貴船山・天狗杉・鞍馬山

2022年12月03日(土) [日帰り]

• GPS: 08:01
• 距離: 19.4km
• 登り: 1,446m
• 下り: 1,369m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:29
• 休憩: 0:32
• 合計: 8:01

8:04 二ノ瀬駅
8:30 8:31 夜泣峠
9:10 9:10 大岩夜泣峠分岐
9:53 9:55 貴船山三角点
10:03 10:11 貴船山716ピーク
10:33 10:34 滝谷峠
11:14 11:23 芹生峠
12:42 12:42 旧花脊峠
12:52 13:01 天狗杉
13:09 13:09 旧花脊峠
14:43 14:43 鞍馬山
15:36 15:38 鞍馬寺
16:04 16:04 鞍馬駅
16:05 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

叡山電鉄　二ノ瀬駅下車
叡山電鉄　鞍馬駅乗車

コース状況／危険箇所等

●二ノ瀬駅〜夜泣峠〜樋之水峠〜貴船山三角点〜貴船山（最高点）〜滝谷峠
二ノ瀬駅から夜泣峠までは、京都一周トレイルで問題なし。夜泣峠から樋之水峠までも、案内表示もあり問題なし。樋之水峠から貴船山三角点に向かう案内表示はないが、テープによる誘導が所々にあります。三角点から貴船山（最高点）に向かうために少し下ると、広いところに出ますが、どちらに進すむか解りにくいです。分岐ではなくて、道の途中に案内表示がありました。貴船山（最高点）から滝谷峠までは問題ありません。

●滝谷峠〜芹生峠〜旧花脊峠〜天狗杉
滝谷峠には案内表示がありますが、芹生峠方面への案内がありません。来た方向からそのまま直進して尾根を登っていけば大丈夫です。踏み跡はあるような無いような感じですが、問題なく進んでいけます。ネットに突き当たったところが、芹生峠と柳谷峠（魚谷山方面）との分岐になっています。芹生峠へは、右手に進み、ネット沿いに下りていきます。少し急傾斜ですが、踏み跡らしきものがあります。
芹生峠の少し南側の車道に下りてきますので、車道を進み芹生峠の少し北側から山道に入ります。入り口付近には案内表示はありません。山道に入ると谷を進まずに、すぐ右手の急斜面を登りますが、踏み跡があります。尾根に乗ってしまえば、ここより急なところはありませんでした。旧花脊峠への尾根はアップダウンを繰り返します。ピークごとにどの方向に進むのかが、解りにくいです。テープによる誘導も多少はありますが、地形図やGPSを確認しながら進まないと迷ってしまうでしょう。私たちも間違えて引き返しているところがあります。鉄塔を超えて、P742の辺りからは尾根を進まずに、旧花脊峠まで林道を辿ってます。

●旧花脊峠〜天狗杉
旧花脊峠には案内表示がありません。天狗杉への案内もありませんが、取り付きさえ分かれば山頂まで問題ありません。旧花脊峠から南側の林道を進むと、案内表示があり、進む方向は「峠下バス停」となっていました。どこを通ってバス停に至るのかは分かりませんでした。林道を進むと鞍馬山への山道との分岐があるのですが、案内表示がありません。知っていないとそのまま林道を進んでしまい、違った方向に行きかねませんので注意が必要です。山道に入ってからはアップダウンを繰り返しますが、方向を迷うことはないでしょう。鞍馬山山頂付近から鞍馬寺へ向かうと倒木地帯があります。苦労しつつ乗り越えて左手に進むと、明瞭で安全な山道に合流しました。山頂からこの道への迂回路があるのかは、確かめていませんので不明です。

