ひそかに感動。

11/26 10:46

八幡神社の脇に出ます。今では珍しくなった電話ボックスがあります。

11/26 10:47

八幡神社の正面を通過。社格は郷社。

11/26 10:50

左に庚申塚。坂を下ります。

11/26 10:53

車道出合。

11/26 10:54

横断歩道を渡って左折。

11/26 10:58

道なりに進んで長福寺の看板を見たらまた左折。あたりの畑には大根が。根菜の美味しい季節です。

11/26 11:03

飯田川を渡り、高勝山 長福寺を通り過ぎて左折。椅子が置いてあります。

11/26 11:04

ベンチあり。分岐を右に進んでここから一旦 土の道。丘を越えます。

11/26 11:06

馬頭尊碑と村境碑。シノ地の中に。村境碑には「北 竹澤村 大字笠原／南 大河村 大字飯田」とあります。竹沢村と大河村は1955年、小川町に合併のため廃止。

11/26 11:08

軽車道を越えて再び土の道。平らに整備されています。

11/26 11:10

笠原川にかかる橋を渡って左折。

11/26 11:13

角にベンチ。左折。

11/26 11:19

笠原地区憩いの場。駐車場とトイレ。テーブルベンチもあります。

11/26 11:22

ここにも庚申塚。

11/26 11:23

左折。ソーラーパネルがあります。ここからしばらく砂利道。

11/26 11:27

官倉林道開設記念碑。参議院議員、また大正製薬会長でもあった上原正吉の書。すぐ近くに堰堤あり。

11/26 11:31

登山ポスト。掲示によると、12/20（火）と21（水）9:00〜12:00、官ノ倉山山頂付近でヘリによる救出訓練あり。埼玉県防災航空隊と小川消防署の共同訓練です。頭が下がります。

11/26 11:32

奉造建三十六童子供養塔。山に登っていると自然に、仏教・神道・修験道など信仰にまつわるボキャブラリーが増えていきます。

11/26 11:33

北向不動。今回は上りませんでした。再訪するときがあれば行こうかと。

11/26 11:34

北向不動前、笠原川にかかる…というか架けられた不動の滝。少し先にはベンチと案内図があります。

11/26 11:38

柵。地理院地図では軽車道が交差していますが、そのようなものは見当たらず。

11/26 11:39

倒木。

11/26 11:40

ここから狭くなります。石尊山（344m）までは割とすぐです。

11/26 11:43

一部平坦路。

11/26 11:43

屈曲点。

11/26 11:44

根の絡む坂を上ります。

11/26 11:49

鎖場。「くさり場注意！！」の看板あり。傾斜ゆるく鎖の位置が低め。慣れた人は鎖を使わず、普通の岩場として上った方が安全と思います。

11/26 11:53

山頂直前の分岐。どちらを取っても山頂に辿り着きます。

11/26 11:54

石尊山山頂。石尊権現は大山（1252m）にゆかりの神様。関東一円に同名の山が見られます。長野・軽井沢（1667m）、群馬・中之条（1049m）、山梨・勝沼（532m）、栃木・小俣（487m）、茨城・磯原（412m）など。また近くでも毛呂山（225m）と寄居（277m）に同名の山があり、少しややこしくなっています。

11/26 11:54

北北西。中央の白煙は彩の国資源循環工場。ツネイシカムテックス埼玉工場と思われます。中央遠くに鐘撞堂山（329m）とその左に東高山（310m）。左にピーク目立たない円良田城山（虎が岡城址）（337m）、木の右に陣見山（531m）、木の裏に雨乞山（510m）、木の左に不動山（549m）が続きます。陣見山の右にはうっすらと榛名山（1449m）。赤城山（1828m）は見えませんでした。

11/26 11:54

西北西。左手前は隣の官ノ倉山（344m）、中央は臼入山（421m）。右手三角の小山は寄居の石尊山（三品石尊山）。遠方は右から円良田山、陣見山、雨乞山、不動山、無名峰群を経て電波塔の（三沢）雨乞山（658m）、臼入山の右に頭だけ登谷山（668m）。臼入山の左に皇鈴山（679m）と属峰を経て愛宕山（655m）、左の木の裏にわずかに秩父高原牧場が見えます。

