記録ID: 5026691
全員に公開
ハイキング
近畿
諭鶴羽山(諭鶴羽古道↑近畿自然歩道↓)
2022年12月25日(日) [日帰り]



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 03:31
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 773m
- 下り
- 769m
コースタイム
天候 | くもり時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
諭鶴羽古道は、石が少し多いので、下りで使う時は注意 近畿自然歩道は、コンクリート舗装路で安全だが、獣捕獲罠が道端に設置されており、お子様連れは注意 |
写真
黒岩バス停のところにある登山者用駐車場
先客は、1台(愛知ナンバー)しかいない。
みんな、北麓の諭鶴羽ダムから裏参道経由なのかも知れない。
トイレもあるようだが、手前の沼島に渡る土生港の駐車場が30分無料なので、沼島汽船の待合所のきれいなトイレを利用させてもらった。(お礼に売っていた300円の早生みかんを買った。)
先客は、1台(愛知ナンバー)しかいない。
みんな、北麓の諭鶴羽ダムから裏参道経由なのかも知れない。
トイレもあるようだが、手前の沼島に渡る土生港の駐車場が30分無料なので、沼島汽船の待合所のきれいなトイレを利用させてもらった。(お礼に売っていた300円の早生みかんを買った。)
登山口にある黒岩遙拝所(十八丁の地蔵と鳥居)
諭鶴羽山は、古くから山岳信仰の対象として崇拝され、中世には熊野三山と並んで修験道の一大道場として栄えたとのこと。諭鶴羽という名前は、神様をのせた鶴が熊野へ赴く途中にこの地に降り立ったという神話から名づけられた。
諭鶴羽山は、古くから山岳信仰の対象として崇拝され、中世には熊野三山と並んで修験道の一大道場として栄えたとのこと。諭鶴羽という名前は、神様をのせた鶴が熊野へ赴く途中にこの地に降り立ったという神話から名づけられた。
いたるところに、ナルトサワギクが蔓延っている。きれいな花だと思ってはいけない。特定外来生物だ
ナルトサワギクは、昭和51年に、鳴門市で発見され,ナルトサワギク(鳴門沢菊)と命名されました。実はアフリカのマダガスカル原産の外来種であり、繁殖力が強く、毒を含んでいるため、わが国本来の植生等に重大な悪影響を与える恐れがあります。そのため、平成18年に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され、人為的に拡散させる原因となるような行為が規制されています。
ナルトサワギクは、昭和51年に、鳴門市で発見され,ナルトサワギク(鳴門沢菊)と命名されました。実はアフリカのマダガスカル原産の外来種であり、繁殖力が強く、毒を含んでいるため、わが国本来の植生等に重大な悪影響を与える恐れがあります。そのため、平成18年に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され、人為的に拡散させる原因となるような行為が規制されています。
薬師堂跡を過ぎると、ほどなく諭鶴羽神社に到着。
これも、途中のお地蔵様の励ましのおかげだ。
なお、諭鶴羽神社は厳しい山道を通らないとたどり着けないので、神様に呼ばれないと行くことができないと言われています。
これも、途中のお地蔵様の励ましのおかげだ。
なお、諭鶴羽神社は厳しい山道を通らないとたどり着けないので、神様に呼ばれないと行くことができないと言われています。
諭鶴羽神社 創建2152年 神話の時代に建てられたものすごいパワースポットだ。(キリスト様誕生前)
イザナギとイザナミが鶴にのって遊んでいたら、狩人に射たれた。神様を射ってしまったと分かった狩人は深く反省し、この地に諭鶴羽神社を建てて一生支えたとのこと。
イザナギとイザナミが鶴にのって遊んでいたら、狩人に射たれた。神様を射ってしまったと分かった狩人は深く反省し、この地に諭鶴羽神社を建てて一生支えたとのこと。
悲しいデブ猫ちゃんのマルもこの神社に立ち寄ったようだ。
悲しいデブ猫は神戸新聞に連載された徳島から来た猫が兵庫県内を回る童話だ。
作中でマルは、願いごとをかなえるため淡路島で最も高い諭鶴羽山を登り神社を訪問した。
悲しいデブ猫は神戸新聞に連載された徳島から来た猫が兵庫県内を回る童話だ。
作中でマルは、願いごとをかなえるため淡路島で最も高い諭鶴羽山を登り神社を訪問した。
天の浮橋遙拝所 紀伊水道に浮かぶ沼島が見える。
古事記・日本書紀によれば、国生みの神話のなかで、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が 「天の浮橋」に立って、 天の沼矛を持って海原をかき回すことにより、その矛より滴る潮が固まって島となった。これが「オノゴロ島」であると言われています。
古事記・日本書紀によれば、国生みの神話のなかで、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が 「天の浮橋」に立って、 天の沼矛を持って海原をかき回すことにより、その矛より滴る潮が固まって島となった。これが「オノゴロ島」であると言われています。
悲しきデブ猫マル由縁の「はじまりの鐘」を3度ならす。
鐘は、下山するマルを送り出す際、ネコの神様が鳴らす場面で登場したが、実際の神社に鐘はなく、「読者が訪れたとき、鐘がないとさみしい」と「はじまりの鐘」が新たに作られた。
鐘は、下山するマルを送り出す際、ネコの神様が鳴らす場面で登場したが、実際の神社に鐘はなく、「読者が訪れたとき、鐘がないとさみしい」と「はじまりの鐘」が新たに作られた。
ご神木、山名の由来「ユズリハ」
ユズリハの葉は、新しい葉が全て成長した状態になってから古い葉が落ちることから「譲る葉」と言われ、子孫に受け継がれていくという縁起の良い木とされる。
ユズリハの葉は、新しい葉が全て成長した状態になってから古い葉が落ちることから「譲る葉」と言われ、子孫に受け継がれていくという縁起の良い木とされる。
撮影機器:
装備
個人装備 |
コンパス
地図
携帯
雨具
長袖シャツ
防寒着
手袋
飲料(熱・冷)
チェーンスパイク
|
---|---|
共同装備 |
昼食
|
感想
年末の墓参りの帰りに関西100名山、近畿100名山、ひょうご100山、淡路島最高峰の諭鶴羽山に登りました。
金曜日に寒波が到来し徳島で積雪したらしいので、雪とは無縁の諭鶴羽山でも雪に会えるかも知れないと思いチェーンスパイクを持参しましたが、残念ながらほとんど雪は残っていませんでした。
登りの諭鶴羽古道は、昔賑わった修験の道ということですが今では訪れる人も少なく、町石の地蔵様のお顔を見ながら、静かな山歩きが楽しめました。
また、諭鶴羽神社は、羽生結弦の聖地として、有名ですが、境内の親子杉やアカガシの群落、ユズルハの御神木、天の浮橋遙拝所など見所一杯でした。なお、最近は悲しきデブ猫のマルが訪れ、それを記念しはじまりの鐘が設置されたところです。私も鐘を3回つき、これからの人生が素晴らしいものとなるよう祈念しました。
そして、諭鶴羽山頂は360度の大展望で稜線の東には大阪湾から和歌山、紀伊水道が、稜線の西には鳴門海峡から瀬戸内海が望めます。島山でしか味わうことができない貴重で大満足の展望でした。
下りの近畿自然歩道は、斜面のシキミ畑やみかん畑の間をのんびりと紀伊水道を見ながら歩くことができる古道とは対照的な道でした。青い空と青い海がとても素晴らしかったです。登りは古道、下りは近畿自然歩道にして大正解でした。
諭鶴羽山は、歴史あり風景ありといろんな要素が詰め込まれた、良い山行でした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:336人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する