その他周辺情報

二ノ瀬駅には観光トイレあり。自動販売機はありません
鞍馬駅周辺には飲食店あり

写真

12/3 8:05

(kumakumo)仙人草？

12/3 8:07

(kumakumo)いまから上る山

12/3 8:11

(kumakumo)守谷神社(東)と冨士神社(西)の脇を叡山電車が通る。守谷神社は惟喬親王を、冨士神社はその母、紀静子を祀っている

12/3 8:15

(kumakumo)来る者拒まぬ広い橋

12/3 8:30

(kumakumo)惟喬親王が夜泣きをしたという夜泣峠

12/3 8:55

(kumakumo)わりと明るい山道

12/3 9:07

二ノ瀬駅から夜泣き峠を経ないルートとの合流地点。大岩に下りていくこもできます

12/3 9:19

(kumakumo)木々の間から京都市街が見える

12/3 9:27

(kumakumo)倒木三兄弟

12/3 9:30

(kumakumo)まっすぐ行くと滝谷峠。今回は左の樋之水峠から貴船山に上がる

12/3 9:38

(kumakumo)市街地の向こうの霧がまるで雲海のよう

12/3 9:48

(kumakumo)上っていく

12/3 9:52

(kumakumo)貴船山 三角点峰 699.61m

12/3 9:53

(kumakumo)二等三角点「二ノ瀬」

12/3 9:56

まっすぐ進みたくなるが、左の方へ

12/3 10:04

(kumakumo)貴船山 最高峰 716m

12/3 10:13

貴船山最高峰と三角点に向けて、このような案内表示がいくつかありました

12/3 10:36

(kumakumo)滝谷峠から芹生峠(せりょうとうげ)へ

12/3 10:54

(kumakumo)あれに見えるは比叡山

12/3 10:55

(kumakumo)ピーク760m

12/3 10:55

(kumakumo)凍ってる！

12/3 10:55

(kumakumo)初霜

12/3 11:00

(kumakumo)広い！

12/3 11:07

(kumakumo)向こうに見える鉄塔は、浅敷ヶ岳の方から続いている模様。左へ行くと柳谷経由で先週訪れた魚谷山へ

12/3 11:13

(kumakumo)見下ろせば車道

12/3 11:16

(kumakumo)ここを下りて来た

12/3 11:16

芹生峠付近では車道を少し進みます

12/3 11:17

(kumakumo)芹生峠　680m

12/3 11:19

すぐ右手の尾根に進みます
(kumakumo)ここから上る

12/3 11:31

P765付近には何もありません

12/3 11:43

(kumakumo)不安を伴う広さ

12/3 11:46

(kumakumo)指南樹(勝手に命名)

12/3 11:56

(kumakumo)広角レンズではないが……

12/3 12:01

(kumakumo)ここでちょっと休憩。腰掛けた枝がこんな顔

12/3 12:18

桟敷ヶ岳のすぐ南側の鉄塔から繋がっています
(kumakumo)大きな鉄塔

12/3 12:18

(kumakumo)山城北線九八

12/3 12:19

(kumakumo)続いてる

12/3 12:20

(kumakumo)反対側も

12/3 12:25

(kumakumo)林道のような山道

12/3 12:30

(kumakumo)下に林道が見える

12/3 12:32

旧花脊峠と芹生を結ぶ林道に合流

12/3 12:35

(kumakumo)この辺りが京見坂

12/3 12:43

(kumakumo)旧花脊峠

12/3 12:43

(kumakumo)ここを上がって天狗杉へ

12/3 12:46

(kumakumo)菫の限界

12/3 12:53

(kumakumo)天狗杉 837m　「〜山」という名前ではないが本日の最高峰

12/3 12:54

(kumakumo)三等三角点「三輪谷」

12/3 12:55

(kumakumo)遠くに蓬莱山

12/3 12:59

遠くに武奈ヶ岳

12/3 13:02

(kumakumo)豪快な杉

12/3 13:06

(kumakumo)防鹿柵の中の粽笹(チマキザサ)。花が咲くのは60年に一度

12/3 13:13

(kumakumo)通りすがりの鉄塔

12/3 13:16

(kumakumo)「山城北線」のみなさん

12/3 13:23

(kumakumo)隙間からいろいろな林道が見える

12/3 13:32

(kumakumo)エイセイボーロきのこ(勝手に命名)

12/3 13:43

ここまで林道を進んできて、山道に

12/3 13:48

(kumakumo)ピーク674

12/3 14:02

(kumakumo)東側の眺望　その1

12/3 14:04

(kumakumo)東側の眺望　その2

12/3 14:06

天ヶ岳

12/3 14:14

(kumakumo)ピーク634

12/3 14:17

(kumakumo)あの辺りが貴船山

12/3 14:24

(kumakumo)大きな切り株の左右をちょろちょろと下りてきた

12/3 14:28

(kumakumo)下の方にバスが見える

12/3 14:28

(kumakumo)路線バス(京都バス)だ

12/3 14:29

(kumakumo)赤リボン「これを越えよ」

12/3 14:37

(kumakumo)この奥が鞍馬山山頂らしい

12/3 14:38

(kumakumo)帆立きのこ(勝手に命名)

