黒伏山（東北百名山） 絶壁上の尾根歩きにびっくり！

2014年08月19日(火) [日帰り]

• GPS: 05:30
• 距離: 10.5km
• 登り: 810m
• 下り: 818m

コースタイム

10：20駐車場
10：30黒伏山登山口標識
11：45遅沢林道コース合流点
13：00黒伏山山頂13：40
15：50駐車場

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東北中央自動車道「東根IC」降車、
国道13号線から県道296号線に入り、
国道48号線との合流点で左折
道なりに黒伏高原スノーパークを目指します
スキー場の駐車場に駐車しました

コース状況／危険箇所等

駐車場近くの道路脇に登山ポストがあります
ポストの右の林道を入り、川を渡ります
鉄パイプの橋が掛けられていますが
シーズンオフには撤去されるようです

橋を渡り、直進すると左に丸い標識があり
急坂を登るとブナ林、植林帯の平坦なトラバース道が続きます
藪になりかけている箇所もありますが、
最近草を刈っていただいた場所もありました

遅沢林道からの登山道と合流地点から俄かに急坂が連続
断崖絶壁の稜線上まで汗を絞られます

稜線に出ると眺望が開けますが、右側は切れ落ちていますので
足を踏み外さぬよう、ご注意ください

その他周辺情報

下山後は、憧れの銀山温泉（尾花沢市）に宿泊、温泉を満喫
http://www.ginzanonsen.jp/
スキー場駐車場から銀山温泉まで約45km（2時間弱）です

写真

8/19 10:20

頭上に凄い岩壁(*_*;
どんな山行になるやら？わくわくどきどき！

8/19 10:23

舗装道路に面して登山ポストがあり、すぐ脇の林道が登山口の入り口

8/19 10:24

気温は夏ですが、ススキにそこはかとなく秋の気配が漂っています

8/19 10:28

鉄パイプで組まれた橋
木の板一枚渡してあるだけなので、下の川の流れを見るとちょっと怖いです

8/19 10:28

橋の袂のコース案内図
橋を渡って右に行くと柴倉山、左に行くと黒伏山

8/19 10:31

バス停のような黒伏山登山口からいきなり急登（ほんのちょっと）

8/19 11:45

眺望のない樹林帯をトラバース気味にひたすら歩いて、遅沢林道からのコースと合流。ここからが山らしい急坂の連続で、汗を絞らされました(T_T)

8/19 12:45

スキー場と登山口
停めて来た車も見えて、正に鳥瞰図(^^♪

8/19 12:49

大東岳方面が見えているのでしょうか？どなたかに行き会えたら、尋ねたいところですが、下山するまで誰にも行き会いませんでした。

8/19 12:49

足元が藪で覆われ、真下が絶壁とは知らずに稜線歩きを楽しんで来たら、振り返ってびっくり(*_*;

8/19 12:52

絶壁アップ！

8/19 13:00

渋い山頂標識
コールタール塗り立ての臭いからして最近建てられたのでしょうか？

8/19 13:56

奥の中央に聳える堂々とした山は？

8/19 13:56

左奥手前が柴倉山でしょうか？格好の良い山ですね。

8/19 14:22

合流点に戻りました

8/19 15:41

登山口

8/19 15:43

登り始めた時より青空が広がりました

8/19 15:43

ヨツバヒヨドリに蝶々がのんびり

8/19 15:45

目の覚めるようなブルーが印象的

8/19 15:48

柴倉山

8/19 15:48

登って来た黒伏山山頂と登山ポスト

8/19 15:49

左稜線が絶壁上を歩く尾根道で、右のピークが山頂だったのでした。こうして眺めてようやく納得です。

8/19 15:49

すっかり晴れ渡った夏空に

8/19 17:13

銀山温泉に到着♪

8/19 17:14

旅館の佇まいにタイムスリップした感じがします

8/19 17:15

宿を挟んで流れる川の雰囲気も何ともいえず素敵

8/19 17:16

この旅館に今夜はお世話になります♪

8/19 20:41

旅館の夜景
一段と情緒がありますね

8/19 20:44

銀山温泉の夜
下駄のからころ鳴る音が心地良く耳に響き、しんみり懐かしさに浸りました

感想

kyom4

今年の東北百名山を巡る旅もあっという間に回を重ね、六回目だそう。
今回は、「おしん」の舞台としても有名になった銀山温泉に宿泊し、
東北百名山二座の豪勢な山旅をCLに計画していただきました。
密かに、登山より温泉が魅力です♪なんてCLに叱られそうですが…
そんなことはありません、黒伏山も、葉山も登ってみたい山でした。

「雲ノ平」以来二週間が過ぎ、その間にちょっと体調を崩し
少し山歩きに自信を失いかけた時もありました。
でも動かなければ体力を取り戻すべくもなく、不安を抱えながら
参加させていただきました。

前回の「雁戸山」と同じく北関東道から東北道に入り
山形道で懐かしい笹谷トンネルを抜け、登山口に到着したのは10時過ぎ。
距離があるので、早朝出発でも、こんな時刻になってしまいます。
既に何台かの車が停められ、登っている方に行き会えるかと思いましたが
違うコースを歩いていたらしく、全く誰にも行き会わずじまいでした。

地図を見ていただけでは、やはり地形が分からないと
黒伏山を降りて来て、絶壁の稜線を見上げて実感しました。
登山道が、東から西へぐるりと絶壁を迂回していたのです。
廻りくどいコースなので、遅沢林道からのコースが一番簡単そうです。
しかし、林道のどこまで車が入れるかによってだと思います。
CLが前回、林道から登ろうとしたところ、通行止めだったとか。

眺望のない林の中をひたすらゆるゆる歩き続けた後、
林道からの登山道と合流して、本格的な急坂の山歩きが始まります。
連続する登りに、遂にロープも現れて、雨の日は登りたくない感じ。
視界が一気に開けると、そこは藪に覆われた痩せ尾根でした。
開けた展望に足取り軽く歩いていると、振り返ってびっくり！
車から登山前に恐る恐る見上げていたあの絶壁の上に居たのです。
サプライズ登山とでも言うべきか、黒伏山の意外な面白さに合点です。
下山する頃には、空も晴れ渡り、夏の気配が戻り
船形山の西の一角を占める、風変わりな東北百名山を
十分に楽しませていただきました。

今夜は、ずっと憧れだった銀山温泉に宿泊、明日「葉山」に登ります。
銀山温泉は、江戸時代に銀が採掘され、採掘され尽くした後は
大正時代に温泉地としてとても賑わったようで、
その面影を良くとどめ、不思議な懐かしい感覚にとらわれる温泉街、
灯りの点る小路を、下駄を鳴らしてそぞろ歩くと
忘れていた子供時代がまるで昨日の事のようによみがえります。
温泉付き登山、最高♪