記録ID: 4999380
全員に公開
山滑走
十和田湖・八甲田
日程 | 2022年12月11日(日) [日帰り] |
---|---|
メンバー |
![]() |
天候 | 晴れたり曇ったり...満足いく天気 |
アクセス |
利用交通機関
谷地温泉の駐車場の片隅に停めさせてもらいます
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) |
2022年12月の天気図 [pdf] |
---|
写真
感想/記録
by Palomon
そして翌日、本命の高田大岳へ。
高田大岳は自分が以前から滑ってみたかった山の一つ。
まさかシーズン初めの今日、この山に入るとは思ってもいなかった。
今回ここへ招いてくれたg氏は自分の頭の中を粗方知っていたようだな。
今日の入山者は我々だけの様だ。
谷地温泉から入山し麓にある小ピークを右巻きしながらブナ林を行く。
昨日のものと思われるトレースが残っていたのでそれを利用しながら夏道に沿って進んだ。
樹林帯の雪は軽くて良いところもあれば硬くて悪いところもあった。
また積雪量はこの時季にしては多い方だろうが、藪はまだまだ埋まっていない。
ある程度登り、斜度が落ち着いたところで小休止。
ここで昨日八甲田ロープウェイ山頂駅でお会いしたg氏の友達が追い着いた。
(Oさん、Mさん)
その後は彼らが先頭を切ってくれた。
面倒なブッシュ地帯を抜けて尾根へ取付く。
するとその雪面はとても硬いモナカ状態...
これを滑走するのは非常に厳しいだろう。
滑走を楽しむなら右の沢の中へ入るしかないな。
その後も彼らへ連れていかれるように標高を1,300mまで稼いだ。
その途中、右手の沢を覗いてみた。
素晴らしい斜面ではないか。雪も安定しているだろう。
尾根をジグを切って登り本日のドロップポイントへ到着した。
見るからに滑走意欲が高まる沢の斜面だった。
シールを剥がして滑走準備を整える。
いざ滑走。
Oさん、Mさんに続きg氏がドロップイン。
メンバーの滑りを見ても沢の中のコンディションはとても良さそう。
最後に自分が滑走した。
全面がパウダーで滑りやすく斜度があるのでスピードも出る。
最高!大満足!
今日はいい斜面があったら登り返して滑ろう!と最初からg氏と決めていた。
お世話になった2人とはお別れして我々はシールを貼って登り返しにかかる。
そのころ高田大岳は今日一番の青空に見舞われていた。
周囲の雄大な山並みも素晴らしい。
そんな中、極上テラスにて一息入れる。
するとどこから来たのか、ホシガラスが飛んできて目の前の木の枝にとまった。
なんとなく、自分はこの山に歓迎されている。
さて、2本目も1本目と同様のドロップポイントに立った。
そして躊躇なく滑走へ入る。
1本目と同様に沢の中のコンディションは最高だった。
そのまま沢をブッシュ地帯まで下り、そこからトラバースして尾根へ戻った。
厄介だったのは尾根上の硬いモナカとブッシュの混合斜面。
自分は一回転倒...(転倒するとg氏にとても喜ばれる。)
厄介地帯を無事突破したところで小休止。
コーヒーとg氏の差し入れ(スコーン)で寛ぎながら高田大岳を振り返った。
太陽に斜面が照らされて輝くと我々が描いてきたシュプールがはっきりと浮き上がった。
帰りの平坦なエリアはシールを貼って歩き、ブナ林の斜面では重軽混合パウダーを何とか楽しむ。
そして谷地温泉に無事下山した。
この時季としては最高の斜面を滑ることができた。
天気にも恵まれて八甲田の景色も満喫できた。
藪やらモナカやら...いろいろと厄介な場面にも遭遇した。
それらも含めて今日の全てを大いに楽しめた。
素晴らしい山行に達成感が漲る。
それもこれもg氏のお陰だな...ありがとう。
高田大岳は自分が以前から滑ってみたかった山の一つ。
まさかシーズン初めの今日、この山に入るとは思ってもいなかった。
今回ここへ招いてくれたg氏は自分の頭の中を粗方知っていたようだな。
今日の入山者は我々だけの様だ。
谷地温泉から入山し麓にある小ピークを右巻きしながらブナ林を行く。
昨日のものと思われるトレースが残っていたのでそれを利用しながら夏道に沿って進んだ。
樹林帯の雪は軽くて良いところもあれば硬くて悪いところもあった。
また積雪量はこの時季にしては多い方だろうが、藪はまだまだ埋まっていない。
ある程度登り、斜度が落ち着いたところで小休止。
ここで昨日八甲田ロープウェイ山頂駅でお会いしたg氏の友達が追い着いた。
(Oさん、Mさん)
その後は彼らが先頭を切ってくれた。
面倒なブッシュ地帯を抜けて尾根へ取付く。
するとその雪面はとても硬いモナカ状態...