12/3 14:46

(kumakumo)鞍馬山 山頂 584m

12/3 14:46

(kumakumo)山頂には、経塚や吉光明神、白玉龍王大神の石もある

12/3 14:49

(kumakumo)倒木地帯のはじまり

12/3 14:49

(kumakumo)倒木地帯

12/3 14:55

倒木地帯を抜けて明瞭な踏み跡を発見して一安心

12/3 14:57

(kumakumo)やきのこ(勝手に命名)

12/3 15:05

(kumakumo)鞍馬山　龍神池

12/3 15:15

(kumakumo)源義紀公背比石。この辺り一帯は牛若丸(源義経)が天狗のもとで修行をした場所らしく、縁の名所旧跡に通し番号の札が添えられている

12/3 15:22

(kumakumo)義経堂。さらに行けば奥の院ではあるが鞍馬寺の散策はまたの機会にゆっくりと

12/3 15:24

(kumakumo)貴船方面

12/3 15:37

(kumakumo)鞍馬寺本殿金堂

12/3 15:38

(kumakumo)向こうに比叡山

12/3 15:40

(kumakumo)山行の仕上げが寺社の石段下り＝あるある！？

12/3 15:52

(kumakumo)「鞍馬の火祭」で知られる由岐神社拝殿

12/3 16:03

(kumakumo)振り返って仁王門

12/3 16:05

(kumakumo)叡山電鉄鞍馬駅前の大天狗

12/3 16:05

(kumakumo)叡山電鉄鞍馬駅の駅舎

撮影機器：

FinePix JX300 富士フイルム

IXY 200 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

　kumakumoが新聞で貴船山に関する記事を目にして、行ってみたくなったようだ。そういえば私も、貴船山三角点には行ったことがあるが、貴船山山頂（最高点）には行ったことがなかった。ついでなら芹生峠・旧花脊峠を経て、鞍馬山へも行ってみようということに。

　予定では、鞍馬寺周辺でそばでも食べて帰るつもりでした。ところが、滝谷峠から芹生峠をへて旧花脊峠までの尾根道がアップダウンが多くて、予想以上に時間がかかってしまいました。kumakumoが夕方に所用があったので、時間切れになり、鞍馬寺の奥の院も途中で断念しました。当然、楽しみにしていた食事も泣く泣く諦めました。

　それでも、気持ちの良い尾根歩きが多く、比叡山や比良山系などの周辺の山々や、京都市街地を見ることもできる楽しい山行きでした。もっとも、朝から冷え込んでいたのもありますが、霜があったり、水たまりに氷が張っていたりしましたので、この辺の山行きは春過ぎまでしばらくお預けですね。

kumakumo

ほとんど枯木立の「もみじのトンネル」を抜けると、緩いカーブの
先に二ノ瀬駅。反対側のホームには貴船・鞍馬のラッピング列車が
停まっていた。

観光地のイメージが強い貴船・鞍馬を、あらためて山として意識し
たきっかけが新聞記事だった。
京都新聞朝刊の文化面、毎月第二木曜日に掲載の「信仰と伝承　京
滋の山と里を歩く」シリーズで、先月は貴船山が紹介されていた。
山頂の写真に最高峰716mとある。そうか、貴船は山だったのだ。し
かも近くの鞍馬も山ではないか。

まずは二ノ瀬駅から夜泣き峠へ。このルートは半年前にも氷室を訪
れた際に辿っているが、覚えているのは「はせがわのハンバーグ」。
今回は夜泣き峠から北上。急斜面を上ったり下りたり、いろいろな
道をたくさん歩いた。

雨上がりかと思うほど地面が湿っているのは朝の霜か。高度が上が
れば氷混じりの道がジャリジャリと音を立てる。霜でまだ白いまま
の切り株。枯葉の道。ときおり、動物の足跡らしく、土が大きく小
さくほじくり返されてもいる。黒いうんちもあちこちで見かけた！　

距離のわりには時間を要する行程で、鞍馬山山頂に着いた頃には日
が傾き始める。鞍馬寺の方へ向かう道は、まさかの倒木地帯。もは
や道ではない。
10分ばかり倒木どもと戯れた後、龍神池を拝んで鞍馬寺へ。最後
に待ち構えていたのが石段下り。上れば下るのが道理とはいえ、
160mを越える標高差を、ほぼ石段で下り切ったあとの空腹やいか
に。