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記録ID: 502837
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【甲府北山】湯村山、法泉山、小松山〜武田の杜ルート途中まで

2014年09月01日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.5km
登り
493m
下り
482m

コースタイム

日帰り
山行
3:55
休憩
0:25
合計
4:20
10:10
20
10:30
10:30
10
湯村山北コル
10:40
10:40
35
11:15
11:20
20
11:40
11:40
10
11:50
11:50
5
11:55
11:55
15
12:10
12:30
30
13:00
13:00
15
果樹園
13:15
13:15
75
相川
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
小松山園地より湯村山の北、法泉寺山
2014年09月01日 11:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/1 11:19
小松山園地より湯村山の北、法泉寺山
小松山園地より甲府盆地
2014年09月01日 11:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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小松山園地より甲府盆地
小松山のコルから塚原町へ下るらしき道標識
2014年09月01日 11:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/1 11:28
小松山のコルから塚原町へ下るらしき道標識
ヒノキがあった
2014年09月01日 11:41撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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ヒノキがあった
平和観音遠望
2014年09月01日 11:43撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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平和観音遠望
中峠への分岐だが、この草むらが登路のようだ。
2014年09月01日 11:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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中峠への分岐だが、この草むらが登路のようだ。
金子峠への登路が交差するところ。
2014年09月01日 11:52撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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金子峠への登路が交差するところ。
沢の渡渉場には橋がしつらえてある。
2014年09月01日 11:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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沢の渡渉場には橋がしつらえてある。
平和観音への道は、このように厳しく閉ざされていた。牢屋のように枯れ木が立ててあった。
2014年09月01日 11:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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平和観音への道は、このように厳しく閉ざされていた。牢屋のように枯れ木が立ててあった。
植林杉の林
2014年09月01日 12:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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植林杉の林
不動沢の渡渉場。この近くまで、下から車道が上がって来ている。
2014年09月01日 12:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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不動沢の渡渉場。この近くまで、下から車道が上がって来ている。
北山園地のあずま屋。雨宿りだ。
2014年09月01日 12:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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北山園地のあずま屋。雨宿りだ。
濡れずにくつろげる
2014年09月01日 12:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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濡れずにくつろげる
スマート飯を食べる。
2014年09月01日 12:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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スマート飯を食べる。
下のダイヤルを回すと、螺旋式に握り飯が出てくる装置。
2014年09月01日 12:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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下のダイヤルを回すと、螺旋式に握り飯が出てくる装置。
このあずま屋は30年前に整備したものだった。
2014年09月01日 12:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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このあずま屋は30年前に整備したものだった。
北山園地、あずま屋の看板。
行程半ばだが、雨でやる気を失くしてしまった。
2014年09月01日 12:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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北山園地、あずま屋の看板。
行程半ばだが、雨でやる気を失くしてしまった。
北山園地から南の尾根を適当に降りたら、果樹園に出た。携帯電話の電波塔の上だ。
2014年09月01日 12:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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北山園地から南の尾根を適当に降りたら、果樹園に出た。携帯電話の電波塔の上だ。
そこから見える甲府盆地と、あの森は、武田神社だ。古府中町を見下ろす立地だ。
2014年09月01日 12:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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そこから見える甲府盆地と、あの森は、武田神社だ。古府中町を見下ろす立地だ。
野草の百合が凄く多い。
2014年09月01日 13:10撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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野草の百合が凄く多い。
もう雑草と化しています。
2014年09月01日 13:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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もう雑草と化しています。
これは名前分からず。
2014年09月01日 13:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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これは名前分からず。
相川の左岸より、雨に煙る山々。右端電波塔は降りて来た北山園地の尾根。左の中腹は平和観音のある尾根。
2014年09月01日 13:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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相川の左岸より、雨に煙る山々。右端電波塔は降りて来た北山園地の尾根。左の中腹は平和観音のある尾根。
相川左岸より。標高5〜600mの山がガスって見えない。
左端が小松山、中央中腹に平和観音の尾根、右端電話電波塔のある尾根が下降した尾根。
2014年09月01日 13:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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相川左岸より。標高5〜600mの山がガスって見えない。
左端が小松山、中央中腹に平和観音の尾根、右端電話電波塔のある尾根が下降した尾根。
相川左岸より小松山と塚原町集落
2014年09月01日 13:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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相川左岸より小松山と塚原町集落
相川左岸より小松山と塚原町集落
2014年09月01日 13:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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相川左岸より小松山と塚原町集落
和田町の標高360mの山
2014年09月01日 13:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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和田町の標高360mの山
丑ノ刻地蔵は男女の紛争に効き目ありとのこと。
2014年09月01日 13:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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丑ノ刻地蔵は男女の紛争に効き目ありとのこと。
丑ノ刻地蔵
2014年09月01日 13:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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丑ノ刻地蔵
山麓の旧家
2014年09月01日 13:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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山麓の旧家
山麓の旧家
2014年09月01日 13:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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山麓の旧家
法泉寺山門
2014年09月01日 13:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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法泉寺山門
法泉寺本堂
2014年09月01日 13:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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法泉寺本堂
武田勝頼の墓
2014年09月01日 14:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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武田勝頼の墓
武田勝頼の墓
2014年09月01日 14:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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武田勝頼の墓
武田勝頼の墓
2014年09月01日 14:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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武田勝頼の墓
この人は14世紀の武田さん
2014年09月01日 14:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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この人は14世紀の武田さん
武田勝頼の墓
2014年09月01日 14:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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武田勝頼の墓
法泉寺
2014年09月01日 14:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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法泉寺
法泉寺本堂
2014年09月01日 14:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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法泉寺本堂
万寿森古墳
2014年09月01日 14:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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万寿森古墳
万寿森古墳
2014年09月01日 14:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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万寿森古墳
湯村 鷲の湯の前のネコ
2014年09月01日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
9/1 14:27
湯村 鷲の湯の前のネコ
湯村 鷲の湯の前のネコ
2014年09月01日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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湯村 鷲の湯の前のネコ
湯村 鷲の湯の前のネコ
2014年09月01日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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湯村 鷲の湯の前のネコ