これを滑走するのは非常に厳しいだろう。
滑走を楽しむなら右の沢の中へ入るしかないな。
その後も彼らへ連れていかれるように標高を1,300mまで稼いだ。
その途中、右手の沢を覗いてみた。
素晴らしい斜面ではないか。雪も安定しているだろう。
尾根をジグを切って登り本日のドロップポイントへ到着した。
見るからに滑走意欲が高まる沢の斜面だった。
シールを剥がして滑走準備を整える。
いざ滑走。
Oさん、Mさんに続きg氏がドロップイン。
メンバーの滑りを見ても沢の中のコンディションはとても良さそう。
最後に自分が滑走した。
全面がパウダーで滑りやすく斜度があるのでスピードも出る。
最高!大満足!
今日はいい斜面があったら登り返して滑ろう!と最初からg氏と決めていた。
お世話になった2人とはお別れして我々はシールを貼って登り返しにかかる。
そのころ高田大岳は今日一番の青空に見舞われていた。
周囲の雄大な山並みも素晴らしい。
そんな中、極上テラスにて一息入れる。
するとどこから来たのか、ホシガラスが飛んできて目の前の木の枝にとまった。
なんとなく、自分はこの山に歓迎されている。
さて、2本目も1本目と同様のドロップポイントに立った。
そして躊躇なく滑走へ入る。
1本目と同様に沢の中のコンディションは最高だった。
そのまま沢をブッシュ地帯まで下り、そこからトラバースして尾根へ戻った。
厄介だったのは尾根上の硬いモナカとブッシュの混合斜面。
自分は一回転倒...(転倒するとg氏にとても喜ばれる。)
厄介地帯を無事突破したところで小休止。
コーヒーとg氏の差し入れ(スコーン)で寛ぎながら高田大岳を振り返った。
太陽に斜面が照らされて輝くと我々が描いてきたシュプールがはっきりと浮き上がった。
帰りの平坦なエリアはシールを貼って歩き、ブナ林の斜面では重軽混合パウダーを何とか楽しむ。
そして谷地温泉に無事下山した。
この時季としては最高の斜面を滑ることができた。
天気にも恵まれて八甲田の景色も満喫できた。
藪やらモナカやら...いろいろと厄介な場面にも遭遇した。
それらも含めて今日の全てを大いに楽しめた。
素晴らしい山行に達成感が漲る。
それもこれもg氏のお陰だな...ありがとう。
感想/記録
by ふくろう
岩手のスキー上手な山仲間が、初の北八甲田で初滑り遠征にやってきた。
前日はオープン前のダイレクトコースで足慣らしをし、素晴らしい樹氷とパウダースノーを楽しんだ。
スキーが上手な友人たちは皆、高田大岳の広大な一枚バーンを滑りたがる。
山仲間Pさんもまさにそんな1人。
今年の雪の積もり方から、高田大岳の南東斜面には充分な積雪があるだろうとなんとなく予感があった。
ただ、そこへ行き着くためには多少の藪は覚悟しなければならないし、私の予想は外れることもある。
そんな賭けのような私の探検計画を打ち明けたところ、あっさり本人からOKをいただけた🙆🏻♀️
当日は高田大岳を知り尽くしている、お友達の津軽漬メンバーも加勢してくれ、モナカの酷い尾根上に先陣切って線路を築いてくれた。
相変わらずきつい急登を最後尾で黙々と登り、気付けば1,320m付近のドロップポイントに到着。
私は3番手で沢へ滑り込んだ。
気持ちはかなり前向き。
さっきまでのモナカが嘘みたいなパウダースノーだった。
スピードを上げて風を切り、雪面を切った。
後で動画を見たらがっかりするのはわかっていたけれど、滑っているその瞬間だけは格好良いスキーヤーになったような気分にさせてくれる。
これが高田大岳マジックかな。
けれど本日のゲストを最後に滑らせてしまったことが心に引っかかる。
時刻はまだお昼前。
これはもう一本いくしかないでしょう!
