峰越峠~永昌山鉄山タタラ跡~吉野川~長義山
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 310m
- 下り
- 303m
コースタイム
天候 | 雲量7ぐらいの限りなく曇りに近い晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
長義(なぎ)山に登る場合は登山口前に駐車スペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ダルガ峰線(林道)から吉野川(若杉渓谷)に下る道はどれも荒れ放題で地形図に記載されている登山道を通るのは絶望的です。 したがって、かなりのルートファインディングを強いられます。 吉野川を渡るには丸太一本を橋代わりに用いるか、斜め30度ぐらいに傾いた木の橋を腕力を使って渡るかのアドベンチャーな選択を強いられます。 また長義山へのアプローチは最後の登り(下り)ではテープを目印に進まないと、ヤブコギコースになってしまいます。 |
その他周辺情報 | 中国地方の山地は、全国の70%を占めるタタラ産地として有名でした。 それは、良質の砂鉄が豊富で、しかも鉄を取り出すのに大量の木炭を使ったので、炭焼き用の原木に恵まれている等の条件が整っていたからだそうです。 特に今回訪れた永昌山鉄山は人類が鉄器の生活に入った頃から変らない長い歴史のある砂鉄の大産地でした。 この鉄山の鉄鋼で鍛えられた刀剣は、南朝忠臣楠一族や有名な三大仇討の一つ赤穂浪士の仇討の時にも用いられたと伝えられています。 いまでも砂鉄採掘跡、本炉跡、鉄滓(かなくそ)等が残っています。 登山後はダルガ峰線(林道)を終点から始点までのヒルクライム逆コースを車でゆっくりと周りの風景や自然を楽しみながら進みました。 その延長にある「あわくら旬の里」でランチバイキングで地元の旬の味覚を楽しみました。また近くに温泉もあるので、時間に余裕があれば、充実した日を過ごせます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
着替え用衣類
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
ファスナー付クリアーファイル
コンパス
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
|
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備考 | 季節や山域により山ダニ等の予防のスプレーが必要。 |
感想
前回はダルガ峰の陵線から吉野川方面に向かう下山道を見つけることができず断念したので、今回はそれよりさらに吉野川に近いダルガ峰線(林道)からの下山道を探しました。
地形図とコンパスを使い慎重に下山道を探したのですが、あるべきところに道らしきものを見つけることはできませんでした。
地形図上の道は谷沿いについていたはずなのですが、結局下ったのは尾根沿いの道でした。木を切り取った跡が何か所もあり、人の踏み跡がかすかにあるのですが、途中から道を確認することすらできず、ただ尾根からそれないように下れば目的の吉野川に辿り着くことを、地図とコンパスで確かめてルートファインディングをしながら進みました。
幸い、ヤブコギはせずに済みました。
やっとのことで下りてくると、今度は吉野川を渡るポイントがわからず、ひとまず川沿いに上流へと進みました。
(本当は川を渡らなくてもそのまま車道に合流することはわかっていたのですが…)
すると、一本の丸太が橋代わりにかかっているのを発見しました。さすがにこれを渡るのには躊躇し、もっと安定した橋を探していると、なんと斜め30度程横に傾いた木の橋を見つけました。
もうここを渡るしかないと決心し、登山靴の靴底がまったく滑り止めの機能を果たさないほどつるつるの木をほとんど腕力とボディバランスだけで渡り切りました。
すると、その渡った場所が永昌山鉄山タタラ跡であることが判明しました。
まるでアドベンチャーな旅の末、辿り着いた先が歴史的名所というインディ―ジョーンズの主人公になった気分でした。
気が付いたら、ここまではまだ山に登っていません。
進路をいったん元来た道に戻し、前回途中でやめた長義(なぎ)山の逆(東方面からの)アプローチをしました。
峰越峠(県境)からもアプローチができるようですが、そこよりさらに南300m程進んだ長義山登山口と標識がある所からアプローチをしました。
地図にはないルートですが、長義山のピークとその東北東にある小さなピークの鞍部に合流し、そこから県境沿い(陵線沿い)に進みます。
たぶんその分岐点から道らしきところを進むとヤブコギをする羽目になりますので、あくまでテープを目印に進むと大丈夫です。同じルートを戻るときも同様です。
この山域では必ず鹿に出遭います。今回はダルガ峰線近くの車道で見かけました。
鹿は人間や動物の動きにはとても敏感ですが、車など繊細な動きがないものに対しては警戒感が薄れます。もし車から鹿を発見すれば、窓やドアを開けずに、窓越しにじっと観察すると、かなり近くまで寄ることができます。
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