11/26 11:55

南。笠山は木の影。右から奥武蔵の堂平山（876m）、ツツジ山（879m）、飯盛山（816m）、関八州見晴台（771m）、越上山（566m）、外秩父の弓立山（427m）、雷電山（418m）などが並びます。

11/26 11:55

東。小川町市街を見下ろします。右方に仙元山（299m）。

11/26 11:57

官ノ倉山に進みます。一旦下り。

11/26 12:02

鞍部。

11/26 12:03

分岐。右は官ノ倉山。左は巻き道です。

11/26 12:06

山頂前のベンチから南南西。比企三山の2座が見えます。右が笠山、左が堂平山。堂平山の手前はタカハタ（高旗山）（408m）。

11/26 12:07

山頂は山名標・ベンチあり。ベンチは先客で満杯でした。大休止によいポイントかと思います。写真は西北西。展望は石尊山と似たような眺め。

11/26 12:07

北西。

11/26 12:09

大休止の予定は無いのでそのまま次へ。露岩の多い下り道。

11/26 12:11

11/26 12:13

官ノ倉峠。右は宮ノ入から東武竹沢駅、左は安戸バス停に下ります。

11/26 12:17

峠から最初のピーク。無名峰。

11/26 12:20

狭い所もありますが、よく整備されています。

11/26 12:22

11/26 12:24

11/26 12:28

11/26 12:30

不動沢ノ頭。山名標あり。標高点366m。風通しのよい山頂です。

11/26 12:33

11/26 12:35

11/26 12:37

虚空蔵山。またの名は烏森山。道標あり。

11/26 12:38

11/26 12:41

天ノ峰。山名標あり。

11/26 12:42

天ノ峰からの下りは竹林沿い。やや急です。

11/26 12:44

林道近くは伐開されて北面の見晴らし良好。

11/26 12:46

林道勝呂入山線と交差。林道を右に下ると小川町のJR竹沢駅、左に下ると東秩父村の安戸バス停にエスケープ。

11/26 12:50

林道を越えた先もしばらく見晴し良好。

11/26 12:51

11/26 12:55

11/26 12:56

左は巻き道、右は山頂を踏む分岐。

11/26 12:56

山頂。無名峰のようです。

11/26 12:57

本道に戻りました。

11/26 13:01

11/26 13:02

分岐を右へ。左は土成山（安戸城跡）に折り返していく道。

11/26 13:03

11/26 13:04

ピーク。

11/26 13:05

小さな鞍部を通って次のピークに。

11/26 13:06

無名峰。行動中のヤマレコアプリでは確かに愛宕山…となっていたのを見た記憶があります。しかし、後で振り返ると山名はなく…怪奇。

11/26 13:08

臼入山直前の峠。地理院地図によれば、かつては四つ辻だったようです。横切る道は消え、現在は一本道。

11/26 13:09

11/26 13:10

臼入山（細窪山）山頂に到着。帰りは「奥沢・役場入口バス停」の方に下ります。

11/26 13:10

小広場的な山頂。東秩父村の三角形、北東辺を縁取る稜線の最高所。秩父盆地外縁の山並みも近く、展望は良好です。

11/26 13:13

西。右から（三沢）雨乞山、登谷山、皇鈴山、愛宕山。外秩父の主脈が横たわります。採石場が近いからか、拡声器で何か注意を促す声と、発破のような音が2回聞こえました。

11/26 13:19

南西。木の影に大霧山（767m）。木が無ければ左に武甲山（1304m）も見えるはずです。

11/26 13:22

下ります。奥沢までの道中、落ち葉が厚めです。右のピンクテープが進路。

11/26 13:26

11/26 13:28

やや急で狭い道。落ち葉で根や露岩が見えないので注意。

11/26 13:31

11/26 13:33

倒木1。跨ぐには太く大きいので、乗り越えていく感じです。奥沢神社奥宮は近くのはずですが、見落としました。

11/26 13:35

11/26 13:38

倒木2。問題なし。

11/26 13:39

倒木3。くぐり抜けていく感じです。

11/26 13:43

11/26 13:46

巨樹の跡。

11/26 13:48

石祠の脇に出てきます。

11/26 13:49

奥沢神社拝殿。

11/26 13:49

手水舎もあります。

11/26 13:51

奥沢まで下りてきました。石段の下には奥沢神社御由緒の看板があります。

11/26 13:52

11/26 13:56

「小川より安戸、それより坂本。粥新田峠にいたって難所なり。これより山のはじめなり」とは十返舎一九の書。「諸国道中金草鞋」「秩父札所」から抜粋した文との事。この辺りは江戸から秩父三十四箇所に至る、秩父巡礼道が通る場所でした。巡礼道は正丸峠を越える吾野道、釜伏峠を越える熊谷道、粥新田峠を越える川越道があり、ここ川越道が最も有名な道でした。

