定番 おいの水谷から護摩堂山
- GPS
- 02:38
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 494m
- 下り
- 493m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 2:38
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日もまた降雪ですがやって来ました護摩堂山。今シーズン未踏の定番おいの水谷コースにしました。ここは基本、下りでシールを貼ったりカニ歩きする必要のない山スキー向きの斜面ですが、全体的に斜度も強くなく雪崩の心配もあまりありません。悪く言えば面白味のないコースとも言えます。
カニ歩きがなかったせいでしょうか(笑)、ごく普通に単独全ラッセルしてスキーで滑っても何やら一応山スキーしましたという感覚で確かに面白みを感じることができませんでした。これは昔、私がまだゲレンデスキーヤーだった時にだんだんゲレンデを滑るのがワンパターンで面白く無くなってきた感覚と似ています。もうちょっと変なコースにしないとダメということでしょう。
今年は卯年ですし久しぶりに小原林道から赤兎山に、とも思ったのですがもはや私も以前のようなハードでリスキーな山行も控えないといけなく、するとそれは選択肢から外れてしまいます。それは寄る年波を考えると受け入れざるを得ないことです。
私の亡父は晩年認知症を10年ほど患い、最期は生きるための行動能力を脳がコントロールできなくなったのか、老衰で亡くなりました。不謹慎かもしれませんが、介護の労苦と父の命が駆け引きにあったのは事実で、介護から解放されたい反面死んで欲しくないという心境のまま、ある深夜に父は冷たくなっていました。
これがある日突然、肉親を交通事故で失った場合は言葉では表現できない悲しみを味わうことになります。実際私の仕事の先輩が交通事故で亡くなったことがあり、肉親ではなくてもそれは絶句としか言いようがなく、ただ号泣するしかありませんでした。
朝暗いうちに出掛けて行った家族が山で遭難した場合、時にすぐに遺体が見つかることもあれば、長期間の捜索で変わり果てた姿で見つかることもありますし、また見つけられないままということもあります。
もしすぐに見つかった場合は前述の交通事故と同じ衝撃でしょうか。これは登山口との往復で交通事故に遭った場合も同じだと思います。
なかなか見つからない場合、最初は「どこかでビバークして生き延びているはず」という希望を持つものの、懸命の捜索にもかかわらず手掛かり一つなく、そのまま生存が難しくなる2週間程度が経つと、決してそう思いたくはないのですが「このまま見つからないのかも知れない」という心の準備ができるようになります。するとその後見つかった時、それはもちろんとても悲しいものではありますが、少しだけ心の準備ができていた分、「見つかってよかった」という気持ちと交錯し、現実を受け入れやすくなります。
私たちの家族は、自分または同行者がある日突然遭難するか、あるいは道中の交通事故で帰らぬ人となることに対する心の準備ができているかと言えば、決してそんなことはないでしょう。つまりもしそのようなことが起きた場合、壮絶なまでの悲しみを家族や友人、会社の同僚たちに与えてしまうことになります。これを避けるための努力は惜しむものではないでしょう。
コメント
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きょうも良いお話をありがとう。
これは自分に言い聞かせるために書いたのですが、何かのヒントになれば幸いです。
お互い安全に山スキー楽しみましょう
おいの水谷から行かれたのですね。
今日これから行こうとしてますが、モモちゃんさんトレースがあるならそちらでも良いかも笑
朝ごはんは九頭竜まいたけそばでした笑
今日は山頂でお会いできてラッキーでした。場所が護摩堂山ってのがいいですね(笑)
こつぶり山まではノートレースなのでラッセル満喫できたかと思います
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