下山する津軽漬チームを見送り、2本目に向かう。
登る途中、暖かい太陽の下、腰を下ろしてシュプールを眺めつつお昼ご飯を食べた。
ホシガラスが目の前の木に舞い降りて、私たちの周囲を飛び回った。
静かな山に溶け込めた瞬間だ。なんて幸せ。
これがまだ12月のはじめだというのだから、幸先良過ぎてどうしよう。
2本目は先にPさんに滑っていただく。
荒れてきた斜面もPさんにとってはあまり関係なかったようで、アグレッシブな滑走を披露してくれて私もひと安心。
その後は藪とモナカ地獄が待っていたけれど、私は得意のボーゲンで転倒もなく楽しく滑り切った。
そして鞍部に降りて振り返る。
今日の私たちの大舞台に刻まれたシュプールを、太陽のスポットライトが照らしていった。
2日間穏やかに迎え入れてくれた八甲田の山々と、遥々遊びに来てくれた友人、そして力を貸してくれた友人達に感謝しかない。
みんなみんなありがとう😊
前日はオープン前のダイレクトコースで足慣らしをし、素晴らしい樹氷とパウダースノーを楽しんだ。
スキーが上手な友人たちは皆、高田大岳の広大な一枚バーンを滑りたがる。
山仲間Pさんもまさにそんな1人。
今年の雪の積もり方から、高田大岳の南東斜面には充分な積雪があるだろうとなんとなく予感があった。
ただ、そこへ行き着くためには多少の藪は覚悟しなければならないし、私の予想は外れることもある。
そんな賭けのような私の探検計画を打ち明けたところ、あっさり本人からOKをいただけた🙆🏻♀️
当日は高田大岳を知り尽くしている、お友達の津軽漬メンバーも加勢してくれ、モナカの酷い尾根上に先陣切って線路を築いてくれた。
相変わらずきつい急登を最後尾で黙々と登り、気付けば1,320m付近のドロップポイントに到着。
私は3番手で沢へ滑り込んだ。
気持ちはかなり前向き。
さっきまでのモナカが嘘みたいなパウダースノーだった。
スピードを上げて風を切り、雪面を切った。
後で動画を見たらがっかりするのはわかっていたけれど、滑っているその瞬間だけは格好良いスキーヤーになったような気分にさせてくれる。
これが高田大岳マジックかな。
けれど本日のゲストを最後に滑らせてしまったことが心に引っかかる。
時刻はまだお昼前。
これはもう一本いくしかないでしょう!
下山する津軽漬チームを見送り、2本目に向かう。
登る途中、暖かい太陽の下、腰を下ろしてシュプールを眺めつつお昼ご飯を食べた。
ホシガラスが目の前の木に舞い降りて、私たちの周囲を飛び回った。
静かな山に溶け込めた瞬間だ。なんて幸せ。
これがまだ12月のはじめだというのだから、幸先良過ぎてどうしよう。
2本目は先にPさんに滑っていただく。
荒れてきた斜面もPさんにとってはあまり関係なかったようで、アグレッシブな滑走を披露してくれて私もひと安心。
その後は藪とモナカ地獄が待っていたけれど、私は得意のボーゲンで転倒もなく楽しく滑り切った。
そして鞍部に降りて振り返る。
今日の私たちの大舞台に刻まれたシュプールを、太陽のスポットライトが照らしていった。
2日間穏やかに迎え入れてくれた八甲田の山々と、遥々遊びに来てくれた友人、そして力を貸してくれた友人達に感謝しかない。
みんなみんなありがとう😊
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