11/26 13:58

深宗水。地下水です。評判によると美味しいとの事。

11/26 14:00

野球場を横に見て進み、消防署の角を曲がります。

11/26 14:03

ふれあい橋。槻川を渡ります。渡り切った所から道の駅までは歩道なし。

11/26 14:05

道の駅 和紙の里ひがしちちぶ。手前にある木の建物はバス停。農産直売所で大根3本としゃくしな漬を買いました。

11/26 14:39

バスで小川町駅に着いたらちょうど急行が発車間近。ホームまで急ぎました。昼食は朝霞台まで戻ってからマクドナルド。

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

感想

only-kaimon

■石尊山・官ノ倉山のいいところ
仙元山と並んで小川町の代表的な山です。整備よく、これといった難所は無し。展望も良好と言えます。外秩父の中では初心者に勧める山の筆頭かと思います。

■臼入（細窪）山のいいところ
稜線中の最高峰。外秩父の主脈も近いためマウンテンビューも良好です。鉄道駅や街道筋からは遠く、静かな雰囲気も持ち合わせています。

・・・

土曜の天気は関東全体でいまひとつ。比較的天気の良い群馬側で検討し、最終候補は沼田の三峰山と小川町の臼入山縦走でした。祝日で1日少ないため今週も仕事が忙しく、より近場で体力的に楽な臼入山縦走で決定。

外秩父は初。どことなく奥武蔵に似た空気感でした。ヤマレコでは外秩父一帯は奥武蔵に分類するようです。比企の辺りは素通りしがちで滅多に行かないので、小川町・東秩父村というだけでも新鮮な山行でした。

今回の縦走路は全体に、これといった特徴のない山道、という印象。非常にニュートラル、フラットな気持ちで歩くことができました。悪く言うと見所が少ないとも言えますが、これはこれで美点だと思います。カッコよく言うならば虚心の山行。歩くということ、そのものに集中できた山歩きでした。

・厚めのベースレイヤー
比較的暖かくほぼ無風のため、石尊山から臼入山までベースレイヤー1枚でした。寒さの底はまだまだ。更に寒くなるこれからを見越して、ソフトシェルと今のベースレイヤーの中間ぐらいの上着を検討中です。フリースも良い。

・小ナタ
倒木を前して思ったこと。倒木の枝をハネておくだけでも通る人は多少楽かなあ、と。立木ではないので地権者の方と揉めることは基本ないと思います。
手持ちの小ナタは刃渡り約8cm。元々はシノ竹支柱の処分に使っていたもの。刃渡りが5.5cm以上なので、「不当な理由」で所持していると銃刀法に抵触。万が一に万が一、職務質問されたときに「正当な理由」、説明できるか…

・ポケットボーイ
…で、小ナタを持ち歩くかについて、ちょっと調べたらこういうものも出てきました。キャンプ等アウトドア向きのノコギリです。凶器感もなく（凶器にはなりますが）、庭木の剪定にも使えそうで良さそうな商品です。

・野菜を詰めるナップサック
行きに大根畑を見、大根購入を固く胸に誓い、道の駅でよく太った大根を3本買いました。
バス間近でバックパックに詰める暇はなく、大根はバンジーコードに押し込んで乗ることに。車内はほぼ満席でしたが、大根を抱きかかえていたら 女性が席を詰めて座る場所を空けてくれました。その節はありがとうございました。
こんな時のためにサブバッグを持って行こう、と。カリマーのグラブナップサックミニを持っているのですが、たたんでコンパクト、容量も10L。大根3本など朝飯前の収納力です。
下山後の地場産野菜もまた登山の楽しみ。農産直売所のある山行にはナップサック。持って行きたいと思います。