感想

突然の休みで低い曇り。気になっていた武田の杜一周コースに、家から歩いて出かけた。
甲府市北部の扇状地は16世紀に武田信虎、信玄、勝頼の3代黄金時代に栄えた古都だ。その扇状地を囲む山の中腹、標高500mラインを、同高度でトラバースするルートが、30年ほど前に武田の杜として整備されたそうだ。全長20キロくらい。5時間あればいけるだろ、と10時に家を出る。
家から湯村山まではいつものコース。しかしその先の武田コースは地形図を見ても、国土地理院地図には何故か記されていない。法泉寺山の北のコルから、武田の杜周遊コースへの分岐があるのは以前標識を見て知っていたので、これを辿る。和田峠への自動車道のヘアピン部分で車道に出て、そのままひとヘアピン分歩き、また歩道に入る。そこに栗毛縞の野良猫がいた。ルートは上り下りがあまり無く、あくまで同コンタでついている。30年前の整備かもしれないが、それ以前にも山仕事の作業道などもあったはず。かなり古い石垣もある。沢の渡り場はどこも立派な橋が整備されている。
小松園地という場所は、小松山の山頂で、アカマツがまばらなので展望が利く場所だった。超えて来た湯村山と法泉山のピラミダルな勇姿が眺められる。木のテーブルや腰掛けがたくさん整備されている。
盆地から見えていた白い大きな観音像が近づいて来た。道が近寄った場所では、観音像への道は厳しい雰囲気で封鎖されていた。この観音は麓の寺からしか登ってはいけない決まりのようだった。
雨が降り始めた。この低い山並みにも雨雲がたれ込め、盆地も見えなくなって来た。結構本降りになり、どこでおにぎり食べようかと思っていたら、北山園地というポイントになんとあずま屋があって、雨に濡れずに飯が食べられた。ここも30年前は展望が良かったのだろうが、盆地側に茂った木が背を伸ばし、今はなにも見えない。あずま屋は総ヒノキ作りと書いてある。確かに劣化は遅いようだ。
ここまで雨天曇天で歩いて来たが、傾斜が少なく歩き易いという事の他には、特に目を見張る樹相というわけでもなく、展望も無く、地味な遊歩ルートだった。この先雨に濡れて倍以上歩くのも嫌になった。これ以上いくと武田館から離れ、降りても遠いところになってしまう。逃げるならこの辺りが潮時だ。ここから盆地目指して南に尾根を下る。地形図には点線があるが道は不明瞭だった。しかしこの辺りの樹相は大した薮も無い。適当に下ると果樹園に出た。
この武田の杜同標高遊歩道ルートは、昭和58年の歩道整備以前からあったのだろうか。武田信玄の居城がある北部扇状地を囲むこの山並みは、すべて城壁の様なものであって、高台には狼煙台があり、見張り台があったはず。今は樹林で鬱蒼としているが、16世紀には薪炭供給のため、どの山稜も裸山だった可能性もある。もしかしたらそういう「万里の長城」を結ぶ中腹の移動ルートだった可能性はあるのかな。などと考えた。
山裾の部落、塚原、小松、緑が丘を相川沿いに下って家に帰る。甲府の北山の山裾には最も古い時代からの集落や、それを繋ぐ道が続いている。昔の人は水害のある盆地中央ではなく、薪炭や食材生活材も手に入れ易い山裾に集落を作った。
相川は武田館を守る西の掘としてあった。川は外来種のアレチウリに鬱蒼と覆われ、無惨だ。アレチウリの蔓の先端は貪欲に伸び、アスファルトの路面にまで蛇の頭のように侵略して来ている。川も樹林もアレチウリが緑の綿のように覆ってしまっている。
雨ザーザーの塚原町、小松町を歩いて、緑が丘へ。ここは戦前の40年間ほど49連隊の練兵場だったところ。その山際に、鎌倉時代から続く法泉寺の前を通った。ここには、京都から持ち帰ったという、武田勝頼の首が祀られ、勝頼単独の墓がある。ご近所なのにこれまで訪ねた事が無かったけれど、下山の途上に寄るという、良い訪ね方ができた。立派な寺なのに、運動場のすぐウラになっちゃっていて、なかなか目立たない場所である。
巨木が何本も生えてしまって、形無しの万寿森古墳(6世紀のもの)の前を通って、湯村のもと鷲の湯の前に野良猫。この共同浴場はお湯が涸れ、町も寂れて、5年ほど前から閉鎖されているとのこと。こんな雨の日に、はいれたらよかったのにな。でもまあ、家まで歩いて五分だ。全身ずぶ濡れだけど歩いていれば暖かい。沢登りしたと思えば全然気にならない。家に帰れば乾いたタオルがあるんだからね。

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